内田樹のレビュー一覧

  • 街場のアメリカ論

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    考えてみれば、今までアメリカ論みたいなのってアメリカ人か日本人からのものしか見たり、聞いたりしたことが無いと思う。この本では、フランス人のアレクシス・ド・トクヴィルの本が紹介されており、時間が経っても斬新さを感じる意見が述べられている。アメリカ建国者たちは権力者を信用しておらず、間違うものとして彼らの民主主義を作り上げた。その慧眼には本当に感心する。それらが機能し今の発展があるのであろう。普通の国のように歴史的な建国ではなく、理念だけを掲げて国を作り上げた自信の結果、宗教までも理念で広げていった。キリスト教が今日広く米国で信じられていることがよくわかった。
    最後にショックであったのは、今でこそ

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    2010年12月04日
  • こんな日本でよかったね 構造主義的日本論

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    本書を読んでも、決して構造主義の知識はつきません。
    でも知識よりもっと大切な 構造主義的な考え方を知る事ができると思います。

    現在は、物事を単純化して断定的に語る人が指示される時代かも知れません。

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    2010年07月01日
  • 村上春樹にご用心

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    わたしは中1から村上春樹が好きで読んできたし、何度も何度も読んだけど、わたしの読み方はまだまだだなあと思った。
    こんな読み方があったんだ、と驚くと同時にこれだけ何度も繰り返し読んで来てもまだ新しい面がいくつもある春樹の小説は本当にすごいと思う。春樹の小説が好きなのは何度読んでも違った発見があって、何度読んでもわからなくて、でも居心地が良いから何度でも読めるためだと思う。
    しかし内田さんが春樹論を書いてるとは知らなかった。ソシュールについての文章を読んで、この人は頭も人も良さそうだと思っていたが、無意識のうちにわたしの好きな価値観の匂いを感じ取ってたのかも。やっぱり春樹の小説が無意識レベルまで深

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    2010年06月27日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    すっかり内田樹にハマッています。

    内田氏の著書は、(勝間氏などの書く)ビジネス書及び自己啓発書と比較しながら読むととても面白い。結構正反対の事を言っていたりする。それなのに、双方に説得力があったりするのが不思議に感じる。

    けれど、総じて感じるのは「内田氏のほうがより大人だ」ということ。なんだか懐が深い感じがする。勝間氏らの書くビジネス書が、分かりやすく明確に伝えるために切り捨てている(一見どうでも良さそうに見える)部分を、丁寧に掬ってあげているのが、内田氏の書なのではないか。

    だから僕のように「若さをエネルギーにいろいろな自己啓発本を読んだけれど、大体同じことを言っているしもうそろそろ飽

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    2010年06月22日
  • 14歳の子を持つ親たちへ

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    長男が反抗期の頃(14歳)に読みました。母親の言うことを無視しようとする「自分の子供」について、どう理解したらいいのか分からなかったからです。この本は、日本の親たちに「新しい覚悟」「新しい希望」を与えてくれます。

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    2010年06月14日
  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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    なぜ日本の子どもたちは勉強を、若者は仕事をしなくなったのか?

    社会全体が豊かになったからというのは漠然として誰にでも思いつく原因なんだが、ここで著者はさらに踏み込んで、子供たちが「消費主体」として自己形成を完了させてしまったからと、読み解く。と、これだけ書いただけでは、何のこっちゃ?となるかもしれないが、詳しくは読んでもらうしかない。

    義務教育の義務は親にとっての「義務」であって、子供にとっては「権利」であったはずなのに、子供が勝手に「義務」と読み違えてしまっている。

    などなど、目からウロコがたくさんありました。

    (2010/5/1)

    2021/6/22 再読

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    2021年08月03日
  • こんな日本でよかったね 構造主義的日本論

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    内田樹氏のエッセー集。どれを読んでも「外れ」が無いのが内田氏の書籍だと信じているが、本書はそのほとんどのエッセイが内田氏本人のブログ「内田樹の研究室」からの抜粋。どこからでも読み始めることができる・・・

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    2009年10月17日
  • 村上春樹にご用心

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    村上春樹について書かれた本の中で最良のもののひとつだと思う。
    うまい言い方が見つかりませんが、「切り刻んで、並べて、洗って、ひとつひとつ手にとって論評する」式ではなくて、「頭から丸のみする」式の読み方をしているとでもいうのでしょうか。

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    2009年10月07日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    一番初めに買った「内田」本です。
    内田さんの本を読むには
    「内田語」に親しんでおかないと
    簡単に読み進めないです。
    現代思想の入り口になじんでおかないと
    チンプンカンプンのような。
    折り目あり、破ったぺージありと
    格闘したあとがあります。

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    2009年10月04日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    内田樹先生×春日武彦先生という夢コラボですね!!

    特に第2章「自分探しはもうやめよう」がオススメです。

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    2010年11月10日
  • 狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論

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    ウチダ式大学論満載。
    現役大学生としては、おもしろいような怖いようなビミョーな気持ちにさせられる。

    今の大学生の多くはマジメで、大学側に煽られるままに、就職活動やら自己啓発やらに駆り立てられている。
    そういうのを気持ち悪いと思い始めたら読めばいいと思う。

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    2009年10月04日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    自分が語っている言葉は「他者」の言葉である。したがって、どこにいくのか見当もつかないような「未来」のために言葉を紡ぐ作業には、「身体」がある。

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    2009年10月04日
  • 村上春樹にご用心

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    内田樹の書いたものを読むことはとてもスリリングな経験である。スリリングといってもジェットコースターに乗って「あぁぁー」と叫ぶ類の楽しさを伴った経験というわけではない。内田樹の取り上げるテーマについて自分の考えている由無しごとが如何に考慮不足であるかをビシッと指摘されることに対する恐怖感を伴った経験なのだ。

    だから内田樹が一度でも自分が考えをめぐらされたことのあるテーマについて語る時、批評家のサービス精神旺盛な文章を楽しむより前に恐怖感の方が先行してしまう一方で、自分が何の意見も持たないテーマについて評論が記される時、比較的安心して文章に没頭できる。例えば、中国論は気楽に読めた。しかしユダヤ

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    2009年10月07日
  • 狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論

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    学生にも教授にも生徒にも先生にも官僚も、そして教育には関係ない(と、自分では思っている)人にも、一読する価値はあると思います。

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    2009年10月04日
  • 狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論

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    共感できるところがたくさんあってすごくおもしろかったんだけど、タイトルと内容がどう関係があるのかがよくわからない。内田先生がブログに公開していたエッセイ集です。内容はやはり教育に関するものが多いけど。「自分のモチベーションを高めるのと、他人のモチベーションを下げることは受験戦争の中では同義なので、皆後者を選択して学力が低下している。だから日本国民全員が学力低下に責任がある」というのは正にその通りだと思いました。

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    2009年10月04日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    「自分探し」禁止!!の文字に惹かれて購入。日本の若い女の子がAV女優になるのは「JJ」のせいだという話が笑えた。この人、対談も面白いな。

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    2009年10月04日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    私にとって絶好のタイミングで出合った本。
    タイトルは、硬いイメージがあるかもしれないけど、内容はたくさんの経験を積んできたお二人の対談で、目からウロコな言葉も多かった。
    人生観が変わった気がする。

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    2009年10月04日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    ページの端を折りまくった一冊。対談ものなので読み進めやすい。『自己探しは自殺行為』『服装は恥部』など、私にとっての名言がいっぱいつまってます。

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    2009年10月04日
  • 自由より自在に生きるー愉快さと葛藤の哲学ー

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    こだわりや執着を捨てたいと思うのだけど、それは、居着くこと、我執からの解放で、自在に生きるということかも。身体的感度を下げて息苦しさを切り抜けようとするのだけれどそこじゃないんよね。大きな流れの中で自分の境界線を消して、パスを受けたり回したりそんな流れに身を任せたい。たまに大きな自然の中に行きたいと強烈に思うのは自在な自分にグランド接地させたいからかも。

    なにより『「自我を手離しても、誰も君を傷つけない」と保証してくれる存在が必要』だよ

    終始抽象的な感想ですが、よい気付きを得られた。

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    2026年03月22日
  • 沈む祖国を救うには(マガジンハウス新書)

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    面白かった章は、
    「共感」に価値を置くことへの警告
    「最終学歴がアメリカ」を誇る、残念な人々
    「虚無感」に苛まれている有権者たち
    「民主制」の終わり
    第二期トランプ大統領誕生の「最悪のシナリオ」
    「自民一強」時代の終焉
    大学存続の秘策
    今、中高生に伝えたいこと
    第2部 冷たい国からの脱却
    この本を読んでいるときに、「怪しい本」を読んでいると友人から小馬鹿にされた。彼女には、彼女自身の「怪しくない」イデオロギーとはどういうものなのかを聞いてみたい。さすがに内田樹を知らないのは庇えない(知ってて言ってるのかも)。タイトルと装丁は怪しく見えるかもしれないけども。

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    2026年03月11日