米澤穂信のレビュー一覧

  • 禁断の罠

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    読んで良かった。アンソロジーだから、読んだことのない作家の作品も気軽に読めるし、と手を出してほんとに良かった。
    どれも、趣向が違うし、雰囲気もそれぞれだけど、とっても面白い。
    トリックの面白さというより、人の面白さ。
    しばらくしたら、また読もう。

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    2024年05月06日
  • 禁断の罠

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    6人のミステリ作家のアンソロジー。
    どれも面白かったけど、ワタシにとってお初の中山七里さんの話が後引く面白さ。シリーズモノの一編だけど、違和感なく読めて、シリーズを最初から読みたくなった。
    なんか豪華な一冊でした。

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    2024年04月28日
  • 折れた竜骨 上

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    [1]剣と魔法の世界での殺人事件を推理するミステリ。という設定が楽しい。
    [2]英雄は呪われしデーン人を敵とし、「暗殺騎士」に狙われ、背後にいるかもしれない黒幕に狙われ、そして死んだ。英雄の娘アミーナは誰が犯人なのか捜査する。観察と論理を重視する外国の騎士ファルクとともに。
    [3]条件:暗殺騎士は魔術で他者を操ることができる。/操られた者は自然なこととして自分のとれる方法で殺人を犯す。/その後殺人者は殺したことを忘れている。/小ソロン島に夜間渡ることは、海上を歩くか飛べない限りほぼ不可能(ということはたぶんできる)。

    ■簡単な単語集

    【アダム・エイルウィン】ローレント・エイルウィンの息子。アミーナの兄。ソロン島に住んでいる。読んでるとどうもデキのいい領主にはなれなさそうな気がする。
    【アミーナ・エイルウィン】主人公の「わたし」。ソロン諸島領主ローレント・エイルウィンの娘。十六歳。英雄の娘らしくなかなか苛烈な性格のようで悲しみより戦うことを選んだ。新しいことがわかるたびにそいつが犯人かと思ってしまうタイプ。
    【暗殺騎士】ファルクが追ってきたという敵。元来は魔術を使うサラセン人暗殺者に対抗するため医療系の「トリポリの聖アンブロジウス病院兄弟団」は戦闘力を持つことになったがまだ足りず同じく魔術を研究し使うようになったが一部が堕落しその技を政敵暗殺などに使うようになった。兄弟団はこれを駆逐することに決め長年闘い続けている。
    【イーヴォルド・サムス】吟遊詩人。ローレント旧知の吟遊詩人、ウルフリック・サムスの息子。ローレントが探しているたいうバラッドを受け継いでいる。
    【イェルサレム】聖地。異教徒に激しく責められている最中。
    【イテル・アプ・トマス】ウェールズの傭兵。みすぼらしく見えるがどこか異様な雰囲気を持つ。弟のヒム・アプス・トマスを連れてきている。
    【エイブ・ハーバード】エイルウィン家が預かっている唯一の従騎士。十八歳。
    【エドウィー・シュアー】長くローレント・エイルウィンの従者を勤めた。死んだ彼の死体に異変が起こった。
    【エドリック】ファルクが追っているという暗殺騎士。髪と眼の色はファルクと同じ。ということはたぶん…
    【エルウィン家】ソロン諸島領主のロスエア。その娘で主人公のアミーナ。家令のロスエア。アミーナの侍女ヤスミナ。
    【エルウィン家の屋敷】島では珍しい石造建築。地元産の石は建築物向きではない脆い性質のようなので他所から運んできたのだろう。複雑な構造になっていて迷いやすい。
    【コンラート・ノイドファー】ブレーメンの騎士。三十前後。精悍で非の打ち所のない騎士だが曲者めいて見える。七名の配下を連れてきている。
    【サイモン・ドット】島では最も上等な宿屋を経営している。酒と料理も出すので地元住民も来る。
    【強いられた信条】暗殺騎士が使う魔術。他者を操る術。
    【小ソロン島】ソロン諸島領主の館がある。ソロン島との距離は百五十ヤード(百三十七メートルほど)だが浅瀬が多くマードック以外では往き来できない。夜には潮が引いて浅瀬が増え潮流が速くなりさらに危険になるゆえ、客人はこの島から晩課の鐘(午後三時くらい)までに島を出ねばならない。吹雪の山荘系の密室ができますな。
    【ジョン殿下】リチャードの弟。野心を抱いている。
    【白い瘴気】暗殺騎士が使う魔術。顕著な特徴があり使われたことがすぐわかってしまうが即効性がある。
    【スワイド・ナズィール】サラセン人の傭兵。小柄で子どもにしか見えない。魔術師(錬金術師)。巨大な青銅の人形を操る。
    【ソロン諸島】「ソロン島」と「小ソロン島」からなる。
    【デーン人】デーン人そのものは有能な航海者であり商人。デンマーク人のようだ。ローレントが警戒している敵は「呪われたデーン人」のようだ。多くの人はただの昔話だと思っている。不老で眠らず食物もいらず切っても突いても血を流さず首を切り落とさない限り活動をやめない。トーステンもその一人。
    【トーステン・ターカイルソン】小ソロン島の塔に二十年間囚われ続けている呪われたデーン人。
    【ニコラ・バゴ】ファルクの従士。小柄。赤毛。フランス語しか使えない。
    【ハール・エンマ】女傭兵。東方の蛮族とされているマジャル人を名乗っていると自分で言ったので違うかもしれない。鮮やかな金髪。
    【ハンス・メンデル】五十歳近い冒険好きの商人。丸々と太って優しげ。リューベックが本拠地。
    【ファルク・フィッツジョン】巡礼風の男。イェルサレムから来たと聞いていたが本人によるとトリポリ伯国から来た聖アンブロジウス病院兄弟団の騎士。三十前後に見える。《警戒するのは悪くない。次は観察、そして論理だ。》上巻p.29
    【ペトラス】騎士。
    【ポール修道士】ソロン修道院の副院長。
    【ボネス】マーティン・ボネス。ソロン市長。年季の入った仕立職人でもある。
    【マードック】ソロン島と小ソロン島を往き来する唯一の交通手段である小舟の船頭。とても無口。
    【マシュー・ヒクソン】エイルウィン家の唯一の守兵。
    【ヤスミナ・ボーモント】アミーナの侍女。失敗を気にしないおおらかな娘。表情も豊かで人を幸せな気分にさせる。
    【リチャード】現在のイングランド国王。現在十字軍を率いて遠征に出ている。
    【リッターの暗い光】魔術の痕跡を浮かび上がらせるランタン。
    【レベック】ヴァイオリンのような楽器か。イーヴォルドが抱えている。
    【ローレント・エイルウィン】ソロン諸島の領主。アミーナの父。不屈の戦士といった印象。自分のためよりも街のために金を使いたいタイプ。《父の統治は間違っていなかった。領民は悲しんでくれている。》p.208
    【ロスエア・フラー】エイルウィン家の家令。
    【ロバート・エイルウィン】エイルウィン家の初代。アミーナの曾祖父。デーン人を追い出しソロン島をイングランドのものとした。

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    2024年04月13日
  • 禁断の罠

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    めっちゃ面白い、長編作家って短編もすごい!当たり前なんだけど、改めて凄さがわかった。
    時事的な内容も多く、世相を切ったシュールなオチ。
    短編だから展開も早くすぐに話に引き込まれる、とても読みやすかった。

    長編で創り上げる世界観とはまた違い、あれだけの展開をこんな短編にギュッと詰め込みしっかりオチつけるなんて天才だと思う。
    文章力って短編の方がより力量が問われるのではと感じた。

    読んだことのない作家に触れる良い機会にもなりました。

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    2024年04月02日
  • リカーシブル

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    土地に根付く風習、信仰、言い伝え
    危うさ、ばかばかしさの描写と、それに振り回される少女たちの心情描写を淡々と書ききる
    前半のゾワゾワとする違和感、後半の走り出す狂気、たまらない

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    2024年03月25日
  • 妖し

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    全編シンプルに怖い。どろどろしているわけじゃなくて、上品な怖さだけど、それ故に怖い…!作家さんたちがみんな巧みなんだな…

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    2024年03月19日
  • 神様の罠

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    コロナ禍の大学生活がここに書かれてて、2020年を思い出した。たまたま特定のコミュニティに参加できたから良かったものの、そうでなかったらと思うと鬱病まっしぐらだったことと思います。
    辻村作品をもっと読みたい。
    また、アンソロジーということもあって、初めましての方もいて楽しかった。有栖川有栖の作品を読んでみたい。

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    2024年03月15日
  • 犬はどこだ

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    犬を探すつもりだったのに、なぜかしら失踪人捜索と古文書の解読をすることに。
    そしてその2件が…。
    読み易く面白かったです。最後も米澤穂信さんっぽくもありました。

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    2024年03月10日
  • 折れた竜骨 上

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    SF要素を上手く組み込んだミステリーだと感じました。ファルクとニコラがホームズとワトソンのような探偵役になり、魔術を探知するものが事件現場の証拠集めとなったり、昔の技術を魔法で補い、上手くミステリーとして成り立たせています。
    登場人物のページを見てカタカナが多く、人物が混ざり、理解に苦しむのではないかと思いましたが、そんなことはなく世界観にのめり込めました。
    米澤穂信さんの小説であれば、この考えは杞憂でしたね。

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    2024年03月09日
  • さよなら妖精

    ネタバレ

    守屋くん視点で進む話いいねぇ
    センドーとの関係も信頼しあってる感じが良かった。「まだ考えてないだけなんでしょう」って台詞好き

    #タメになる #切ない

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    2024年02月24日
  • 禁断の罠

    購入済み

    全体的に割と面白かった、印象に残るような話はとくになかったけど、がっかりという感じは全然しなかった。

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    2024年02月20日
  • リカーシブル

    ネタバレ 購入済み

    これからの二人が心配…

    ハッピーエンドじゃないトゥルーエンドって感じ。

    ひぐらしやゲ謎のような独特な田舎文化や価値観によって起きる事件の話だった。これからの二人は、味方がいない中、暮らしていかなきゃいけないと思うと、悲しくなる…

    #切ない

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    2024年01月30日
  • リカーシブル

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    なるほどと伏線回収に感心する作品でした。
    都市伝説が現実になっているような、まるでファンタジー要素のある作品なのかと思っていたら、まさかのラストで、今まで不思議だった部分が全て繋がる伏線回収は素晴らしいです。
    また自分は連れ子であり、血の繋がった父親も居ない、完全な他人とわかっていながら、母に愛情を求めてしまう。弟ともどこか距離を置いてしまう。そんな主人公の葛藤と前に進んでいく覚悟が、物語をより魅力的にしていると感じました。

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    2024年01月26日
  • リカーシブル

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    ネタバレ

    因習のある地域でのミステリーで全体的に薄暗い雰囲気
    未来予知でSFめいた要素があるのかと思いきや、町全体の大勢が関わった仕掛けで狂信的な怖さが出ていてよかった

    主人公だけでなくリンカの複雑な心境ももっと深ぼりしてほしい

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    2024年01月13日
  • 満願(新潮文庫)

    H

    購入済み

    夜警、死人宿、柘榴、万灯、関守、満願の6つの短編集です。個人的には、死人宿と満願が後に残りました。その他の4篇も標準以上です。
    米澤さんの作品は、古典部シリーズしか読んでいませんが、短編も味があると思います。

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    2023年11月28日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    まさにレジェンド。
    時代背景が、少し昔になるが、人間模様と謎を上手く絡ませ、読者に読ませるのは圧巻の書き振り。

    私は大好き。オヌヌメ。

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    2023年11月26日
  • 米澤穂信と古典部

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    古典部シリーズがどのように作られたのか、各キャラクターの役割や作られた順番など、ファンにとっては興味深い話が沢山載っていた。
    古典部員の本棚も期待通りに面白かった。
    著者がモチーフにした海外ミステリや最近面白いと思った本などがいくつも出てきたため、読みたい本が増えた。
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    新作短編も収録!人気作家とともに歩んだ〈古典部〉のすべてがここに!
    ある日、大日向が地学講義室に持ち込んだのは、鏑矢中学校で配られていた「読書感想の例文」という冊子。盛り上がる一同に、奉太郎は気が気でない――。
    書き下ろし新作短編「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」の他、古典部メンバー四人の本棚、著者の仕事場や執筆資料も初公開!
    『氷菓』以来、米澤穂信と一五年間ともに歩み、進化を続けている〈古典部〉シリーズについて「広く深く」網羅した必読の一冊。

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    2023年10月11日
  • 氷菓 (15)

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    コミック版『氷菓』もついに15巻。表紙を飾るは古典部の女性トリオ。
    今回は『いまさら翼といわれても』から伊原摩耶花の漫研騒動「わたしたちの伝説の一冊」の後半と、『米澤穂信と〈古典部〉』から折木奉太郎の受難物語「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」とを収録。後者も扱ったことで、完全にアニメ版準拠(原作小説を全て時系列順に整理)が確定。次はそろそろ主題の『ふたりの距離の概算』に入るか?…ところで折木のダイイングメッセージ「ちたん」って、犯人がバレバレです。

    以下、関連情報。
    ※米澤穂信氏の「古典部」シリーズの愛蔵版第1巻は、2023年3月に発売済。今回の表紙デザイン(カバーを取ろう)はこれを意識したもの。
    ※京都アニメーションもアニメ版『氷菓』の設定資料集を同じく3月に、画集を9月末に発売(予定)。これらは京アニのオンライン通販での取り扱い。

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    2023年07月30日
  • Iの悲劇

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    怖いのは結局 聴了。山間の集落・簑石に集い始めた移住希望者の間に起こる小さな謎たち。村人たちの人間関係は興味深く「蘇り課」の主人公の葛藤も心に響いた。面白くて止まらなかった。イライラの違和感が最後につながってなるほどと嘆息。人間って…なんとも言えない余韻。

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    2025年12月05日
  • 米澤穂信と古典部

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    読み切り、作品の情報をはじめ、作者の古典部シリーズに対する思いなどが細かく書かれていて満足感のある一冊でした。
    メインキャラの本棚紹介コーナーが非常に良い。
    インタビューなどでも沢山のミステリ作品が上げられていて読んでみたくなりました。

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    2023年06月27日