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Posted by ブクログ
・一緒に革命できるかという判断基準。
・メディアは世界の成り立ちに迫れるかが価値。
・弱者を一次的に正義として扱うのは方便。
・言葉の重みや深みというのは、それを書いた個人が、その生き方を通して「債務保証」するものである。
・少しでも価値判断を含むものは、そのコンテンツの重みや深みは、固有名を持った個人が保証する他ない。
・だが、今あるほとんどのコンテンツは定型だ。
・メディアの暴走というのは、最終的な責任を引き受ける個人がいないからだ。
・「真に個人的な言葉」というのは、ここで語る機会を逃したら、ここで聞き届けられる機会を逃したら、もう誰にも届かず消えてしまう言葉。
・「私が存在しなくなっても誰も困らない」言葉を使っていると自分を損なう。
・メディアの衰退は、「どうしても言いたいこと」ではなく「誰でも言いそうなこと」だけを選択的に語っているうちに、存在しなくても構わないことに気づかれた。
・「世論」というのは「誰もその言責を引き受けない言葉」。「誰でも言いそうなこと」「誰かが言う事」「黙っていで平気なこと」
・どうせ口を開くなら「自分がここで言わないと、多分誰も言わないこと」
・人間を人間たらしめている能力「贈与をうけたとおもいなす」能力。
・宗教=世界を「絶対的他者からの贈り物」とみなす力。
・
・自分の中に「命が危うくなるとたちまちそれを否定する言葉」がどのくらい含まれている。
・市場経済が始まる前から存在したものは商取引のスキームにはなじまない。
・人と付き合うときに知るべきことは、その人が「本当は何者であるか」ではなく「どんな人間であると思われたがっているか」。
・世界を意味で満たし、世界に新たな人間的価値を創出するのは、人間のみに備わった、このどのようなものをも自分宛ての贈り物だと勘違いできる能力。
Posted by ブクログ
本好きが本棚に並べているのは、いま読む必要がある本ではなく、いつか読めるようになることを希望している本である。という内容が印象に残った。たしかに私やお父さんを見ても、本棚にある本をすべて読んでいるわけではない。「この人は、こんな難しそうな本も読んでいるんだ」と思われたい、とまでは、私はまだ思っていないが、その考え方も面白かった。
著作権についての話も、長く書いてあった。本そのものに価値が内在しているのではなく、受け取った人が「これには価値がある」と思ったときに初めて価値が生まれる、という話。本に限らずコミュニケーションや経済活動の根本はそのような様相らしい。よって、内田さんは本をタダ読みすることも否定しない。むしろ、それを否定する人たちを否定する。本を商品として、読者を消費者としてしか見ていないからこそ、そんな発想になるのだ、と。
本が売れないようになったからと言って、本を読みたい人が減ったわけではないともある。これは、紙の本を守りたい私からしても、心強い言葉だ。しかし私も本をタダ読みすることへの抵抗感が若干あった。読ませてもらっておいて、払わないなんて、と。しかし無料で読書する人を、もう責めまい、と思った。払う必要があるかどうかは彼ら自身が決めて良いことなのだ、きっと。
Posted by ブクログ
メディア凋落の原因を巷に溢れるインターネット台頭論で終わらせず、むしろ本質的なメディアの質の低下にあると看破する。情報を評価するときの最優先の基準は「その情報を得ることによって世界の成り立ちについての理解が深まるかどうか」に尽きるという。だとすればこの国のメディアは90%以上評価に値しないだろう。さらにメディアにせよ、個人にせよ、口を開く以上は「自分が言わなくても他の誰かが言いそうなこと」よりは「今ここで自分が言わないと、たぶん誰も言わないこと」を選んで話した方がいい、という。確かにその気概がないのなら、メディアを名乗る資格などないと思う。また、読書のあり方についても興味深い考察をしている。僕らは「今読みたい本」を買うのではなく、「いずれ読まねばならぬ本」を買うのだと。従って電子書籍にはなしえない、「書棚」の物理的な存在が人間を知的に成長させるのだと主張する。他にも贈与と返礼に例えた書き手と読み手の関係など、新たな視点を与えてくれる好書。たまにこういう一冊があるから読書はやめられない。
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ビジネス・実用
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