内田樹のレビュー一覧

  • 街場の憂国論

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    吉田兼好さんって人は
    きっと こんな風に 世の中を
    見たり 聞いたり 感じたり 考えたり
    していたのだろうなぁ
    と (内田樹さんの本を読むたびに、前々から思っていたいたことですが)
    今回 更に 強く思いました。

    ここに取り上げられた「お題」は
    どれもこれも「今」のことであり
    「これまで」のことが「今」に
    つながり、「今」のことが「これから」
    をつくっていくのだなぁ
    を 無理なく語られているのもさすがだなぁ
    と 思いました。

    すてきな「考える」時間を共有できました。

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    2014年03月02日
  • 街場のマンガ論

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    一気読み。マンガ読んでるくらい熱中して読んだ。
    日本語の特殊性がマンガの読み描きを可能にしているという養老孟司の論に、日本人でよかった!と心底思った。少女漫画、宮崎アニメ、好きなジャンルがばんばん出てきて幸せだった。引用以外にもいろいろあります。ほんと内田樹は気持ちいいな。
    しかし唯一ひっかかったのがボーイズラブ論。エロス、大なり、私(自己)、という図式に則って、BLはエロスの嚆矢だから私たちを魅了する説。エロスが自己決定の支配下にない、むしろエロスを抑えるから人間は人間足りうるというのには同意するんだけど、ことBLに関してはもう一歩あると思う。つまりBL世界では、登場人物は性欲が自己決定下に

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    2014年02月24日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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    グローバリズムという資本主義レールの目先にあるものに向かって進んでいた自分としては最初の数ページは腹オチせず読み進めるのに躊躇したが途中からこの本の目線はもっと先にあることを気がつくとぐんぐん引き込まれた。自分が去年体験した一連のボラ活動などの経験とこの本の中に出てきた2名の20代が言っていた言葉が重なり曖昧だったミライの日本のあり方がぼんやりと見えてきた気がする。

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    2014年02月10日
  • 邪悪なものの鎮め方

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    内田先生の霊性本
    といってもオカルトではない。いくつも、読み返したい項目があるが最後の小学生向けの文章は秀逸だと思う。学ぶとは未知に備える想像力を鍛えることだ。
    人を見る目もしかり。答えのわからないことへの直感が霊性なのだと解釈する。

    自分を愛すること、機嫌よくいること、なぜかこの人の言説は説教臭くない。

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    2014年02月10日
  • 邪悪なものの鎮め方

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    センセイのブログをまとめたもの。
    まえがきにもあるが、「どうふるまっていいかわからないとき」に適切に振る舞うことができるようになるには?
    センセイの答えは、ディセンシー(礼儀ただしさ)身体感度の高さ、オープンマインド。

    数年前、立命館での姜尚中氏や平田オリザ氏と佐野元春の講演で、佐野さんが他の人への温かいまなざし、ユーモア、あとなんだったか、と言ってたなあ。と思う。

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    2014年02月06日
  • 邪悪なものの鎮め方

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    “いつもの”ブログ記事の再録本なのですが、今回は「邪悪なものの鎮め方」という切り口がドンピシャ決まった感じで最後まで(知的)興奮が続きます。
    (前作の「昭和のエートス」にはまったくアンテナが反応しませんでした)
    多くの記事が書かれたのは今から5年ほど前の2008年前後。本書に書かれている問題意識は当時よりさらに重要性を増していると感じました。曰く、
    「どうしてよいかわからないとき、つまり、既知の解決策が当てはまらないとき、どうふるまったらよいかを知っていることが大切」
    「呪いの力を馬鹿にしてはいけない。いつの間にか自縄自縛になっていないかもよーく考えよう」
    「一気に社会をよくする政治は、歴史上

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    2014年01月23日
  • 街場の大学論 ウチダ式教育再生

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    ネタバレ

    少子化で多くの学部で定員割れを起こす時代を迎えた大学の在り方について、いつものようにブログベースをまとめた内田節と、文科省キャリアとの対談で構成。同じ教育論でも、東大を目指す「ドラゴン桜」と一見対極のようでありながら、真の『学び』について両者が述べていることは、実は同じだったりします。

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    2014年01月15日
  • 聖地巡礼 ビギニング

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    年末恒例の関西旅行で上町台地を歩き、その前は山辺の道で大神神社とタイムリーであった。
    となると次回は京都ですね。
    続巻、心待ちしています。

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    2014年01月13日
  • 街場の憂国論

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    久々発見、内田さんの本。
    ちょっと大きめの本屋さんでじっくり本棚漁る時間は至高ですが、収穫があるとなおよしですね。

    「憂国論」というタイトルそのままに、現代日本の様々な問題を独特の視点から掘り下げて意見を述べている本です。
    特に強い口調で何度も述べられているのが以下の3点。

    ・国家のことを考える際にグローバリストの言うことを信じてはならない
    ・市場開放・自由主義を行政に適用するべきではない
    ・国の役目は、国民全員をいかに食わしていくか、である(下村 治著『日本は悪くない 悪いのはアメリカだ』参考)

    ざっくりといえば、フランスの特徴的な思想のひとつである「自然権」の影響を大きく受けた(と私

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    2014年01月03日
  • 「おじさん」的思考

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    ネタバレ

    Webに書き溜めたものを編集した、いつもの内田先生スタイル。憲法9条、教育論、倫理的生き方…等々、「おじさん」的には溜飲下がる切れ味のよいエッセイ。(切れ味のよさに惑わされ、自分で理解できた思っているだけかもしれませんが)。
    その中で特に印象に残った言葉は、sauve qui peut 「生き延びることができるものは、生き延びよ」。船が沈没したり、最前線が崩壊したりしたときに、最後に指揮官が兵士たちに告げる言葉で、内田先生が娘さんの旅立ちに送った言葉。集団として生き延びることが困難な局面では、一人ひとりが自分の才覚で生き延びる他ないと。厳しい時代ではありますね。

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    2013年12月30日
  • 呪いの時代

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    やはり本書は、内田樹さんの本でいちばん好き。
    テーマも比較的バランスよく、読みやすくまとまっているように思います。
    呪い、婚活、贈与、知性の使い方など、共感できる話が多い。
    内田さんの本がなんでおもしろいかって、ほかの方たちが突き詰めないようなところまで「自分の頭で」考えているからなのでは、と思いました。
    本書は、何度も何度も読み返して、内田さんの感覚をつかんでいきたいところです。

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    2013年12月14日
  • 街場の憂国論

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    読み進めるたびに目からうろこ。
    いかに経済的な利得に頭が凝り固まっていたのかということに気付かされました。

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    2013年12月08日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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     腰巻きに「おじさんと若者が,ゆるゆると日本の未来を話し合ってみました…」と書かれていますが,そのとおりのシンポジウムの記録でした。
     ただ,話されている内容は,立ち位置がしっかりしていて,しかも包容力もある話で,とても好感が持てました。
     グローバル化と国民国家とは両立できない…とすると,わたしたちは,もう一度,地に足をつけた国民国家を作る必要があるだろう。
     話を聞いていると,「わたしたちの地域の再生も無理ではない」と思い,勇気が出て来ます。できるところから,できる人がやる。
     「人はカネのためだけに生きているワケではない。」-これも腰巻きの言葉です。
     第3回シンポジウムの結論…「ぬるリ

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    2013年11月30日
  • 街場の憂国論

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    面白い。著者のブログから『政治ネタ』を拾って
    本にした内容なのですが。
    行き過ぎた市場主義。グローバル化。贈与経済。廃県置藩
    橋下・維新の会批判。教育行政批判等々。
    いいようによっては屁理屈とそん色がないほどの論理と
    本質によるキレッキレの批判論評。憂国からくる提案もそれも秀逸。
    アンサングヒーローを目指し。『自己利益よりも公共的な利益を優先させることの必要性を理解できる程度に知的であること』を目指したいと思う内容です。私よりも若い人たちに読んでほしい内容です。秀逸です。

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    2013年11月19日
  • 聖地巡礼 ビギニング

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    おもしろい!
    機会があれば、ぜひ巡礼部にお伴したいと思いました!
    それにしても、釈先生の博識ぶりには脱帽です。

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    2013年11月05日
  • 修業論

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    武田鉄矢氏のラジオでの紹介で知り読み始めました。
    当たり前に日常を生きていたら絶対にぶつからない世界。「何かが違う」違和感を持ち続けている人達へのメッセージ。勝ち負けで一喜一憂する事よりも深いことでしょう。名人伝の別のバージョン、あるいは解説書ともとれます。
    キマイラの頁では大相撲をの取組を想像しました。相対して勝ち負けを競っているのではない。行司、審判、観客も含めての一つの'大相撲'になるのだと。立会いから決まり手までの流れが石火の機、啐啄の機であるのでしょう。それはアマチュアの自分有利に立とうとする立会いの相撲とは質を異にする。かつての落語家が落研出身者を弟子にとりたが

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    2013年10月30日
  • 疲れすぎて眠れぬ夜のために

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    昨夜は 眠れなかったので、そうだそうだ。
    内田樹の本があった とおもって、
    『疲れすぎて眠れない夜のために』をてにとって読み始めた。
    眠れるための ことが書いてあるかとおもったら、
    そうでなくて 『疲れすぎないように どうするか』が
    書かれていた。なるほど。

    疲れなければいいわけだ。
    でも、元気だったら、よけい眠れないじゃないか
    と思ったりした。

    小さくはあるが確固とした幸せ。
    ほっかりした 幸せ を 行動規範にしたほうがいいと良い
    というおすすめ だった。

    ワンランク 上では なく ワンランク 下でいいよ。
    無限の可能性があっても、可能性は有限だから、
    目標の適正と優先順位をつけて我慢

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    2018年03月05日
  • 聖地巡礼 ビギニング

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    釈徹宗さんの解説を交えながらの大阪、京都、奈良の聖地を巡る旅。イスラエルが3つの宗教の聖地であるように、古来から「聖なる場所」というのは人類が共通して感じられる「何か大きな力」を感じられる場所なのだろう。現代人はその力を感じ取る能力が衰えてきているのではないか。自分の足で歩いたり、自然の空気や土や草木にふれたりする機会を失いがちな都会人はなおさらだ。そうして我々はいつしか「聖地」の存在を忘れ、気付かぬようになり、蔑ろにしてしまう。今回の旅では大阪はその傾向が激しく、京都は観光化しながらもさすがによく保っており、奈良(東大寺周辺でなく南部大和地方)は未だ開発されずに素朴で野性的なまま残っていると

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    2013年10月10日
  • 街場の憂国論

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    内田センセイ経済人にきもちよくケンカ売りまくりでやべえー!!となる一冊でした(笑)そんな軽々なテンションではしゃいでいる場合ではないと思いますが(笑)
    日経を読んでると、内田センセイの言っていること全てが正しい訳ではないのだと思えますし(経済人は自己の利益のために仕事をするという前提があるようですが、実際には世のため人のためと思ってやっている方も確かにいるし、お題目ではなくそれが規範とされている、と信じたい)、しかし人文学者としてこの視点から熱く警鐘を鳴らし続ける人が必要な事態だというのも強く感じます。まえがきに「もう二度と依頼が来なくなるくらい過激に」(笑)とあるので、そのくらいのラディカル

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    2013年10月09日
  • 聖地巡礼 ビギニング

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    大阪、京都、奈良のパワースポットを歩きながらの薀蓄あふれる対談。清水寺の舞台が、あそこから死体を投げ捨てるためのものだったという説にはびっくり。京都の昔の三大墓地というか、死体が投げ捨てられていた場所というのもゾーッとする。初めて聞くような話が満載。

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    2013年09月22日