内田樹のレビュー一覧

  • 修業論

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    この作家さん、武道家さんを知る最初の一冊‼️
    今後の期待を込めての星4つ‼️
    分かりやすい文章に好感が持てた‼️

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    2024年02月02日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    今、私が自由だと思っているものは本当に自由なのだろうかと考えた。秩序はたしかに大事だけれど秩序以上に大事なものを蔑ろにしていないか。
    国は私を守ってくれるが同時に傷付けも見捨てもする。安易にぬるま湯に浸かっていることの危険性。
    これから先の時間を生きる人が傷付き見捨てられないように今を大事にしようと改めて感じた。

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    2024年01月29日
  • 夜明け前(が一番暗い)

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    内田節が満載で非常に楽しめる本だ.特異な情報源をお持ちのようで、一般には触れることのない貴重な話が随所に出てくるのが素晴らしい.トランプ時代の記述があったが、あのような人物を選ぶアメリカ人の気持ちが理解できないが、日本人も得体の知れないアベを選んでいたのだから同じようなものだと思った.続編を期待している.

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    2024年01月26日
  • 一神教と帝国

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    なかなか刺激的な議論と、トルコ社会、イスラーム社会の興味深い現況が語られている。三人の鼎談をまとめた新書なので、話が傍に逸れることが多く(特に、内田樹さんの話はページの無駄使いが目立つ)、題名の一神教と帝国について語られる部分が少ない。
     中田考さんの歴史認識と「帝国」への期待については理解できる部分も多いが、人間と社会観について楽観的すぎるし、雑な部分も多い。
     山本直輝さんについて初めて知ったが、このような研究者の存在することは嬉しく、期待したい。
     全体としては現代日本人が読むに値する新書だと思う。

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    2024年01月21日
  • 街場の読書論

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    なぜこのように読みやすいと感じるのか。
    (実際はどうか、は置いておいて。)

    おそらく、充分に推敲が為されている、からではないかと考えた。
    コンテンツが特別素晴らしい、ということではないのだろう。

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    2024年01月11日
  • 街場の成熟論

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    お世話になっている整形外科医院の本棚からお借りした

    神戸にお住いの内田樹さん
    たくさんの著作があるが、なんか難しそうで……
    最新の本(2023・9・15発行)を手に取った

    今の世界、日本
    なんかヘン
    イヤな肌触りがする
    そんな違和感が少し分かるかなと

    たくさんの脳にビンビン響く言葉たちを届けて頂いた

    書きだせばきりがない
    でもプレ認知症の私はすぐ忘れるんだろうなあ

    自分も含めてホントみんなが「幼い」!
    もっと寛容で学べる「成熟」した大人になりたい

    ・ウクライナ危機後の世界
    ・沈みゆく社会
    ・成熟について
    ・ジェンダーをめぐる諸相
    ・語り継ぐべきこと

    ≪ 大人たれ 自分の「VOIC

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    2023年12月29日
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

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    ”新しい戦前”と言う言葉は、昨年末「徹子の部屋」でゲスト出演したタモリが、2023年について問われ「新しい戦前になるんじゃないですかね」と発言したことから話題になったとのこと。ただ本人からその言葉の背景はなかったし、黒柳さんからの質問もなかったので、受け止め方は様々だ。

    安倍元首相の頃から、かなり戦争に対するハードルが低くなってきたと感じるのは、私だけではないはずだ。岸首相になって、所属する宏池会は、政策面では保守リベラル派に属し、特に安全保障では日米関係を重視しながらもハト派的傾向という認識だったので、少しはブレーキがかかると思っていたが、しらっと異次元の防衛費増額を指示している。
    これは

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    2023年12月12日
  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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    「どうして勉強しなくちゃいけないの?」
    こういった子供の問いに、大人として最適なふるまいとは『絶句』してそのような問いは「ありえない」と斥けることだと著者は主張しています。

    なぜなら、その答えを教師から引き出すという体験によって、子どもがあるゆることにおいて自分に有益そうならやるし、気に入らなければやらないという採否の基準を身体化した『等価交換する子ども』になってしまうからだと言います。

    それは子どもたちが「家で労働する」という体験から自己形成をする機会がなくなり、その代わり早い時期から消費活動への参加を促されていることに原因があるとのことで、その説明は納得するところもあるのですが、平和で

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    2024年01月05日
  • 君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ

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    内田樹の本を読んできて思うのは、また同じこと言ってる、ってことだ。でも何度でも読みたい。社会制度や人としての生き方についての内容が多いが大上段から構えるんじゃなく読んでる人の腑に落ちることを言う。
    ”日本人として”ではなく”人として”普通はそう考えるよね、ってことを言う。そういう目線で今の日本を眺めるといろんな問題の根っこは「その当事者が利己的に振る舞っている」ことなんじゃないかと思えてくる。

    面白かった。

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    2023年11月30日
  • 街場の共同体論

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    内田樹は、本書を「人と人との結びつきのありかたについて、あれこれと論じ」たものと説明している。その具体的な対象は、家族・学校・地域などの、いわゆる「共同体」である。。

    私が「なるほど」と思ったのは、「第4講 格差社会の実相」だ(他の話ももちろん面白いのだが、特に興味をひかれたという意味)。
    「格差社会というのは、成員たちが単一の度量衡で格付けされる社会のこと」であり、現代の日本で用いられている、その単一の度量衡は「年収」であると内田樹は述べている。
    そして、高い収入を得ている人間と低い収入に甘んじている人間は、同じ条件で競争して、その才能と勤労努力の差によって差別化されている、すなわち、年収

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    2023年11月29日
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

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    某所読書会課題図書: 安保関連3文書を閣議決定で制定することへの危機感が、一般の国民の中に見られないという事実がある.メディア自体の検証力も弱体化させられてきていることは明白だが、メディア側にその意識がないことも問題である.二人の討論が文書化されることは非常に重要だと感じている.周辺国、特に中国では政府批判は全くできない状態に置かれていることを再認識したい.

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    2023年11月28日
  • 気はやさしくて力持ち

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    親はたいへんなんだぞ、なんて話はよく聞くものだ。子育ての困難というのは、少子化をいわれる世の中にあっては、考えざるを得ない問題だろう。でも、子どもの立場に立って見たらどうか。自分の存在が親にとっての困難だといわれたら?そのあたり、不倫関係になぞらえて考えさせる冒頭のやりとりは、なかなか楽しく、同時にとても考えさせられる。

     ナナメの関係、失われるものへの哀惜、親を許すということ、没入する体験、必ずしも子育ての話に限らないけど、どこかでつながりも感じられる。なにか答えを与えられるというよりも、問題提起されて自分なりに考えを進めたくなる本だった。

     親が成熟していると、子どもはイノセントになれ

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    2023年11月26日
  • 身体の言い分

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    わかる人には
    たまらなく 気持ちよく
    すんなり 入ってくる

    わからない人には
    まったく 取っつきようがない

    それで 全くいいのだと思います

    本を読む というのは
    本来 そんなものであると
    思っています

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    2023年11月16日
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

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    タイトルから、安全保障の話か、平和論かと思っていたが時事放談のようなものだった。でも面白かった。
    加速主義という言葉を知った。やけくそ主義だ。堕ちるなら早いとこ堕ちてしまおうってことか。
    ポリティ・インデックスという指標も初めて知った。こういう指標で表されるとわかりやすいな。
    希望はどこにもないなあ、と思いながら読んでいたが、希望は地方にあると。地方政治に希望はある。
    やけくそ主義に陥らずに地方でコツコツやっていくか。

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    2023年11月13日
  • 村上春樹にご用心

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    f.③2023/10/03
    f.②2017/5/6
    f.2007/12/22
    p.2007/9/25

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    2023年11月11日
  • 気はやさしくて力持ち

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    子育て本ではないですが、子ども論の部類に入るエッセイ的な本。
    レヴィが子どもには甘やかす人と厳しい人が必要といったよう。今の日本の親は甘やかしすぎだと思う。

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    2023年11月09日
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く

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    面白かった。

    まず前提として平成世代の自分としては日本が米国の従属国だという認識が乏しい。確かに学校でも現代史はざっと流されて学んだ記憶がある。
    また中国との有事が起きた際に無防備だという現実感がない。日米安全保障条約があり、在日米軍があるから大丈夫と思っていたが、儚く崩れさる。

    そしてリベラル層を中心に盛んに叫ばれているジェンダーについても興味深かった。

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    2023年10月24日
  • 夜明け前(が一番暗い)

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    あとがきに書かれた“多くの人が強く願うことは実現する”社会、そして「僕らがやっていること、とりあえず世界標準ですから」と言える社会、その「僕ら」の中に自分が少しでも関わっているこれからの残りの人生が送れたら、幸せだろうな…

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    2023年10月23日
  • サル化する世界

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    こういう本を読むとなんだか自分が賢くなった気がする。この感じは嫌いじゃない。
    もちろん全ての話を理解できたわけでもないし、自分の考えと違う部分もあるんだけど、それでいい。
    ひとつの考え以外認められない社会なんて気持ち悪いんだよ。
    ちゃんと自分の頭で考えて、自分の言葉で意見を言える大人になりたい、そしてそのためには知らなきゃいけないことがまだまだたくさんあるらしい、と年齢的にはいい大人のおっさんは思ったのでした。

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    2023年10月23日
  • 生きづらさについて考える【毎日文庫】

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    内田樹先生の本をやっと初めて読んだ!納得いくものが多かったし、何よりあとがきが良かった! 
    他の本も読んでみたい。

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    2023年10月02日