米澤穂信のレビュー一覧

  • 倫敦スコーンの謎

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『倫敦スコーンの謎』は、米澤穂信さんの〈小市民〉シリーズの短編集。

    ⚫︎桑港クッキーの謎
    ⚫︎羅馬ジェラートの謎
    ⚫︎倫敦スコーンの謎
    ⚫︎維納ザッハトルテの謎
    以上4編が収録されており、食べ物をきっかけにさまざまな謎が展開されていきます。

    まず、国名が難しくて少し戸惑いましたね。笑

    小市民シリーズは、やっぱり小佐内さんと小鳩くんの掛け合いが最高に面白い!
    今回の作品では、特にその魅力を強く感じました。

    短編集ですが、それぞれの物語が少しずつ繋がっていて、最後にほろ苦さを残しつつも、良い終わり方でした。

    謎解きパートのテンポもよく、読んでいてとても心地よかったです。

    そして何より、小佐内さんの「えへん」という表現が脳内再生されて、それはそれは可愛い……。

    「わたし、だれにでも公平でありたいと思ったことは、一度もない」

    この言葉が凄く好きです。

    可愛いのに、冷血な小佐内さんが大好きです。

    そんな小佐内さんを、やれやれと優しく見守る小鳩くんの構図がまた最高で、この二人の関係性が本当に好きです。
    続編を期待

    0
    2026年08月31日
  • 満願(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    短編集だった!どれも面白い短編集!特に「関所」と「満願」がミステリとして面白かった!ゾクッとする終わり方がすごくいい

    0
    2026年08月31日
  • インシテミル

    Posted by ブクログ

    ルールそれぞれに伏線があることが予想できたが、見事に回収されており面白く読めた。また凶器の引用元についてはミステリーファンであればより面白く読めたのだろうなと思った。

    0
    2026年08月31日
  • 談話室米澤

    Posted by ブクログ

    過去にどこかで掲載されていたものや描き下ろしなどの随筆集。

    なんだか色々と勉強になったりあー確かに!って納得する事が多々。

    移動しながらの考え事は危険運転になるとか
    米澤さんも冬瓜とごぼう好きなんやー(私も)
    お米の鍋での炊き方とかビーントゥバーとか笑

    読み終わったあとに表紙を見返したらまた素敵。

    0
    2026年08月31日
  • 倫敦スコーンの謎

    Posted by ブクログ

    大人になった2人を見たい。それが読み終えた最初の感想。
    軽めの事件ながら、背景を一気に紐解く展開、短編ながらも伏線回収され、気楽に読める。2日前に食べたばかりだったが、またスコーンを食べたくなった。

    0
    2026年08月30日
  • 栞と嘘の季節

    Posted by ブクログ

    前作ラストの続きが気になって、迷わず次回作のこちらも手に取る
    今回はひとつの事件にしっかりと取り組む、なかなか重めな展開
    変わらず楽しく読んだけれども、ラストの堀川くん達の態度というか、事件に関する距離感については、作中に登場する某小説を知っているかどうかで受け取り方が少し変わる気がした 私は某小説と照らし合わせて、彼の距離感は正しく、彼女らに対して誠実だと感じたタイプ
    どちらも未読の方は、ぜひ某小説も併せて手にとるのをおすすめ
    また読む順番は、ネタバレ回避の意味で「栞〜」を先が良いと思う

    0
    2026年08月30日
  • 本と鍵の季節

    Posted by ブクログ

    図書委員の高校生という、本好きにとっては親近感しかない2人による謎解き連作短編集
    米澤さんは友人におすすめしてもらって初読みだったけれど、知的で(シリーズ通してわりと上位高、進学校の匂いがする お好きなんだろうな…と感じる)落ち着いた掛け合いが心地よく、また謎の規模も学生らしい丁度良さで、どの章も楽しかった 
    作中の変わり種ドリンクも良い味
    ラストの展開には驚いたけれど、主人公堀川くんの選択が眩しかった
    続けて次作をすぐ読んでしまったけども、もう少しこのラストの余韻に浸ってからでもよかったかも…とちらりと思った

    0
    2026年08月30日
  • 黒牢城

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時代小説はこれまであまり手を出したことがなく、苦手意識を持っていたのだが、ここ最近『イクサガミ』、『木挽町のあだ討ち』と楽しく読ませていただいたので、よっしゃ! いっちょ読んでみっか! と軽々しい気持ちでこの『黒牢城』を手に取った。
    いやはや、前2作はかなりマイルドな方だったんですね。かなり苦戦しました。当時の言い回しとか言葉遣いとか漢字とかが難しい。それでもなんとなく意味はわかるし、ストーリーも理解できるのはすごい。学のない私にだって読めたんだからみんな読もう!

    学生時代の歴史の授業では日本史を選択していてそれなりに得意ではあったけど、教科書レベルの内容しか知らなかったので、合間合間にWikiで武将の来歴を確認しながら読み進めた。
    史実に沿った結末へ収束するための因果の空白を独自の展開で埋めるような内容と言えばいいのだろうか? 主人公である荒木村重の行く末についてよく知る歴史好きの方なら垂涎もののストーリーなのかも……。

    あとはやっぱり物語のキーパーソンである黒田官兵衛。私も名前くらいは知っている。ゲームの無双シリーズにも出てたし。
    こいつはあれだな、『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士やな? まさにそんな感じの動きをしておる。ところどころオマージュのような展開もあったりするし、間違いなく意識していると思う。違うのは人間を食べないところくらいか。
    もう一人の主人公と言って差し支えはないと思うけど、その割に登場シーンは少なめなので黒田官兵衛が好きでその活躍を楽しみたい! という方はご注意を。

    ページも多いし、文章も難しいし、あとものすごく広い部屋の中心に一人取り残されたような静寂の中で淡々と物語が進んでいくところとかもあって、とっつきにくさを感じるものの、スルメを噛むようなじんわりとしたおもしろさのある作品だと思うので、あまり急がずにゆっくり読むのをおすすめします。私もほぼ一週間かかったので、大型連休のときにでも読めばいいと思うよ。

    0
    2026年08月30日
  • 黒牢城

    Posted by ブクログ

    物語の前提となる序盤の状況説明に少し苦戦したが、最初の謎が提示されてからは一気に読みやすくなった。歴史を背景にしながら、やっていること自体は王道のミステリーで、こちらが疑問に思った点を登場人物も追ってくれるので話についていきやすい。特に、限られた情報だけで真相に迫る人物の存在感が強く、章を重ねるごとに底知れなさが増していくのが面白かった。終盤では、それまで引っかかっていた細かな点が次々に繋がり、歴史という舞台が謎や動機、人物の価値観に必要だったと分かる。最後に救いが残るところまで含めて、かなり満足できた。

    0
    2026年08月29日
  • 黒牢城

    Posted by ブクログ

    久しぶりに一気読みしてしまいました。関西出身なので伊丹・池田・高槻・茨木など知っている地名が出てきたのこともありますが、非常に面白かった。
    黒田官兵衛、凄すぎる!荒木村重もこんなに頭が切れるとは知りませんでした。
    時代小説でありながら、現代のミステリーとも思える内容で、新感覚でした。

    0
    2026年08月29日
  • 倫敦スコーンの謎

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろかった!
    小鳩くん、高校生なんだなぁ、って先生とのやり取りで思ったり。小山内さんはかわいいなぁ。

    0
    2026年08月29日
  • 栞と嘘の季節

    Posted by ブクログ

    あああ、また二作目から読んでしまったァ!図書委員シリーズ二作目〜。やはり、男子高校生コンビのミステリは至高。
    しかも、お互いそんなに知らない同士っていう関係性のコンビはまた他の青春ミステリとはまた違ったテイストで面白かった。ゴリゴリのミステリという訳では無いから、物足りなさもあったけど、何が嘘で何がホントなのか、

    0
    2026年08月29日
  • 巴里マカロンの謎

    Posted by ブクログ

    時系列を遡って一年生の夏から冬の話。
    これまでに比べるとライトタッチで、小鳩君は小鳩君だけど、小佐内さんは小悪魔的な感じは無く可愛らしい女子高生と言った感じだった。

    0
    2026年08月28日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回の復讐はちょびっとスカッとしちゃった
    浮気した側になんの復讐もないのは2人のスタンスが分かるようでいいね

    0
    2026年08月28日
  • 儚い羊たちの祝宴

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    穂信さんの小説もう1回読んでみますかと思い、評判のこちらをえらんでみました。
    うーーーん、好きですねぇ!!バベルの会にまつわる短編集なのですが、バベル会員にはいわくがたくさん!最初のが1番好きかも!?
    自分が夢遊の中で誰かを殺しているのではないかと思って手足縛って寝てみたら、自分が守ろうとしていたご主人様が人殺しをしていたっていう…wこちらの作品はどんでん返しが有名ということでしたが、まさにこれですね!あ〜後味わる〜となる感じ、最高に好きでした。
    あとは北の館に閉じ込められた女史の復讐が色で分かるのとかもね〜好きですねぇ!仲良くしてたし従っていたけど本心はそうじゃないよねっていう、こういうね…。穂信さんのキャラクターってアニメ的な要素を持ったキャラクターが多くて覚えやすいのが良いですね。
    遭難者を山荘に閉じ込めるのもよくってぇ…五十鈴ちゃんはご主人様を助けたい!も大好きです。つまりそういうことでいいんですよね???そうだと言ってください。
    そして最後にみんないただかれてしまうという…諸行無常な終わり方です。
    面白かったです!好きな本です。

    0
    2026年08月27日
  • 倫敦スコーンの謎

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小市民シリーズの短編集。夏季限定トロピカルパフェ事件の前というのもあってか、小鳩くんと小山内さんの関係性に初々しい部分があり、互いの抱える業とでも呼ぶべき性質に対しても親近感と他人事がほどよくブレンドされた感じがあり、それだけに夏季限定の互いに踏み込んでしまった構図が際立つように思ってしまう。

    表題作「倫敦スコーンの謎」はなぜスコーンが上手く焼けなかったのかという謎はわりと読みやすいというか、料理が失敗するのはレシピを守らなかったからで、普通の料理と違って製菓はその辺がよりシビアであるからこそ、論理的に帰結するなら家から生地を持ってきたぐらいしかない。そしてよかれと思ってこっそりダイヤルを弄った生徒の心境が最悪の結末につながる苦さがある反面、美味しいスイーツを一緒に食べる行為は大切なものを分け合うこと、という答えに行き着く小鳩くんがたまらなくいじらしい。

    正直な話、ミステリとしては表題作よりも「羅馬ジェラートの謎」が個人的には一番で、「語られざる事件」をベースにした論理構成と伏線回収の妙に唸らされてしまった。ジェラートを食べない客=ジェラートが食品サンプルということまではすぐに分かったものの、なぜ待っているのか?という謎や冒頭の停電などが繋がっていき、それがこちらでは窺い知れない店主個人の信頼へと鮮やかに繋がっていき、最後はリドルストーリーのようにオチる様は見事としか言いようがない。もう一つ気に入っているのは最後の「維納ザッハトルテの謎」で、書き下ろしらしく他の短編を繋げる役目でありながら、動機がとても面白い。壊れた美術品。それに嫉妬する先生、という風に先入観に振り回されながら、実は生徒を守って責任を取ることを美徳とする先生だったというのが面白い。生徒には決して見せない顔でありながら、そこに辿り着いた猜疑心の強い小鳩にだけ見せる本当の顔。「いい大人になりなさい」は色々と感じいる台詞でもある。

    総じて久しぶりに読む小市民シリーズには満足感があり、シリーズが終わってもこうして短編集が読めるのは嬉しいサプライズである。古典部氏リーフも早く続きが読みたい

    0
    2026年08月27日
  • インシテミル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。繰り返しは読まないかもしれないけど早く続きが見たくて終盤は一気に読んだ。
    安東があんな小物でがっかりしたよ。関水の10億の理由もう少しだけ明らかにしてほしかった。西野の自殺したい理由はまぁいろいろ想像できるからいいんだけど関水の10億ないとみんなが死ぬってのはどんな状況?主人に家族を人質にされてたってこと?みんなって誰?
    真木のイケメン設定も必要性がわからんかった。真木の個性なかったな。でもそれ以外のキャラは良かった。

    0
    2026年08月26日
  • 満願(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    6編を収録したミステリーの短編集。
    感想を書こうとして気づいたが、ミステリーの短編集というのは、感想を書くのがとても難しい。

    表題作の「満願」は、下記のように紹介されている。
    「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが・・・。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する。

    この作品で言えば、この殺人を犯した女性の「真の動機」が物語のテーマであり、そのテーマが何かがミステリーのトリックを構成している。しかし、それ以上のことを、この作品の感想として書けるだろうか。殺人を犯したのは、何歳くらいのどのような女性だったのだろうか。どのような殺人の仕方をしたのだろうか、等、作品の紹介を書くことはできるが、そんなことは、この作品のテーマである彼女の「真の動機」に比べるとほとんど意味のないことであり、「真の動機」を最後に読者に鮮やかに見せて驚かせるための道具に過ぎない。また、逆に、「真の動機」が何かをこの感想で書いてしまうと、ネタバレになってしまう。

    ということなので、この短編集の感想はこれ以上は書かない。
    どの作品も、切れ味の鋭い結末で、かなり面白く読めるということだけが感想だ。

    0
    2026年08月26日
  • 倫敦スコーンの謎

    Posted by ブクログ

    面白かった。1番好きなシリーズ。だけど言い回しにちょっとめんどくさいなと思ってしまい、自分が歳をとったなと感じた

    0
    2026年08月23日
  • ボトルネック

    Posted by ブクログ

    パラレルワールドに行った後、一個一個は大きい事件じゃないのに着実に主人公が自分の生きる意義を失っていく様が丁寧に描かれていて良かった。後味は悪いが、繰り返し読んで噛み締めたくなる作品だった。

    0
    2026年08月23日