内田樹のレビュー一覧

  • 狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論

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    共感できるところがたくさんあってすごくおもしろかったんだけど、タイトルと内容がどう関係があるのかがよくわからない。内田先生がブログに公開していたエッセイ集です。内容はやはり教育に関するものが多いけど。「自分のモチベーションを高めるのと、他人のモチベーションを下げることは受験戦争の中では同義なので、皆後者を選択して学力が低下している。だから日本国民全員が学力低下に責任がある」というのは正にその通りだと思いました。

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    2009年10月04日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    「自分探し」禁止!!の文字に惹かれて購入。日本の若い女の子がAV女優になるのは「JJ」のせいだという話が笑えた。この人、対談も面白いな。

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    2009年10月04日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    私にとって絶好のタイミングで出合った本。
    タイトルは、硬いイメージがあるかもしれないけど、内容はたくさんの経験を積んできたお二人の対談で、目からウロコな言葉も多かった。
    人生観が変わった気がする。

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    2009年10月04日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    ページの端を折りまくった一冊。対談ものなので読み進めやすい。『自己探しは自殺行為』『服装は恥部』など、私にとっての名言がいっぱいつまってます。

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    2009年10月04日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    読みやすい箇所とわかりにくい箇所があった。あとがきにもあるように歳を重ねるとわかるようになるだろうか。

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    2026年01月09日
  • 動乱期を生きる

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    「三流腐敗国」に成り下がってしまった日本社会の現状と問題点を国民の倫理観低下、権力を持つものが権力を持ち続ける事を是とする「パワークラシー」による国民の諦めと民主主義の劣化、トップダウン方式よる効率化重視の教育現場の惨状と弊害、トランプ再選による不穏な国際情勢、戦争への道へひたすら進もうとする日本、オールドメディアの劣化が社会に与える悪影響などを内田樹氏と山崎雅弘氏が対談形式で炙り出す。読んでいて気が滅入る内容だが、現実であるから直視するしか仕方がない。

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    2026年01月06日
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

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    外国人問題が不快である。反日国家からの外国人が日本人の大切にしてきた文化を無視するような現況にも強く危うさを感じるのだが、それを煽るナショナリズムも嫌で、勝手に思考が雁字搦めになってしまう。右も嫌、左も嫌。

    右に関して言うと、ナショナリズムを煽る方は言いっぱなしで、いずれファシズムまで暴走しかねないリスクを顧みていない。こちらも同じナショナリストではあるから、どこぞで悪さをしたという話を聞くたびに不愉快な気分になるし、さらに煽情により引き起こされるレイシズムから虐殺の危険性まで心配し「まあその辺で…」と抑え役をしないといけない役回りにも疲れる。悪口大会に参加したくないのだ。

    言っている事は

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    2026年01月03日
  • だからあれほど言ったのに(マガジンハウス新書)

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    面白かった~。
    満ち足りて生きられているように見えるのは、やるべきことをやっているからなんだろうな。
    村上春樹の話が出てきてうれしかった。深層に潜って戻ってこられることが異能。美しき少年期との決別。なるほど。

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    2026年01月02日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    大学生以来の再読。
    当時は理解できていなかったことが、分かる嬉しさ。

    『「入門書がおもしろい」のは、「誰も答えを知らない問い」をめぐって思考し、その問いの下に繰り返し繰り返しアンダーラインを引いてくれるからです。』

    構造主義というのは・・・
    私たちはつねにある時代、ある地域、ある社会集団に属しており、その条件が私たちの見方、感じ方、考え方を基本的なところで決定している。

    構造主義について代表的な思想家の考えをぎゅぎゅっと濃縮して解説してくれる。
    フーコーとレヴィ・ストロースを読みたい!

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    2026年01月02日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    まえがきに、専門書のしくみを簡単に書いてくれていて、構造主義云々の前に、新書ビギナーにも易しい
    このような新書を、体感を持って読めるようになっているのは、社会との交わりや普段の思考において、「考えたことのある」事柄が非常に増えているから
    言説→本の中に出てくる例示(→自らの体験)まで思考ながら読めている
    村上龍のインタビュー、読んだ本が繋がっていく感覚
    なんらかの、誰かの、症候の寛解をめざした現実の再現でも想起でも真実の開示でもない、「創造行為」
    ラカンは、鏡像のところは難しかったが、精神分析のところはすっと理解できた気がする
    鏡像の部分を乗り越えると、自分の在り方やコミュニケーションに不調を

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    2026年01月01日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    構造主義について、レヴィストロースだけでなく、様々な観点で概要を知ることができた
    寝ながら学べる、とある通りページ数も少なく読みやすかった
    反対に言えばあくまでカジュアルな内容なのだ、本格的に学ぶためには他の本が必須であろう

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    2025年12月28日
  • 反知性主義者の肖像

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    内田先生の視点は唸ってしまうことが多い。ご自身が大検で大学へ行ったことは意外だった。
    日本もかなりやばいなぁ。

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    2025年12月27日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    この本の印象に残った内容に、フーコーの歴史について考える際の問いである(以下引用)「これらの出来事はどのように語られてきたか?」ではなく、「これらの出来事は、どのように語られずにきたか」(引用終わり)

    という視点には成程と気づかされた。

    哲学書は分かりにくい本が多い印象ですが、世に出てる本の中では読みやすい本だと思います。細かく読めば分からない部分はたくさんありますが。。。
    構造主義と言うものの考え方、概要の理解はできたと思います。

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    2025年12月25日
  • 知性について

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    内田樹さんの本が好きで何冊か読んでいるのですが、正直難しいなと思うこともありました。「弟子という視点で学ぶ」という感覚がとてもなるほどでした。本を読むときに分からなくて飽きそうになるんですが「師匠が言ってることを弟子の自分が分かるわけがない」という視点を持てれば、果敢にチャレンジできるような気がします。

    とても良い事を聞いたなと思いました。

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    2025年12月11日
  • 日本辺境論

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    【日本人とは何ぞや?】
    ・日本は歴史的に、常に「中心(中国・西洋)」を意識しながら自らを位置づけてきた“辺境”の文化である。
    ・そのため日本人は、外来の思想・制度を受け入れつつ独自に再編し、適応することを得意としてきた。
    ・この“辺境性”こそが日本文化の特徴であり、現代の日本社会を理解する鍵になる。

    ※辺境=中心から離れた端っこ、を意味する。
    ここでは文明の中心地から「地理的」に離れた周縁地域という意味。

    ●日本の「師弟関係」や「道」は優れた学習装置だと述べている。「〇〇道」(武道、茶道、華道…)という教育プログラムの中で、弟子は師から何もかもをオープンマインドに学びとろうとする伝統的学習

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    2025年12月07日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    構造主義とは何か?ということを考えるにあたり、我々の中に常識としてインストールされているが故にもはや何かわからないんだなと。ある物事について、多様な視点から物事を考えるというのは、そもそも常識ではなかったんだなと。

    構造主義の代表的な思想家として、フーコーが紹介されており、個人的に印象深かったのでメモする。

    > 狂人は「別世界」からの「客人」であるときには共同体に歓待され、「この世界の市民」に数え入れられると同時に、共同体から排除されたのです。つまり、狂人の排除はそれが「なんだかよく分からないもの」であるからなされたのではなく、「なんであるかが分かった」からなされたのです。

    なるほ

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    2025年12月04日
  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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    ー このゲームのルールは「先に文句を言ったもの勝ち」ですから、このゲームで幼児期から鍛えられてきた子どもは、どんな場合でも、誰よりもはやく「被害者」のポジションを先取する能力に長けてゆきます。人間、生きている限り、さまざまな不快なできごとに遭遇しますが、そのすべてにおいて、「私は不快に耐えている人間」であり、あなたは「私を不快にさせている人間である」という被害加害のスキームを瞬間的に作り上げようとする。

    いきなりだが、本書が取り上げる「下流」とは、こうした象徴的な性質のことであり、自己防衛的とも言えるが、高潔さがなく卑怯な戦略志向。さらに、群れて集団で誰かを加害者ポジションに追い込み“共通の

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    2025年12月04日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    作者の言うとおり、人生を積み上げるにつれ、深く納得していくような話なのかもしれない。

    それでも若いうちに、大まかな道筋のようなものを提示してくれた先人とわかりやすく解説してくれる著者に出会えてよかった。

    レヴィ=ストロースとラカンの解釈が特に腑に落ちた。

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    2025年11月30日
  • 戦後民主主義に僕から一票

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    民主主義、憲法、教育などの様々なジャンルに関して、意見を述べている内容を集めた本。

    一番印象的だったのは、憲法の箇所。改憲派と護憲派の対立構造が私にはよくわかっていなかったのであるが、著者の解釈は割と納得感があった。

    改憲派のロジックは、基本的に日本国憲法はアメリカに押し付けて作られたものであるため、日本人だけで作るべきといった一貫性のあるものである。

    一方、護憲派には改憲派のような明快なロジックは存在しない。なぜなら、著者のように1950年に生まれた人間からすると、日本国憲法は空気のようにそこに存在していたからである。

    また戦争を経験した世代は、大戦の悲劇を次世代に受け継がないように

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    2025年11月27日
  • 若者よ、マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱

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    マルクス思想の超入門書。
    往復書簡形式でマルクスの著書が噛み砕いて解説されており、知識の無い私もマルクス思想のエッセンスを理解出来た。

    マルクス思想は共産主義の一言で理解され、破綻した過去の理論と受け取られている事が多いと感じる。しかし、マルクスのテキストは政治的・経済的正しさの範疇のみで読み解かれるものではなく、読者の知性を鍛えるものとして今尚有効であるという内田先生の話に深く共感した。

    印象に残ったマルクス思想に「類的存在」が挙げられる。人間は、利己主義者としての市民と、法に従って公民として分裂した個人を統合し、自身と他者の幸福を共に気遣う存在であるべきとする人間観は大変魅力的である。

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    2025年11月13日