米澤穂信のレビュー一覧
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ネタバレリドルストーリーという言葉は本作で初めて知ったのですが、考察の余地がある作品が好きなのであらすじに惹かれて手に取りました。
推理小説というよりは明治時代の純文学を読んでいるような感覚。大きな盛り上がりはなく割と淡々と物語が進むので一気読み必須!という感じではないけれど、徐々に過去が浮かび上がってくる様が面白かったです。でも全てが詳らかになるわけでもないのがこの物語の結末としては最適解だと思います。
叶黒白こと北里参吾は『山月記』の李徴に性格が似ていると感じ(本文より引用「自尊心が強い割に皮肉なところがあって…」「この誇り高い男に…」)、斗満子は『痴人の愛』のナオミを連想させる女性だな(「彼女 -
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短編ミステリーをサクッとなおかつ簡単に読みたい時にはいい本だと思います。
6つのミステリーの内4つは比較的すんなり謎解きできて達成感はありました笑
普段読まない作者さんの作品に触れれた機会でもあるのでここから関連して新しい本当の出会いもできるので楽しいです。
複雑なミステリーを求める方には物足りないかな…?
「はい、ここまでのヒントで解いてください!」って感じが好奇心で先に進んでしまうよりも強制ストップをかけて頭に残りやすいです。
米澤穂信さんが気になって手に取りましたが、小市民を名前は認識していましたが読んだことがなかったので、もし前知識として持っていたらより世界観が頭に浮かんで楽しめたかも -
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ネタバレ旧ユーゴからやってきた高校生マーヤと弓道部員守谷がその仲間達と繰り広げる日常系ミステリー。初の米澤さん本だったが、文語調強めの日本語表現が特徴的。ユーゴ国民として内戦へ突き進む祖国を憂うマーヤの発言は常にリアルで、当時の緊張感が伝わってくる。様々な局面でマーヤからユーゴを感じることができる不思議な物語で、雰囲気は良かった。
多民族国家で純粋な国民国家を建設しようとすると、少数派の弾圧を生み、宗教や民族をベースにしている分その弾圧は凄惨なものになるのかもしれず、帝国による緩い統治が多民族国家の場合には適しているのかもしれない、なんて素人ながらに考えさせられた。
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「ヤツデの一家」新川帆立
「大代行時代」結城真一郎
最近の話題で面白い。さすが『#真相をお話しします』の作者。
「妻貝朋希を誰も知らない」斜線堂有紀
すごくいたたまれない気持ちだった。近年になって受け入れられつつあるとはいえ、田舎の閉じられた世界でなんの支援にも繋がっていない10代の子ども。
「供米」米澤穂信
近代文学界の当事者であろう主人公とその友人と。美しいラストだった。感動した。(文ストの横溝正史を重ねました)
「ハングマンー雛鵜ー」中山七里
シリーズもののひとつのよう。復讐代行。
「ミステリ作家とその弟子」有栖川有栖
コテコテの時刻表ミステリ読みたくなった。それ -
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ネタバレ真相はドラマチックで、これまでのファルクがなぜそこを確認したがるのか?というような質問や意味ありげな伏線が次々と回収されていき、面白かった。
ただ、真相に辿り着くまでが少し退屈だったのと、ファルクがいつついたか分からない傷がある、という場面でおや…?と引っかかっていたので、そこまで驚きの結末!とはならなかった。
ファルクの兄弟決戦はどうなったのか、という点は後日談としてアミーナとニコラが憶測で語っているが、実際どうなったか分からないので少しモヤッとする。
アミーナというキャラクターについて、戦いの時は守られることに徹しながらも自分の意志がきちんとあり、飾りとしての姫・女性ではなく、1人の -
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ネタバレ去年読んだ黒牢城のファンタジー版だと思いながら読み始めてみたが、黒牢城は複数の事件を解決していく短編集だったが、今作は上下巻かけて1つの事件を解決していくようだ。
孤島で起きた殺人事件の犯人は誰か。
ファンタジーならではの特殊民族や魔術を使える者などが登場。魔術らしい魔術の話もあるが(鉛の器にワインを満たしてそこに特定人物の血を垂らせば操ることができるなど)、指紋や血痕を目視できるようにするため魔法の粉を使用するなど、科学的な部分もある。
捕虜のデーン人が印象的で、どう絡んでくるのか楽しみだ。
『警戒するのは悪くない。次は観察、そして論理だ』p29という、ファルクの探偵じみた発言でふふっと -
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春季限定(高1春)と、夏季限定(高2夏)の間、
高1の2~3学期(秋~冬)にかけての出来事。
「巴里《パリ》マカロンの謎」
高一の夏休みの終わり頃、とある理由で帰宅が大幅に遅れたという小鳩くん。
とある理由って何だろう? 語るほどでもないこと?
「紐育チーズケーキの謎」
小鳩くんも小佐内さんも部活には入っていないけど、それぞれ習い事はしているとのこと。
何を習っているのかな?
小佐内さんが拉致された時の小鳩くんの「えっ、また?」発言。
「夏期」以前にも拉致されたことが?
いろいろと語られてない部分も、何かあるのではと気になってしまう。
wikiによると単行本未収録の話もあるようだし、