米澤穂信のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ小山内さんの瓜野くんへの論評がやっぱり盛り上がった
「この子他愛ないなって」というおよそ親しくあろうとした人に向けるとは思わない評価が最高でした
あの夜の瓜野くんのピエロ感ったらなかった
プライドをあんなにもズタズタにへし折られて自分だったら羞恥心で死にたくなるし闇堕ちしてもおかしく無い
ずっと続いていた放火魔事件に一区切りついて、小山内小鳩ペアも見事に戻ってきて一件落着という感じだった
結局あの2人は似たもの同士で、マロングラッセの話の意味を正確に理解した小鳩くんと理解できなかった瓜野くん、そこが小山内さんと一緒にいれるかどうかの違いだと思った -
Posted by ブクログ
ネタバレこれから何かが始まるという予感を感じさせる内容だったけれどもアニメを見ているときもそうだったが、瓜野くんが急に出てきて困惑した
小山内さんもそうだが小鳩くんのヤバさが如実に現れている巻だった
堂島部長がただの無骨なやつじゃなく芯のあるしっかりとした考えを持った人だとわかって好感度が上がった
瓜野くん
見ていて痛々しいほどに青かった
何者かになりたいという願望は誰しもが持っていると思うけどそうした人たちと違うのは行動力に全特化して浅慮であった点だと思う
あと小山内さんに勝手にキスするな死ぬぞ
堂島部長
生徒指導部の新田への対処とか瓜野くんを諭す場面とか割と満点に近い対応だったと思う
頭ごなし -
Posted by ブクログ
面白かったー
アニメでも見たがやっぱ面白い。この、冒頭からストレスなくサクサクと読める感じがとてもよい。なぜこの人の小説はこんなに軽い読み味で読めるのにも関わらず、こんなに深い所まで連れて行ってくれるのだろう。創作物の理想だと思う。
1人称の語り手をやっていた高校生が悪いわけではないのにコテンパンにされていて、でもあんまり胸糞感はなかった。自分で創作をするとき、そこのバランスが気になるので、こんなに好き放題してやっていいんだと思った。
何より、文脈的良さがすごくある。えもい。
推理せずには居られない小鳩君と復讐せずにはいられない小山内さんが小市民を目指す、という形はそもそも「自分自身を認めず -
Posted by ブクログ
我が家で勃発した「小鳩くんvs小佐内さん、どっちが頭良いか論争」。
小鳩くんを譲らない私と小佐内さんと言い張る息子。結局折り合えずにいたけれど、本作を読んだ今、私の心は激しく揺らいでいる。「……もしかして、小佐内さんの方が一枚上手なのかも!?」と思わされる描写が多々あって、ちょっと傾いてきた。そしてこの本の小左内さん、なんだかかわいらしくて好き。時期的には夏期くらいなのかな?
小鳩くんと小佐内さんには、やっぱりこうしてスイーツを食べながら日常の謎解きをしていてほしい。個人的には『ジェラートの謎』がドストライク。こんな空気感のまま、シリーズが続いてくれることを願ってやまない。 -
購入済み
わたしのようなアニメからのファンにも嬉しい新作短編集。「夏」を前にした小鳩と小佐内のやりとりに微笑ましさも感じつつ、各篇と一冊を通しての味わいのビターさは流石の魅力だった。