米澤穂信のレビュー一覧

  • 黒牢城

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    歴史×ミステリに興味を持って読み始めてみたが、トリックやロジックを期待すると、ミステリとしては物足りなさを感じる。
    ​一方で、ストーリーは大河ドラマのようで、個々の事件が終盤に向けてその時代に生きる人達の心理ドラマを加速させて行く展開は面白かった。​ただ、時代物特有の文体や用語の読みづらさから、自分にはハマりきらなかった。

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    2026年06月13日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    お目当ては米澤穂信さん!
    また、『火のないところに煙は』が面白かった芦沢央さんも期待大でした。
    他の御三方はお初でしたが……まあ、さもありなんですねぇ(⁠^⁠^⁠;

    さて、はじめましての方丈貴恵さん「メゾン・イニシェの怪」は、白衣の専門官が主人公かと思いきや、「エレベーターで異界に行く方法」を試すオカルトマニアも出てきて、何だか面白かったです。笑

    そして先日『可燃物』を読んだばかりの私にとって、穂信先生の「お見通し」はなんとも嬉しい一編。
    「葛さん、カフェオレと菓子パンだけじゃ体壊しますよ!」と感想に書きましたが、なんと本作では雰囲気のいい小料理屋(その名も〈りん常〉!)で、信頼する同僚と

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    2026年06月13日
  • 黒牢城

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    面白かった。
    立派に佇む有岡城と堂々たる村重。しかし物語が進むにつれて、村重が次第に周囲からの信用を失い、自身も迷いや苦悩を抱えていく様が、読んでいて心苦しかった。誰の助けもない見捨てられた状況の中で、それでも抗い続けなければならなかった村重を思うと辛い。
    官兵衛と村重、どちらも頭の切れる人物であり、彼らの事件の真相を探る会話やお互いの考え、価値観をぶつける知的なやり取りに読み応えがあった。
    戦国時代という厳しい時代の中で生きる様々な立場の人々の姿も印象的で、乱世を生きる人々の苦悩に感情移入してしまった。

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    2026年06月12日
  • 真実の10メートル手前

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    みんなの感想を見て本書がシリーズ2作目だと気付く。「王とサーカス」気になってたんだよな。


    2作目から読んでしまったからか、思ったほどはハマらなかった。

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    2026年06月11日
  • 満願(新潮文庫)

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    初の米澤穂信さん

    読書初心者の自分からすると、読み方を理解していないためか「あー、なるほど」と読み直してから理解できる面白さと「…ん?」と思う物語があった。

    個人的に好きな話は、関守、満願、柘榴、死人宿。
    少しホラーテイストな話と、
    ヒトコワな話と、うわー、気持ちが悪る…、
    って感じのが好みだと再確認できた本。笑

    ミステリーの面白さを理解してからまた読みたい。
    ので、今の自分レベルでの評価は3

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    2026年06月08日
  • 倫敦スコーンの謎

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    独特の空気感、その世界を構築する文章を上手と感じる。どこかほろ苦い後味も小市民シリーズならでは。最後の1編を足すことで、物語が繋がっていくところも心憎い。それでもやはり長編がいいな。

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    2026年06月08日
  • 黒牢城

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    第一章から第三章まではミステリー小説であり荒木摂津守村重の組織内のリーダー像が描写されていて、粛々と読み進められ、第四章 落日孤影でドラマティックな展開に面白さが芽生えた。
    小説なのでかいつまんで読むということはできないため、最初から最後まで読むちからはいるけれど、第四章まで読めたら重厚な人間の因果についてのドラマが口を開けている。

    歴史小説というよりミステリー小説、娯楽小説に近いため、わたしは読み進めやすかった。

    ドラマを見るように読める小説と感じる。

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    2026年06月08日
  • 可燃物

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    米澤穂信先生が「警察小説アンソロジー」に参加されると聞き、刊行時からなぜかずっと詰んでいた本書を手に取りました。
    積読というのは、必ず「読むべき時」が来るんですよ、ええ笑

    米澤先生の著作はずっと読んできているのですが、こと短編においては本当にまとまりが良いなと感じます(ちなみに、短編集の最高傑作は『儚い羊たちの祝宴』派です)。良くも悪くも優等生的、と言えなくもないですが。
    序盤での魅力的な謎の提示、集まる証拠の数々、探偵役のひらめき、そしてどこか背筋がひやりとする切なさ、やるせなさ……。
    初の警察小説となる本作でもその特徴が存分に発揮されており、短編なのでちょっとずつ読み進めるつもりが、思わ

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    2026年06月08日
  • 本と鍵の季節

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    想像よりもミステリーが凝っていて面白かったです。特に最後の話はびっくりでした…
    堀川と松倉のダブル探偵が依頼を受けたりして謎を解決していく話ですが、松倉がキレる探偵であれば堀川はバディのような役割と思いきや、要所では松倉を超える閃きをしたりと、これまでにない構成なのが新鮮でした。また、堀川と松倉の掛け合いもテンポがよくて、読み進めやすかったなと思います。
    時折挟んでくる不思議な味のジュースを飲んでみたくなりました笑

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    2026年06月07日
  • 倫敦スコーンの謎

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    完結したはずの小市民シリーズに新刊が。小鳩くんと小佐内さんの2人に再び会えるとは。嬉しい。
    やっぱりそこに謎があれば首を突っ込まずにはいられない2人。今作でも勝手に謎を解きまくる。
    やっぱりこの2人の関係性が好き。読むとなんだか甘いものが無性に食べたくなるんだよな。

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    2026年06月07日
  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    今年20作目。
    図書委員の高校生2名が謎に挑む青春ミステリー。大掛かりなトリックはなく、日常系の謎を解決していく話で読みやすい。
    短編集なんだけど、話に繋がりがあり最終章でまとめる。
    『金曜日に彼は何をしたのか』弟は証拠をどうしたのか、、、気になる。

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    2026年06月07日
  • それはそれはよく燃えた

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    最初の一行が「それはそれはよく燃えた」から始まる25のストーリー。短編集はあまり好まないのですが読みたい作家さんがいたので手に取りました。好みや読みやすい読みにくいはあるものの全体的に面白く読めました。「ともしびの花」「ファンの鑑」「比翼」「全滅館の殺人」が印象に残った好きな作品です。

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    2026年06月06日
  • それはそれはよく燃えた

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    積読チャンネルにてオススメされていたので手に取った1冊。

    星新一のショートショートクラスの短編集となっており、かなり手に取りやすい一冊。
    数多の作家の方の作品に触れることができるのが良い点である一方、かなりの短編なので人によっては物足りなさを感じてしまうかもしれない。

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    2026年06月05日
  • 栞と嘘の季節

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    前作があると知らずに読みましたが、前提知識がなくても普通に読めます。2章目から本格的にミステリーが動き始めるのですが…うーん、登場人物の行動に納得がいかないというか筋が通らない部分があって、そこに気がついてからは空気感だけを楽しむようにしました。
    ヒロイン、と言っていいかわかりませんが瀬野さんの描写は好きです。主人公の抱くヒロインへの感情もリアルで。青春部分はとても好きです。ミステリーとして読まなければ良作だと思います!

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    2026年06月04日
  • 満願(新潮文庫)

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    人間の心の奥底に潜む執念や業を、精緻なロジックと冷徹な筆致で美しくも恐ろしく描き出した、ミステリー短編集。
    落語のようなオチが印象的。

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    2026年06月04日
  • インシテミル

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    ネタバレ

    密室のないクローズドサークル作品。3.1

    ミステリーものの華は事件と解決が派手であるほどいい。しかし派手さが足りないと感じた。

    殺人が起きるまでが冗長で、暗鬼館の特性が密室にもならなければ死に様の衝撃の弱さにワクワクが特に感じられなかった。

    どうやって人死が起きた?と、手が止まることはなく、淡々と読めてしまった。

    作中で言われている通り暗鬼館は欠陥が多い。主人公がゲームマスターの意向に沿わないように動くのはいいが、結城が犯人に仕立て上げられ監獄に入れられるところはなかなか納得いかなかった。せめて、完全論破されて入って欲しかった。

    関水が人を殺してまで10億を欲した強い動機が知りたかっ

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    2026年06月03日
  • Iの悲劇

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    短編のエピソードが繋がっていき、
    ラストにはああそういうことだったのか、と驚かされます。
    思い出深い作品です。

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    2026年06月03日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    推理小説デビューで読んだ作品
    残酷さや狂気が露わになっていてやや推理小説というものに戸惑いつつ、短編集のおかげでさくさくと読むことができた

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    2026年06月03日
  • 黒牢城

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    歴史ものだと思って読み始めたのでそういう意味では少し物足りなさもあったが、歴史×ミステリという試みは面白かった。言われてみれば、籠城中の城下って確かにある種のクローズド・サークルじみているかも。盲点だった。
    いかにもな侍口調の台詞が多いこともあり、史実について詳しく知らなくても読みやすい。クライマックスの千代保の語りはぞっとする迫力もある。
    ただ、結末がちょっとチープに見えてしまったかな……でもそれは、歴史小説と思って読む気持ちが最後まで捨て切れなかったからだろう。歴史ものというより、ミステリと思って読めば、新鮮に面白く読めると思う。

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    2026年06月03日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    星3.0

    どんでん返しを期待しすぎたかも。
    期待は超えず、それぞれのオチは面白くはあるものの、パターンがほとんど同じなので読めてくる。

    米澤穂信さんの本は何本か読んだけど、リピートはもういいかなあ

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    2026年06月02日