内田樹のレビュー一覧

  • 勇気論

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    ネタバレ

    勇気論!

    勇気に関して、はじめに定義してから話し始めるのではなく、

    思いつくことを内田さんに共有するスタイル。

    子どもの頃のことでなぜか思い出したこととか、

    最近ふと気になったこととか。

    私も参加したーい!と思いながら、

    回収の仕方がすばらしかったです。

    これに関連して、

    内田樹さんは、

    人類は誕生してからずっと「どうやったら知性の活動はもっとも活性化するか」ということを生存戦略上の最優先課題にしてきた、と思う、とおっしゃられています。

    「どうしていいかわからない時にもどうしていいかわかる」「答えを知らない問いについてもだいたいの当たりをつけられる」のパフォーマンスを高めて

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    2025年03月08日
  • 日本辺境論

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    近頃はコロナも明けて、訪日外国人数が再び鰻登りである。さて、訪日で言えば、文化も左様であろう。元々日本という国は中国に属する国であった。この本によれば、「日本人の特性」により、メキメキ成長を遂げ、今では世界に名だたるトップ7(G7)の一員でもある。日本人は努力気質の国だと言われるが、それも引っくるめたぼんやりとした日本人の「辺境性」、隅っこ暮らしのテクニックたるものを、本当にぼんやりであるが(後半は殆ど見えない程にぼんやりで)、理解できたと思う。

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    2025年04月04日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    人間はどのように欲望を覚えるのか、どうやって絶望するのか、どうやってそこから立ち直り、どうやって愛し合うのか…。自身の最後に行われた授業をはじめとする講演を収録した内田樹氏による、初めての講演集です。




    僕は内田氏の著作をあまり読んだことはないのですが、本書は著者初の講演集だそうです。

    古今東西、大学教授の最終講義といえば、印象的な授業が多く、僕は不幸にして、そういった授業にはナマで出会ったことはないのですが、インターネットが発達した昨今、言語的な障害さえクリアーできればそういう授業には簡単にアクセスできるので、そういったところにはとても感謝しております。

    ここに収録されているのは内

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    2025年01月24日
  • 困難な結婚

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    結婚とは安全保障
    自分が大丈夫じゃなかったとき、パートナーが大丈夫じゃなかったときに助け合うための制度

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    2025年01月07日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    歯に衣着せぬ話とは、この事かと思う講演! 脱線あり、個人史ありで彼らしい話でした。神戸女学院だった人たちが羨ましい。

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    2024年12月29日
  • 勇気論

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    勇気とは孤立を恐れないことである。
    それは自らに理がない時には敗けを認めることである。
    まごまごしながらもテンプレに頼らずに自分の思考と言葉で表現し、平場の会話をしながらもそれをどう解釈すべきかの本音を見せることである。
    そして、勇気を持つために、つまり、孤立に耐えて事を進める土台となるべき自分の本性や天職を見つけるために、自分を呼ぶ僅かな声を聞き取る感性を磨かなければならない。それは全身で、五感をひとつなぎの情報とみなして受け入れることで磨かれる。それが磨かれれば、自分がいるべきでない時と場所を感じ、そこを避けることができるようになり、天下無敵の存在となれる。その結果、自分のいるべき時と場所

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    2024年12月21日
  • 善く死ぬための身体論

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    某所読書会課題図書:内田さんの本はかなり読んでおりいつも楽しんでいたが、ヨーガの大家 成瀬さんと絶妙な対話が素晴らしいと感じた.成瀬さんがしきりに「瞑想」と発言されており、これがヨーガの根本だなと予想している.教育に関して「学び合い、教え合う」が基本だとの提言、その通りだと思う.楽しい走馬灯が見られるように、機嫌よく過ごすことをモットーに生きていく所存だ.

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    2024年12月12日
  • 凱風館日乗

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    様々な媒体で書いた文章がより集まった内田節だらけの本。
    2024年の選挙が終わったところであるので、2022年の少し古い選挙の話とのずれもまた興味深い。相変わらずのキレの良い話ばかりなので、気持ちよく読むことができた。

    いくつか印象に残ったところ。

    論争上手の人が「憲法23条をご存知ですか」とか、「ロシアのGDPを知ってますか」とか、「資本主義の定義ってなんですか」とか、自分が採点する側で相手が受験生であるという非対称的関係のうちに一気に持ち込むための技巧的な問いをする。
    (いわゆる「ひろゆき論法」「石丸論法」と言うものだと、入院される直前の講演会で内田さんが話していた。感じが悪いから真似

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    2024年11月06日
  • 君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ

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    自由とは何か、自ら問いを立てるところから始まるという話だった。目から鱗だった。「国際共通性のある話をする」というのは、コロナ禍のオンライン授業では必要になるコミュニケーションスキルかなと思う。自分ごととして、これからの日本社会の在り方をはじめとした未来のことや物事をとらえることが大事だと思った。

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    2024年11月04日
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

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    時々難しくて、時々わかりやすい。追いついてないことも多いけど、それはそれでよし、と内田先生は言ってくれるはず。
    広く知ろうとする、深く考えようとする、わからないことはわからないと言ってそれでよし、と思える。

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    2024年10月31日
  • 勇気論

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    選挙前に3〜4日かけて読んだというのもあり、毎日が凄い勢いで過ぎて行き、私や家族もちろん、タクシーの運転手までもが「最近日付がわからなくなり…」という有様だ。
    その中で数日に分けて読み、その瞬間は理解しても、まあ読み終わる頃には忘れていた。

    個人的にその方が良いくらいだと思う。
    次に似たシチュエーションに遭った時に「思い出すように」動ければそれで良い。

    ただ終盤に行けば行くほど「ああ他人の他人性、これが分かり合えないということだな」と感じる事が多かったですが、後書きにある通り、他者とは他者である、然し両者の間に橋をかけることは可能である。
    それくらいで良いのだと思います。

    私はある時誰か

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    2024年10月28日
  • 勇気論

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    内田樹さんは
    ほんとうに 読ませてくれます
    ほんとうに ふむふむ と 考えさせてもらえます
    ほんとうに なぁるほどなぁ と うなづかせてもらえます
    ほんとうに あぁ いい時間だった と 思わせてもらえる

    その ほんとうに いいなぁ
    を 引き出された 編集の古谷俊勝さんが すてきです
    それになにより
    挿画にヨシタケシンスケさんを起用された
    その手腕が 素晴らしい
    片手をあげている 老若男女の中の一人に 私がいる
    そんな気分に させてもらいました

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    2024年10月24日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    知らない論者も多いのだが,なかなか良い企画だったと思う。
    個人的に自由に最高の価値を置いているつもりなのだが,そもそも自由とは何か,きちんと考える必要がある。自由でないから自由という概念が必要となるという指摘はそのとおりだし,自由と秩序の関係も深める必要がある。
    学術会議の問題は解決されないまま世間からは忘れられてその動きは目的を達しようとしている。カネは出すけど口は出さないなんて器量をこの国に望むのはもう無理なのかもしれない。

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    2024年10月14日
  • そのうちなんとかなるだろう

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    しばらく 内田樹さんを
    遠ざかっていたのですが
    読み始めると
    やはり はまってしまう

    なんでしょうねぇ
    この吸引力

    この度は 半自伝としての
    内田樹さんのことなのに
    なぜか
    自分なら どうするかな
    自分なら どう考えるかな
    と 知らず知らずに
    引き込まれてしまっている

    それが また
    心地よかったりする

    ついつい 本棚の内田本に
    出てしまっております

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    2024年10月03日
  • 大人のいない国

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    今の私にとって、救いを感じる本でした。

    大人になるということは、どういうことか。

    大きな声に、一方的な訴えに、ぶつけられる正論に、ただひたすら受け止めて答えなくてはと、へとへとになっていましたが、言葉を発する時にはその先にいる相手に対して敬意を抱くことも大事だし、受け取り方は受け手が選んで良いのだという趣旨のことが書かれていて、肩の荷が下りる思いでした。

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    2024年09月16日
  • 勇気論

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    久々に内田樹。
    勇気とは何かというより、その精神論にかかる哲学を日常生活のお悩み相談風な往復書簡で応えるのだが、これが良い塩梅で小気味良い。我田引水にこじ付けるでもなく、悩みに対し、ちょうどパズルがはまるように内田樹が例示をしていく。

    その中でも私が書き留めておきたかったのは下記のような文書。

    ー 素晴らしい知的達成は論理の飛躍にあり、凡庸な知性がそれを妨害する。

    ー 勇気を持つというのは、「恐れない」という感情的な自己抑制が利いていることであると同時に、「私は論理的に正しい」という知性的な足場をしっかり踏まえているということです。そういう意味では「勇気を持つ」というのは感情的な自己統御

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    2024年09月15日
  • 撤退論

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    何人もの人が論を挙げてくれているのだが、詰まるところは最後の平川さんのいうところが、今の自分にはスッとハマるように思う。本の最初で編者の内田さんが、一つの論を読み終わったらすぐ次に行かないで浸って欲しいというようなことを書いていたが、そしてその通りにやってみようとはしたのだが、生来の性格なのか、なかなか難しかった。
    最後の平川さんの論に準じるなら、こういう「性格」と思っているようなことでもシフトすることはできるのだろう。

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    2024年09月10日
  • 価値観再生道場 本当の大人の作法

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    (2014/10/22)
    最近読むとはまる内田樹さん。一方妻はその弟子の名越康文さんを読みたいというので、二人が書いてるこの本を入手。
    しかし、、、なんだか違った。
    この橋口いくよさんって人も混ざっての鼎談。
    タイトルがテーマなのかと思いきや、そうでもない。
    広い意味ではそうだんだろうけど、、、
    テーマは言葉の持つ力、というところだろうか。暴力的でもあり、愛だったり、、、
    あげ足取りが印象的。

    それと、五七五の語感が記憶にもたらすパワー。
    全学連の正式名称が五七五でなかったら世の中が変わったのでは、という説は面白かった。

    全日本学生自治会総連合 ぜんにほん がくせいじちかい そうれんごう 

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    2024年09月04日
  • 先生はえらい

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    感想。自分教師のため、自己肯定感をあげるために読み始めたがまったく自己肯定感をあげることにはつながらなかった。がとても面白い視点で書かれており今後の教師生活に活かせそうである。

    反面教師という言葉の取り上げ方が印象に残った。いわゆる出来の悪い教師であっても学習者はなぜこんなへぼなんだ?という問いを立て、考えることを通して学ぶことができる。この考えはどんな状況(先生)であっても学習はできる。学習の主体というのは教師ではなく学習者にあるとした点が、この先生はえらいという題名につながるように感じた。先生はえらいと学習者が考えること(思い違い)によって学習者の学び、問いを立てるということは促進される

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    2024年08月29日
  • コロナ後の世界

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    ネタバレ

    コロナ期は何度思い返しても不思議。

    そんな現在進行中に書かれていた文章もなんだかライブ感があり、当時を思い起させられる。

    みんなが不安定な状況で、

    ぎすぎすすることも、ユートピア的な考え方もあったり。

    - 無法地帯と気づかい

    自分が誰であるかを特定される状況のときと、

    匿名の状況のときと、

    なんで人は違う動きをするのか、とか。

    処罰のリスクがあるかどうか。責任を問われるかどうか。

    環境設定、制度設計によって、

    人は良くも悪くもなるのは一般的なのか、とか。

    - システムの転換への希望

    コロナで一気にこれまでのシステムが崩れた、と思った。

    と論じられた。

    内田樹さんも、

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    2024年08月08日