米澤穂信のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ若干ラノベ感があるなと思ったら、氷菓の作者だった。(氷菓を読んだことがあるわけではないが、アニメを見たことがあるので、氷菓はラノベっぽいのかなと勝手に思っていて、氷菓には手を出さずにいた。)
特にサキの口調や振る舞いにラノベっぽさを感じるのだが、自分は小説にはリアリティを求める節があるせいか、そのせいで物語に没入出来ない感じがあった。
タイムリープやパラレルワールドといった設定は好きなのだが、本作ではその設定を十分に堪能出来なかった。
タイムリープやパラレルワールドってミステリーとの掛け合わせでさらに面白くなるものと思っているのだが、ミステリー要素が期待していたほどじゃなかったからなのかもしれない。
本作はあまりミステリーとして読むものではなかったのかも知れない。途中で出てくる黒幕っぽいなと思った奴も結局何だったのかよく分からずじまいだった。
結論は自分の読解力不足で解説を読まなければ理解が追いつかなかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ警察官や元警察官を主人公にしたアンソロジー。
米澤穂信「お見通し」
安楽椅子探偵物のエッセンスが効いたとても短い小説。
方丈貴恵「メゾン・イニシエの怪」
著者の小説はアミュレットホテル以来になるが、都度、特殊な場面設定を作っての謎解きが特徴。
荒木あかね「プライドの隙間」
得意のクローズドサークル。今回は警察署内。
警察官の拳銃自殺の原因と拳銃の捜索が並行して進んでゆく。
松嶋智左「家につく猫」
初読の作家さん。
面白そうな出だしだったが失速してしまった。
長編を読んでみたい。
芦沢 央「コールバック」
こちらも初読の作家さん。
5作の中では最も面白かった。謎の人物の登場から一気にラストまで突き進むスピード感がいい。読後に余韻を残す秀作だと思う。
ぜひほかの小説も読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
【2026年106冊目】
雪山の崖の下で見つかった死体と怪我人、消えた凶器――「崖の下」、深夜に起こった交通事故に4人の証言者、嘘つきは誰か――「ねむけ」、登山ルートで見つかったバラバラ死体、損壊した理由は何か――「命の恩」、連続放火事件はなぜ燃えにくい可燃物ばかり狙われたのか――「可燃物」、ファミリーレストランで起きた立てこもり事件の犯人はどこか怯えた様子で――「本物か」、ミステリー×警察小説の短編集。
3冠を獲ったということで、ほう、どれどれと期待して読みました。うーん、そんなに好みではなかったです。トリックとか真相は「おお」と思うお話もありましたが、あんまり感情の描写がないというか。ロボットみたいだなって思ったりして、こう人間味がないというか。淡々と推理をする探偵は結構いると思うんですけど、どこか人間味があるものなんですが、葛警部については「この人じゃなくてもいいんじゃないか」みたいな代替可能感がありました。
こういう淡々とした感じがお好きな方も多いとは思うので、私には合わなかったというだけです!
めちゃくちゃ余談ですが葛警部のことをずっと「くず」と読んでいました。酷い話だ。