内田樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
感想。自分教師のため、自己肯定感をあげるために読み始めたがまったく自己肯定感をあげることにはつながらなかった。がとても面白い視点で書かれており今後の教師生活に活かせそうである。
反面教師という言葉の取り上げ方が印象に残った。いわゆる出来の悪い教師であっても学習者はなぜこんなへぼなんだ?という問いを立て、考えることを通して学ぶことができる。この考えはどんな状況(先生)であっても学習はできる。学習の主体というのは教師ではなく学習者にあるとした点が、この先生はえらいという題名につながるように感じた。先生はえらいと学習者が考えること(思い違い)によって学習者の学び、問いを立てるということは促進される -
Posted by ブクログ
ネタバレコロナ期は何度思い返しても不思議。
そんな現在進行中に書かれていた文章もなんだかライブ感があり、当時を思い起させられる。
みんなが不安定な状況で、
ぎすぎすすることも、ユートピア的な考え方もあったり。
- 無法地帯と気づかい
自分が誰であるかを特定される状況のときと、
匿名の状況のときと、
なんで人は違う動きをするのか、とか。
処罰のリスクがあるかどうか。責任を問われるかどうか。
環境設定、制度設計によって、
人は良くも悪くもなるのは一般的なのか、とか。
- システムの転換への希望
コロナで一気にこれまでのシステムが崩れた、と思った。
と論じられた。
内田樹さんも、 -
Posted by ブクログ
一発目の「大人」が消えている、という話から度肝を抜かれました。
内田さんの本は初めて読みましたが、様々なところへ掲載されたものを集めた形でさくさくと読み進められました。
特に社会問題を語る章では、ところどころ耳が痛いような、お叱りを受けているような感じがしましたが、これも本の良いところですね。
世の中には自分の想像もつかないようなことまで考え、感じている人々がいる。本を読むことでそれを再認識できる。
検索フォームに入れればなんでも無料で「それっぽいこと」を知ることができる時代に、お金を出して本を買って、なんだかちょっと叱られている気持ちになるのは、わたしはわりと、嫌いじゃないなと思います -
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Posted by ブクログ
七五調のタイトルにつられた。
仮題の「不思議の国ニッポン」のままだったら読んでいないと思う。
難しい印象が強い内田樹さんの本だが、これはすごく読みやすかった。
日本社会の問題の本質を考えるのにいい本だと思う。
普段考えが及ばない視点を幾つも示してくれている。
・日本の組織の問題
日本社会では「管理」したがる人の前にキャリアパスが開かれている。
統治機構の上層に上り詰めれば、政策決定に関与することができる。
「創造」に熱中している人は「管理」や「出世」に興味がないので、政策決定に関与することはほぼない。
「管理」が大好きな人の関心はもっぱら「上下」関係にある。
その結果、「管理」者は相手に -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書に収められている文が書かれていたのは2022年11月のものまで。
そしてタイトルは日本社会が明るくなる希望を持って付けられたのだそうです。
しかし本書から1年半刊行から一年過ぎた今も夜明けの兆しが感じられるとは私には思えず。夜明けまでまだ遠い、というかまだ真夜中?と思ってしまいます。
コロナは終息したとは全然まだ言えないし、教育はイエスマン製造システムとなり、政治は開き直った権力者ばかりでボロボロ。マスコミも批判精神などなく忖度した記事ばかり書いてるし。(と段々腹立ちを通り越し悲観)
この先本書の内容を振り返った時、笑い飛ばせるような未来になっていれば良いけれど…うーん。
ちょっと楽