【感想・ネタバレ】そのうちなんとかなるだろう(マガジンハウス新書)のレビュー

あらすじ

直感に従って生きればいい――
諦めず我慢しない思想家の痛快すぎる半生記
ウチダ流“生きるヒント”!!

「私の履歴書」というのはふつう功成り名遂げた人が往時を回顧して書くもので、僕みたいな若造が書くものじゃないとずっと思っていましたが、気が付けばとうに古希を超えて、もうすぐ後期高齢者です。3年前に右膝の人工関節手術をし、去年はすい臓がんの手術をしました、身体のあちこちが「そろそろ耐用年数来てます」とアラームを鳴らして、「おしまい」へのカウントダウンがもう始まっています。たしかに今のうちに書いておかないと、もう少しすると「昔のことは全部忘れちゃった」ということにもなりかねません。現に、この本は出たのが6年前、素材はそれよりさらに前の別の媒体で行ったロングインタビューですので、そこで「思い出されていること」の中に今の僕は思い出すことができないことがいくつも含まれています。ほんとに。――「まえがき」より一部抜粋

直感だけに従い、無理して決断しない……
同調圧力が強いこの国で、「ありのままに生きていく勇気」をもらえる一冊!

<項目>
★ いじめが原因で不登校
★ ビートルズに夢中
★ 計画的に家出
★ 大検のために猛勉強
★ 駒場寮というアナーキー空間
★ 生涯の師との出会い
★ 翻訳会社でアルバイト
★ 32校の教員公募に落ちる
★ 12年間の父子家庭と
★ やりたくないことはやらないほうがいい……etc.
※ロングセラーの単行本が、「まえがき」&「巻末コラム」等を追加して新書版にアップグレード!

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Posted by ブクログ

自叙伝でした。僕も齢50を迎えて、混沌とした社会の中で老後に向けて一抹の不安を抱えて生きています。

そのうちなんとかなるだろう、というタイトルに惹かれて本を手にしました。

直感とその時の快・不快の気持ちに従って生きてもいい、という作者の考えが叙述されてます。どう思うかは読み手次第。

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2025年12月09日

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