米澤穂信のレビュー一覧

  • 折れた竜骨 上

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    ネタバレ

    ファンタジーだと思って読んだら、実際はファンタジーの世界戦で本格ミステリーをしているという感想を持って、いい意味で予想を裏切られた。
    上下巻と言えど比較的短いこのページ数で、この後どんなふうに物語が展開されるのか楽しみ。

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    2025年07月24日
  • 犬はどこだ

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    <目次>
    略  

    <内容> 
    ある地方都市にイヌ専門の探偵事務所を開いた主人公。しかし最初の依頼は人探し。もうひとつの古文書解読と最後はリンクして、物語は収束するが、尋ね人はもしかすると探偵を襲うかも、と物語は閉じられる。話のスピード感もあり、米沢さんは読みやすい。

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    2025年07月23日
  • いまさら翼といわれても

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    ネタバレ

    それぞれのキャラクターの掘り下げが深く描かれていて良かった。
    奉太郎は「鏡にはうつらない」「長い休日」で、過去の体験から今の奉太郎が作られたのだと知る。
    摩耶花は「わたしたちの伝説の一冊」によって、これまで続いて来た漫研の諍いに決着を着けると共に前に歩みだすとても前向きな話だった。
    里志はそこまで目立ってはいなかったかな。
    千反田は表題作において、自分の将来を見つめる様がとても印象に残った。
    一応既刊はここまでだが、最終刊と言っている訳ではないのでいつか続編が出ることを期待したい。

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    2025年07月21日
  • 犬はどこだ

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    ネタバレ

    燻っていた探偵事務所に舞い込んだ人探しと古文書解読の依頼が少しずつ交差して不穏な事件を構成していく、正統派フィールドワーク型ミステリ。
    主人公の仲間たちがみんな少し謎めいていて浮き世離れした感もあるが、物語展開はテンポよく面白い。ハンペー、君は一体何者なのだ。話の中で個人webサイトのオーナーがサイト内掲示板で訪問者とレスバして炎上するくだりがある。これは2000年代インターネット黎明期を経験した人にだけわかる懐かしさではないだろうか。

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    2025年07月19日
  • これが最後の仕事になる

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    同じ書き出しで始める短編集。ストーリーそのものがおもしろいというよりは、作家の個性を楽しんだり、「同じ書き出しでもこれほどバリエーションがあるなんて」とアイディアそのものもを楽しんだりできる1冊だと思った。

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    2025年07月13日
  • 犬はどこだ

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    調査事務所に舞い込んだ2件の依頼がだんだんと交差していく展開が面白かったです。
    少しずつ不穏な雰囲気になり、身構えながら読みました。ネタバレになるので内容には触れませんが、やっぱり米澤さんの文章は読みやすいなと実感。
    ラストも個人的には良かったです!

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    2025年07月10日
  • 栞と嘘の季節

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    図書委員をする男子高校生二人が、返却本の中に挟まっていた栞について解明していく話
    押し花にされている栞は猛毒トリカブトだった
    持ち主は誰か

    「本と鍵の季節」の続編
    タイトル通り「栞」と「嘘」がポイントになっている

    前作の終わりで、
    松倉はお金を必要としていた
    けど堀川は「取り返しのつかない道を選んでほしくない」「もう少し、ただの図書委員でいてくれないか」といった
    そして松倉は図書室から出ていった

    …それが今作の中で答え合わせが!

    お金を使わずにいて、
    尚且つそのお金に手を出さない為に割のいいバイトをしていた

    ってことが判明し、
    良かったと思った あのいわくつきのお金に手をつけてなくて

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    2026年06月19日
  • あなたも名探偵

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    どれも面白かった。
    東川さんの『アリバイのある容疑者たち』は、論理関係に若干納得のいかない部分(被害者が電車を降りた時刻)があった。

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    2025年07月03日
  • 本と鍵の季節

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    図書委員をする男子高校生二人が謎を解明していく話

    「栞と嘘の季節」の文庫が発売され
    おさらいのため再読

    頼まれごとが多い堀川と、皮肉屋で大人びた松倉
    タイトルの通り「本」「鍵」が謎のエピソードに登場する

    序盤が軽快な謎解きミステリだけに
    終盤の不穏な雰囲気が苦々しい
    でも終わり方がとてもきれい

    解説にもあるけど
    「光と影のバランスが素晴らしい小説だ。青春時代に特有のきらめきとその陰りが同時に描き込まれており、読後訪れる静かな余韻にいつまでも浸っていたくなる。」

    色んな事が起こって何もかも詰め込まれている感がなく、ゆっくり日が沈む夕方の静かな図書室を連想するような感覚になった

    でも高

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    2026年06月19日
  • 折れた竜骨 上

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    最近まで小市民シリーズを読んでいたので、全く違うファンタジーテイストに戸惑いつつも世界観が魅力的で引き込まれた
    魔法なども登場するので事件のトリックはいくらでも書けそうだが、下巻でどういうふうに読者を驚かせていくのか展開が楽しみ
    まだ上巻では情報収集を行う場面が多いので残念ながら星5まではいかず

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    2025年06月23日
  • 追想五断章

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    【詳細評価】☆4.0
    【一番好きな表現】店では数万冊の本が読まれることを待っている。
    その一冊一冊の背後に、あるいは参吾のような物語があるのだろう。(本文から引用)

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    2025年06月21日
  • 追想五断章

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    ネタバレ

    米澤さんの作品は「氷菓」「本と鍵の季節」を読んであまり刺さらなかったけど、これはすごく好きなタイプの話だった。(そもそも米澤さんの文体が私にはあまり合わない。今回は選書サービスで届いた本だったので読んでみた)

    事件の記事のあたりからもしかして…と思ってたことが的中してやるせない気持ちになると同時に、ミステリーはこういうのがあるからクセになるんだよな、とも思う。
    なんとなくガリレオの「真夏の方程式」を思い出した。

    娘のことを邪魔だとは思ったけど無碍にもできない、真相を告げることもせずなんだかんだで守り育てたというのが、人間らしくてよかった。
    最後の掌編だけ明確な答えが提示されてないのも余韻が

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    2025年06月19日
  • 神様の罠

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    6人の作家の短編アンソロジー。
    巻頭作品、乾くるみさんの「夫の余命」にはやられました。騙されたと言っても良いかな。
    「イニシエイション・ラブ」、「セカンド・ラブ」と騙され続けたのにまたまた。
    本作を読みながら乾さんの作品って時系列を追いながらってパターンが多いなあとそちらに気が入っていたのもあって罠にはまった。
    「イニシエイション・ラブ」の時、「必ずもう一度読み返したくなる」というコピーが貼られてあったが今回の作品も読み返してしまった。

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    2025年06月15日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    小佐内さんと瓜野くん、小鳩くんと仲丸さん、そして新聞部と放火犯がどんな風に絡み合っているのか?下巻が楽しみ。

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    2025年06月12日
  • 犬はどこだ

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    二つの事件が交差すると思ってなくて驚いた!最初はサクサク読めたものの段々と暗い感じに。でも犬を探す所じゃなくて驚きでした。予想外の流れ予想外の結末。この続き読みたい!

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    2025年06月05日
  • 折れた竜骨 下

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    ファンタジーミステリー!
    世界観が作り込まれていて、魔術や呪いが存在するけど、解決がちゃんとミステリーなところがポイント。
    さすがの米澤穂信、面白かった〜。
    アミーナ幸せになってほしい

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    2025年05月28日
  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    大変面白く読めた。古典部、小市民と男女の組み合わせが多いだけに、男性コンビの今作はどうなるかと思っていたが歴代の中でも1番と思える程良い組み合わせだった。自分の水に合うのか2人の会話は淀みなく頭に入ってくる。少々嫌味な所もある2人だが、古典部、小市民といつも通りなので御愛嬌。

    ■爽やかでほんのりビターな青春図書室ミステリー

    批判のような入りになってしまい恐縮だが、このキャッチコピーは本当に合っているのかと疑念を抱かざるを得ない。「爽やか」「ビターな青春」どこ…?

    例えば、ホームルームが終わり下駄箱を開けるとそこにはハート型のチョコレートと手紙が置いてある。それを開けると「〇〇君へ渡して下

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    2026年04月30日
  • いまさら翼といわれても

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    ホータロー、千反田える、まやか、ふくちゃんの
    四人のエピソード
    古典部の面々を掘り下げるような丁寧な物語

    ホータローが省エネのスタンスになった理由
    まやかの漫研内での意見の対立からの葛藤と決断
    ふくちゃんのストーリーはちと少なめか

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    2025年05月16日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    再読!はぁ〜面倒臭いふたりだこと 愛おしいな
    小鳩くんの鬱陶しさほどテンションの上がるものはないよ、メディア化されてモノローグ全カットはさすがに泣くよ アニメ勢に絶対読んでほしい…印象変わると思う…

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    2025年05月11日
  • いまさら翼といわれても

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    いわゆる「古典部シリーズ」の第6巻。このタイトルをここで使うのか!という正統派の伏線構成はさすが。変わらず愛すべきキャラたちの、少しほろ苦い青春劇にしてフェアなミステリ。「お前らもう付き合っちゃえよ!」と読むたび毎度言いたくなる距離感で、でも少しずつ変化しながら続いていくかけがえのない日常。氷菓いいですよね。

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    2025年05月10日