内田樹のレビュー一覧

  • 街場の米中論

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    筆者はあとがきで何度もした話しと言っているが、自分にとっては新鮮な内容が多かった。
    ・食い合わせが悪い「自由」と「平等」
     フランスは、平衡を取るため(?)、「友愛」も入れた
    ・常備軍を認めていない合衆国憲法
    ・マルクスとリンカーンに交流があった
    ・リンカーンの再選にマルクス(第一インターナショナル)が祝辞を贈り、リンカーンが謝意を返していたこと
    ・マルクスはテキサスにホームスデッターとして来ていたかも
    ・マーク・トウェインがアメリカ共産党の原始
    ・アメリカ人は最悪を描くことを非難しない
    日本人は非難する

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    2024年04月06日
  • 新世界秩序と日本の未来 米中の狭間でどう生きるか

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    ネタバレ

    本書が安倍元首相暗殺(の一年)に前書かれたものなんだよなと言うことを思いつつ読み。内田先生はよく「これからの日本」を予測してそれがその通りになったかならなかったを検証するということをされるようです。(別の著作に書かれてました)

    2024年春現在、米国でトランプ元大統領が再選される可能性が出てきたことを踏まえて読むと、三年前に出版された本書も一段と興味深く読める気がしました。
    政治や世界情勢に疎いので果たしてちゃんとついていけるのか、と思いましたがやっぱりそれほど理解できた気はしなかった(笑)
    しかし読み通せたのは対談形式だったからでしょう。

    それにしても内田先生はすごい。専門家じゃないのに

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    2024年04月01日
  • 先生はえらい

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     中高生向けということでしたが、私にはちょうど良く腑に落ちました。
    まさしく「先生運が悪い!」と思っており、自分が尊敬する先生(人)は、誰もが尊敬できる先生なんだと思っていました。こんなに様々な人がいて、感じ方が同じわけないのに。
    分かりやすく伝えて相手に理解してもらうこと、それも大事なことだけど、(少なくとも自分は理解したことを)何度も言われると退屈だし、その時点でシャットアウトして終わってしまう。誤解の余地が残っている方がコミュニケーションが続くって面白い。
    何でも謎があった方が惹かれるもんね。

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    2024年03月08日
  • 街場の米中論

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    いつもの話が多いけれど、後書きで「ウチダはどうして同じ話をするのか」について書かれていたのが良かった。
    中国では受験戦争が加熱していて、その対策として子どもの学習時間を制限したり学習塾の非営利化までしているというのは初めて読んでびっくりした。

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    2024年02月12日
  • 生きづらさについて考える【毎日文庫】

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    取り扱うテーマは、先行き真っ暗な日本の現状なんだけど、語り口が軽快で、面白く読める。

    内田節で語る日本人の国民性も、
    そうかもとちょっと納得させられる。

    度重なる不祥事は、壊滅するまで止められないのは日本人の特徴から。

    日本教育が量産した上位下達のイエスマン。

    自民党が国民の政治無関心を意図的に築き上げたという自説。

    教育投資少なすぎて、論文出稿数も先進国最下位、これに叱咤してるのは、日本じゃなくて、アメリカや英国だとか、、

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    2024年02月04日
  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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    自分も含めてですが、コスパよく結果がでることや収入が得れるというのが一般的な時代になっています。そんな時だからこそ本書で述べられている
    教育という本質的な部分は忘れてはならないと感じました。親と子で学ぶ。なぜ勉強するか?そこは問わずに楽しいよね?学ぶって出来るってという変化をしっかりとみてあげること。子どもも含めて感謝をする。人間として大事な教育という土台をもう一回作り直して現行にも活かせる一冊だと感じました。

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    2024年02月04日
  • 修業論

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    この作家さん、武道家さんを知る最初の一冊‼️
    今後の期待を込めての星4つ‼️
    分かりやすい文章に好感が持てた‼️

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    2024年02月02日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    今、私が自由だと思っているものは本当に自由なのだろうかと考えた。秩序はたしかに大事だけれど秩序以上に大事なものを蔑ろにしていないか。
    国は私を守ってくれるが同時に傷付けも見捨てもする。安易にぬるま湯に浸かっていることの危険性。
    これから先の時間を生きる人が傷付き見捨てられないように今を大事にしようと改めて感じた。

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    2024年01月29日
  • 夜明け前(が一番暗い)

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    内田節が満載で非常に楽しめる本だ.特異な情報源をお持ちのようで、一般には触れることのない貴重な話が随所に出てくるのが素晴らしい.トランプ時代の記述があったが、あのような人物を選ぶアメリカ人の気持ちが理解できないが、日本人も得体の知れないアベを選んでいたのだから同じようなものだと思った.続編を期待している.

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    2024年01月26日
  • 一神教と帝国

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    なかなか刺激的な議論と、トルコ社会、イスラーム社会の興味深い現況が語られている。三人の鼎談をまとめた新書なので、話が傍に逸れることが多く(特に、内田樹さんの話はページの無駄使いが目立つ)、題名の一神教と帝国について語られる部分が少ない。
     中田考さんの歴史認識と「帝国」への期待については理解できる部分も多いが、人間と社会観について楽観的すぎるし、雑な部分も多い。
     山本直輝さんについて初めて知ったが、このような研究者の存在することは嬉しく、期待したい。
     全体としては現代日本人が読むに値する新書だと思う。

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    2024年01月21日
  • 街場の読書論

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    なぜこのように読みやすいと感じるのか。
    (実際はどうか、は置いておいて。)

    おそらく、充分に推敲が為されている、からではないかと考えた。
    コンテンツが特別素晴らしい、ということではないのだろう。

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    2024年01月11日
  • 街場の成熟論

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    お世話になっている整形外科医院の本棚からお借りした

    神戸にお住いの内田樹さん
    たくさんの著作があるが、なんか難しそうで……
    最新の本(2023・9・15発行)を手に取った

    今の世界、日本
    なんかヘン
    イヤな肌触りがする
    そんな違和感が少し分かるかなと

    たくさんの脳にビンビン響く言葉たちを届けて頂いた

    書きだせばきりがない
    でもプレ認知症の私はすぐ忘れるんだろうなあ

    自分も含めてホントみんなが「幼い」!
    もっと寛容で学べる「成熟」した大人になりたい

    ・ウクライナ危機後の世界
    ・沈みゆく社会
    ・成熟について
    ・ジェンダーをめぐる諸相
    ・語り継ぐべきこと

    ≪ 大人たれ 自分の「VOIC

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    2023年12月29日
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

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    ”新しい戦前”と言う言葉は、昨年末「徹子の部屋」でゲスト出演したタモリが、2023年について問われ「新しい戦前になるんじゃないですかね」と発言したことから話題になったとのこと。ただ本人からその言葉の背景はなかったし、黒柳さんからの質問もなかったので、受け止め方は様々だ。

    安倍元首相の頃から、かなり戦争に対するハードルが低くなってきたと感じるのは、私だけではないはずだ。岸首相になって、所属する宏池会は、政策面では保守リベラル派に属し、特に安全保障では日米関係を重視しながらもハト派的傾向という認識だったので、少しはブレーキがかかると思っていたが、しらっと異次元の防衛費増額を指示している。
    これは

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    2023年12月12日
  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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    「どうして勉強しなくちゃいけないの?」
    こういった子供の問いに、大人として最適なふるまいとは『絶句』してそのような問いは「ありえない」と斥けることだと著者は主張しています。

    なぜなら、その答えを教師から引き出すという体験によって、子どもがあるゆることにおいて自分に有益そうならやるし、気に入らなければやらないという採否の基準を身体化した『等価交換する子ども』になってしまうからだと言います。

    それは子どもたちが「家で労働する」という体験から自己形成をする機会がなくなり、その代わり早い時期から消費活動への参加を促されていることに原因があるとのことで、その説明は納得するところもあるのですが、平和で

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    2024年01月05日
  • 君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ

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    内田樹の本を読んできて思うのは、また同じこと言ってる、ってことだ。でも何度でも読みたい。社会制度や人としての生き方についての内容が多いが大上段から構えるんじゃなく読んでる人の腑に落ちることを言う。
    ”日本人として”ではなく”人として”普通はそう考えるよね、ってことを言う。そういう目線で今の日本を眺めるといろんな問題の根っこは「その当事者が利己的に振る舞っている」ことなんじゃないかと思えてくる。

    面白かった。

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    2023年11月30日
  • 街場の共同体論

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    内田樹は、本書を「人と人との結びつきのありかたについて、あれこれと論じ」たものと説明している。その具体的な対象は、家族・学校・地域などの、いわゆる「共同体」である。。

    私が「なるほど」と思ったのは、「第4講 格差社会の実相」だ(他の話ももちろん面白いのだが、特に興味をひかれたという意味)。
    「格差社会というのは、成員たちが単一の度量衡で格付けされる社会のこと」であり、現代の日本で用いられている、その単一の度量衡は「年収」であると内田樹は述べている。
    そして、高い収入を得ている人間と低い収入に甘んじている人間は、同じ条件で競争して、その才能と勤労努力の差によって差別化されている、すなわち、年収

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    2023年11月29日
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

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    某所読書会課題図書: 安保関連3文書を閣議決定で制定することへの危機感が、一般の国民の中に見られないという事実がある.メディア自体の検証力も弱体化させられてきていることは明白だが、メディア側にその意識がないことも問題である.二人の討論が文書化されることは非常に重要だと感じている.周辺国、特に中国では政府批判は全くできない状態に置かれていることを再認識したい.

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    2023年11月28日
  • 気はやさしくて力持ち

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    親はたいへんなんだぞ、なんて話はよく聞くものだ。子育ての困難というのは、少子化をいわれる世の中にあっては、考えざるを得ない問題だろう。でも、子どもの立場に立って見たらどうか。自分の存在が親にとっての困難だといわれたら?そのあたり、不倫関係になぞらえて考えさせる冒頭のやりとりは、なかなか楽しく、同時にとても考えさせられる。

     ナナメの関係、失われるものへの哀惜、親を許すということ、没入する体験、必ずしも子育ての話に限らないけど、どこかでつながりも感じられる。なにか答えを与えられるというよりも、問題提起されて自分なりに考えを進めたくなる本だった。

     親が成熟していると、子どもはイノセントになれ

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    2023年11月26日
  • 身体の言い分

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    わかる人には
    たまらなく 気持ちよく
    すんなり 入ってくる

    わからない人には
    まったく 取っつきようがない

    それで 全くいいのだと思います

    本を読む というのは
    本来 そんなものであると
    思っています

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    2023年11月16日
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

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    タイトルから、安全保障の話か、平和論かと思っていたが時事放談のようなものだった。でも面白かった。
    加速主義という言葉を知った。やけくそ主義だ。堕ちるなら早いとこ堕ちてしまおうってことか。
    ポリティ・インデックスという指標も初めて知った。こういう指標で表されるとわかりやすいな。
    希望はどこにもないなあ、と思いながら読んでいたが、希望は地方にあると。地方政治に希望はある。
    やけくそ主義に陥らずに地方でコツコツやっていくか。

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    2023年11月13日