米澤穂信のレビュー一覧

  • 時の罠

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    4人の人気作家による『時』をテーマとしたアンソロジー。
    女性作家2人の作品は、どちらも学校の卒業記念で埋めたタイムカプセルがコア。しかし、辻村深月はハートフル。湊かなえはちょっとウエット気味と、それぞれの持ち味が存分に出ていて興深い。
    対して男性作家2人の作品は、どちらかと言うとSF的作品。万城目学は、神様モノ。米澤穂信は過去から未来にかけての壮大な時間モノ。
    売れっ子作家さんだけにハズレなし。
    装丁の猫は何故?と思うが、読み終えるとおそらくシュレーディンガーの猫なのだろうと気付かせてくれる。
    何れも初出は別冊文藝春秋らしいが、このアンソロジーは、企画が先にあって雑誌に掲載されたのか、掲載後に

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    2020年11月22日
  • 真実の10メートル手前

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    大刀洗万智を探偵役とした短編集。
    何故か一編読む度に結構体力?を使う。よい意味で。
    さよなら妖精、もう一度読まなきゃ。

    24/5月に再読。
    この短編集の中の一編、「ナイフを失われた思い出の中に」は短編とは思えない凝った作り。大刀洗万智、かっけー!

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    2024年05月18日
  • 時の罠

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    限りなく☆5つに近いが、米澤穂信さんの作品がネックになった。好きな作家さんばかりで胸が踊るお宝作品集。短編なのに読み応えもあり読後感もここまで素晴らしいとは。同じタイムカプセルものでも作家さんの味がそれぞれにあって甲乙つけがたい。人気作家さんだけにうならせるところが
    全ての作品にあって最高。

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    2020年06月13日
  • 時の罠

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    アンソロジーです。アンソロジーは編者の意図というものがあると思うので、掲載されている順番に読んで、編者の思いを読み取るという楽しみもあると思うのですが、辻村さんがとても好きなので、好物は最後に、という嗜好ですので、辻村さんを最後に回して読み始めました。
    結果として、辻村さんで初めて湊さんで終えた編者の意図も、うん、なるほどなあ、このストーリーの組立ても面白い。と思ったのですが、辻村さんを最後に回して、ふわぁっと、「さぁ、明日からも生きていこう」という気持ちが温かく湧き上がってきて読み終わったことで、この配列も正解の一つではないか、と思ったのです。
    タイムカプセルが2作品続く、という難点が出てき

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    2020年05月24日
  • 妖し

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    ネタバレ

    ゾクっときたのは「曇天の店」・「フクライ駅から」・「喪中の客」くらいだな。

    ちょっとイマイチ、って思いながら読んでいた最後に、めちゃゾクっとくる「喪中の客」。
    小池真理子さん、さすがです。

    恩田陸さんの「曇天の店」は良かったけど、余韻がありすぎて笑

    「フクライ駅から」は読み終わってから思わず作者を確認。
    朱川湊人さんだったか!

    窪美澄さんの「真珠星 スピカ」もよかったかな。
    コックリさん、懐かしい。

    あとは、イマイチな印象。

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    2020年04月11日
  • 妖し

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    10人の執筆者が怪異をテーマに描く短編アンソロジー。
    ぞくぞくっとするお話。
    李果を食む、フクライ駅から、かぐわしきひとが好き。

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    2020年03月27日
  • 妖し

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    ちょっと怖い話のアンソロジー。
    どの作品も、良かったのですが、あえて1つというなら、風鈴が出てくる話かなあ。
    読んだことのない作家さんに出会えるので、アンソロジーはおすすめです。

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    2020年02月12日
  • 妖し

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    10人の作家による十の世界。怖い 恐い 引きずり込まれる 目が離せない 読み続けてしまう。

    戻ってこれて良かった

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    2020年01月15日
  • 米澤穂信と古典部

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    古典部ファンブックだ!(書き下ろし短編付き!)
    古典部シリーズ各物語の裏話から、名だたる小説家さんと米澤さんとの対談、古典部4人の本棚に何が入っているか大公開など読んでてニコニコしてしまうコンテンツがたくさんでした。

    唸ってしまったのは、対談のページでどなたとの対談でも過去の名作から最近の作品まで問わず作品名がバンバン出てくる。しかもお互いどんなタイトルがでても「あーあれね」みたいな受け答えで、おそらく全部知ってらっしゃる。
    やはり小説家は知識が凄いんだろなと感動した……

    対談相手の恩田陸さんが「既存作品からの本歌取りを楽しむためにも、(ミステリーファンには)お勉強して、とは言わないですけ

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    2019年10月29日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    僕を見つけて
    誘拐されたと自分で通報した少年

    菊の塵
    明治四十二年元軍人自害の謎

    ゴースト・トレイン
    雑誌の企画で赤川次郎の幽霊列車の続編として連城三紀彦が書いた短編

    白蘭
    戦後の大阪芸人

    他人たち
    他人のような家族

    夜の自画像
    一枚の絵の真実

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    2019年07月16日
  • 氷菓(12)

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    ネタバレ

     「遠回りする雛」編に突入する12巻である。
     タスクオーナさんご自身もコメントしておられるが、ようやく雛までたどり着いた感のある12巻だろう。内容的には手作りチョコレート事件と遠回りする雛で半々である。

     丁寧なコミカライズが進められている本作であるが、やはり難関は刊行速度に由来する「あれ、前の巻はどうなってたっけ?」という部分だろう。
     今回の手作りチョコレート事件では若干その感もあって、物語を楽しむ上での妨げとまではなっていないが、読書する上で入り込む助走が足りない印象は受けている。
     物語の内容的に、やや後味の悪い(おおむねエピソード全体でギスギスしている)面もあり、かつ「遠回りする

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    2019年07月12日
  • 犬はどこだ

    購入済み

    リドルストーリー?

    先生の作品にリドルストーリーがテーマのとてもおもしろい物語があります。この作品にもいくつかのエンディングが想像できることがもどかしい。犬は私が用意しますから、続編をお願いします。ちなみに私の犬は保健所からもらってきた雑種です。

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    2018年05月17日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    ミステリーにそんなに興味はないのだけど、「日本語が美しい」と方々から噂に聞く連城三紀彦氏。飛行機移動のおともに、さくっと読めそうな短編をチョイス。

    噂に違わぬ美しい日本語!美しすぎて、読んでいる間めっちゃ幸せだった。私もこういう日本語を使える人になりたい…
    「ゴースト・トレイン」と「白蘭」がよかった。「他人たち」もよかったけど、いやそんな風にならんやろ!と心の片隅で思ってしまったので…短編でミステリーって、すごく難しいんだろうと思うけど、すべてがおさまりの良い仕上がり。趣の違うミステリー短編を多数生み出している作家さんなんだな、というのを改めて認識。

    1作目と比較すると、恋愛小説的な要素の

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    2018年04月01日
  • 氷菓(11)

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    BD-BOXのおまけ漫画も収録。ちょこちょこと漫画で新ネタ放流があるので見逃せない。
    あと「あきましておめでとう」、「手作りチョコレート事件(途中まで)」。
    作者の人もだいぶ絵がこなれてきたなあ。それと同時にアニメ分はそろそろ終わってしまうけれど、連載はどうなるんだろう。アニメになってない原作分も(もちろんできればアニメ二期で見たいけど)漫画化してくれればな。

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    2020年12月01日
  • 氷菓(11)

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    省エネ主義者の謎にあたる機会の多い学生生活 
    漫画版11冊目。

    1年めの冬。
    クリスマスプレゼントが漫画版のオマケ。
    トリックも様々なことを考えるものだ。

    タスクオーナさんの絵は綺麗で、こういうロジックや微妙な心理の表出も上手で良いです。
    メインは初詣の回。
    見せびらかしに来ちゃうチタンダエルに何も言えぬとは情けない。
    バレンタイン話は辛いが、遠回りする雛ももう遠くないか。

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    2017年11月26日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    連城氏を敬愛する4人のミステリ作家が選んだ傑作短篇集の第2弾。
    第1弾は逆転の構図に驚いたり唸らされた作品が多かったが、今回は氏の才能の幅広さを感じさせる作品集になっていた。驚きは若干減ったが、その分シブい。そして憎いほど巧い。ミステリも文学なんだなあと改めて思った。

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    2017年11月15日
  • 追想五断章

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    ネタバレ

    〇 概要
     菅生芳光は、バブル崩壊と父の事故死により学費が払えなくなり、大学を休学する。そして、東京で伯父の古書店に居候している最中、死んだ父・叶黒白(かのう こくはく)の筆名で書かれた5つの『リドルストーリー』を探してほしいという依頼を受ける。依頼人は、一つ見つけるたびに謝礼として10万円を支払うという。全て見つけることができれば、大学に復学できるかもしれない。期待を胸に、彼は5つの『リドルストーリー』を探し始める。やがて、その過程で依頼人の父親が『アントワープの銃声』という事件の容疑者だったことが判明する。依頼人の父親が5つのリドルストーリーに込めた思いとは──?
    〇 総合評価 ★★★★☆

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    2025年02月10日
  • 氷菓 3巻

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    ネタバレ

    氷菓編完結、正体見たり、愚者のエンドロール試写会開始前まで。
    氷菓編クライマックスも良かったのですが、個人的には『正体見たり』が結構力入っていて好み。ラストもアイスですし

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    2016年11月27日
  • 氷菓 2巻

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    ネタバレ

    喫茶店での千反田からの依頼、大罪、千反田邸での仮説検討まで収録。
    幼少時の姿を現在の姿に重ねる描写で涙脆くなるマンなので地面掘ってる千反田えるがこう''''効く'''んだ……。
    あとがきでタスクオーナ先生の描く米澤穂信先生がとても凶器で刺さりますね。

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    2016年11月27日
  • 氷菓 9巻

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     クドリャフカ編もいよいよ大詰めの9巻である。犯人にまでたどり着き、あとは解決編を待つのみというところで物語はクローズされている。
     いや、それにしてもよくまとまった良い巻だった。奉太郎が、氷菓が売れることにじんわりと快感を感じている様など、なかなか読ませるところも多く、全体的な動きの少なさがちっとも気にならない。本当にこの辺は、タスクオーナさんの達者なところだろう。
     難所と言ってもいい(どうしても内容的に間延びしてしまうだろう)クドリャフカの順番も順調に消化されていて、読者としては嬉しいところである。さすがに中弛みしたところもあったが、少なくともこの巻はよく読ませる内容だった。

     という

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    2015年10月29日