米澤穂信のレビュー一覧

  • 追想五断章

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    古書店で働く青年は、ある依頼を受ける。それは「亡くなった父が書いた“追想五断章”という未発表作品を探してほしい」というもの。調査を進めるうちに、五つの断章(短編)に秘められた「死」や「罪」の真実が少しずつ明らかになっていく。やがて青年は、依頼人の父の過去と、断章を貫くひとつの悲しい出来事にたどり着く――。静かな筆致で進むミステリー、「記憶」「創作」「贖罪」が巧みに絡み合う、心に余韻を残す作品。リドルストーリーをこんな形でミステリーに仕上げる筆者のアイデアにも脱帽です!

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    2025年10月14日
  • これが最後の仕事になる

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    続きを書いて欲しい話や、考えさせられる話または自分にはよくわからない話など色々な作家さんの作品があり、読み応えがありました。
    この中から自分のお気に入りになる作家さんを探すのもいいかと思います。

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    2025年10月11日
  • 巴里マカロンの謎

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    小市民シリーズ、不覚にもボンボンショコラから読み始めてしまったため、これが最後になったけれどとても面白くて名残惜しい気持ちでいっぱい。番外編という特徴もあったが、むしろ本編よりも好きかも。はるばる名古屋まで遠征してスイーツ探訪したり、どうでもいいような事案に全力投球してしまったり、小市民を頑なに貫こうとする姿勢など愛らしい。ホントふたりは良いコンビだなぁと。

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    2025年10月09日
  • 追想五断章

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    ネタバレ

    リドルストーリー系は苦手と思ってたけどこれはおもしろかった!!!わりとわかりやすく進めてくれているので、真相に自分で気がつけたりして楽しい。
    主人公の暗い状況は何も打開されずでそれは残念だったし終始お話は暗かった。それでもやっぱり謎が解けていくのは快感で大変面白かった。
    最後の愛については、眠ってる=誰にもわからないってことでいいのかな?

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    2025年10月06日
  • 追想五断章

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    ネタバレ

    おもしろかったね…!本をちゃんと読み始めてそんなにたってないけど、一番好きな作家かもしれない。本の構成が独特で引き込まれるというか。本を探す話ってなんかどきどきする。作中に出てくる小説の作風というか、書き方がなんとなく絶妙におもしろくなくて小説家ってすごい。(本編はあんなに面白いのに)多分事実はこの子がころしたんだろうなとは途中で察しがついたけど、そこまでの過程がすごくよかったです。ずっと薄暗さが漂っていて、結局主人公すら打開策みたいなのはないままだなあとおもった。

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    2025年10月04日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    小市民シリーズ第2弾。
    前作以上にたくさんの甘味が登場し、どれもこれも美味しそうでとてもお腹が空いてしまった。

    小市民であるために互恵関係を結ぶ小鳩と小山内だが、きっかけさえあれば内に封印している狼と狐がすぐに顔を出し愉悦する。
    己に潜む獣を飼い慣らせていない2人の衝突を描く終章は、小山内さんの淡々とした言葉の中に激しい憤りややるせなさを感じて悲しくなった。
    やられたら倍返し精神は大好きなので個人的には小山内さんにはそのままでいて欲しい...

    2人の目指す小市民像を見失った次作の展開に期待。


    以下余談。
    小山内=狼があまり腑に落ちなかったのだが(狼はガサツで凶暴なイメージだったので..

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    2025年09月23日
  • 真実の10メートル手前

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    主人公に対して視点を変えた短いセクションいくつかでストーリーが展開される。最終的に何か回収されるのかと思って読み進めたが、それぞれ独立してストーリーが完結してしまう感じで、読み終わった時は少し物足りなかった。ただ、個別の小作品は変な捻りはなく、純粋に読みやすかった。(他の作品とリンクしている?)
    後半につれて、記者の仕事の本質が何回も言い換えられることで表現されるのには痺れた。

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    2025年09月22日
  • Iの悲劇

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    一度無人になった集落を蘇らせるべく、移住促進のプロジェクトのお話
    
    以下、公式のあらすじ
    ----------------------
    一度死んだ村に、人を呼び戻す。それが「甦り課」の使命だ。
    
    
    山あいの小さな集落、簑石。
    六年前に滅びたこの場所に人を呼び戻すため、
    Iターン支援プロジェクトが実施されることになった。
    
    業務にあたるのは簑石地区を擁する、南はかま市「甦り課」の三人。
    
    人当たりがよく、さばけた新人、観山遊香(かんざん・ゆか)。
    出世が望み。公務員らしい公務員、万願寺邦和(まんがんじ・くにかず)。
    とにかく定時に退社。やる気の薄い課長、西野秀嗣(にしの・ひでつぐ)。

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    2025年09月18日
  • 追想五断章

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     5つの物語を探して欲しいという依頼から始まります。小説自体は短い、リドルストーリーでありながら、その結末が実はすでに用意されております。そこに謎を解き明かすメッセージがあります。まあ、読んでいて普通に楽しい物語でした。

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    2025年09月15日
  • 巴里マカロンの謎

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    ネタバレ

    前作に引き続き安定した面白さがあります。

    ただ今までのものとは異なり、短編集の集まりといった形となっており、ひとつひとつ完結しているため、気軽に読める感じとなっています。

    また自分は比較的シリーズを続けて読んでいるため、少し今までとは全体的に雰囲気が少し変わっている気がします。(10年ぶりぐらいの新作とのこと。)

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    2025年09月14日
  • いまさら翼といわれても

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    短編集。
    漫研と摩耶花の関係がずっと気になってて今回でなんとか収まってよかった。今後のふたりの関係が楽しみでもあるんだけど…。
    しかし続きは…続きはあるのでしょうか…。

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    2025年09月13日
  • リカーシブル

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    米澤穂信が描く、因習村っぽい雰囲気が漂うミステリ
    
    以下、公式のあらすじ
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    越野ハルカ。父の失踪により母親の故郷に越してきた少女は、弟とともに過疎化が進む地方都市での生活を始める。だが、町では高速道路の誘致運動を巡る暗闘と未来視にまつわる伝承が入り組み、不穏な空気が漂い出していた。そんな中、弟サトルの言動をなぞるかのような事件が相次ぎ……。大人たちの矛盾と、自分が進むべき道。十代の切なさと成長を描く、心突き刺す青春ミステリ。
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    因習村ものミステリの雰囲気を感じる
    未来予知をして村に利益をもたらした後に、自

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    2025年09月12日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    ネタバレ

    小市民シリーズはそういえばミステリー小説でもあったんだというのを再認識させられた。連続放火魔を捕まえるために動いていた、小鳩くん。小鳩くんに放火魔だと疑われ、彼氏の瓜野くんからも犯人はお前だと言われたけど、実際は犯人を探している側だった小佐内さん。

    まず、私自身が完全に小佐内さんが犯人だと思っていたから完全に騙されたし、小鳩くんの推理力や小山内さんが実は瓜野くんに対して自分自身が完全に無能だと思わせる完全な復讐をしていたところを見て、小市民の志からかけ離れた本性を見れて面白かったし、なんだかぞくぞくした。

    最終的に、私たちは2人でいるべきだねと、2人がまたペアを組むことになるのだが、やっぱ

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    2025年09月10日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    ネタバレ

    まだ、冬期限定を読み直してないけど、小市民シリーズの中で1番好きな回だと思った!

    夏期限定の時に小佐内さんと小鳩くんは小市民のパートナー関係を解消しており、今回の秋期限定では2人は別々の日々を送っている。

    その別々の日々の中で2人それぞれの特徴的な行動や言動を感じられたり、別々で行動してたことが最終的に2人が交わる終わり方になっていて、後編が楽しみになったところが、1番好きだと感じた理由である。

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    2025年09月09日
  • 巴里マカロンの謎

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    『秋期限定~』から11年振りの新刊。発売されると分かった時は本当に嬉しかったな☺自ら進んで謎に首を突っ込みがちな小山内さんが今回は予期しないところで巻き込まれていく姿が新鮮で面白かった。マスタードが入った当たりのあげパンの行方を推理するお話が一番好き。

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    2025年09月09日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    なんだかんだ事件に引き付けられ謎を解いてしまう自称小市民の小鳩くんと小山内さん。なんだかんだこの2人は一緒にいた方が平和だし見ていて安心する。巻き込まれていく人達は可哀想だけれど。小山内さんを怒らせてしまった年下彼氏、どんまい。

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    2025年09月08日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    小山内さんの年下彼氏がいいとこ見せようと頑張ってるけど、結局無自覚に小山内さんの思い通りに動かされてるんだろうなあ、と読者には気づかせていく展開が面白い。小山内さんの暗躍っぷりがもう怖すぎる。

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    2025年09月08日
  • 巴里マカロンの謎

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    スイーツを話の軸に組み立てた短編集。謎そのものに徹底的に焦点が当てられて、謎が解決されたあとのことなんかどうでもいいというスタンスが小市民らしくていい。「伯林あげぱんの謎」がオチが効いてて特に好き。

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    2025年09月08日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    小市民を目指して互恵関係を結んだ2人の夏の運命を左右するのは〈小佐内スイーツセレクション・夏〉。序盤は可愛らしい日常の謎解きなのに、物語が進むにつれて不穏になっていき読み手を不安にさせる…小山内さんが計算高すぎて怖い。米澤先生らしい、論理破綻のない自然な伏線回収とそして登場人物たちの心理描写が繊細で面白い。

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    2025年09月07日
  • Iの悲劇

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    地方創生を題材にした連続短編集。タイトルは海外の某名作を彷彿させるが内容に関連性はない。1つひとつの短編自体はまずまず面白いかな、という程度であるが最終章でどんでん返しが来る。

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    2025年09月04日