【感想・ネタバレ】愚者のエンドロールのレビュー

あらすじ

「わたし、気になります」文化祭に出展するクラス制作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。その映画のラストでは、廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた。誰が彼を殺したのか? その方法は? だが、全てが明かされぬまま映画は尻切れとんぼで終わっていた。続きが気になる千反田は、仲間の折木奉太郎たちと共に結末探しに乗り出した! さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ! <古典部>シリーズ第2弾! ※本電子書籍は通常版です。発売が終了した限定版とは書影画像が異なりますが、内容は同じものです。

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Posted by 読むコレ

再読。ありふれた題材からというスタンスはそのままに、ミステリ色大幅アップで嬉しい限りです。
氏の作品のいい所は、最後の大どんでん返しに頼らない代わりに、作中のほんの僅かな情報から(というより消臭された情報と言った方が正しいか)困難と思われた結末まで積み重ねてくれる部分だと思うのです。
最後まで待たずとも面白い理由かと。
ところで、あとがきに「本作はバークリー『毒入りチョコレート事件』への愛情と敬意をもって書かれました」とあり、自分的には小反省。
名作を積読にしたままのツケがこんな所にも…次は古典部を小休止します。

2
2014年03月12日

購入済み

脚本家が病気とは言え、犯人もトリックも一切教えてもらえないのはおかしいのでは?という疑問を抱きつつ始まった推理合戦。
こういう次々と推理を披露していく形式って最後まで正解出ないよねと思った通り、女帝入須の「『探偵役』をそのまま務めてくれとはいわない」が真実だったわけだ。
結局真実ではなくても奉太郎が出した答えが、皆の望む正解であったことが大切なんぢゃないかな。それが奉太郎にしか出せない答えなら尚更。

0
2021年01月18日

Posted by 読むコレ

結構ハマるシリーズ

0
2013年09月12日

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