米澤穂信のレビュー一覧

  • 巴里マカロンの謎

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    春夏秋冬の後に読んだ。短編のタイトル地名がノスタルジックでクラシックなイラストや作風に合ってる。小佐内さんのスイーツ愛全開すぎて不幸にみまわれがちなの面白いし、小佐内さんと小鳩くんの日常を知ることができて満足の一冊。各話ごとに2人のイラストがあるのもうれしい。
    「あげぱんの謎」は、先にアニメで見てしまってたので、余裕を持って楽しみながら読んだ。アニメの方が、部室内の机の位置関係が分かりやすかったかな。放課後の学校、行われる数々の検証。しょうもなくて笑えて、この話が1番好きかも。
    最後は小佐内さんにいいことがあって私もうれしい。再びの「おお牧場は緑」でパタンと本を閉じ、読後感が最高に良い。
    お友

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    2025年02月16日
  • さよなら妖精

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    面白かった。
    文章から一人一人の個性、どんな見た目、性格なのか想起させられて感情移入できる
    また一人一人の人物の個性があって引き込まれる
    続きが気になって一気見してしまった

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    2025年02月10日
  • あなたも名探偵

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     6篇のミステリからなる「犯人当て小説アンソロジー」とある。購入してから気付いたのだが、6篇のうち2編は既に読んでいた。

     6人の推理作家からの読者への挑戦状とあるが、私は1編のみ犯人を当てることができた。名探偵には、ほど遠いと感じる。

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    2025年02月09日
  • 禁断の罠

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    先に気づけばよかったのですが、
    かなりダークな感じだったので面白かったですがタイプではなかったです。

    新川帆立さんが好きなのですが、
    設定の面白さはかわらず、
    いつもと違うテイストの物語を読めたのはとても嬉しかったです!

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    2025年02月08日
  • Iの悲劇

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    ネタバレ

    黒幕2人どっも怪しいと少しわかる作りになっていた。問題提起はすごく考えさせられる内容だけど、この悲劇を起こした動機が微妙だなと思ってしまった。プロローグが良かったので、そこにまつわる、昔の住民の感情とかが絡んでいるのかと思っていた。

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    2025年02月06日
  • 真実の10メートル手前

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    太刀洗万智は私の好きなキャラの一人。今回も更に惚れ込んだ。
    短編集で、いずれもハッピーエンドではないが、其々何かを考えさせられる。太刀洗の冷静に相手を慮っているスタンスが心地良い。

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    2025年02月05日
  • あなたも名探偵

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    ずらりと並んだ作家の名前に釣られて買ったら知ってる作品ばっかりだった模様。
    知っているが故に「あなたも名探偵」というタイトルの通り読者側に問いかけてくる部分では冷めてしまったものの、読んだことない人に勧めるにはいい一冊だと思う。
    メインの話からはズレた部分の謎解きなのでそれぞれの探偵の違いや、作家ごとのクセなどを各シリーズの雰囲気と共にぜひ楽しんでいただきたい。

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    2025年02月04日
  • 追想五断章

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    良かったですね〜!
    全体的にずっと暗い、ミステリとしての面白さはもちろん、文学的に楽しい。文書がうますぎるな米澤穂信。

    時代がバブルが弾けて全部がどんよりしていて、悲壮感がすごい。亡き父が残した小説を探して行くうちに謎が少しずつ解き明かされていくんだけど、最後読んで最初に戻るとああ!!そうだったのかという驚き。
    亡き父が残した小説も味があっていいんだよね。雰囲気がいい。


    米澤穂信って、絶妙にイヤな設定にすることで物語に奥行きを出すよなぁと改めて思った。
    主人公も、父親が借金残して亡くなって、大学休学せざるを得ず、本編では救いの手も大して出されない… これが多分普通の大学生とかだったらこう

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    2025年02月03日
  • 禁断の罠

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    罠というだけあって、読みながら予想していた展開ではない意外性のある結末が多く、読んでいて面白かった。

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    2025年01月31日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    春、夏と空振り続きだったので期待値はかなり低かったが、まだまだ上巻で物語半ばだけれどこれが非常に面白い。常悟朗くんと小佐内さんにそれぞれのパートナーがいて別々に物語が進んでいくのも興味を深いし、上巻の主役に近い瓜野くんの奮闘も存在感もとてもとても気になる。混沌としたままに終わったが下巻でどういった回収がなされるのか楽しみ。

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    2025年01月28日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

    購入済み

    切ない読後感

    哀しみに溢れるできごと、至らない未熟な中での過ち。それらを通して、読み終えた時に先ず切なさを感じる内容だった。

    #切ない #ダーク

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    2025年01月28日
  • 犬はどこだ

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    前半はコミカルなやり取りが中心でしたが、後半に行くにつれだんだんダークな感じになっていき面白かった。
    論理的な考察もよかった。

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    2025年01月27日
  • 折れた竜骨 下

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    ファンタジーの中での謎解きはなかなか面白かった。
    それぞれのキャラクターも個性的で、論理的な謎解き、ストーリーもよかった。

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    2025年01月24日
  • あなたも名探偵

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    名探偵にはなれそうもないけど、読者への挑戦がはさまれた作品は大好き。
    推理に必要なものが全て提示されてからの真相の開示。
    うん、楽しい。
    東川篤哉と麻耶雄嵩や法月林太郎を1冊で読めるのはアンソロジーならではの贅沢さ。この、ある意味真逆ともいえる作品を立て続けに楽しませてもらった。
    麻耶さんの作品は、ミステリはミステリでも、推理小説でない方のミステリっぽくてぞくぞくしたし、法月作品は親子で軽口たたいてるようでいて、なかなかに重いし。
    市川憂人さんは、たぶん、初読み。雪の密室で、ちょっと切ないラストがよかった。米澤穂信さんのは、たぶん、小市民シリーズかな。名前だけは知ってても未読だのこのシリーズ、

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    2025年01月21日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    見たことのある名前の作家さんがたくさんの、ぜいたくな1冊。
    私は呉勝浩さんのお話が1番印象的だった。他の本にもあたりたいと思う。
    多崎礼さん、岸田奈美さん、米澤穂信さんは何作か読んだことがあり、短編でも“っぽさ”が出るなと感じる。様々な「これが最後の仕事になる」が読めて良かった。

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    2025年01月21日
  • 巴里マカロンの謎

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    日常の謎ミステリー、小市民シリーズの第4作目。
    第1作目と2作目(春期〜と夏期〜)の間であり、
    1年生時の出来事についての、4つの短編を収録。

    各話をざっくり言うと、
    ・人気パティスリーのマカロンの中から指輪が!
    ・学校祭で行方不明になったマル秘CDの在処
    ・所謂ロシアンルーレットの謎、みんな同じ味
    ・無実の罪で停学になった中学生の謎
    (3話目の「伯林あげぱんの謎」のみ、映像化あり。)

    いずれも肩の力を抜いて楽しく読めました。

    次はいよいよ、昨年(2024年)発行の最新刊、
    「冬期限定ボンボンショコラ事件」。楽しみです。

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    2025年01月19日
  • あなたも名探偵

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    2025.01.19
    比較すると白井智之さん一番オーソドックスな犯人あてとして面白かった。次が同じ理由で法月さん。

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    2025年01月19日
  • 巴里マカロンの謎

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     <小市民>シリーズの短篇集となる。四つの短編は、長編で描かれたエピソードの隙間をうめるものとなっている。
     
     米澤穂信氏は、短編を書くのが上手いと思う。いずれの作品も出来がよい。

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    2025年01月17日
  • 追想五断章

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    この話はバブル崩壊直後の時代が舞台となっているためか、話の半ばあたりで少々陰鬱な気分になってしまいました。しかし、最後まで読んでみると、陰鬱とはまた違った、悲しい気持ちになりました。心地の良い悲しさでした。
    「リドル・ストーリー」というジャンルも新鮮で面白かったです。
    良いお話でした。

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    2025年01月15日
  • 巴里マカロンの謎

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    シリーズ4作目だからできる短編集

    いい感じ
    主人公2人のやり取りが超楽しいし、なんか安心感もある
    「これこれ」って感じ

    最後の短編の最後のひと言なんて、これぞ小佐内ゆき

    そして謎解き前に提示される状況説明もクドいんだけど、小鳩くんの性格がクドいってのが分かってるからけっこうスルッと受け入れられるのよね

    キャラクターがちゃんと確定している安心感が存分に活かされてるんだけど
    これ十一年ぶりの新作なのよ実は

    すげー、連続して読んでも違和感が全く感じられない
    十一年ぶりに書いたら多少ずれがあってもよさそうなのに

    そしてこれが迷いなくできるってのは、読者の側もちゃんと二人を待っていたってこと

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    2025年01月12日