米澤穂信のレビュー一覧

  • 妖し

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    10人の作家による十の世界。怖い 恐い 引きずり込まれる 目が離せない 読み続けてしまう。

    戻ってこれて良かった

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    2020年01月15日
  • 米澤穂信と古典部

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    古典部ファンブックだ!(書き下ろし短編付き!)
    古典部シリーズ各物語の裏話から、名だたる小説家さんと米澤さんとの対談、古典部4人の本棚に何が入っているか大公開など読んでてニコニコしてしまうコンテンツがたくさんでした。

    唸ってしまったのは、対談のページでどなたとの対談でも過去の名作から最近の作品まで問わず作品名がバンバン出てくる。しかもお互いどんなタイトルがでても「あーあれね」みたいな受け答えで、おそらく全部知ってらっしゃる。
    やはり小説家は知識が凄いんだろなと感動した……

    対談相手の恩田陸さんが「既存作品からの本歌取りを楽しむためにも、(ミステリーファンには)お勉強して、とは言わないですけど、過去の名作も読んでみてほしいですね」っておっしゃってて、ぐうの音も出ないなと思った次第。
    対談で出てきたタイトル順番に読んでみようかな…

    古典部の本棚は、千反田ちゃんのラインナップが自分と近くてわくわくした。ふふふ。

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    2019年10月29日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    僕を見つけて
    誘拐されたと自分で通報した少年

    菊の塵
    明治四十二年元軍人自害の謎

    ゴースト・トレイン
    雑誌の企画で赤川次郎の幽霊列車の続編として連城三紀彦が書いた短編

    白蘭
    戦後の大阪芸人

    他人たち
    他人のような家族

    夜の自画像
    一枚の絵の真実

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    2019年07月16日
  • 氷菓 (12)

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    ネタバレ

     「遠回りする雛」編に突入する12巻である。
     タスクオーナさんご自身もコメントしておられるが、ようやく雛までたどり着いた感のある12巻だろう。内容的には手作りチョコレート事件と遠回りする雛で半々である。

     丁寧なコミカライズが進められている本作であるが、やはり難関は刊行速度に由来する「あれ、前の巻はどうなってたっけ?」という部分だろう。
     今回の手作りチョコレート事件では若干その感もあって、物語を楽しむ上での妨げとまではなっていないが、読書する上で入り込む助走が足りない印象は受けている。
     物語の内容的に、やや後味の悪い(おおむねエピソード全体でギスギスしている)面もあり、かつ「遠回りする雛」の方が問題提示に止まって終わっている点でもややモヤっとする構成であるのも気になるところだ。

     コミカライズとしてはおおむね良質であり、表紙も含めて千反田お雛様の麗しさも眼福であるのだけれど、収録の関係上、構成面ではちょっと気になるところもあった巻だった。
     というわけで、星四つ半相当と評価したい。

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    2019年07月12日
  • 犬はどこだ

    購入済み

    リドルストーリー?

    先生の作品にリドルストーリーがテーマのとてもおもしろい物語があります。この作品にもいくつかのエンディングが想像できることがもどかしい。犬は私が用意しますから、続編をお願いします。ちなみに私の犬は保健所からもらってきた雑種です。

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    2018年05月17日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    ミステリーにそんなに興味はないのだけど、「日本語が美しい」と方々から噂に聞く連城三紀彦氏。飛行機移動のおともに、さくっと読めそうな短編をチョイス。

    噂に違わぬ美しい日本語!美しすぎて、読んでいる間めっちゃ幸せだった。私もこういう日本語を使える人になりたい…
    「ゴースト・トレイン」と「白蘭」がよかった。「他人たち」もよかったけど、いやそんな風にならんやろ!と心の片隅で思ってしまったので…短編でミステリーって、すごく難しいんだろうと思うけど、すべてがおさまりの良い仕上がり。趣の違うミステリー短編を多数生み出している作家さんなんだな、というのを改めて認識。

    1作目と比較すると、恋愛小説的な要素の強い作品がなくて(とらえ方によるのかもしれないけど)恋愛がらみのミステリーが好きではない人はこういう作品のほうが好みなのかもしれないな。連城色が弱まってしまうけども。

    こんなに幸せに日本語読めるのなら、長編小説も余裕でいけそう。ほかの作品も読まなければ。

    ★初出(底本一覧から)★
    「ぼくを見つけて」―『顔のない肖像画』(2016)
    「菊の塵」―『夕萩心中』(1988)
    「ゴースト・トレイン」―『紫の傷』(2002)
    「白蘭」―『たそがれ色の微笑』(1992)
    「他人たち」―『美女』(2000)
    「夜の自画像」―『Bluff 騙し合いの夜 ミステリー傑作選』(2012)

    --

    どれも超高密度(綾辻)
    普通は書けない。(伊坂)
    驚きは屈指のもの。(小野)
    その「技」は魔法的(米澤)
    四人の超人気作家が厳選した究極の傑作集。
    特別語りおろし巻末鼎談つき!

    逆転に次ぐ逆転、超絶トリック、鮮烈な美しさ。死してなお読者を惹きつけてやまないミステリーの巨匠、連城三紀彦を敬愛する4人が選び抜いた究極の傑作集。“誘拐の連城”決定版「ぼくを見つけて」、語りの極致「他人たち」、最後の花葬シリーズ「夜の自画像」など全6編。巻末に綾辻×伊坂×米澤、語りおろし特別鼎談を収録。

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    2018年04月01日
  • 氷菓 (11)

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    BD-BOXのおまけ漫画も収録。ちょこちょこと漫画で新ネタ放流があるので見逃せない。
    あと「あきましておめでとう」、「手作りチョコレート事件(途中まで)」。
    作者の人もだいぶ絵がこなれてきたなあ。それと同時にアニメ分はそろそろ終わってしまうけれど、連載はどうなるんだろう。アニメになってない原作分も(もちろんできればアニメ二期で見たいけど)漫画化してくれればな。

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    2020年12月01日
  • 氷菓 (11)

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    省エネ主義者の謎にあたる機会の多い学生生活 
    漫画版11冊目。

    1年めの冬。
    クリスマスプレゼントが漫画版のオマケ。
    トリックも様々なことを考えるものだ。

    タスクオーナさんの絵は綺麗で、こういうロジックや微妙な心理の表出も上手で良いです。
    メインは初詣の回。
    見せびらかしに来ちゃうチタンダエルに何も言えぬとは情けない。
    バレンタイン話は辛いが、遠回りする雛ももう遠くないか。

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    2017年11月26日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    連城氏を敬愛する4人のミステリ作家が選んだ傑作短篇集の第2弾。
    第1弾は逆転の構図に驚いたり唸らされた作品が多かったが、今回は氏の才能の幅広さを感じさせる作品集になっていた。驚きは若干減ったが、その分シブい。そして憎いほど巧い。ミステリも文学なんだなあと改めて思った。

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    2017年11月15日
  • 氷菓 (3)

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    ネタバレ

    氷菓編完結、正体見たり、愚者のエンドロール試写会開始前まで。
    氷菓編クライマックスも良かったのですが、個人的には『正体見たり』が結構力入っていて好み。ラストもアイスですし

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    2016年11月27日
  • 氷菓 (2)

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    ネタバレ

    喫茶店での千反田からの依頼、大罪、千反田邸での仮説検討まで収録。
    幼少時の姿を現在の姿に重ねる描写で涙脆くなるマンなので地面掘ってる千反田えるがこう''''効く'''んだ……。
    あとがきでタスクオーナ先生の描く米澤穂信先生がとても凶器で刺さりますね。

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    2016年11月27日
  • 氷菓 (9)

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     クドリャフカ編もいよいよ大詰めの9巻である。犯人にまでたどり着き、あとは解決編を待つのみというところで物語はクローズされている。
     いや、それにしてもよくまとまった良い巻だった。奉太郎が、氷菓が売れることにじんわりと快感を感じている様など、なかなか読ませるところも多く、全体的な動きの少なさがちっとも気にならない。本当にこの辺は、タスクオーナさんの達者なところだろう。
     難所と言ってもいい(どうしても内容的に間延びしてしまうだろう)クドリャフカの順番も順調に消化されていて、読者としては嬉しいところである。さすがに中弛みしたところもあったが、少なくともこの巻はよく読ませる内容だった。

     というわけで、星四つ半相当と評価している。次は来年春の発売のようだが、楽しみに待ちたいところだ。

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    2015年10月29日
  • 氷菓 (9)

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    ネタバレ

    しばらく感想書いてなかった。
    カンヤ祭終了まで。十文字編も次巻で解決。そういうのが多い。
    相変わらず摩耶花のコスプレが渋い(褒めてる)…フロル、アッコちゃんときて、鳥を見ると縮む刑事…七色いんこの千里刑事。ただ、こういうところもだけど、クリスティのくだりも読んでないと何のことやら。想像するしかないのだが。こういう一部にしかわからない話はどうなんだ…パロディってそういうものか。
    ここでも奉太郎姉がすごい役回り。偶然なんだろうけど、カンヤ祭で宝物を見つけた人は他にもいるかもしれない。でもそれが、宝どころじゃない人も…こういうのは難しい。

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    2015年09月13日
  • 氷菓 (8)

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     クドリャフカの順番編、メインエピソードの怪盗「十文字」事件がだいぶ進行し、物語は収束に向かっているところだろうか。
     いつものように千反田さんの殺し文句でこの巻は始まっているが、群像劇としての物語がそちらに収束していっているように描かれているのは、原作のストーリーもさることながら、漫画としての丁寧な描き方もあるだろう。
     巻末を読むに、次巻ではあの人も登場する模様だが、このエピソードが締まるようではないので、今少しクドリャフカを楽しむことになるようである。

     ここでも星四つと評価した。しかし、刊行速度から考えると、この長大なエピソードはやや酷だなと思わなくもない。

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    2015年05月29日
  • 氷菓 (7)

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     文化祭編、あるいはクドリャフカの順番編も本格的にスタートを迎えた。オールキャストでの長いエピソードの始まりである。
     ベースラインとしては刷り過ぎた文集を捌くために各自奮闘する群像劇であるが、今回はその中で、クイズ大会と、漫画研究会での諍いの緒戦と、お料理対決の途中までが収録されている。
     それぞれよく描かれているけれど、どうしてもまだ物語の途上としての感が強く、少し尻切れトンボの感は否めないかもしれない。

     星四つと評価したが、ここでばら撒かれたネタが回収される様を楽しみに待ちたいところだ。
     あと、萩尾先生の推薦にはさすがに驚かされた。いや、次巻でその経緯については詳らかにされているが、なんでもお願いするもんだと思う。

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    2015年05月29日
  • 街角で謎が待っている がまくら市事件

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    蝦蟇倉市で不可能犯罪が起こるアンソロジー。2冊目。

    この街にも人にも慣れてきた。
    ただこちらの本は事件が解決してるのかしてないのか。
    はっきりさせないがいいのかもしれないですけどね。

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    2015年01月27日
  • 街角で謎が待っている がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    蝦蟇倉市アンソロジーの2冊目。2冊目は少しダークな話が多かった印象。いろいろなタイプのミステリーがあって楽しい。真相は二の次な話もあるし、がっつり謎解きな話もある。ちょっと不可能犯罪にこだわり過ぎな感じはしますが。

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    2015年01月01日
  • 犬はどこだ

    Posted by 読むコレ

    購入済み

    ちょっとタイトル(笑)
    それはともかく今回は氏の作品ではちと記憶にない探偵もの(?)でした。
    それでも何でもない立ち上がりからやがて真相の深みに嵌っていく様は相変わらずで、氏の作品の真骨頂と言うべきか。
    堪能させいていただきました。
    また流石に古典ミステリを敬愛する氏の作品のこと、本作も読中に「これは不自然だなぁ」と感じた部分には必ず理由があり、最後までにきちんと回収してくれる辺りも相変わらず。ロジカルで本当に安心して読めました。
    ただしモヤっとした読了感も更に相変わらず。
    良くも悪くも米澤ブランド。楽しみました。

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    2014年03月22日
  • 追想五断章

    Posted by 読むコレ

    再読。作者の筆力に驚嘆です。
    主人公は依頼を受けある方の遺した五つの短編を探すのですが、見つけ出した作中にはある過去の事件の謎を読み解く鍵が隠されていた…という感じの物語なのですが、まずこの短編が素晴らしい。
    年代も思想も、ましてや執筆の動機も違う別の人物になり切って物語を書き、それでいて妙に惹かれる面白さがあるのですから。参りました。
    問題提起も何もない所から静かに始まり、いつの間にやら深い事件に巻き込んでくれる所なども流石。ちと弱いが意外な結末も控えており素晴らしい一冊でした。
    これ作者の代表作でいいのでは?

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    2014年03月21日
  • インシテミル

    Posted by 読むコレ

    再読。極限環境下での人間同士が疑心暗鬼になり事件が連鎖する…という何処かで読んだ様な設定に、意外性に富んだとは言い難いラスト。
    しかしそれでも本作が僕を再読せしめるのは、単なるパニックものに留まらない緻密で隙の無いミステリとしての構成に何とも感心させられたからです。
    この設定であれば、ともすれば最後はワーッと騒いで全てを煙に巻いて終わることさえ出来たであろう所を、最後まで理論と理性をぶつけてきたあたりに作者の矜持を感じました。
    登場人物が覚えにくかったのが難かな。
    まぁ、その辺は「明鏡島」で改善されるのかと(笑)

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    2014年03月20日