米澤穂信のレビュー一覧

  • 米澤屋書店

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     米澤穂信先生がこれまでに読んできた本や敬愛する作家達への思いや書店に対する愛情、そして有栖川有栖先生と朝井リョウ先生との対談などが綴られたファンには堪らないエッセイ集だった。特に泡坂妻夫先生へのリスペクトが凄く、泡坂妻夫先生の作品を読みたくなった。

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    2024年11月23日
  • リカーシブル

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    ネタバレ

    クラスメート、三浦先生はよそ者だから死んじゃったほうがいいとか言っててかなり嫌だった(親御さんたちが言ってたのを真似しただけなのかもしれないけど主人公みたいに自分で考えて欲しい)
    主人公がいい方向に終わったからそこだけは良かったけど、街はめちゃくちゃ嫌

    サトルくんはハルカのことすごく好きなんだろうな〜ってなった
    ハルカに笑われるわよで癇癪がおさまるのがかわいい

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    2024年11月22日
  • 米澤屋書店

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     文庫本に巻かれた帯にこうあります。

    「超人気ミステリー作家が むさぼるように読んだ本約700作、敬愛する作家350人超たち」

    「読書好き必読のビブリオエッセイ」

     本文437ページ。充実の索引(作品名別・作家別)付きの920円(税別)。本文の下には、著者の独り言のような親しみやすい著者註があり、紹介図書の書影も。
     ミステリーには詳しくないわたしですが、本屋さんで即買いしました。

     索引をフル活用しながら、折に触れ手にしたいと思います。
    棚から秘蔵のブランデーを取り出してたしなむように、しめしめとちびちびと読んでいきますね。お気に入りのシオリをはさみましょう。

     みのり註:わたしは

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    2024年11月20日
  • これが最後の仕事になる

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    最初の1行は全員同じ、人気作家さん達の短編集。様々なテイストの短編があり楽しい。また色々な作家さんを知ることも出来るので、今後の作品選びの参考にさせてもらっている。

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    2024年11月09日
  • 米澤穂信と古典部

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     こんな本があるとは。私が何も知らなかっただけで、本当に人気シリーズなのだなあと七年遅れで嬉しくなる。
     この本によると、既刊最新の六冊目『いまさら翼といわれても』も六年ぶりの発行ということで、二〇一六年当時、サイン会等で盛り上がったようだ。それから八年。続編は今出ても、来年出ても、数年後出ても、おかしくはないですよね? そのときは私も盛り上がれるぞ、と楽しみな一方、他の米澤作品を一切読んでいないのでこのあとどうしようかなという楽しい悩みも。小市民シリーズにまだなんとなく食指が動かないので、もともと古典部シリーズのひとつとして出す予定だったがそうしなかったと本書でも書かれていた『さよなら妖精』

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    2024年11月09日
  • これが最後の仕事になる

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    全員同じ言葉で始まる短編て面白い企画!
    と思ったらシリーズなんだそうで考えた人粋!

    わたしが特に面白いと思ったのは、いっぱいあったーー!
    どれも素晴らしくて心から楽しめました!!

    呉さんの話はびっくりした!よくあんなの書けるなーと。作家さんてすごい。

    あと岸田奈美さんは、わたしは作家さんとは知らなくて(エッセイの人かと思っていた)びっくりしたんだけど、奈美さんらしいユーモアもある素敵な物語でとっても良かったです。

    他のシリーズもどこかで読めたら読んでみたいなと思いました。

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    2024年11月06日
  • これが最後の仕事になる

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    シリーズ第3弾。これまでの中でも1番バラエティに富んでて、面白かった。お気に入りは「声」と「悪魔との契約」。この企画で不思議なのは、元々好きだった作家さんではなく、別の人の作品が気にいること。そして、次はその方の違う作品を読みたくなります。読書が止まらない〜

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    2024年11月04日
  • 追想五断章

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    読みやすく、全体的に暗い感じも、好みで良かった。少し内容的には腑に落ちない点もあったが、それも含めての作品かなと思う。

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    2024年10月01日
  • 真実の10メートル手前

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    ネタバレ

    米澤さんの作品が読みたくて、手に取った。
    ジャーナリスト太刀洗万智が名探偵役として出てくる六つの短編集。
    太刀洗がとにかくつかみどころのないキャラクターで、温かいなぁと思いきや急に厭世的な一面を覗かせたりと、一読者として翻弄されました。
    とても魅力的なキャラクターです。
    六つの短編、バッドエンドなわけではありませんが、それぞれ残酷な現実を孕む話でありました。
    「真実の10メートル手前」「ナイフを失われた思い出の中に」「綱渡りの成功例」は、カタルシスをすごく感じました。
    「正義漢」はちょっとしてどんでん返しが待ち受ける。
    「名を刻む死」は、感じたことのないタイプの苦い読後感が残りました。
    「恋累

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    2024年09月25日
  • 折れた竜骨 下

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    中世ファンタジーと本格ミステリが見事に融合した特殊設定ミステリ。犯人の条件は割と分かりやすく示されるが、それを満たす人物を絞り込むのはかなり難しかった。
    同じ世界観で続編が出てほしい。

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    2024年09月16日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

    匿名

    購入済み

    そんな

    結末だったのかという感じです。ハッピーエンドなんだろうけど、淡々とした感じで、2人らしいと言えば2人らしい気がします笑

    #切ない #ほのぼの

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    2024年09月14日
  • さよなら妖精

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    非常にデリケートな題材の作品でした。
    単なるボーイミーツガールの小説ではなかったです。
    興味深く読むことができました。

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    2024年09月09日
  • 真実の10メートル手前

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    フリージャーナリスト大刀洗万智を主人公とした短編集。客観性を意識しながらも何処か結論めいたものを内に秘め、怜悧で諦観した行動の大刀洗。彼女の姿勢は「報じるとは何か?」を常に問い、事件の結末にある残酷で利己的な動機と相俟って、骨太な内容となっている。本作品のなかでは「王とサーカス」にも通ずる「ナイフを失われた思い出の中に」が特に秀作。「目」の例えは報道する側と受ける側の姿勢について考えさせられるものがある。ほか人間の純真さと鬼気を内包する「真実の一〇メートル手前」「恋累心中」が興味深い。

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    2024年08月29日
  • 時の罠

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    4名の作家さんのうち、2名は好きな作家さん。
    最初の辻村深月さんのお話は先がさらにどうなったのか気になったし、最後の湊かなえさんもはぁーさすが!って思った。
    新しい作家さんを知りたいのにとてもオススメー!

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    2024年08月25日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    ネタバレ

    小鳩くんが轢き逃げに遭い、3年前の日坂くんの轢き逃げ事件と重ね合わせ真実に近づく。小市民を目指す二人の序章から終焉までが鮮やかに繋がる。最後は春夏秋と回想。お互いを必要とする気持ちもよく伝わって◎。

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    2025年10月18日
  • リカーシブル

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    夏になると米澤穂信さんが読みたくなる。
    リアルでうっすら不気味で
    静かに没入することができるから

    期待通りにのめり込んで読むことができてよかった。

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    2024年08月16日
  • 巴里マカロンの謎

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    ネタバレ

    頼んでもないマカロンが皿に乗ってたら楽しく推理なんか始めないでしょ笑。ほぼ名古屋が舞台で、千種、八事などゆかりのある地名が頻出。県民ならではで楽しめたと思います。JRのボックスシート嫌です。

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    2025年10月18日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    ネタバレ

    この物語はスッキリして片がつく。小山内さんが瓜野くんを論破してスッキリ。氷谷くんかぁでスッキリ。怪しすぎ笑。小山内さんと小鳩くん、遠回りしたねでスッキリ。仲丸さんの存在意義がわかってスッキリ。

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    2025年10月18日
  • 折れた竜骨 下

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     上巻で警告されていた戦争がはじまり、上巻で描かれた謎が、すべて解き明かされる。怒涛の展開。
     探偵が関係者を集めて謎解きをするという、普通なら不自然なお約束も、「騎士団の儀式」と説明するのはうまい。また、衝撃のラストも、「ニコラとお嬢様の成長がテーマなら、そうなるよね」と自然に受け入れられ、アンフェアとは思わなかった。
     タイトルとのつながりもしっかりと描かれて、希望のある未来を予想させる。
     

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    2025年12月07日
  • 折れた竜骨 上

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     中世ヨーロッパ。魔法が信じられていた時代を舞台に剣と魔法の世界が描かれる。「こういう時代で、こういう常識があって、こういう魔法が実際に存在して・・・」という前提条件を明らかにし、その条件を利用して、誰がどうやって王を殺し、捕虜がどのように脱獄し、等々の謎が描かれるミステリー。ミステリーとしても、歴史もの(但し魔法が存在する異世界)としても、楽しめる。

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    2025年12月07日