内田樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
すっかり内田樹にハマッています。
内田氏の著書は、(勝間氏などの書く)ビジネス書及び自己啓発書と比較しながら読むととても面白い。結構正反対の事を言っていたりする。それなのに、双方に説得力があったりするのが不思議に感じる。
けれど、総じて感じるのは「内田氏のほうがより大人だ」ということ。なんだか懐が深い感じがする。勝間氏らの書くビジネス書が、分かりやすく明確に伝えるために切り捨てている(一見どうでも良さそうに見える)部分を、丁寧に掬ってあげているのが、内田氏の書なのではないか。
だから僕のように「若さをエネルギーにいろいろな自己啓発本を読んだけれど、大体同じことを言っているしもうそろそろ飽 -
Posted by ブクログ
なぜ日本の子どもたちは勉強を、若者は仕事をしなくなったのか?
社会全体が豊かになったからというのは漠然として誰にでも思いつく原因なんだが、ここで著者はさらに踏み込んで、子供たちが「消費主体」として自己形成を完了させてしまったからと、読み解く。と、これだけ書いただけでは、何のこっちゃ?となるかもしれないが、詳しくは読んでもらうしかない。
義務教育の義務は親にとっての「義務」であって、子供にとっては「権利」であったはずなのに、子供が勝手に「義務」と読み違えてしまっている。
などなど、目からウロコがたくさんありました。
(2010/5/1)
2021/6/22 再読 -
Posted by ブクログ
内田樹の書いたものを読むことはとてもスリリングな経験である。スリリングといってもジェットコースターに乗って「あぁぁー」と叫ぶ類の楽しさを伴った経験というわけではない。内田樹の取り上げるテーマについて自分の考えている由無しごとが如何に考慮不足であるかをビシッと指摘されることに対する恐怖感を伴った経験なのだ。
だから内田樹が一度でも自分が考えをめぐらされたことのあるテーマについて語る時、批評家のサービス精神旺盛な文章を楽しむより前に恐怖感の方が先行してしまう一方で、自分が何の意見も持たないテーマについて評論が記される時、比較的安心して文章に没頭できる。例えば、中国論は気楽に読めた。しかしユダヤ -
Posted by ブクログ
正しさとは何かについて、別角度から考えるきっかけとなった。
私たちには自らの意思なんてものは存在しなくて、環境によって全てが決められているのだとしたら。正しさとはなんて不安定なものか。各々の生活する環境によって決められているとしたら、その数だけ正しさも存在する。人によって解釈が違うものは定義として成り立つのか?そもそも正しさなんてものは存在すらしていない?揺るぎないものなんて無くて、揺るぎないものがあると信じたい私たちが生み出したもの?
自分の存在が揺らぐ考えな気もするけど、自分の正体に近づけている気もするし、考え続けることをやめないことが人間には必要なのかな。