【感想・ネタバレ】倫敦スコーンの謎のレビュー

あらすじ

「なあ常悟朗。お前に頼んでいいことなのかどうかわからないんだが……小佐内を紹介してくれないか?」堂島健吾曰く、かつて絵の謎を解いた(ことになっている)小佐内さんに、もう一度知恵を借りたいのだという。──美術家の縞大我が、サンフランシスコ・ビエンナーレの黒熊賞を受賞した。健吾は地元のテレビ局に頼まれ学内を捜索、彼の在校時代の作品を発見するが、その作品は模写でありながら展覧会に出品された事実も掘り起こしてしまったのだ。果たしてこの作品は盗作か否か? 小市民を目指す小鳩君と小佐内さんの謎解きの日々。大人気シリーズ、待望の第二作品集。四編を収録。/【目次】桑港クッキーの謎/羅馬ジェラートの謎/倫敦スコーンの謎/維納ザッハトルテの謎

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Posted by ブクログ

完結した小市民シリーズの番外編を読むことができて嬉しい。

小鳩くんは何を考えているのか分からない子だと思っていました。でも、小市民シリーズの完結を見届けた後に読むと傷ついた人に寄り添う心ももっている子なのかなと新しい気づきがありました。
もう一度、最初からシリーズを読んで小鳩くん、小山内さんの日常を振り返りたいです。

最近、日本1になったジェラートを食べる機会があり、羅馬ジェラートの謎の小鳩くんのジェラートの表現がしっくりきました。米澤先生はミステリーだけでなく味の表現も素晴らしいと思います。

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2026年06月09日

Posted by ブクログ

完結したのにまた読めるなんて嬉しい!!
相変わらずの距離感の2人が愛おしい。相変わらず出てくる食べ物全部食べたくなる。
少しビターな真相も好き。
短編ながら最後に繋がってくるところがたまらない。
全部面白いけど、ジェラートがより好みかも。
終盤の先生との会話がめっちゃ小鳩って感じで最高でした。

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2026年06月09日

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満足!

小市民シリーズの番外編集。
完結?もう出ない?と思っていたので本屋で新刊を見つけたときには思わず声が出てしまった(笑)

相変わらず小鳩くんの考え方というか、価値観というかがしっくり来すぎて、読むのがとても心地いい。
私もミステリー読書の弊害か(笑)、真実を追求したい、はっきりさせたい、気づいたことを披露したい人間で、でもそれによって失敗したことも多く、今でも葛藤している。自己満になった瞬間、正義ではないんだよな。時には誰かを傷つけたり、白い目で見られることもある。

特にザッハトルテ回の「配置の指摘」をためらってるシーン、小鳩くんの葛藤に共感しすぎてニヤニヤしてしまった…あるよねそういう微妙な状況。
そして、逆に「こうなのに」と驕っていると、早とちりに恥をかくはめになったりしてね。

そんな小鳩くんへの感情移入はさておき、相変わらず人が死なないにもかかわらず、日常にある綻びの謎が面白い。
ちょっとのボタンの掛け違いで起きた謎。
そういうのを普段の生活でも気がついて真相や背景を探るのめちゃくちゃ楽しいよなぁ。なにより、探り当てたときの快感よ…(笑)

日常の謎短編集というと同じような内容、刺激が少ない内容に飽きがちだが、小市民シリーズは絶妙なわかりそうでわからない謎が面白い。そこに含まれる人間の心理も面白い。

ちなみにいうとベタベタな恋愛要素が入らないのも個人的に助かる(笑)

続編なり、こんな番外編なり、
また新刊をお待ちしています。

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2026年06月06日

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「〇〇限定」シリーズで春夏秋冬が巡り、完結なのかなと寂しく思っていたところでの新刊。また彼らに会えたことが、まずは何より嬉しい。「小市民」を自称しながら、いざ日常の謎を前にすると、どこか楽しそうに活き活きと動き出す変わらない2人が愛おしい。お菓子の歴史と謎の背景が重なる「維納(ウィーン)ザッハトルテの謎」が印象的だった。青春はほろ苦い。

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2026年06月05日

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巴里マカロンの謎よりも道中に違和感が散りばめられておりミステリーとしては好き。小佐内さんがスイーツを褒めなかった羅馬ジェラートの謎の伏線回収が特に良い。そしてライトな短編集かと思いきやザッハトルテは最後に苦かった。最初は着ぶくれして二人でお出かけだったのが、季節が進むにつれてだんだんと小佐内さんの影が薄くなっていく。そうか、もう夏が近いんだ。

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2026年06月04日

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大好きなシリーズの短編集

小鳩くんはあいかわらず小鳩くんだったし小山内ゆきはあいかわらず小山内ゆきだった

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2026年06月02日

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「レモラ」ってあそこじゃん!
と一番最初に思います笑
短編集ならではの2人の掛け合いがより一層好きになれました。
小佐内さんの悪魔的一面が垣間見える表現に面白みを感じながら、作品を楽しませてもらいました。

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2026年05月22日

購入済み

わたしのようなアニメからのファンにも嬉しい新作短編集。「夏」を前にした小鳩と小佐内のやりとりに微笑ましさも感じつつ、各篇と一冊を通しての味わいのビターさは流石の魅力だった。

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2026年06月13日

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「なあ常悟朗。お前に頼んでいいことなのかどうかわからないんだが・・・小佐内を紹介してくれないか?」堂島健吾曰く、かつて絵の謎を解いた(ことになっている)小佐内さんに、もう一度知恵を借りたいのだという。──美術家の縞大我が、サンフランシスコ・ビエンナーレの黒熊賞を受賞した。健吾は地元のテレビ局に頼まれ学内を捜索、彼の在校時代の作品を発見するが、その作品は模写でありながら展覧会に出品された事実も掘り起こしてしまったのだ。果たしてこの作品は盗作か否か?小市民を目指す小鳩君と小佐内さんの謎解きの日々。

大好きな小市民シリーズの短編集。雑誌で読んでいたものもあるけれど、こうしてまとまって手元で読めるのは嬉しい。一番お気に入りだったのは維納ザッハトルテの謎。日常の謎解きなんだけど、その過程で明かされる人間の感情(嫉妬とか見栄とかプラスのものだけではないもやもやしたものも)がビターで癖になるというか、やっぱり米澤先生の作品だなと感じる。小鳩くんと小山内さんの関係性も単なる恋愛とか友情とかじゃない、互恵関係といいつつも、常に緊張感も隣り合わせの、一言で表せないところがいい。小山内さん視点もいつか読んでみたいなと密かに願っているけど、知らないままの方がミステリアスで素敵なのかもしれない。

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2026年06月10日

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2人の会話には絶妙な面白さがある。ユーモアがあるのに指摘は鋭い謎解きに、いつの間にか引き込まれて、あっという間に読み終えてしまった。

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2026年06月10日

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日常ミステリー。前作を読んでなくても面白かったです。人のちょっと暴いて欲しくない秘密が、暴かれてしまいます。

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2026年06月09日

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今作はやけにスイーツが美味しそうに出てる気がする。

ザッハトルテとかどれくらい食べてないんだろうとか近場の洋菓子店にイートインコーナーでジェラートあるなとか最近スコーン作ってないなとかとか。クッキーはもうAKBのイメージが強すぎて。
甲村先生の影のある感じも嫌いになれなくてなんか最後はしんみりした

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2026年06月06日

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小佐内さんと小鳩くんの小市民シリーズ番外編。このシリーズの新作がまた読めるなんて、嬉しい。
日常の謎解きミステリー。小佐内さんと小鳩くんの淡々としたやりとりがいいんだよねと、読みながら思った。ザッハトルテを食べるところ、とても美味しそうだった。

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2026年06月06日

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待ってた‼︎
熟年夫婦のような…なんというか…なんともいえない
淡々とした関係性…いいなぁ
相変わらずキレッキレの推理力
陰強め、不協和音
なのに読後感悪くない
ちょいちょいでてくるスイーツがバランス保ってるのかな
小佐内さんのスイーツのこだわり、執着は、なんか微笑ましい
ずっと面白い
 
とりあえずスコーン食べたい

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2026年06月05日

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短編集ですが、連作になっていて、どれも面白かったです。
ちょっと、名探偵コナンを連想してしまいました。でも、品格と教養に溢れています!
この様な高校生がいるのかな?と思いましたが、昔より今の若者の方がしっかりしてるのかもね!

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2026年06月04日

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なかなか面白かった。
日常の謎連作の小市民シリーズですが、伏線が張って、意外な真実と物語を見せてくれるのいいね。
3242冊
今年141冊目

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2026年06月04日

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小市民シリーズ、短編集二作目。
安定の面白さ。小鳩君と小佐内さんは小市民たる事はできるのか。二人の会話で日常の謎が解けて行くのが面白い。
「羅馬ジェラートの謎」が面白かった。

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2026年06月01日

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小鳩くんと小山内さん完結したはず小市民シリーズの高校1年冬〜2年夏編。国際的現代アートOB作家贋作疑惑、桑港(サンフランシスコ)クッキーの謎。
モール内有名ジェラード店、羅馬(ローマ)ジェラードの謎。調理実習でのスコーン作り失敗、倫敦(ロンドン)スコーンの謎。OBアート作品校内展示を巡る、維納(ウィーン)ザッハトルテの謎。4つの連作短編集はどれも素晴らしい

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

セリフを覚えるくらい、何度も何度も読み返している大好きな小市民シリーズ。
隙間が埋まって行くのがとても嬉しい。

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2026年05月28日

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またあの2人に会えるのが嬉しくてすぐに購入。甘いスイーツと手がかりを紐解いていく快感に今回も酔いしれました

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2026年05月28日

購入済み

小市民的謎解きです。

「冬季限定ボンボンショコラ事件で完結したはずなのに」と思って読んだら、時系列的には春季限定いちごタルト事件と夏季限定トロピカルパフェ事件の間で、巴里マカロンの謎の後の出来事でした。期間限定のメインは刑事事件ばかりで小市民的にはやばい案件ばかりですが、短編集は日常の謎解きメインで誠に小市民的です。2番目と3番目の謎は、小鳩くんと小山内さんがスイーツを食べている間に解決してしまいます。短編集はシリーズの他の作品は読んでいなくても充分楽しめますが、読んでいると「このセリフはあの事を言っているのかな」と、より理解が深まりますので出来れば読む事をお勧めします。

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2026年05月28日

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甘いお菓子とぴりっと世知辛さも含んだ、小市民シリーズの最新短編集。タイトルから季節が取れたので、まだまだシリーズは続くのでしょうか、それも楽しみです。

小市民たる者、というフレーズそのものには「ほんとは自分たちはそうじゃないけどね」という驕りが見えなくもないけれど、そこは利発な高校生の個性のひとつとして微笑ましくも思います。なにより甘味を素直に楽しむふたりの硬軟聞いたやり取りが毎回小気味良いです。

重厚な作品も増えてきた作者ですが、こうしたデビュー時からの青春小説も変わらず書き続けてくれるのがなんだかうれしく思います。気軽に読めつつも皮肉も含んだ人間観察は作者らしさだと思うので、これからも読めたら良いなと思います。

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2026年05月26日

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待望の学園ミステリのスピンオフシリーズ第2弾❗️

アニメの影響で、小鳩君と小佐内さんは梅田 修一朗さんと羊宮 妃那さんの声で、脳内は再生されていました❗️

甘いスイーツとは対象的に内容は少しほろ苦い四編の短編集
『秋期限定栗きんとん事件』の小佐内さんと比較すると少し柔らかな印象で、怖さ(ブラックさ)は余りありませんでした

学園ミステリとして面白いのは、『維納ザッハトルテの謎』だけれども、個人的には『羅馬ジェラートの謎』や『倫敦スコーンの謎』の雰囲気の方が好きです❗️

小市民シリーズの続きも読みたいけれども、古典部シリーズの続きも気になります

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2026年05月27日

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ほっと一息つける小説として、ジャンルを確立させなあと感じた。
美味しそうなお菓子の描写と高校に纏わる日常ミステリー。読んでるだけで学生に戻り、コーヒーの匂いが漂ってくるそんな小説。
ジェラート回が好きだった。

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2026年05月25日

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長編も好きだけれど、美味しそうな短編集大好きです。

ジェラートがお気に入りです!小鳩くん、よくあんな謎を解けるな、というかよくあんなの思い付きますねって感心したお話でした。

余談ですが、ちらりと出てきた小山内さんの揚げパンのくだりがおもしろかったです。そりゃそうなりますよね。

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2026年05月25日

Posted by ブクログ

小市民シリーズ番外編二作目。番外編ではあるけれど、本編の時系列の中の話で、本編で言えば春期と夏期の間(番外編も含めれば春期→巴里→倫敦(本作)→夏期)の話。
4編それぞれで周囲に表れる謎が扱われていますが、基本的には部外者というか第三者の立場で謎に向き合い、だからこそ部外者として謎に気付き突きつめる二人の会話のみで基本的に話が進み謎が解き明かされていく。小鳩くんと小佐内さんの関係性というか信頼関係を深める途上の時期はこうして進んでいったのか、という感じを得られつつ二人を楽しめて良かったです。

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2026年05月25日

Posted by ブクログ

『小市民シリーズ』らしい、甘くて少し苦い短編集。

収録作はどれもお菓子をめぐる日常の謎で、スコーン、クッキー、ザッハトルテ、ジェラートと、題材だけ見ればとてもかわいい。
けれど、謎が解けたあとに残るのは、ただの甘さだけではない。人の思い込みや視線のズレ、ちょっとしたごまかしや苦味が、お菓子の後味のように残るところがいかにも小市民シリーズらしかった。

中でも一番好きだったのは「羅馬ジェラートの謎」。

フードコートでジェラートを前にしたまま手をつけない客。
買ったばかりなのになぜか柔らかい小佐内さんのジェラート。
中に沈んだチョコ。

普通なら見過ごしてしまうような違和感が、あとから謎を解く手がかりとして浮かび上がってくる。その流れがとても気持ちよく、収録作の中でも一番「ミステリーを読んだ」という満足感があった。

さらに、ジェラート屋さんの名前とジェラートに沈んだチョコからシャーロック・ホームズ「六つのナポレオン」の〈アバネッティ家のバターに沈んだパセリの恐ろしい事件〉を連想してしまうのも楽しい。

このつながりに気づくと、
ホームズ的な観察の快感まで味わえるじゃないか。

ホームズ好きには最高すぎた。

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

アニメ化によって人気上昇中である(と思いたい)小市民シリーズの魅力は、謎そのもの以上に、文体や行間から漂う人形劇のような無機質さと凪のように起伏のないストーリーラインだと思ってます。
そしてそれは本という媒体だからこそ楽しめるもので、このシリーズが大好きな理由の一つです。

小鳩、小佐内はもちろんのこと、自分は特に毎話新登場するネームドモブキャラが気に入ってます。
今回も何人か出てきました。

小鳩くんの視点を通して描写されるそのモブキャラたちは、アンドロイドのようにプログラムされて動いてるかのようで、それによって世界観が余計に無機質に映る。
その割にどいつもこいつも気は強いんですよね。
そのアンバランスさが個人的になんかツボなんだと思います。

『〈あくの組織に狙われてるから〉
つまり、まともに説明するつもりはないということだ。』

マジなんだよなあ笑
20年前に出たエピソードの前日譚がいま読めるなんて贅沢な話ですよね。

文庫化されてない短編があることは知ってたので今回の話はいつか読めると思ってましたが、わからないのはこの後。
ファンとしてはなんとか新作、よろしくお願いいたしますっ!!

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2026年05月23日

Posted by ブクログ

米澤穂信さんの日常の謎学園本格推理小説ですね。
『小市民シリーズ』の番外編の二冊目です。
 小鳩君と小佐内さんの絶妙な会話から、見事な推理で謎を解く。このパズルがたまらなく好奇心を擽る絶品本格推理に痺れますね。
 作家の米澤穂信さんもこの二人のキャラクターの化学反応を楽しみながら、物語を紡いでいるように思えます。
 二人に混じ合う学園のキャラクターも存在感が頗る高く、小鳩君と小佐内さんがこの物語を引っ張って面白くさせてくれているのを、米澤穂信さんも面白がって作品が仕上がるのを感じます。

       目次

   桑港クッキーの謎
   羅馬ジェラートの謎
   倫敦スコーンの謎
   維納ザッハトルテの謎

 取り敢えず『小市民シリーズ』が完結したので、残念に思っていた所、『小鳩君と小佐内さんが遭遇した四つの謎』がシリーズになっていくのは願ってもないことです(=^・^=)

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2026年05月22日

Posted by ブクログ

独特の空気感、その世界を構築する文章を上手と感じる。どこかほろ苦い後味も小市民シリーズならでは。最後の1編を足すことで、物語が繋がっていくところも心憎い。それでもやはり長編がいいな。

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

完結したはずの小市民シリーズに新刊が。小鳩くんと小佐内さんの2人に再び会えるとは。嬉しい。
やっぱりそこに謎があれば首を突っ込まずにはいられない2人。今作でも勝手に謎を解きまくる。
やっぱりこの2人の関係性が好き。読むとなんだか甘いものが無性に食べたくなるんだよな。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小市民シリーズ、というか米澤穂信先生のミステリってこうですよね〜!!という、満足感たっぷりで読み終えた。
会話の中で謎を一つ一つほどいてゆき、最後にざらっとした感情に触れてゆく…この大筋と、謎と感情を小鳩くんと小佐内さんの二人で共有していくこと、登場するスイーツの素敵さ、この三つの要素で小市民シリーズは成り立っていると思う。

最初の「桑港クッキーの謎」は軽快な会話が楽しくて、米澤先生筆のってるな〜って感じがした。
「羅馬ジェラートの謎」では、特定の個人に向けたものではないが、小佐内さんが受けた小さな侮辱を暴いてしまうものになっていた。
人より頭がよく、謎解きが好きな二人は、人よりも他人の感情を読むことが苦手だけど、謎を解いて共有することが、二人にとっていろいろな感情に触れる機会になっている。
今作は『冬期限定ボンボンショコラ時間』より前の時間軸なので、謎解きに対する姿勢や二人の関係性軽快さ、小鳩くんの感情面での未熟さがあった。
だけど、最後の書き下ろしの「維納ザッハトルテの謎」では、小鳩くんはちゃんと大の大人と対峙していて、この一連の短編の最後としてふさわしい場面だと思った。謎を残したままにしておきたくない、という動機であれ、そして小鳩くんがそこに常人以上の行動力があったとしても、高校二年生が大人と向き合って、事実を聞き出すというのはすごいと思う。
短編一つ一つも面白かったし、全体としてもすごく満足感があった。

あとスイーツの描写に磨きがかかっていませんか?
焼きたてのスコーンとザッハトルテが食べたくてたまりません…大学生編in京都お待ちしております…

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2026年05月23日

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