街場のメディア論

街場のメディア論

ビジネス・実用
814円 (税込)

4pt

※こちらの作品は、Android端末と、他のOS端末の間でしおり同期ができません。

テレビ視聴率の低下、新聞部数の激減、出版の不調……、未曽有の危機の原因はどこにあるのか? 「贈与と返礼」の人類学的地平からメディアの社会的存在意義を探り、危機の本質を見極める。内田樹が贈る、マニュアルのない未来を生き抜くすべての人に必要な「知」のレッスン。神戸女学院大学の人気講義を書籍化。【光文社新書】

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

※こちらの作品はブックライブ for Android、ブックライブ PLUS for Android、ブラウザビューアではダウンロードおよびオフラインでの閲覧ができません。

街場のメディア論 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ・一緒に革命できるかという判断基準。

    ・メディアは世界の成り立ちに迫れるかが価値。

    ・弱者を一次的に正義として扱うのは方便。

    ・言葉の重みや深みというのは、それを書いた個人が、その生き方を通して「債務保証」するものである。

    ・少しでも価値判断を含むものは、そのコンテンツの重みや深みは、固有名を持った個人が保証する他ない。

    ・だが、今あるほとんどのコンテンツは定型だ。

    ・メディアの暴走というのは、最終的な責任を引き受ける個人がいないからだ。

    ・「真に個人的な言葉」というのは、ここで語る機会を逃したら、ここで聞き届けられる機会を逃したら、もう誰にも届かず消えてしまう言葉。

    ・「私が存在しなくなっても誰も困らない」言葉を使っていると自分を損なう。

    ・メディアの衰退は、「どうしても言いたいこと」ではなく「誰でも言いそうなこと」だけを選択的に語っているうちに、存在しなくても構わないことに気づかれた。

    ・「世論」というのは「誰もその言責を引き受けない言葉」。「誰でも言いそうなこと」「誰かが言う事」「黙っていで平気なこと」

    ・どうせ口を開くなら「自分がここで言わないと、多分誰も言わないこと」

    ・人間を人間たらしめている能力「贈与をうけたとおもいなす」能力。

    ・宗教=世界を「絶対的他者からの贈り物」とみなす力。

    ・

    ・自分の中に「命が危うくなるとたちまちそれを否定する言葉」がどのくらい含まれている。

    ・市場経済が始まる前から存在したものは商取引のスキームにはなじまない。

    ・人と付き合うときに知るべきことは、その人が「本当は何者であるか」ではなく「どんな人間であると思われたがっているか」。

    ・世界を意味で満たし、世界に新たな人間的価値を創出するのは、人間のみに備わった、このどのようなものをも自分宛ての贈り物だと勘違いできる能力。

    0
    2026年02月10日

    Posted by ブクログ

    この本が刊行されて早15年が経ち、当時は黎明期だったSNSも今や立派なメディアである。さて、この本を通じて、マスメディアの構造や、内部にはらむ慢性的な問題について認識できた。この廃れた内部構造も知らずに、のうのうとテレビを見ていた私は今思えば、無垢っぷりも甚だしいこと。では、SNSが出てきた現在、メディアを取り巻く問題はどのように変化したのか?SNSは、著者の述べる「ミドルメディア」に該当し、半分は著者の希望通りの変化だ。しかし、私たちは、よりメディアリテラシーを求められるようになっただろう。

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    まえがきがあまり堅苦しさもなかったので、何となく読み進めていたらどんどんのめり込んで、気がついたら読み終えた一冊。教育論から本筋のメディア論等一冊で取り扱うテーマは多岐に渡っていたように感じます。基本的に目の前にあるものがこの世の正義として疑わないスタイルのため、はっとする言葉によく巡り会うことができました。

    0
    2023年01月04日

    Posted by ブクログ

    医療と教育は市場原理にのせてはいけないものなのに、その路線でメディアが論じてきてしまったこと、学生や患者が、最上の努力で最大の効果を得ようとしていること、批判をすることが権利であり貢献していると錯覚していること、そしてそれを善意に基づいて行っているという刷り込まれた無自覚な意識と行為が、医療と教育を崩壊させている…。
    もやっとすることを、内田先生は論理的にわかりやすく整理してくれています。
    12年経ってますが、全く色褪せてないです。

    0
    2022年05月05日

    Posted by ブクログ

    本好きが本棚に並べているのは、いま読む必要がある本ではなく、いつか読めるようになることを希望している本である。という内容が印象に残った。たしかに私やお父さんを見ても、本棚にある本をすべて読んでいるわけではない。「この人は、こんな難しそうな本も読んでいるんだ」と思われたい、とまでは、私はまだ思っていないが、その考え方も面白かった。

    著作権についての話も、長く書いてあった。本そのものに価値が内在しているのではなく、受け取った人が「これには価値がある」と思ったときに初めて価値が生まれる、という話。本に限らずコミュニケーションや経済活動の根本はそのような様相らしい。よって、内田さんは本をタダ読みすることも否定しない。むしろ、それを否定する人たちを否定する。本を商品として、読者を消費者としてしか見ていないからこそ、そんな発想になるのだ、と。

    本が売れないようになったからと言って、本を読みたい人が減ったわけではないともある。これは、紙の本を守りたい私からしても、心強い言葉だ。しかし私も本をタダ読みすることへの抵抗感が若干あった。読ませてもらっておいて、払わないなんて、と。しかし無料で読書する人を、もう責めまい、と思った。払う必要があるかどうかは彼ら自身が決めて良いことなのだ、きっと。

    0
    2020年08月14日

    Posted by ブクログ

    本を書くことは、贈り物をすること。
    本を読むことは、贈り物を受け取ること。

    その交換を円滑化するために、貨幣が発明された。

    上記は、コミュニケーション全般に当てはまる。

    0
    2020年04月03日

    Posted by ブクログ

    メディアについて、内田先生の鋭い見方を学ぶことができる本。
    消費者的なモデルを何にでも適用しようとしたのが日本の崩れる原因なのね・・・。
    メディアの特性についても、勉強になった。

    0
    2018年12月24日

    Posted by ブクログ

    それほどたいして期待はせずに読んだが、とてもとてもおもしろかった。著作権原理主義を嫌がる姿勢には同感。著作をビジネスではなく、贈り物として考える視点、そしてその視点の大本を語るのに「沈黙交易」を持ってきたのには驚いた。内田樹は、9条の話になるとえらく現実的になるのに、こういう話だととたんに理想論になる。魅力的ともずるいとも言える。""

    0
    2018年11月06日

    Posted by ブクログ

    大学の講義を本にした書物。こんな授業を受ける機会があれば今でも受講したい。大学生の早い段階で出会えれば、その後の学び方を大きく変える可能性がありそな一冊。

    0
    2018年10月12日

    Posted by ブクログ

    メディア凋落の原因を巷に溢れるインターネット台頭論で終わらせず、むしろ本質的なメディアの質の低下にあると看破する。情報を評価するときの最優先の基準は「その情報を得ることによって世界の成り立ちについての理解が深まるかどうか」に尽きるという。だとすればこの国のメディアは90%以上評価に値しないだろう。さらにメディアにせよ、個人にせよ、口を開く以上は「自分が言わなくても他の誰かが言いそうなこと」よりは「今ここで自分が言わないと、たぶん誰も言わないこと」を選んで話した方がいい、という。確かにその気概がないのなら、メディアを名乗る資格などないと思う。また、読書のあり方についても興味深い考察をしている。僕らは「今読みたい本」を買うのではなく、「いずれ読まねばならぬ本」を買うのだと。従って電子書籍にはなしえない、「書棚」の物理的な存在が人間を知的に成長させるのだと主張する。他にも贈与と返礼に例えた書き手と読み手の関係など、新たな視点を与えてくれる好書。たまにこういう一冊があるから読書はやめられない。

    0
    2019年01月16日

街場のメディア論 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

※こちらの作品はブックライブ for Android、ブックライブ PLUS for Android、ブラウザビューアではダウンロードおよびオフラインでの閲覧ができません。

街場のメディア論 のシリーズ、関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

内田樹 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す