米澤穂信のレビュー一覧

  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    二人の高校生が、日常の些細な出来事から、想定外の問題の発見と解決をしていく短編集。
    何気ないシーンの一つの断片から、糸を手繰り寄せるように論理的に構築して問題解決に至る、二人の高校生の関係性もとても絶妙で、非常に緻密かつ繊細、丁寧に描写されている。おしゃれミステリーと名付けたい。
    にしても高校生がそこまで社会に対して詳しいかねと少々疑問に思うところもあるがそこは目をつぶろう。

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    2025年10月20日
  • 犬はどこだ

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    読み始めた時はそうとは思わない本格ミステリ。探偵役は、順風満帆で進んでいたがある日原因不明の皮膚病にかかり、会社をやめ、社会から逸脱者扱いになった彼が故郷に帰ったら治ったが心は沈んだまま、犬探しをメインの事務所を立ち上げた、若いやつれぎみの男性。初日から人探しを頼まれ、ある事件の深淵を覗くことになる。逃げるしかないと思っても、たとえ誰が何をしても目をそらすことはできるが、自然なまま逃げない選択を進む主人公に共感が持てる。最後は、殺人を止めることはできなかったが、それをあえて殺人者を警察に付き出さなかったのも共感する。ただそのせいで逆に殺人者に口封じされるリスクが出てしまったが、彼ならうまく気づ

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    2025年10月18日
  • 満願(新潮文庫)

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    最近読んだ短編集は、同じ登場人物が出てくるなど、連作短編集の形態を取るものが多かったが、この本は6つの話全てが独立していた。

    どれもおもしろく、すいすい読めた。
    こういう話なのかな?と想像を膨らませながら読んでいたのに、最後の最後に予想外の結末が待っていてゾワっとする読み心地だった。

    ちゃんとミステリーしてた!

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    2025年10月14日
  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    米澤先生やっぱり大好きです!
    「本と鍵の季節」というタイトルが良いですね。表紙もきれいなかんじで。ただ内容は結構ビターなかんじが多かったです。リアリティというか、そういう結末になるのか!とか、いつも通り楽しませていただきました。
    言葉の選び方や話の展開の仕方が米澤作品は好きなんですよねー。ちょっと言語化はできないんですけど、テンポというかリズムというか……とにかく心地よいです。
    男子高校生二人が主人公っていうのは結構新しいパターンだなと思いました!
    「ロックオンロッカー」での美容師さんとの会話の「僕はそういうのは全然!」ループが個人的に面白かったです。たしかにああいう経験あるかも、と思ってしま

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    2025年10月14日
  • 追想五断章

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    古書店で働く青年は、ある依頼を受ける。それは「亡くなった父が書いた“追想五断章”という未発表作品を探してほしい」というもの。調査を進めるうちに、五つの断章(短編)に秘められた「死」や「罪」の真実が少しずつ明らかになっていく。やがて青年は、依頼人の父の過去と、断章を貫くひとつの悲しい出来事にたどり着く――。静かな筆致で進むミステリー、「記憶」「創作」「贖罪」が巧みに絡み合う、心に余韻を残す作品。リドルストーリーをこんな形でミステリーに仕上げる筆者のアイデアにも脱帽です!

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    2025年10月14日
  • 満願(新潮文庫)

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    いやー、なんて人の業とは凄まじいものなのだろうか私はそれだけの物は持ち合わせていないだろうと思いました。サクサク読めました。書士さんお勧めで読みました。

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    2025年10月13日
  • これが最後の仕事になる

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    続きを書いて欲しい話や、考えさせられる話または自分にはよくわからない話など色々な作家さんの作品があり、読み応えがありました。
    この中から自分のお気に入りになる作家さんを探すのもいいかと思います。

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    2025年10月11日
  • 可燃物

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    ネタバレ

    ★★★★☆星4
    真実。短編5集。崖の下、ねむけ、命の恩、可燃物、本物か。
    面白かった!短編集なので軽い気持ち読めるがしっかりドラマチックで最後はスッキリする。優秀な葛警部が謎解きをしてくれる、部下も優秀できちんと成果を上げてくれる。どれも自分の中で犯人に目処を立てるんだけど毎回騙された。

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    2025年10月10日
  • 巴里マカロンの謎

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    小市民シリーズ、不覚にもボンボンショコラから読み始めてしまったため、これが最後になったけれどとても面白くて名残惜しい気持ちでいっぱい。番外編という特徴もあったが、むしろ本編よりも好きかも。はるばる名古屋まで遠征してスイーツ探訪したり、どうでもいいような事案に全力投球してしまったり、小市民を頑なに貫こうとする姿勢など愛らしい。ホントふたりは良いコンビだなぁと。

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    2025年10月09日
  • 黒牢城

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    サクサク読めました。
    千代保さんのこと、調べたくなりました。
    荒木村重、有岡城から後の心情に、関心あります。あの名物はどうなったのかな。

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    2025年10月09日
  • 本と鍵の季節

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    2025/10/08 オーディオブック
    面白かった!ビターな人間の闇も描かれてたし、硬すぎない文章、でもどこか切なさとか余韻を残す締めくくりといい、なかなかの好み。作家さんの名前は聞いたことあったけど、この人の他の作品も読んでみたいー!

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    2025年10月09日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    ネタバレ

    ひき逃げにあった小鳩くんの経過と並行して、これまでの2人の何かあったなと思わせることがここでわかっていく。人には事情があって、良かれと思ってしたことでもかえって迷惑なこともある。生きててそういうことたくさんありますよね。小鳩くん、本当に危うい立場にいたものです。無事でいてくれてよかったです。小山内さんさすがだなあ。早く良くなって二人でスイーツ巡りに行って欲しいものです。これで終わりではなく大学に行った2人の活躍も見られたら嬉しいな。

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    2025年10月07日
  • 追想五断章

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    ネタバレ

    リドルストーリー系は苦手と思ってたけどこれはおもしろかった!!!わりとわかりやすく進めてくれているので、真相に自分で気がつけたりして楽しい。
    主人公の暗い状況は何も打開されずでそれは残念だったし終始お話は暗かった。それでもやっぱり謎が解けていくのは快感で大変面白かった。
    最後の愛については、眠ってる=誰にもわからないってことでいいのかな?

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    2025年10月06日
  • 黒牢城

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    ◆ あらすじ(概要)

    天正6年(1578年)。
    荒木村重は、信長に反旗を翻し、有岡城に籠城する。

    その直後、信長の使者としてやってきた黒田官兵衛を捕らえ、
    「裏切り者の密偵ではないか」として地下牢に幽閉する。

    しかし籠城戦のさなか、城内では次々と“不可解な事件”が起こる。

    村重は、牢の中の官兵衛に助言を求める。
    官兵衛は暗闇の中で状況を聞くだけで、事件の真相を見抜いていく。

    2022年の直木賞受賞作でもあり、
    “時代小説×ミステリー”というジャンルの可能性を押し広げた傑作

    最終章で明かされる「ある人物の意図」は、
    全ての事件と心理戦を一本に結び、
    静かで重い“真実”として終わります

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    2025年10月06日
  • 栞と嘘の季節

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    シリーズもののようですが、読んだのは2作目。
    高校生ってこんな感じだったっけと思わせる作品でした。
    青春小説ですが、きっちりミステリーになっていて、最後まで楽しく読めました。

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    2025年10月05日
  • 栞と嘘の季節

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    ミステリーを読みたい気分だったので作者とタイトルに惹かれてこちらを選択。
    図書委員シリーズの続編ということであるが、前作を読んでいなくてもしっかり楽しめる。
    なにが嘘でなにが本当なのか、ミステリーらしく話が二転三転していくので全く飽きることなく読み進めることができる
    次は前作を読んでみよう

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    2025年10月05日
  • 可燃物

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    米澤穂信さん、お久しぶりです。
    『満願』も短編集でしたが、本作も5話連作短編となります。
    群馬県警内のエース葛(かずら)警部が、決して大事件ではなく、珍事件を真面目に泥臭く捜査していくストーリー。

    表題作『可燃物』。可燃物って、燃えるゴミのこと?いろいろ深読みしてたんですが、もろに可燃物でした。

    地味地味なストーリー展開からの、ラストスパッと名推理?で解決していきます。推理が云々というより地味な捜査が強調され、少し退屈シーンもありますが、スパッと終わるところが余韻半端ないです。

    本格小説を短時間で読みたい人、オススメです。

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    2025年10月04日
  • 追想五断章

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    ネタバレ

    おもしろかったね…!本をちゃんと読み始めてそんなにたってないけど、一番好きな作家かもしれない。本の構成が独特で引き込まれるというか。本を探す話ってなんかどきどきする。作中に出てくる小説の作風というか、書き方がなんとなく絶妙におもしろくなくて小説家ってすごい。(本編はあんなに面白いのに)多分事実はこの子がころしたんだろうなとは途中で察しがついたけど、そこまでの過程がすごくよかったです。ずっと薄暗さが漂っていて、結局主人公すら打開策みたいなのはないままだなあとおもった。

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    2025年10月04日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    なんともつらい。最後にサキによって救われたりするのかなと思ったけどそんなことはなかった。ノゾミにとってもリョウは特別なんだろうと思っていたらそれも全然そんなことなかった。ことごとくつらい方になっている。最後の最後にあのメール。救いがどこにもない。
    読み終わってみるととにかくタイトルが本当につらい。
    でも物語としてどんどん読み進めたくなるしおもしろかった。

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    2025年10月04日
  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    日常系ミステリ大好物。
    あんまり日常じゃなかったりもしたけど。でもどんどん引き込まれたし堀川も松倉もどんどん好きになっていった。最後に余白持たせる感じ苦手だと思ってけどこれはすき。

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    2025年10月03日