内田樹のレビュー一覧

  • 日本戦後史論

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    なかなか良かった。戦後史が学校であっという間に終わってしまったり、事実の羅列だけで深い解説がなかったりするのも、日本が「敗戦を否認」しているからなのかなと思った。ちゃんと勉強したい。日本人として。

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    2021年03月12日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    自分がいかに歴史的な文脈の中に生きているか、ある思想に囚われているかについて考えさせられました。
    その考えはおかしい、という主張は、それが正しいかは置いておいて、自身を客観的に見つめ直すのに有用です。

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    2021年03月05日
  • 現代思想のパフォーマンス

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    ・現代思想のパフォーマンス

    P326
    フロイトの例によれば、「母親の不在」という幼児にとっては極めて根源的な喪失経験に動機づけられて、幼児は記号操作の習得のやむなきにいたる。
    母親と想像的に癒合していた幼児にとって、母親との離別の苦痛は耐えがたい。幼児にとって想像的他者の不在が「名づけえぬもの」であるかぎり、それがもたらす喪失感は世界の崩壊に等しい。
    しかし、「母の不在」を言い表す記号を幼児が獲得し、その記号が他者に認知され、理解されるようになると、「母の不在」という経験のもたらす苦痛は緩和される。苦痛は、苦痛そのものであることをやめて、苦痛の記号になるからである。「母が存在しない」と幼児が

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    2021年03月04日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    コロナ後の世界を想定しているため、コロナに対する寄稿が大半を占めるが、むしろbeforeコロナにあった問題が断絶せず続いていると感じた。
    内田樹さんのベーシック・インカムについての話はブルシットジョブ(くそな仕事)から人を解放する方法の1つだと感じた。

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    2021年02月27日
  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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    学ぶ意味、働く意味を考えることは重要じゃない。そんなのは学ぶ、働くうちに見つけるもの、或いは見つからなくても良いもので、学ぶ、働くというのは当たり前のこと。という理解は強引かな?
    内田さんは子供のうちに労働主体として生きることを経験するべきと言っている。そうかもね。自分が生きている社会は誰かの労働の上に成り立つもので、生きているだけで恩恵を受けている。働かずに生きていくというのは難しいこと。

    私が物心ついた時、労働というものは自分以外の他人が担うもので、その対価に自分の何かを差し出すという考えはなかった。親が子どもに「寝床と食事は与えるからその分働け」なんて言ったら虐待扱いされますもんね、今

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    2021年02月16日
  • 疲れすぎて眠れぬ夜のために

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    修善寺の本屋で購入。「まぁまぁ、一度落ち着いて考えてみよう」全体的にそういったトーンの内容。概ね内容には同意である、人間は一人である事を知ってる人が他人を大切にできる、自分が生きている文脈(≒時代、家族、出身、学歴、職業…etc)を客観的に正しく捉えて相応しい場所に自分を位置づける事がディセントに生きる、という事なのだ。多分それは他人が迎合する事ではなくて、リスペクトする、自分を防御する為だ。他人との関係を理解する事なく「自分らしさ」を主張するのは利己的でさえない只の幼さでしかない、結局のところそれも自分は孤独であり誰も理解してくれない、という事実に気づかない未発達な状態だ。変化し続ける自らは

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    2021年02月22日
  • 疲れすぎて眠れぬ夜のために

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    ・型にはまる⇄型にはまらない が同じゴールに辿り着いてしまう辿り着く人類の矛盾

    ・自己実現を成し遂げるためのオリジナリティなど本当は存在せず、実は既観念に従うことが賢明なのではないか?という見解

    ・個性を見出すには付け足す、では無く今までのものを全て削り取る

    ・礼儀や節度というのは無用な散らばるリスクを回避するためにあり、それはありのままの姿と対義にあり、現代の「自分らしく」という見方に警鐘を鳴らす

    ・武道や明治時代などから継承されている文化の”基”は、時代を経ても自分の中で重要視することが、年代やレッテルの垣根を取り分け人々の欲望を掻き立てようとする資本主義的社会に対抗するのに必要な

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    2021年02月08日
  • 日本辺境論

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    これが内田樹先生との出会いの一冊だったような。。読破当時は大学生で、台詞回しがとにかくかっこよくて、何もかもわかった気になって気持ち良くなっていた(実際は未だに何もわかっていないw)。思考の枠組みを広げてくれた。

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    2021年02月06日
  • 日本戦後史論(朝日文庫)

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    - パトリオットかつコスモポリタンであることを目指す
    - 次は勝つために徹底した敗因分析が必要
    - 日本は敗戦を否認した
    - 中国への負債感を抱える日本
    - ゴジラは近代化により抑圧されたものの象徴
    - 日本人にはリセット願望がある
    - 本土決戦すれば天皇制は廃止されていた。本土決戦派は実はそれを望んでいた
    - 日本のモデルはシンガポール
    - 政府の長期的政策は都市一極集中で地方は棄てる
    - 対米従属を通じて対米独立を求める日本=のれん分け
    - フランスヴィシー政権は対独協力政権であり枢軸国
    - フランスの移民や極右の問題は敗戦の否認
    - 韓国は発展したけど住みにくいか

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    2021年01月30日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    2020年の8月くらいに書かれた内田樹さん編のアンソロジー。
    コロナをへてポストコロナに対しての中高生・大学生
    に向けて30代・40代・50代・60代・70代の著作者が
    指針というかメッセージ集です。
    前書きの内田樹さんの『各代の著作者からの想定読者にたいするいうべき言葉は『ごめんなさい』』という部分は非常に
    心に残る内容です。
    20人の人からの言葉のなかで、一番よかったなあと思うのが、今回は平川さんでした。
    昨年の8月と現在(2021年1月)とはまたフェーズが
    変わってきているコロナの状態ですが。
    やはりいろいろな矛盾が表出してきているなあと
    思います。
    たしかに、自分の息子も含めて、若い人

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    2021年01月24日
  • 困難な結婚

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    「『もっといい人』は現れません」というのはその通りだと思う。結婚というのはセーフティネットだというのも納得だし、「今より幸せになるために結婚してはいけません」というのも頷ける。

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    2021年01月03日
  • 日本辺境論

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    ネタバレ

    著者の本を初めて読んだ。
    頭が良い人って、難しいことを雑談のごとくユーモアを交えて語ってしまうから凄い。
    著者の雰囲気は、養老孟司に似ているなぁ。

    そうそう、本書の冒頭でこの本には目新しいことは何も書いてない、偉い先人の方々がすでに書いたことをまとめただけです、って言っているのが面白い。

    とは言え、内容は非常に勉強になるものだった。日本て、カメレオンみたいな国だなぁというのが感想。良く言えば柔軟性に長けている。悪く言えば、自分の軸がない。他国と比較することでしか自国を語れないという解釈は、なるほどと思った。

    そもそも中国ありきで誕生した国、日本。今も他国が作った憲法の下、他国に言われて作

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    2020年11月15日
  • 日本戦後史論

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    ネタバレ

     白井聡氏の著作「国体論」に興味をもったものの、専門的な内容のため断念。本書は内田樹との対談形式で読み易くなっている。戦後日本を貫く呪縛。「対米従属を通じての対米自立」「敗戦の否認」「永続敗戦の構造は戦後の国体」 もちろん、いずれの敗戦国も敗戦の否認を行ってきたのであるが、日本とフランスは戦後の症状が重い。日本では戦争を指導していた人たちが戦後、ふたたび支配的な地位に留まり続けたことが歪みを生んでいる。親米的雰囲気は、かなり人為的に作られていった部分が多い。戦中派は明言しないものの、アメリカに勝つ!という目的を共有しており、代替戦争としての経済競争があった。戦後生まれが支配的となった現在、目的

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    2020年11月14日
  • そのうちなんとかなるだろう

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    そのうちなんとかなるという不安定さ込みのこの状況をがっしり受け止めても揺るがないように、自分の基盤を確かなものにしていく努力は必要だなと。頑張ります。

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    2020年10月04日
  • コロナと生きる

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    「国民全部をネットできる仕組みを作ろうとしたら、人間は何を嫌がり、何に惹きつけられ、何を恐れるのかという人間の欲望と弱さについての深い理解が必要です」

    という内田氏の言葉に、強くひきつけられたな。別に俺は国民全部をネットしたいと思っているわけではない。ただ、仕事やマンションの理事会、学童の役員会、いろんな場面でいろいろな人と関わっているとさ。合意形成の難しさやめんどくささを感じるんだよね。俺は大きな声を出す方ではないし、別に子どものための会合で大きな声を出す人がいるというわけでもないんだけど、そうであればなおさら、どうやって物事を決めていくかという難しさは感じるわけでさ。問題があるなら、解決

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    2020年09月26日
  • しょぼい生活革命

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    ネタバレ


    最後まで一気読みしてしまった。

    婚約者のことは1割理解できればいい
    自分の常識が通用しないんだと気づけるかどうか


    予防と治療について
    100人病気を予防した医者よりも、1人治療した医者の方が英雄視される。目に見える成果であるかどうか。
    同様に、通常の手術を100回成功した医師よりも、たまたま最先端の高度な手術が成功した医師の方が評価されてしまうのだろうと想像つく。

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    2020年09月19日
  • 疲れすぎて眠れぬ夜のために

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    身体について
    一時の快楽のために自分の身体を道具のように扱っていませんか?

    中年オヤジになってしまう人の共通点とは?
    ストレス過多→情報をシャットダウン→周囲の気配りに気づけない、できなくなる


    日本人と西洋人における抑止力の違い
    西洋人は神が見ているから悪いことはやめよう
    日本人は内なる他者に見られているからやめておこう。


    礼儀作法なんかいらないと言う人に反論できる?
    礼儀作法は自己利益を最大化するためにやるのだ。
    仮面を被ることで自分を守れる。
    敬語を使う人になかなか攻撃できないもの。
    子どもに敬語を教えるのもこれ。


    家庭内暴力の要因は2つある
    「嫉妬」と「過干渉」


    暴力を

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    2020年09月19日
  • 大人のいない国

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    2020/8/24
    薄い冊子に厚い内容。
    内田樹の「呪いの時代」でも言及されていたことなどがまとまっており、内田樹の本を読みたい人に入門編でこの一冊がお勧めしたい。

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    2020年08月25日
  • 先生はえらい

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    ネタバレ

    全体としてはなんだかよく分からないような気がするけど、それさえも術中のようで誤解できたんじゃないかと思います。

    内容は面白いの一言でこれ以上言うことはないのですが、個人的にはこんなに話しかけるような書き方(悪く言うとものすごく内容に関係ない文が多い)さえも狙っているのではないかと思わずにいられませんでした。(本の中でトイレ休憩とかコーヒー休憩入れる人見たことないです!)

    それも含めてこの本で言いたい事が表れているのは素直にすごいと思います。(少なくとも自分はそう誤読させてもらいました。)

    感想は書けるけど、自分で読んだ方が早い気がします。

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    2020年08月08日
  • 街場のメディア論

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    内田樹の考え方すごいなぁって感じ
    武道やってるから思いつくのかな

    根本に相手との対話でしかなりたたん、相手がいるから成り立つみたいな話。

    他人をみーんな先生にして、自分より偉いから、なんでも吸収したろ!的な

    俺宛ではなくても俺宛なんだと勘違いする能力。
    責任はぜーんぶ自分が持ってて、色んな人が俺にプレゼントくれてる。

    みんなもらって大事にしてこう
    人によくわからんものを、自分にしか言えないであろうことをプレゼントして行こう

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    2020年08月02日