米澤穂信のレビュー一覧

  • 栞と嘘の季節

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    何となくこのシリーズ好きだな。

    他シリーズと共通していない独自の部分は、
    どこなんだろう。
    背景に、明らかに、リアルで社会的な問題が横たわっているのは良い。そしてそれに各人物がどう向き合うか、というところに、人物の書き分けとしても使われている各自の行動原理や信条が絡んでくるというところも面白い。
    けど、それは小市民シリーズや古典部シリーズもそうか?どうだろう。
    やっぱり松倉という存在が、このシリーズを規定している気がする。

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    2025年11月05日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    ネタバレ

    小市民になりたい小鳩くんと小佐内さんのお話し
    人が死なないミステリーだから心が重くならずに読めて良い

    瓜野くんはずっと掌の上で転がされてるなーってことがわかるからちょっとかわいそうにもなってしまう。。。

    小鳩くんと小佐内さんの組み合わせが大好きだから
    とっても嬉しい終わり方でホッとしました。

    最後の火災現場での2人の出会いと、その後の公園でのやりとりの情景は美しいなと思うと同時に木の後ろで「もういいかい」をして待ってる小鳩くんを想像すると笑えてしまう。

    「糠に釘、「他愛無い」で声をだして笑ってしまった 笑

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    2025年11月04日
  • 栞と嘘の季節

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    前作は読んでないのですが。

    堀川と松倉の2人の掛け合いが、高校生らしからぬ感じもあるけども面白くてとても好き。
    読みやすくてどんどん読み進めることができた。

    そういう最後か〜という感想。

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    2025年11月03日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    良い。
    作者の幅広い作風に驚かされる。SF的入り。
    純小説ぽい。10代の多感な少年の感情を取り上げた内容。

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    2025年11月08日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    短編ミステリーではあるが、小市民シリーズとして長編作品として見てもかなり面白い。
    登場人物が好きで、掛け合いも面白いため最後まで退屈せずに読めた。
    終章は少し悲しくなったとともに、続きが気になった。

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    2025年11月02日
  • インシテミル

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    ミステリー好きの皆様、オススメします。
    ネットでどんでん返し系ミステリーを探していて本書に辿り着きました

    テンポよく展開が進むため、サクサク読み進めることができた。推理パートが複数あって何度も楽しめる。
    登場人物の豹変振りも人間臭くていい。

    終盤はどんでん返しがあってもよかったなと思う。この人裏があるだろうと予想していたが...
    メンテナンスルームは一体何だったんだろう。

    疑問点、モヤモヤが残るところもあり⭐︎-1といたしました

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    2025年11月01日
  • 犬はどこだ

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     とても面白い。流石は米澤先生です。探偵とその助手がそれぞれ別の依頼を受け仕事を進めることに。所々でリンクしていく事件、だが独立して動く二人は気付かない。最後に情報を交換した時に謎が綺麗に解け…といった趣向の作品。
     犬のモチーフの使い方がとても上手で、読んでいて気持ちがいいです。別にそれが活躍するわけではないけど、要所は犬で締める。素敵です。先生みたいなおしゃれな文章が書けるようになりたいです。
     

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    2025年10月30日
  • 王とサーカス

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    途中まで実話かと思っていたけど、完全なるサスペンスだった。カトマンズの情景や問題とリンクして勉強にもなりながら、ゾクゾクする場面もあり、読み進めるのが楽しかった。

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    2025年10月30日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    マロングラッセと小市民になりたい小佐内さんの比喩が印象的。
    小市民志向を捨てたように見えるが、次巻以降の2人のスタンスが気になる。

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    2025年10月26日
  • 本と鍵の季節

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    図書委員の堀川と松倉のバディもの、高校の図書室と本にまつわる6つの短編ミステリー。人が死なないミステリーなので安心して読める。
    堀川も松倉も平均的な男子高生に比べて思考が大人びていて、どことなく斜に構えた雰囲気。
    この2人の関係性は一見踏み込みすぎずドライに見えるけど、常に互いへの信頼とリスペクトが感じられて心地良い。大小様々な事件を解決していく毎に少しずつ友情も深まっていく様子にほっこり。最終章の締め方が哀愁が漂うビターな空気で◎

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    2025年10月24日
  • 栞と嘘の季節

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    図書室に返却された本に挟まれていたのは猛毒のトリカブトの花の栞。男性教師が中毒で救急搬送されて以降、校内でも同一の栞が次々と出回るように。

    前作が日常の謎を解き明かす青春ミステリだったのに対し、今作は猛毒のトリカブトという文字通り毒気の強いモチーフがテーマ。
    タイトルにもあるように作中の各所に嘘が散りばめられており、この数々の嘘が物語のポイントになっている。
    嘘はよくない。でも必ずしも嘘をつくとが悪いこととは限らない。嘘をつくことで自分や誰かの身を守ることになるなら、誰がその嘘を咎められるだろうか。

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    2025年10月24日
  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    高校の図書委員の男子二人が、身の回りで起こる事件を解決していく日常青春ミステリ。

    持ち込まれる謎は不穏な感触を持つ、舌に残る苦さが印象的なものばかり。
    特に終盤の展開はシビアで、切なくなりました。

    深く踏み込むことはせずに、相手を尊重して心地よい距離感を保つ二人の関係が素敵ですが、相手が闇落ちしそうな時はきちんと言葉の力で踏みとどめようとする。
    尊いね…!

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    2025年10月24日
  • インシテミル

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    映画の評判が良く無いからどうかな〜と思ってたけど普通に面白かった。
    ミステリ好きな人が書いたんだなぁと思える内容。
    映画はだいぶ中身変わってるみたいなので特に観なくてもいいかな。

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    2025年10月24日
  • インシテミル

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    おもしろかった!デスゲームとかは別に好きじゃないけど、ミステリとして謎があってそれを解く形式だととってもおもしろい。インシテミルが米澤穂信なの知らなかった。

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    2025年10月23日
  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    二人の高校生が、日常の些細な出来事から、想定外の問題の発見と解決をしていく短編集。
    何気ないシーンの一つの断片から、糸を手繰り寄せるように論理的に構築して問題解決に至る、二人の高校生の関係性もとても絶妙で、非常に緻密かつ繊細、丁寧に描写されている。おしゃれミステリーと名付けたい。
    にしても高校生がそこまで社会に対して詳しいかねと少々疑問に思うところもあるがそこは目をつぶろう。

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    2025年10月20日
  • 犬はどこだ

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    読み始めた時はそうとは思わない本格ミステリ。探偵役は、順風満帆で進んでいたがある日原因不明の皮膚病にかかり、会社をやめ、社会から逸脱者扱いになった彼が故郷に帰ったら治ったが心は沈んだまま、犬探しをメインの事務所を立ち上げた、若いやつれぎみの男性。初日から人探しを頼まれ、ある事件の深淵を覗くことになる。逃げるしかないと思っても、たとえ誰が何をしても目をそらすことはできるが、自然なまま逃げない選択を進む主人公に共感が持てる。最後は、殺人を止めることはできなかったが、それをあえて殺人者を警察に付き出さなかったのも共感する。ただそのせいで逆に殺人者に口封じされるリスクが出てしまったが、彼ならうまく気づ

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    2025年10月18日
  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    米澤先生やっぱり大好きです!
    「本と鍵の季節」というタイトルが良いですね。表紙もきれいなかんじで。ただ内容は結構ビターなかんじが多かったです。リアリティというか、そういう結末になるのか!とか、いつも通り楽しませていただきました。
    言葉の選び方や話の展開の仕方が米澤作品は好きなんですよねー。ちょっと言語化はできないんですけど、テンポというかリズムというか……とにかく心地よいです。
    男子高校生二人が主人公っていうのは結構新しいパターンだなと思いました!
    「ロックオンロッカー」での美容師さんとの会話の「僕はそういうのは全然!」ループが個人的に面白かったです。たしかにああいう経験あるかも、と思ってしま

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    2025年10月14日
  • 追想五断章

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    古書店で働く青年は、ある依頼を受ける。それは「亡くなった父が書いた“追想五断章”という未発表作品を探してほしい」というもの。調査を進めるうちに、五つの断章(短編)に秘められた「死」や「罪」の真実が少しずつ明らかになっていく。やがて青年は、依頼人の父の過去と、断章を貫くひとつの悲しい出来事にたどり着く――。静かな筆致で進むミステリー、「記憶」「創作」「贖罪」が巧みに絡み合う、心に余韻を残す作品。リドルストーリーをこんな形でミステリーに仕上げる筆者のアイデアにも脱帽です!

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    2025年10月14日
  • これが最後の仕事になる

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    続きを書いて欲しい話や、考えさせられる話または自分にはよくわからない話など色々な作家さんの作品があり、読み応えがありました。
    この中から自分のお気に入りになる作家さんを探すのもいいかと思います。

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    2025年10月11日
  • 可燃物

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    ネタバレ

    ★★★★☆星4
    真実。短編5集。崖の下、ねむけ、命の恩、可燃物、本物か。
    面白かった!短編集なので軽い気持ち読めるがしっかりドラマチックで最後はスッキリする。優秀な葛警部が謎解きをしてくれる、部下も優秀できちんと成果を上げてくれる。どれも自分の中で犯人に目処を立てるんだけど毎回騙された。

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    2025年10月10日