米澤穂信のレビュー一覧

  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    前作に比べると長編寄りの短編集。前作も最終話に向かって収束していく構造だったが、本作では全てが一から繋がっていてよりダイナミックになっている。

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    2026年03月05日
  • 本と鍵の季節

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    堀川君と松倉君の考察力や着眼点に脱帽
    登場人物の何気ない言動や物から、2人は考察していき『あ、実はそういう魂胆があったのね!』と最後に驚く
    何気ない2人の日常会話もよかった
    松倉君が最後どういう決断をしたのか気になる

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    2026年03月04日
  • ボトルネック

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    随所で繋がる伏線回収は見事だった。
    パラレルワールドからサスペンス要素への移行がスムーズで読んでいてかなり引き込まれた。

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    2026年03月03日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    小市民シリーズ第3弾の下巻です!

    長編で、小鳩くんと小山内さんの学校の新聞部と、住んでいる町で起こる放火事件の話し。

    なんとなくこの人が犯人かなぁっていうのはわかったけど面白く読めました!

    それにしても小鳩くんも小山内さんも付き合ってた彼女、彼氏のことを、小鳩くん『糠に釘だった』小山内さん『瓜野くんって他愛もない』ってひどすぎ(笑)

    次の話しからまたペアで動く小鳩、小山内を見られるのが楽しみです♡

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    2026年03月03日
  • 氷菓 (13)

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    ネタバレ

    奉太郎がえるの仕草を見て『最近よく見るようになった』
    と思っているのがなんだか青春を感じる。
    奉太郎は自分の見聞きしたことを順番に精査して
    推理しているのに対して、
    えるは人柄で判断して小成の息子が犯人と考えるのが面白い。

    どんなルートを通っても戻って来る。
    最高に美しいとも可能性に満ちているとも思わないが
    わたしの場所。これを奉太郎に紹介したかった。
    アニメでもとても素敵なシーンだった。
    アニメだとモノローグ表現と普通の台詞の違いがわからないから
    経営の方は俺が修めるというのはどうだろうと
    本当に言ったのかと思った。

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    2026年02月28日
  • 可燃物

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    群馬県警捜査第一課に所属する葛警部の、鮮やかな推理が冴えわたる警察×本格ミステリ短編集。

    上司や部下から疎まれる一面がありつつも、
    冷静に事件の真相に迫る葛警部がカッコイイなと!

    僕が1番好きだった短編は「本物か」。

    ファミレス立て籠もり事件が描かれているのですが、
    関係者の話を聞いていく中で些細な違和感に気づき、論理的に事件の核心へ迫る展開に引き込まれました!

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    2026年02月28日
  • インシテミル

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    ネタバレ

    緊張感とスピード感のあるストーリー、主人公のやや軽妙で読者の感覚に近い語り口が読みやすい。王道のクローズドサークルもので、インディアンの置物など読者はすぐにピンとくる描写がいくつかあるけれど、主人公以外の登場人物たちは自分の陥っている状況がクローズドサークルだと実は理解していないで動いているということに途中まで気づかなかった。
    安東、好きなキャラだったのに後半急に頭が働かなくなって、というかかなりゴリ押しの推理をまかり通そうとしていてちょっとキャラブレてるかも? と思ったけど元から別に賢い訳ではなくて落ち着き払ってる風に見せて賢ぶってるだけだったのか。
    結末に近づいていくにつれてこの小説にはミ

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    2026年02月28日
  • 王とサーカス

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    高評価のミステリ小説だったけど、評価に違わぬ凄いミステリでした。

    前作に引き続き、国際情勢に絡めたミステリ。
    主人公が抱える根本的なテーマも前作由来。

    ただ降ってきた謎を解くのではなく、『自分が解くべき謎は何か?』『何故謎を解くのか』から始まるミステリはかなり新鮮でしたし、複数回挟まる緊張感のある問答もあいまって、物語の重厚さが凄まじかった。
    心の奥を抉り出されながら、主人公が1つの答えに辿り着く、その物語性だけでも十分な読み応えです。

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    2026年02月26日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    面白かったけれど、あまりに救いがなくて辛かった。特に、リョウがノゾミを好きになったことに関して、ゆがんだ自己愛だと気づいたときが一番キツかった。

    元いた世界に帰って、リョウのいる世界のほうが先のいる世界よりも優れている点が見つかって、希望はあるエンドかと思ったら、ラストに母親からだと思われるメールが届いて最後まで鬱だった。ほかの人の感想を読んで、どちらの意見もあったが、自分はリョウは最後自殺したと思う。ノゾミが望んでも得られなかった「命」を、リョウはずっとまともに扱っていなかった。リョウはそれに気づくが、自分で決めることはできず、誰かに決めて欲しがっている。そこで「あなたはいらない」と背中を

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    2026年02月25日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    ネタバレ

    小市民ではいられない2人の関係性が変わる
    次が気になる
    誘拐されたり暴力事件に繋がったり大事になっていくとは思わなかった。小さな謎が全て繋がっていてスッキリ。

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    2026年02月23日
  • 本と鍵の季節

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    米澤先生の新作学園物。待ってました!
    斜に構えた少し変わった2人のお話でクスッとできる場面がたくさんありました。先生の書かれる人は死なないけれど、どこかちょっと寂しさの残る後味がとても好きです。

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    2026年02月22日
  • 王とサーカス

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    ネタバレ

    積読消化中の土瓶さんの高評価に刺激されて
    読んでみました。
    事前にきちんと調べず予約してしまったのですが、本作は米澤氏のいわゆる記者連作の一作で、
    「さよなら妖精」「真実の10メートル手前」と同じく太刀洗万智を主人公に、ジャーナリストとして「何を信じ、何を伝えるのか」を手探りしていく物語です。みんなはちゃんと知ってるみたいだけど。

    米澤作品とは相性が良いのか、冒頭から文章が滑らかに流れ、イメージは自然とネパール、そしてカトマンズの喧騒の中へ入り込んでいきます。

    2001年に実際に起きたネパール王族殺害事件が、
    物語の背景の一つとして描かれています。
    主人公である女性ジャーナリストの行動力や

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    2026年02月22日
  • 黒牢城

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    友人からクリスマスプレゼントをしてもらった本。
    時代小説は初めてだったけど、するする読めた。
    ストーリーが圧倒的におもしろい、

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    2026年04月26日
  • 追想五断章

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    こういった作中作が出てくるビブリオミステリ、大好物です。そして滅多にお目にかかれないリドルストーリーの魅力がこれでもかというほど!ラスト一行を読むとなんだか途端につまらなく感じてしまう表現のうまさも米澤先生の手腕だと思います
    序章『わたしの夢』が最後まで読んでやっとわかる構成も素晴らしい。怖い話ではないはずなのにゾワゾワしました
    これは間違いなく本格ミステリです

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    2026年02月19日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    とても面白く読み進められました。シリーズ1作目、2作目の小山内さんへの共感ができなく苦戦していましたが、本作での流れではそれが活きていて、暗躍する姿を想像しながら読めて一気読みでした。
    また、「小市民」という言葉に上手くついていけていなかったのですが、本作を読み終えて少しだけ理解できたようです。ラストシーンの「栗」のくだりがよかったです。
    2作目で読むのをやめなくて良かった。次作、冬期限定も楽しみです。

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    2026年02月16日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    解説に15年ぶりの小市民シリーズ、とあって、
    うっそー!と思ったけど、
    周期限定栗きんとん事件が2009年、
    本作が2024年、ほんまやー。
    こちらも発売直後に読んでる訳じゃなし、
    しかも途中、古典部やら嘘やら栞やら、
    あちこちつまみ食いもしてるので、
    そんなに空いてるとは感じなかった。
    一気読み。
    小山内さん、怖いよ。

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    2026年02月14日
  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    面白かったですー。
    このほぼダブル主人公な感じの2人のキャラがいいね。平凡タイプなんだろうけども、そして妙にシニカルだったりもするんだけども、とても爽やか、っていう。
    一つ一つはトリックのような繋がりはない作品なんだけど、純粋に、回を追うごとに2人の関係性も深まっていって、青春小説な感じで。
    よかったと思います!

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    2026年02月10日
  • 栞と嘘の季節

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    ふゆイチで見つけて購入
    ナツイチも良いけど冬が好きな私は
    ふゆイチの帯が好きかもしれない…

    前作から堀川と松倉
    二人の関係がどうなっているのか気になるところだったけど
    つかず離れずな二人のやりとりをまた見ることが出来て
    嬉しい

    今回は事件がいくつかという話ではなく
    一つの栞を巡る長編のお話

    栞を巡って起こる事件を調べていく中で
    なぜその栞が作られたのか
    その栞を持つことの意味
    少しずつ複雑になっていく事件

    その中で明かされる松倉が欲した「お守り」がどうなったのか…
    それを知った時に交わした堀川と松倉のしぐさが
    すごく良かった

    栞を作った理由が切実で心に刺さる…

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    2026年02月09日
  • 巴里マカロンの謎

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    ネタバレ

    小佐内さんと小鳩くんは、今日も何かと小市民らしからぬ出来事に巻き込まれるらしい。今回の作品の大きな舞台は名古屋。日頃の高校生活とは打って変わって休日を利用して頭を使わなくてはいけない常悟郎の自信は健在だった。ただ常悟郎はだいぶ慎重な人間であると感じざるを得なかった。そこに探偵らしさというものが、頭を使うことによる解決が導かれるのはいうまでもないことであるが。特に伯林揚げぱんの話では顕著に慎重感が増し。そこが彼が嫌がられる過去と似ているのかもしれないと感じる。今回も非常に楽しませてもらった。

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    2026年02月08日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    小山内さんがぶっとびすぎてるよ…。アニメ見てたからなのか、小説のほうが描写が丁寧だからなのか、余計小山内さんやばい人だなと思った。健吾がずっといいやつ。
    しかし改めてアニメは丁寧に作られてるなと思った。小説読んでてアニメが思い出される。

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    2026年02月05日