米澤穂信のレビュー一覧

  • リカーシブル

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    ネタバレ

    「小市民シリーズ」を少しだけ読んで、作者がどういうミステリーを書かれるのかが気になって、本作を見つけた。

    読み始めからずっと「いやーな感じ」がまとわりつく。
    引越した町に根付く伝承。その伝承を基に起きる奇怪なもろもろ。

    友達も町の人もママも、全てが嘘くさいと思うのに、何がどうなっているのか、が見えてこない。
    途中で辞めようかと思ったけれど、結論が知りたくてなんとか最後まで。

    ミステリーになるのかな?
    私個人の気持ち的にはホラーで、すっきりしないまま。

    生きていかなければならないとしても、ママとの家に帰るのはどうなんだろう?

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    2024年12月31日
  • 妖し

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    読書疲れしていたため久々の短編。朱川先生の短編が一番好き。上品な怖さの作品が多くて良かった。どの作品も長編で読んでみたくなる魅力があった

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    2024年12月18日
  • さよなら妖精

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    ネタバレ

     旧ユーゴからやってきた高校生マーヤと弓道部員守谷がその仲間達と繰り広げる日常系ミステリー。初の米澤さん本だったが、文語調強めの日本語表現が特徴的。ユーゴ国民として内戦へ突き進む祖国を憂うマーヤの発言は常にリアルで、当時の緊張感が伝わってくる。様々な局面でマーヤからユーゴを感じることができる不思議な物語で、雰囲気は良かった。
     多民族国家で純粋な国民国家を建設しようとすると、少数派の弾圧を生み、宗教や民族をベースにしている分その弾圧は凄惨なものになるのかもしれず、帝国による緩い統治が多民族国家の場合には適しているのかもしれない、なんて素人ながらに考えさせられた。
     

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    2024年12月15日
  • 時の罠

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    1作品目を読みはじめ、なんだか見覚えがあると思ったら「家族シアター」に収録されている作品の1つだった。久々に読み直すことができ、やはり面白いと感じた。
    特に不思議な世界観だったのは3作品目。米澤穂信さんの作品は初めて読んだが、切り口が独特で興味深かった。

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    2024年12月12日
  • 真実の10メートル手前

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    普通に面白かったです。
    短編集だからというのも大きいと思いますが、テンポよく楽しんで読めました。
    「王とサーカス」は「さよなら妖精」を読んでから読むと面白さが増すと思いますが、この作品も一部の話は「さよなら妖精」を読んでから読んだ方がより楽しんで読めそうです。
    「王とサーカス」やこの短編集のように大刀洗万智が主人公の話は〈ベルーフ〉シリーズと呼ばれているそうですね。
    〈ベルーフ〉シリーズの続編が楽しみです。

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    2024年12月12日
  • インシテミル

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    ネタバレ

    次々死んでいくわけじゃない展開に新鮮味があって内容も面白かった
    けど最後の方が色々釈然としないかなーとゆう評価

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    2026年07月06日
  • 犬はどこだ

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    安定の面白さ。ハンペーもいい味出してるし、主人公のスタンスも好き。古典部シリーズといい、主人公の女きょうだい結構癖ありがち。
    緊張感は演出されるけど、実際には最後現場行く必要なくね?
    赤ずきんはそういうことだったのか...

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    2024年11月30日
  • 禁断の罠

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    「ヤツデの一家」新川帆立



    「大代行時代」結城真一郎
    最近の話題で面白い。さすが『#真相をお話しします』の作者。


    「妻貝朋希を誰も知らない」斜線堂有紀
    すごくいたたまれない気持ちだった。近年になって受け入れられつつあるとはいえ、田舎の閉じられた世界でなんの支援にも繋がっていない10代の子ども。



    「供米」米澤穂信
    近代文学界の当事者であろう主人公とその友人と。美しいラストだった。感動した。(文ストの横溝正史を重ねました)


    「ハングマンー雛鵜ー」中山七里
    シリーズもののひとつのよう。復讐代行。


    「ミステリ作家とその弟子」有栖川有栖
    コテコテの時刻表ミステリ読みたくなった。それ

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    2024年11月24日
  • 折れた竜骨 下

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    ネタバレ

    真相はドラマチックで、これまでのファルクがなぜそこを確認したがるのか?というような質問や意味ありげな伏線が次々と回収されていき、面白かった。

    ただ、真相に辿り着くまでが少し退屈だったのと、ファルクがいつついたか分からない傷がある、という場面でおや…?と引っかかっていたので、そこまで驚きの結末!とはならなかった。

    ファルクの兄弟決戦はどうなったのか、という点は後日談としてアミーナとニコラが憶測で語っているが、実際どうなったか分からないので少しモヤッとする。

    アミーナというキャラクターについて、戦いの時は守られることに徹しながらも自分の意志がきちんとあり、飾りとしての姫・女性ではなく、1人の

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    2024年10月29日
  • 米澤屋書店

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    感想
    作家の頭の中。ストックの違い。それだけではない。同じものを見た時にどう感じるか。情報のフローも異なる。どう面白く変換し伝えるか。

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    2024年10月25日
  • 折れた竜骨 上

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    ネタバレ

    去年読んだ黒牢城のファンタジー版だと思いながら読み始めてみたが、黒牢城は複数の事件を解決していく短編集だったが、今作は上下巻かけて1つの事件を解決していくようだ。
    孤島で起きた殺人事件の犯人は誰か。
    ファンタジーならではの特殊民族や魔術を使える者などが登場。魔術らしい魔術の話もあるが(鉛の器にワインを満たしてそこに特定人物の血を垂らせば操ることができるなど)、指紋や血痕を目視できるようにするため魔法の粉を使用するなど、科学的な部分もある。
    捕虜のデーン人が印象的で、どう絡んでくるのか楽しみだ。


    『警戒するのは悪くない。次は観察、そして論理だ』p29という、ファルクの探偵じみた発言でふふっと

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    2024年10月23日
  • リカーシブル

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    事件が起き始めるまでが長かった。不穏な空気を感じさせる描写は上手いが、事件自体はインパクトに欠けました。

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    2024年10月21日
  • 巴里マカロンの謎

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    春季限定(高1春)と、夏季限定(高2夏)の間、
    高1の2~3学期(秋~冬)にかけての出来事。

    「巴里《パリ》マカロンの謎」
    高一の夏休みの終わり頃、とある理由で帰宅が大幅に遅れたという小鳩くん。
    とある理由って何だろう? 語るほどでもないこと?

    「紐育チーズケーキの謎」
    小鳩くんも小佐内さんも部活には入っていないけど、それぞれ習い事はしているとのこと。
    何を習っているのかな?

    小佐内さんが拉致された時の小鳩くんの「えっ、また?」発言。
    「夏期」以前にも拉致されたことが?


    いろいろと語られてない部分も、何かあるのではと気になってしまう。
    wikiによると単行本未収録の話もあるようだし、

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    2026年07月25日
  • 禁断の罠

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    名だたる作家さんたちの短編集。読みやすい。サクッとサラッと。斜線堂有紀の短編(所謂バカッターの話)が今まで読んだ著者の長編と雰囲気がずいぶん違い皮肉が効いててとっても良かった。

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    2024年09月29日
  • リカーシブル

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    寂れた地方都市に漂う不穏な雰囲気と不安定な平和に奮闘苦戦するハルカという、青春ミステリのテーマや空気感は良い。ある封筒が届いて均衡が瓦解していく場面は胸を締め付けられる。ただ、後半3分の2以降からの展開が唐突過ぎる印象。伏線めいた出来事は散発しているものの、とある事件のとある人物との対話から、それまで全く片鱗を見せなかった名探偵ぶりを見せ始める。サトルをそこまで邪険に扱い、そこまで肩入れする心境変化も良く分からない。中盤まで薄氷を踏むバランスで青春とサスペンスとの両立していただけに残念さはある。そこさえ割り切れば読後感は悪くない。

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    2024年09月22日
  • 氷菓 (10)

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    ネタバレ

    小木先生のエピソードはとても好きだ。
    心配な気持ちを生徒には言わなかった先生も、
    人の気も知らないのは良くないと思った奉太郎も
    どちらも優しいと思う。

    ひょうたんからこまがいいおち。

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    2024年09月16日
  • 氷菓 (11)

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    ネタバレ

    クリスマスの謎解きが短くて丁度良い。
    その後の初詣、着物をみせびらかしたい、と誘ってくるえるちゃんが可愛い。
    おこたでダラダラしていたのをやどかりの生体模倣という奉太郎も面白い。

    あきましておめでとう、の皮肉な感じが好き。

    溶かしただけなんて手作りじゃないという断り方、
    あまりに酷い。
    この辺りの話、どうしてもサトシが好きになれなくなる。

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    2024年09月16日
  • インシテミル

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    ミステリのための舞台装置 伏線集約やどんでん返し系のおすすめで読んだけど、登場人物の心理描写が少なく、人間ドラマとしては微妙でのめりこめなかった。
    現実感の乏しいミステリのための舞台装置でその舞台装置を楽しめる人は楽しめる感じ。
    お嬢様の須和名に違和感しかなかった。犯人だったら(見え見えすぎるけど)面白いのにと思ったけど、イマイチ自ら危険を犯してまで参加する意味もよくわからない。
    単にこういうキャラを登場させたかっただけのように思える。
    犯人だった関水が最後ナイフをもって何をしようしたのかなど現実と乖離した消化不良な点が多い。

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    2026年03月08日
  • 神様の罠

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    6人の作家さんによる短編集。
    特に乾くるみさんの作品が印象に残りました。オチがきれいで、ついすぐに2度目を読んでしまいました。考え抜かれた構成が魅力的な作家さんだと知ることができ、大収穫でした。
    2020年頃の日本を舞台とした作品が多く、当時そうだったなと懐かしさを感じました。

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    2024年08月20日
  • 妖し

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    ネタバレ

    10人の作家さんが描く怪異の短編アンソロジー。多種多様な怖い話。一体、どこからこんなアイデアが出てくるのかと驚きながら楽しみました。

    恩田陸『曇天の店』
    北陸の料理屋。開けてはいけない勝手口。フェーン現象がつれてくるカワケが人を狂わせる。ラストの夫婦の会話が不穏で、余韻たっぷりで終わる。

    米澤穂信『わたしキャベンディッシュ』
    バナナの種って貴重なんだなあ。シゲルはどんな味なのかしら。

    村山由佳『ANNIVERSARY』
    小2のときの儀式が35歳で効果を発揮?
    夫と息子と幸せに暮らしていたのに、少し違う世界で小2からやりなおし。新しい世界で新しい家族と幸せになっても、新旧、どちらも裏切って

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    2024年08月16日