米澤穂信のレビュー一覧

  • 真実の10メートル手前

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    ネタバレ

    これの前作があるとは知らずに読み始めたが、特に問題はなかった。
    どの短編も面白かったが、特に心に残ったのが
    『名を刻む死』
    最後の太刀洗氏の主人公へ向けた言葉が印象的だった。
    「田上良造は悪い人だから、ろくな死に方をしなかったのよ」
    田上さんへの要らぬ罪悪感を持っている主人公へ向けた言葉。本当にその通りだがある意味、名を刻めた死だった。その意味に気付いた時鳥肌がたった。

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    2023年12月24日
  • 可燃物

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    渋い いろんなランキングで1位を取ったこの作品。
    トリックもキャラクターも、なかなか地味な作品が多かった。
    伏線の回収もなくて、なんだかモヤモヤが残った。

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    2025年12月04日
  • 可燃物

    po

    購入済み

    主人公の魅力が薄い

    作者の米澤穂信は青少年の日常にミステリを組み込んだ作品群で有名で、それらに関しては作者の技量は疑う余地はない。
    一方でこの作品は現職の刑事を描いている。社会的地位のある成人男性が主人公の作品となると同作者の作品では
    黒牢城を思い浮かべるが、それと比べると主人公の掘り下げが明らかに足りていないと感じた。

    黒牢城の荒木村重は豊かなキャラクターだった。厳粛な領主でありながら部下の扱いに苦心し、茶器に執着し、
    官兵衛の言葉に戸惑い、信長に対し強い感情を抱く。それらは主人公の内面への掘り下げであるとともに物語の中でも
    重要な意味を持っていた。

    では本作の主人公である葛はどうか。現職の刑事で優秀な頭脳

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    2023年11月23日
  • 犬はどこだ

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    体を壊し銀行員を辞めて、犬探し専門の調査事務所を開いた紺屋長一郎。開所早々に持ち込まれた2件の依頼はどちらも犬探しではなく、失踪した女性探しと古文書の由来調査だった。
    探偵に憧れ事務所員となった半田平吉(ハンペー)と共にそれぞれの調査を始めるが、この2件、妙にリンクして行く。次第に明らかになる事件の全容は?


    人生に挫折してやる気を失い、運命論者的に何もかもを受け入れるようになった主人公と、一見チャラいもののその実なかなか使えるハンペーの取り合わせが絶妙。
    ミステリとしては人探しという単純な調査の割になかなか進まずちょっと中弛みしたけれど、ハンペーのキャラクターが要所要所を引き締める。
    一人

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    2023年10月08日
  • 神様の罠

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    6人の作家のミステリー短編集。辻村深月のは「嘘つきジェンガ」で読んだことがある話だった。改めてコロナ禍の話が増えたなぁと感じた一冊。

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    2023年10月05日
  • 神様の罠

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    辻村深月の短編読むために購入。「2020年のロマンス詐欺」は「嘘つきジェンガ」にも収録されている。
    コロナ禍でいわゆる「闇バイト」に手を出してしまった大学生が主人公。この設定がコロナ禍あるあるって感じでいいなと思った。締め方の読後感がいいのは流石辻村深月だな~と思う。

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    2023年09月29日
  • 神様の罠

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    ミステリー界をリードする六人の作家によるアンソロジー。どれも味わいある。ぐっと来たのは芦沢央の『投了図』。ハラハラしたのは辻村深月の『2020年のロマンス詐欺』。

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    2023年09月02日
  • 可燃物

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    警察ものが好きなので、こちらを読んでみた。黒川博行からの流れで読んだが、よく言えばこちらのほうが現実に即した、悪く言えば地味な展開のものであった。話の流れが丁寧だし、違和感もなく、ジワジワと進められるのが面白いが、真面目すぎてエンタメ性は少し低い。

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    2025年12月26日
  • 神様の罠

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    6人のミステリー作家による短編集。どれも読み応えがあり面白いので、持ち歩いて読むのに最適だと思う。乾くるみの「夫の余命」のどんでん返しは思わず唸る展開で特に印象に残った。

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    2023年08月14日
  • 神様の罠

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    サクッと読める短編ミステリー。著者は皆さん、人気作家さんなので全編良く出来ていて楽しめました。乾くるみ著「夫の余命」、芦沢央著「投了図」が個人的に好みです。

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    2023年07月23日
  • 犬はどこだ

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    ネタバレ

    歴史を中心に現代の20代が動いていくところが個人的に新鮮でした。過去の人々の考え方に影響を受ける様子に共感できる部分も。
    最後は突然終わったような印象でした。こんなに用意周到で行動力のある人に「リスク」だと思われるのは結構こわいけれど、主人公はどうなってしまうのか...。

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    2023年06月24日
  • 米澤穂信と古典部

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    ネタバレ

    古典部シリーズ、一気に読んだので早く続きが読みたい!こんな気持ちで皆さんずっと待っているんだろうなあ…。
    シリーズのおさらいをし、米澤さんの人となりを知り、他の面白そうな本にも出会えるお得な一冊。

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    2023年06月18日
  • 犬はどこだ

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    正確に書くと星3.6。
    私は米澤さんの文章が好きなので+0.1。
    話の内容で言えば、二つの事件(依頼)がところどころ混じり合ってるかと思えば実は重要だったりして、そこが魅力だったかなと思う。
    ただ、最後の重要な部分とかが種明かしの前に分かっちゃったりして、残念だな。
    でもChapter6の最後とか、Chapter7の最後とか新鮮で面白かった。米澤さんらしい。

    私は、ずっとミステリーの種を分からない読者だったので、ミステリーを読むと大体トリックなどで驚かされて、それを面白がって好んでいた。
    ただ、ここ数年でミステリーをかなり読んだことにより、だんだんと種が分かってきてしまった。同じ作者さんの話

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    2023年06月13日
  • 折れた竜骨 下

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    折れた竜骨解決編。
    一応推理しながら読んでいたが、かすりもしなかった。
    盛り上がるところでは理解ができなくて、その後を読んでそういうことか、と納得した。
    SFなので、イメージしにくいのが難点かな。

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    2023年06月05日
  • 折れた竜骨 上

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    正確に書くと星3.9。
    SFのようでありながら現実と続いてるような設定で、引き込まれた。よく調べられているなという印象をうけた。
    終わり方も続きが気になる終わり方で、すぐ下巻を読んだ。

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    2023年06月05日
  • リカーシブル

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    ネタバレ

    あえて王道の展開から外したなぁ、という感じの終わり方だった。リアルっぽい雰囲気の作品によくありがちな、フィクションほど吹っ切れてないせいで感じる不完全燃焼感がどうしても気になる。

    途中(半分越えたあたり)は面白かった。
    やや閉鎖的で退廃の香りがする街での謎の風習、それを調べていた人が危険な目にあって、超常ホラーか?!とワクワクした。
    あと個人的には、お母さん……お母さんがものすごく引っかかった。エンディング後あんなんいる家に帰らなきゃいけないの……?

    古典部シリーズからの流れで他のも読んでみたい!と買ったうちの1本目だけど、正直女子中学生視点書くの向いてないかな……と思った。奉太郎がすごい

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    2023年05月18日
  • 折れた竜骨 下

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    下巻も上巻からの感想と変わらずいまいち入り込めなかった。下巻は本格的にファンタジーに突っ込んでいき、驚きがより強くなるばかり。ファンタジーでも制約を決めその中でロジカルな解決編ということなのだろうが、魔法が使えるなら何でもできるという思いから何とも言えない気持ち。アミーナが犯人と予想しておりそれは外れたが、探偵側に犯人がいるのいう読みも概ね予想通り。以前米澤先生のファンの方たちと話した時に評価ぎ二分していたのが非常に頷けるなと思った。

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    2023年04月26日
  • 折れた竜骨 下

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    ネタバレ

    ファンタジー世界での特殊設定ミステリ
    戦いなどもあるがあくまでミステリがメイン
    犯人も記憶がない中であくまで論理的に消去法的に犯人を絞っていく部分は良かった

    ただどうしても犯行の記憶がない、犯人自体に動機がないということもあって、犯人がわかったあとのあっけなさが少し物足りなかった

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    2023年04月12日
  • 折れた竜骨 上

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    他の米澤作品とは毛色が異なる中世ヨーロッパのミステリー。内容自体は面白く感じるが、下巻が楽しみというほど没入はできていない。何かフワフワした感じが強く、登場人物の誰にも思いが乗らないのかな…今後の劇展開に期待したい。

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    2023年03月25日
  • リカーシブル

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    ネタバレ

    え?そこで終わっちゃうの?と、盛り上がりに欠ける終わり方で残念だった。
    入院中の先生が、見舞いにやってきたハルカに、自分が調べあげたことを伝える場面が一番面白かった。サトルは予知能力などなく、3歳くらいの朧気な記憶を講(町の集まり)による当時の町並み再現などで時折思い出しているだけだった。
    サトルは誘拐されはしたが、ハルカが教授のMDを取引したばかりに(?)、そのまま静かに終わった。

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    2023年03月22日