米澤穂信のレビュー一覧

  • いまさら翼といわれても

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    高校生の日常のきらめきが眩しい。「わたしたちの伝説の一冊」が心にストレートに響く。
    長編の合間を縫う珠玉の物語の数々。
    古典部のメンバーの行く末を、未来をもっと見たい。
    携帯持たなくてもいい過渡期の最後の時代。趣ありよし。

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    2025年03月25日
  • さよなら妖精

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     ユーゴスラヴィアから日本にやって来た少女マーヤと主人公達が過ごす日々や遭遇する日常の謎の数々、マーヤが帰国してから始まる最大にして最後の謎解きというミステリー作品というよりはミステリー要素がある青春小説というべき作品で、マーヤの魅力的な人物描写と少年少女達の言葉に出来ない思いも印象的だった。

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    2025年03月24日
  • Iの悲劇

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    最後どういう結末に落ち着くんだろうって思いながら読んでた。
    市職員で働いたことがなくてもするする読める文章で、転出していく理由も様々で面白かった。

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    2025年03月19日
  • 追想五断章

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    大学を休学し、伯父の古書店を手伝っている主人公は、死んだ父親が残した5つのリドルストーリーを探している女性の依頼を受ける。

    人間関係から各掌篇を探すうち、書くに至った経緯と込められた意味がわかっていく。


    この本で初めてリドルストーリーという形を知りました。

    初めの方は、鬱屈とした様子の主人公と、作中に出てくる掌篇のなんとも苦い内容にちょっと気圧されましたが
    リドルストーリーに秘められた背景が明らかになるにつれ、真相を推理する面白さがありました。

    辿り着いた真相が、途中考えていたものと合っていて、その一点はスッキリ達成感。

    しかし同時に少し理に合わない部分もあって、
    結果謎の残る作品

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    2025年03月17日
  • Iの悲劇

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    ネタバレ

    面白かった。連作短編で読みやすい。
    一つ一つの話も面白いし、結びもなんとなく想像はしていたけど想像を超えてくるものだったし、伏線(布石)が綺麗に回収され面白かった。
    ハッピーエンドじゃない、このなんとも言えない読後感が良かった。

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    2025年03月09日
  • さよなら妖精

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    ネタバレ

    高校生の日常の謎もの。と、ひとくくりにできない面白さがあった。
    マーヤがとにかく魅力的。流暢でいて少し変な日本語をあやつりつつ、しっかりとした考えを持っている。個性的な面々と行動し、その先々でちょっとおかしな出来事が起こる。太刀洗はすぐに真相を理解するが、解明するのは守屋の役回りだ。
    最大の謎の解明は哀しい結末にたどり着くことになる。ユーゴスラビアが背景に設定されていることで、何となく推測できたが、ほのぼのとした日常に比べると哀しさが増してくる。

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    2025年02月27日
  • 真実の10メートル手前

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    『さよなら妖精』『王とサーカス』に続く太刀洗万智シリーズ短編集。(『さよなら妖精』がシリーズ1作目と知らずに飛ばして読んでた)

    やっぱ米澤穂信は短編集が上手い。短い尺の中で論理的な推理と驚く真相がちゃんと用意されている。

    探偵とジャーナリストっていう食い合わせが良さそうで意外と難しいこの設定。ジャーナリストという職業は色んな場所・事件に絡むことができる必然性をもたらすけど、ただの探偵役と違って真実を暴いた先には「記事にする・しない」という選択がまとわりつく。探偵役として真実を暴くだけなら善でいられるけど、事件を記事にすることは悪になり得てしまう。真実を暴いて終わりの話にいくらでもできるとこ

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    2025年02月23日
  • 氷菓 (16)

    購入済み

    アニメの続きを見ているよう

    毎回、この作者の作画の良さには感動させられる。
    アニメ化以後のエピソードが作画されて嬉しい。

    ただ原作では青春のほろ苦さが強くなっていくので、オリジナルも絡めてうまくまとめてもらえないものか…。

    #切ない #ほのぼの #じれったい

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    2025年02月23日
  • 犬はどこだ

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    ネタバレ

    女性を探す依頼と、古文書を確認する依頼を並行して調査する構成。
    初めは淡々と仕事をしている描写が続くものの、進むにつれてその2つの事件が重なっていき段々と不穏な空気が出てくる。
    最後の方で、主人公が急いで谷中城を探すくだりにはやられた。間壁が女性を殺害してしまうから焦っているのかと思いきや。
    文庫版の帯にて「振り返らず。来た道から逸れないように。」の一文が引用されているが、いい一文だと思う。

    それと主人公の紺屋さんのキャラがよい。
    殺人を防ぐため危険を犯して山に入るところや、殺人を見逃すなどの完全な正義でないところが人間らしさが出ているなと感じた。

    GENさんは何者なのだろうか?それと主人

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    2025年02月22日
  • 真実の10メートル手前

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    時系列でいくと、
    『さよなら妖精』→本書の表題作1篇→『王とサーカス』→本書残りの5篇らしい。
    本書のみでも十分理解し楽しめる。

    表題作は本編を読んでみて改めてタイトルを認識すると、確かに10メートル前だな、と面白い。
    “名を刻む死“の落ちも良かった。

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    2025年02月19日
  • 追想五断章

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    ネタバレ

    あえて結末は読者に委ねるリドルストーリー。
    本書では亡くなった父が昔寄稿したらしい5編の話を探す話であるが、その5編ともリドルストーリーでありながら、それぞれの結末の1行、答えともいえるのか、も読むことが出来る。
    その最後の1行を読む手前で読者は凡そ2択の選択肢のどちらなのだろうかと考える形なのだが、答えを知ることでスッキリ感もありながら、これは答えを知らない方が味があって良かったな、などと感じた。
    リドルストーリーの面白さを楽しみながら考えることができた。
    真相は思ったより定番のものだった。

    主人公自身もバブル崩壊により父の事業が失墜し、そのまま飲酒による事故で亡くなり、生命保険で借金は消

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    2025年02月16日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    一生本を読んで暮らせるなら、
    人生と引き換えでもよいか?

    そこで得た報酬を娘たちに残し
    サラッと宇宙へ旅立てる?

    ふとそんなことを考えた。

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    2025年02月14日
  • さよなら妖精

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    面白かった。
    文章から一人一人の個性、どんな見た目、性格なのか想起させられて感情移入できる
    また一人一人の人物の個性があって引き込まれる
    続きが気になって一気見してしまった

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    2025年02月10日
  • あなたも名探偵

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     6篇のミステリからなる「犯人当て小説アンソロジー」とある。購入してから気付いたのだが、6篇のうち2編は既に読んでいた。

     6人の推理作家からの読者への挑戦状とあるが、私は1編のみ犯人を当てることができた。名探偵には、ほど遠いと感じる。

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    2025年02月09日
  • 禁断の罠

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    先に気づけばよかったのですが、
    かなりダークな感じだったので面白かったですがタイプではなかったです。

    新川帆立さんが好きなのですが、
    設定の面白さはかわらず、
    いつもと違うテイストの物語を読めたのはとても嬉しかったです!

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    2025年02月08日
  • 真実の10メートル手前

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    太刀洗万智は私の好きなキャラの一人。今回も更に惚れ込んだ。
    短編集で、いずれもハッピーエンドではないが、其々何かを考えさせられる。太刀洗の冷静に相手を慮っているスタンスが心地良い。

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    2025年02月05日
  • あなたも名探偵

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    ずらりと並んだ作家の名前に釣られて買ったら知ってる作品ばっかりだった模様。
    知っているが故に「あなたも名探偵」というタイトルの通り読者側に問いかけてくる部分では冷めてしまったものの、読んだことない人に勧めるにはいい一冊だと思う。
    メインの話からはズレた部分の謎解きなのでそれぞれの探偵の違いや、作家ごとのクセなどを各シリーズの雰囲気と共にぜひ楽しんでいただきたい。

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    2025年02月04日
  • 追想五断章

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    良かったですね〜!
    全体的にずっと暗い、ミステリとしての面白さはもちろん、文学的に楽しい。文書がうますぎるな米澤穂信。

    時代がバブルが弾けて全部がどんよりしていて、悲壮感がすごい。亡き父が残した小説を探して行くうちに謎が少しずつ解き明かされていくんだけど、最後読んで最初に戻るとああ!!そうだったのかという驚き。
    亡き父が残した小説も味があっていいんだよね。雰囲気がいい。


    米澤穂信って、絶妙にイヤな設定にすることで物語に奥行きを出すよなぁと改めて思った。
    主人公も、父親が借金残して亡くなって、大学休学せざるを得ず、本編では救いの手も大して出されない… これが多分普通の大学生とかだったらこう

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    2025年02月03日
  • 禁断の罠

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    罠というだけあって、読みながら予想していた展開ではない意外性のある結末が多く、読んでいて面白かった。

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    2025年01月31日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

    購入済み

    切ない読後感

    哀しみに溢れるできごと、至らない未熟な中での過ち。それらを通して、読み終えた時に先ず切なさを感じる内容だった。

    #ダーク #切ない

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    2025年01月28日