下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

682円 (税込)

3pt

なぜ日本の子どもたちは勉強を、若者は仕事をしなくなったのか。だれもが目を背けたいこの事実を、真っ向から受け止めて、鮮やかに解き明かす怪書。「自己決定論」はどこが間違いなのか? 「格差」の正体とは何か? 目からウロコの教育論、ついに文庫化。「勉強って何に役立つの?」とはもう言わせない。(講談社文庫)

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下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    すでにこの時代にこう言われていて、今やそれが加速して行っている気がする。AIが出てきた今、どうなってっちゃうんだろうなぁ

    0
    2025年05月08日

    Posted by ブクログ

    等価交換をしようとする子どもたち、それは無時間的であり、消費であることだ。消費をすることの危険性を述べていた國分功一郎先生の述べていることも通ずるが、勉強をして、学習過程が終わるまで学習する意味がわからないという、絶対的時間性の学習というものに、消費的な思考を介入させることは大きな矛盾である

    0
    2024年06月27日

    Posted by ブクログ

    当座の報酬の期待値の低さ・不確定性に対し、経済合理性の下、消費者マインドで「こんなん何になるんだよ」と突っぱねちゃうのがニートと不登校、つまり労働や学びの拒否の始まり。

    その曖昧さや不確定性に対して「きっとなにかになるはず」と、気長かつ楽観的・期待的に身を投じて、労苦を負って行くこと。そして自己の

    0
    2024年02月12日

    Posted by ブクログ

    学ぶことができるという環境を放棄している日本の子どもたち。納得のいく内容でした。
    生産と消費がかけ離れ、生産することへの尊敬と感謝が失われている日本社会。たくさん消費することが良いライフスタイルであることのように報じられるメディア。日本はどうなっていくのでしょう。

    0
    2023年10月29日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    本人も書いておられるように「ずいぶん力んで書いている」力作であります。
    消費者として全てを同時性の中で生き、世の中を等価交換で見る体質。
    こういったことが学びを馬鹿にし、労働を無意味なものと見る価値観に結びつくと見る。
    解明していく際の気押される程の勢いある文章に引き込まれて行く。

    0
    2023年09月29日

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ中でベスト・オブ・ベスト。
    ウチダイズムの原理というか、ベースを知れた=社会の構造。
    如何にして社会的上層と下層の差が生まれているのかそしてその原因は何なのかを考えさせられる書籍である。個人主義がいかに恐ろしい思想であるか。
    そしてすべて個々人に降りかかるという、良い意味でも悪い意味でも

    0
    2023年08月20日

    Posted by ブクログ

    まさに現代教育の核心をついている。過去のフォーマットにしがみついている場合ではない。評価で釣って、子供に勉強をさせる手法は限界だ。そもそも学問とはそういうものではない。損得勘定でしか人間が動かなくなる。生徒は消費者目線で学校にやってくる。まさに、この通りで、変えることは困難であり、どう折り合いをつけ

    0
    2023年02月26日

    Posted by ブクログ

    めちゃめちゃ面白かった。

    幼年期から経済主体として成長している。

    この視点から現代の問題、例えばクレームする親や教育に反抗する子供などを説明していた。

    これがすごく新鮮で、25の自分にも当てはまるところが多分にあった。

    懐古的に昭和時代の大きな家族ぐるみの付き合いを失ってしまったことを嘆いて

    0
    2022年11月14日

    Posted by ブクログ

    当時勧めてくれた友達に、「読んだよ!なんか、哲学者なのに読みやすい語り口だね、堅くないし」と言ったら「わたしは内田樹の本のことはあるある本だと思ってるから」と返ってきたのを覚えてる

    0
    2022年08月31日

    Posted by ブクログ

    本書では、子どもが授業を真面目に聞かないこと、勉強をしないこと、すぐに転職する若者が増えていること、ニート問題など、人によっては近頃の若者はけしからんと根性論で片付けてしまいそうなテーマが扱われている。
    しかし、実はこれらの背景には共通しているものがあり、それが消費者マインドだということがわかりやす

    0
    2022年06月25日

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