米澤穂信のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレハイファンタジーという推論に説得力を持たせるのが難しい舞台設定で、ここまで説得力があるミステリーを、最低限の世界観の説明で、書き切った作品は見たことがなかったので驚いた。
結論に関しては全く予想外というわけではなかったけど、この短さで中世ヨーロッパのハイファンタジーと本格ミステリー、ボーイミーツガールのときめき、いろんな要素もりもりで楽しめて満足感はすごい。
アミーナと兄の関係については読んでいて胸がキュッとなって少しつらかった。でも、国のためでもなく、お金や名誉のためでもなく、兄のためでもなく、彼女のために戦ってくれるニコラがいるから大丈夫かなって思えるラストで、手放しのハッピーエンドじゃ -
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Posted by ブクログ
図書委員をする男子高校生二人が、返却本の中に挟まっていた栞について解明していく話
押し花にされている栞は猛毒トリカブトだった
持ち主は誰か
「本と鍵の季節」の続編
タイトル通り「栞」と「嘘」がポイントになっている
前作の終わりで、
松倉はお金を必要としていた
けど堀川は「取り返しのつかない道を選んでほしくない」「もう少し、ただの図書委員でいてくれないか」といった
そして松倉は図書室から出ていった
…それが今作の中で答え合わせが!
お金を使わずにいて、
尚且つそのお金に手を出さない為に割のいいバイトをしていた
ってことが判明し、
良かったと思った あのいわくつきのお金に手をつけてなくて -
Posted by ブクログ
図書委員をする男子高校生二人が謎を解明していく話
「栞と嘘の季節」の文庫が発売され
おさらいのため再読
頼まれごとが多い堀川と、皮肉屋で大人びた松倉
タイトルの通り「本」「鍵」が謎のエピソードに登場する
序盤が軽快な謎解きミステリだけに
終盤の不穏な雰囲気が苦々しい
でも終わり方がとてもきれい
解説にもあるけど
「光と影のバランスが素晴らしい小説だ。青春時代に特有のきらめきとその陰りが同時に描き込まれており、読後訪れる静かな余韻にいつまでも浸っていたくなる。」
色んな事が起こって何もかも詰め込まれている感がなく、ゆっくり日が沈む夕方の静かな図書室を連想するような感覚になった
でも高 -
Posted by ブクログ
ネタバレ米澤さんの作品は「氷菓」「本と鍵の季節」を読んであまり刺さらなかったけど、これはすごく好きなタイプの話だった。(そもそも米澤さんの文体が私にはあまり合わない。今回は選書サービスで届いた本だったので読んでみた)
事件の記事のあたりからもしかして…と思ってたことが的中してやるせない気持ちになると同時に、ミステリーはこういうのがあるからクセになるんだよな、とも思う。
なんとなくガリレオの「真夏の方程式」を思い出した。
娘のことを邪魔だとは思ったけど無碍にもできない、真相を告げることもせずなんだかんだで守り育てたというのが、人間らしくてよかった。
最後の掌編だけ明確な答えが提示されてないのも余韻が