内田樹のレビュー一覧

  • 沈む日本とカオス化する世界

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    久しぶりにマーカーとドッグイヤー活躍。納得する鋭い指摘ばかりだけど、気分は沈むばかり。声あげていかないと日本は沈むばかり。日本ばかりでなく白井さんと一致した未来予測は「国民国家を政治単位とする統治モデルでは国際社会の安定が保持できず、いくつかの帝国に分割される」というもの。日本の生き延びる道は中国の属国か「東洋のスイス」か。エネルギー危機迎えても節約の掛け声さえ起きない、この国。末期状態か。

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    2026年04月07日
  • 困難な結婚

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    【2026年54冊目】
    「どうしたら自分に合う良い結婚相手と出会えますか?」「付き合っている相手と本当に結婚していいのか決心がつきません。見極める良い方法はないですか?」「お金はかかりますが結婚式はやった方がいいですか?」などなど、結婚に纏わる素朴な質問に思想家の内田樹が時に軽妙に、時に真剣に答えるエッセイ。

    普段は小説しか読まない私ですが、勧められたので読みました。著者が内田樹さんということで、ちょっとドキドキしながら(理解できるだろうかと思いながら)読み始めましたが、出てくる質問が質問だけに、とっても読みやすくて、するすると読んでしまいました。

    この本を読むと、結婚に対するハードルが多

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    2026年04月07日
  • 聖地巡礼 ライジング  熊野紀行

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    ネタバレ

    熊野が聖地であるというのは何となくは知っていましたが、他の予備知識もないまま、この「聖地巡礼」シリーズ完読を目指して手に取りました。

    本筋の巡礼そのものよりも、あちこちで語られる先生お二人の会話の名言や知識が面白かった。
    1600〜1660年ほどの60年間が日本文学史上「空白期」、後世に残るような文学的成果が全く何も出ていない(p21)という巡礼本筋とは全く関係ない情報にまずは驚き。
    後でこれは何かの文学史年表を確認してみようと思いました。

    「8時だヨ!神仏集合」(p22) 吹き出しました。確かにネーミングセンスが(笑)
    インドネシア全体はイスラム教なのにバリ島だけがヒンドゥー教というのも

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    2026年03月23日
  • 自由より自在に生きるー愉快さと葛藤の哲学ー

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    こだわりや執着を捨てたいと思うのだけど、それは、居着くこと、我執からの解放で、自在に生きるということかも。身体的感度を下げて息苦しさを切り抜けようとするのだけれどそこじゃないんよね。大きな流れの中で自分の境界線を消して、パスを受けたり回したりそんな流れに身を任せたい。たまに大きな自然の中に行きたいと強烈に思うのは自在な自分にグランド接地させたいからかも。

    なにより『「自我を手離しても、誰も君を傷つけない」と保証してくれる存在が必要』だよ

    終始抽象的な感想ですが、よい気付きを得られた。

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    2026年03月22日
  • 沈む祖国を救うには(マガジンハウス新書)

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    面白かった章は、
    「共感」に価値を置くことへの警告
    「最終学歴がアメリカ」を誇る、残念な人々
    「虚無感」に苛まれている有権者たち
    「民主制」の終わり
    第二期トランプ大統領誕生の「最悪のシナリオ」
    「自民一強」時代の終焉
    大学存続の秘策
    今、中高生に伝えたいこと
    第2部 冷たい国からの脱却
    この本を読んでいるときに、「怪しい本」を読んでいると友人から小馬鹿にされた。彼女には、彼女自身の「怪しくない」イデオロギーとはどういうものなのかを聞いてみたい。さすがに内田樹を知らないのは庇えない(知ってて言ってるのかも)。タイトルと装丁は怪しく見えるかもしれないけども。

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    2026年03月11日
  • 武道論 これからの心身の構え

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    「残心」の話にとにかく感心した。合気道と居合を習う一個人として、とても納得できる説だと思う。
    武道とスポーツの違いについては色々な媒体で氏の話を聞いているのだが、何度読んでも良いものである。
    どうすればいいかわからない時に、どう動けば生き残れるのかが分かる。そのような潜在能力を開花させるために、これからも稽古に勤しみたいと改めて思った。

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    2026年03月11日
  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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    子どもが学校にやる気をなくし、若者が働かずにニートになることを選択する。その理由が何にあるのかということがわかった。「消費」することに慣れた子どもたちが教育というサービスを買う立場として教師へ振る舞うことが当たり前となった社会でどう生きていけばいいのか考える一冊だった。

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    2026年02月28日
  • 勇気論

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    昨年TVドラマのあるシーンを見て、つい号泣してしまったときのこと。

    そのとき、ふと気づいたのです。
    自分はこの手の“勇気のパターン”にすこぶる弱いことに。

    その謎を紐解きたくなり、手に取ったのが内田樹さんの『勇気論』でした。
    往復書簡形式で、内田樹さんらしく知性の高い話をわかりやすく展開してくれます。

    ひとつ分かったのは、私が涙する勇気は、その場が抱えている踏み出せていない言動を、誰かが先陣きって発揮してくれたものであるということ。

    ただそれだけではここまで涙する理由としては、ちょっと弱い。
    私は同時に何か“美”らしきものも感じていた気がするのです。

    「勇気と美のつながりとは何か」

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    2026年02月13日
  • 老いのレッスン

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    31歳の若き編集者が、75歳の文学者・武道家に、「老い」を訊ねる。

    テーマは身体、親、供養、人生、年下との接し方、親友、天職、結婚、子育て、死

    内田さんが徒然なるままに?回答する。

    人生に必要なのは
    どんな人と結婚しても、そこそこ幸せになれる能力

    なるほどねえ。

    ずっと続く友は「何を考えているかよくわからない」友

    おお思い当たる。すでに他界した、仲の良かった友が2人いたが、
    2人とも、それぞれ、よくわからなかった。
    ラーメンとか山歩きやラグビー観戦でつながっていたけど、
    確かに、何を考えているのか、よくわからなかった。
    もっとつきあっていたかったなあ、、、

    結婚は「人間的に成長

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    2026年02月10日
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

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    欧米の自分探しが完成したら、飛躍的に成長する、という価値観

    東洋の師に学び、自分をなくす事で修行する、という価値観

    スターウォーズとエヴァンゲリオンの話が印象深かった

    イスラム教圏で日本のマンガが人気がある、という事も

    大人の道徳の本にも書かれていたのと同様の学校が市民的成熟を支援する、という記載が重要だと再認識した。

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    2026年02月08日
  • 撤退論

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    2026.2.7
    投票を前に、内田樹編『撤退論』を読み直しています。改めて白井聡さんの章は強烈で、4年前と変わらず…より酷くなっているのかもと感じました。"無知な者は選挙に来るな"という主張を見るにつけ、なればこそ"無知の知(不知の自覚)"という言葉を心に留めていなければと思います。

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    2026年02月07日
  • そのうちなんとかなるだろう(マガジンハウス新書)

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    「いるべきときに、いるべきところにて、なすべきことをなす」

    複雑なものは複雑なまま扱うのが大人の作法

    “And most important how the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become.”

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    2026年02月01日
  • そのうちなんとかなるだろう(マガジンハウス新書)

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    あとがきだけでも若い人は読むべき
    人から「これちょっとやってくれない」と言われて、「いいよ」で人生変わることもある。

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    2026年01月17日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    読みやすい箇所とわかりにくい箇所があった。あとがきにもあるように歳を重ねるとわかるようになるだろうか。

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    2026年01月09日
  • 動乱期を生きる

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    「三流腐敗国」に成り下がってしまった日本社会の現状と問題点を国民の倫理観低下、権力を持つものが権力を持ち続ける事を是とする「パワークラシー」による国民の諦めと民主主義の劣化、トップダウン方式よる効率化重視の教育現場の惨状と弊害、トランプ再選による不穏な国際情勢、戦争への道へひたすら進もうとする日本、オールドメディアの劣化が社会に与える悪影響などを内田樹氏と山崎雅弘氏が対談形式で炙り出す。読んでいて気が滅入る内容だが、現実であるから直視するしか仕方がない。

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    2026年01月06日
  • だからあれほど言ったのに(マガジンハウス新書)

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    面白かった~。
    満ち足りて生きられているように見えるのは、やるべきことをやっているからなんだろうな。
    村上春樹の話が出てきてうれしかった。深層に潜って戻ってこられることが異能。美しき少年期との決別。なるほど。

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    2026年01月02日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    大学生以来の再読。
    当時は理解できていなかったことが、分かる嬉しさ。

    『「入門書がおもしろい」のは、「誰も答えを知らない問い」をめぐって思考し、その問いの下に繰り返し繰り返しアンダーラインを引いてくれるからです。』

    構造主義というのは・・・
    私たちはつねにある時代、ある地域、ある社会集団に属しており、その条件が私たちの見方、感じ方、考え方を基本的なところで決定している。

    構造主義について代表的な思想家の考えをぎゅぎゅっと濃縮して解説してくれる。
    フーコーとレヴィ・ストロースを読みたい!

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    2026年01月02日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    構造主義について、レヴィストロースだけでなく、様々な観点で概要を知ることができた
    寝ながら学べる、とある通りページ数も少なく読みやすかった
    反対に言えばあくまでカジュアルな内容なのだ、本格的に学ぶためには他の本が必須であろう

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    2025年12月28日
  • 反知性主義者の肖像

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    内田先生の視点は唸ってしまうことが多い。ご自身が大検で大学へ行ったことは意外だった。
    日本もかなりやばいなぁ。

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    2025年12月27日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    この本の印象に残った内容に、フーコーの歴史について考える際の問いである(以下引用)「これらの出来事はどのように語られてきたか?」ではなく、「これらの出来事は、どのように語られずにきたか」(引用終わり)

    という視点には成程と気づかされた。

    哲学書は分かりにくい本が多い印象ですが、世に出てる本の中では読みやすい本だと思います。細かく読めば分からない部分はたくさんありますが。。。
    構造主義と言うものの考え方、概要の理解はできたと思います。

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    2025年12月25日