内田樹のレビュー一覧

  • 武道論 これからの心身の構え

    Posted by ブクログ

    「残心」の話にとにかく感心した。合気道と居合を習う一個人として、とても納得できる説だと思う。
    武道とスポーツの違いについては色々な媒体で氏の話を聞いているのだが、何度読んでも良いものである。
    どうすればいいかわからない時に、どう動けば生き残れるのかが分かる。そのような潜在能力を開花させるために、これからも稽古に勤しみたいと改めて思った。

    0
    2026年03月11日
  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

    Posted by ブクログ

    子どもが学校にやる気をなくし、若者が働かずにニートになることを選択する。その理由が何にあるのかということがわかった。「消費」することに慣れた子どもたちが教育というサービスを買う立場として教師へ振る舞うことが当たり前となった社会でどう生きていけばいいのか考える一冊だった。

    0
    2026年02月28日
  • 勇気論

    Posted by ブクログ

    昨年TVドラマのあるシーンを見て、つい号泣してしまったときのこと。

    そのとき、ふと気づいたのです。
    自分はこの手の“勇気のパターン”にすこぶる弱いことに。

    その謎を紐解きたくなり、手に取ったのが内田樹さんの『勇気論』でした。
    往復書簡形式で、内田樹さんらしく知性の高い話をわかりやすく展開してくれます。

    ひとつ分かったのは、私が涙する勇気は、その場が抱えている踏み出せていない言動を、誰かが先陣きって発揮してくれたものであるということ。

    ただそれだけではここまで涙する理由としては、ちょっと弱い。
    私は同時に何か“美”らしきものも感じていた気がするのです。

    「勇気と美のつながりとは何か」

    0
    2026年02月13日
  • 老いのレッスン

    Posted by ブクログ


    31歳の若き編集者が、75歳の文学者・武道家に、「老い」を訊ねる。

    テーマは身体、親、供養、人生、年下との接し方、親友、天職、結婚、子育て、死

    内田さんが徒然なるままに?回答する。

    人生に必要なのは
    どんな人と結婚しても、そこそこ幸せになれる能力

    なるほどねえ。

    ずっと続く友は「何を考えているかよくわからない」友

    おお思い当たる。すでに他界した、仲の良かった友が2人いたが、
    2人とも、それぞれ、よくわからなかった。
    ラーメンとか山歩きやラグビー観戦でつながっていたけど、
    確かに、何を考えているのか、よくわからなかった。
    もっとつきあっていたかったなあ、、、

    結婚は「人間的に成長

    0
    2026年02月10日
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

    Posted by ブクログ

    欧米の自分探しが完成したら、飛躍的に成長する、という価値観

    東洋の師に学び、自分をなくす事で修行する、という価値観

    スターウォーズとエヴァンゲリオンの話が印象深かった

    イスラム教圏で日本のマンガが人気がある、という事も

    大人の道徳の本にも書かれていたのと同様の学校が市民的成熟を支援する、という記載が重要だと再認識した。

    0
    2026年02月08日
  • 撤退論

    Posted by ブクログ

    2026.2.7
    投票を前に、内田樹編『撤退論』を読み直しています。改めて白井聡さんの章は強烈で、4年前と変わらず…より酷くなっているのかもと感じました。"無知な者は選挙に来るな"という主張を見るにつけ、なればこそ"無知の知(不知の自覚)"という言葉を心に留めていなければと思います。

    0
    2026年02月07日
  • そのうちなんとかなるだろう(マガジンハウス新書)

    Posted by ブクログ

    「いるべきときに、いるべきところにて、なすべきことをなす」

    複雑なものは複雑なまま扱うのが大人の作法

    “And most important how the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become.”

    0
    2026年02月01日
  • そのうちなんとかなるだろう(マガジンハウス新書)

    Posted by ブクログ

    あとがきだけでも若い人は読むべき
    人から「これちょっとやってくれない」と言われて、「いいよ」で人生変わることもある。

    0
    2026年01月17日
  • 寝ながら学べる構造主義

    Posted by ブクログ

    読みやすい箇所とわかりにくい箇所があった。あとがきにもあるように歳を重ねるとわかるようになるだろうか。

    0
    2026年01月09日
  • 動乱期を生きる

    Posted by ブクログ

    「三流腐敗国」に成り下がってしまった日本社会の現状と問題点を国民の倫理観低下、権力を持つものが権力を持ち続ける事を是とする「パワークラシー」による国民の諦めと民主主義の劣化、トップダウン方式よる効率化重視の教育現場の惨状と弊害、トランプ再選による不穏な国際情勢、戦争への道へひたすら進もうとする日本、オールドメディアの劣化が社会に与える悪影響などを内田樹氏と山崎雅弘氏が対談形式で炙り出す。読んでいて気が滅入る内容だが、現実であるから直視するしか仕方がない。

    0
    2026年01月06日
  • だからあれほど言ったのに(マガジンハウス新書)

    Posted by ブクログ

    面白かった~。
    満ち足りて生きられているように見えるのは、やるべきことをやっているからなんだろうな。
    村上春樹の話が出てきてうれしかった。深層に潜って戻ってこられることが異能。美しき少年期との決別。なるほど。

    0
    2026年01月02日
  • 寝ながら学べる構造主義

    Posted by ブクログ

    大学生以来の再読。
    当時は理解できていなかったことが、分かる嬉しさ。

    『「入門書がおもしろい」のは、「誰も答えを知らない問い」をめぐって思考し、その問いの下に繰り返し繰り返しアンダーラインを引いてくれるからです。』

    構造主義というのは・・・
    私たちはつねにある時代、ある地域、ある社会集団に属しており、その条件が私たちの見方、感じ方、考え方を基本的なところで決定している。

    構造主義について代表的な思想家の考えをぎゅぎゅっと濃縮して解説してくれる。
    フーコーとレヴィ・ストロースを読みたい!

    0
    2026年01月02日
  • 寝ながら学べる構造主義

    Posted by ブクログ

    構造主義について、レヴィストロースだけでなく、様々な観点で概要を知ることができた
    寝ながら学べる、とある通りページ数も少なく読みやすかった
    反対に言えばあくまでカジュアルな内容なのだ、本格的に学ぶためには他の本が必須であろう

    0
    2025年12月28日
  • 反知性主義者の肖像

    Posted by ブクログ

    内田先生の視点は唸ってしまうことが多い。ご自身が大検で大学へ行ったことは意外だった。
    日本もかなりやばいなぁ。

    0
    2025年12月27日
  • 寝ながら学べる構造主義

    Posted by ブクログ

    この本の印象に残った内容に、フーコーの歴史について考える際の問いである(以下引用)「これらの出来事はどのように語られてきたか?」ではなく、「これらの出来事は、どのように語られずにきたか」(引用終わり)

    という視点には成程と気づかされた。

    哲学書は分かりにくい本が多い印象ですが、世に出てる本の中では読みやすい本だと思います。細かく読めば分からない部分はたくさんありますが。。。
    構造主義と言うものの考え方、概要の理解はできたと思います。

    0
    2025年12月25日
  • 知性について

    Posted by ブクログ

    内田樹さんの本が好きで何冊か読んでいるのですが、正直難しいなと思うこともありました。「弟子という視点で学ぶ」という感覚がとてもなるほどでした。本を読むときに分からなくて飽きそうになるんですが「師匠が言ってることを弟子の自分が分かるわけがない」という視点を持てれば、果敢にチャレンジできるような気がします。

    とても良い事を聞いたなと思いました。

    0
    2025年12月11日
  • 日本辺境論

    Posted by ブクログ

    【日本人とは何ぞや?】
    ・日本は歴史的に、常に「中心(中国・西洋)」を意識しながら自らを位置づけてきた“辺境”の文化である。
    ・そのため日本人は、外来の思想・制度を受け入れつつ独自に再編し、適応することを得意としてきた。
    ・この“辺境性”こそが日本文化の特徴であり、現代の日本社会を理解する鍵になる。

    ※辺境=中心から離れた端っこ、を意味する。
    ここでは文明の中心地から「地理的」に離れた周縁地域という意味。

    ●日本の「師弟関係」や「道」は優れた学習装置だと述べている。「〇〇道」(武道、茶道、華道…)という教育プログラムの中で、弟子は師から何もかもをオープンマインドに学びとろうとする伝統的学習

    0
    2025年12月07日
  • 寝ながら学べる構造主義

    Posted by ブクログ

    構造主義とは何か?ということを考えるにあたり、我々の中に常識としてインストールされているが故にもはや何かわからないんだなと。ある物事について、多様な視点から物事を考えるというのは、そもそも常識ではなかったんだなと。

    構造主義の代表的な思想家として、フーコーが紹介されており、個人的に印象深かったのでメモする。

    > 狂人は「別世界」からの「客人」であるときには共同体に歓待され、「この世界の市民」に数え入れられると同時に、共同体から排除されたのです。つまり、狂人の排除はそれが「なんだかよく分からないもの」であるからなされたのではなく、「なんであるかが分かった」からなされたのです。

    なるほ

    0
    2025年12月04日
  • 寝ながら学べる構造主義

    Posted by ブクログ

    作者の言うとおり、人生を積み上げるにつれ、深く納得していくような話なのかもしれない。

    それでも若いうちに、大まかな道筋のようなものを提示してくれた先人とわかりやすく解説してくれる著者に出会えてよかった。

    レヴィ=ストロースとラカンの解釈が特に腑に落ちた。

    0
    2025年11月30日
  • 戦後民主主義に僕から一票

    Posted by ブクログ

    民主主義、憲法、教育などの様々なジャンルに関して、意見を述べている内容を集めた本。

    一番印象的だったのは、憲法の箇所。改憲派と護憲派の対立構造が私にはよくわかっていなかったのであるが、著者の解釈は割と納得感があった。

    改憲派のロジックは、基本的に日本国憲法はアメリカに押し付けて作られたものであるため、日本人だけで作るべきといった一貫性のあるものである。

    一方、護憲派には改憲派のような明快なロジックは存在しない。なぜなら、著者のように1950年に生まれた人間からすると、日本国憲法は空気のようにそこに存在していたからである。

    また戦争を経験した世代は、大戦の悲劇を次世代に受け継がないように

    0
    2025年11月27日