内田樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1文芸棚
軽快な語りである。本読書が著者との対話であるというなら、慣れてきた、文体、構成、話の進め方など。取り扱いの本は、軽い内容ではないと思うのだが、分かりやすく、扱っている技がある。
2人文棚
じんぶん、ちんぷん、長い文でさっぱり分からず。
3内田棚
自画自賛でも、おもしろい、読んでいない著作が多かった。
4教育棚
歌わざる英雄は何故、教育なのだろう。教えるものなのか?誰かがいわなければ分からないのだろうが、学生向けで分かる教育なのか?
運がいい、という表現がとても気に入った。
学ぶ力中学2年生が対象なのか。まさに好対象な時期ともいえる。これが大学に入ると込み入ってしまうのは何故だろう。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「知性」とはなにかを考えさせ、自らの思考力、判断力を鍛えるための良質なテキストが満載です。
p.25
私たちは知性を計算するとき、その人の「真剣さ」や「情報量」や「現場経験」などというものを勘定に入れない。そうではなくて、その人が自分の知っていることをどれくらい疑っているか、自分が見たものをどれくらい信じていないか、自分の善意に紛れ込んでいる欲望をどれくらい意識化できるか、を基準にして判断する。
p.42
私たちは知性を検証する場合に、ふつう「自己批判能力」を基準にする。自分の無知、偏見、イデオロギー性、邪悪さ、そういったものを勘定に入れてものを考えることができているかどうかを -
Posted by ブクログ
いや~面白かった。
今まで対談の類はたくさん読んできたけど、これほど対談の素晴らしさを伝えている本はないような気がする。
内田氏に関してはすごいことは知っている。ただ、今回の発見は相手役の釈氏である。ここまで内田氏相手に話せる人はいないんじゃないか。
だいたい内田氏がらみの対談を読むと、ほぼみんな相手の人は内田氏のフィールドに引き込まれていく。相手の専門について話をしていても内田氏のロジックとマジックにつられてしまうのである。
しかしこの釈氏は違った。もちろんこの対談のテーマが釈氏にとってはど真ん中ストライクのテーマだということもあろうが、内田ワールドにひきづられながらも、釈ワールドを -
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内田樹の本は結構読んでいるけど、どれもクオリティのアベレージが高い。
前々から思ってたことだけど、この人の本は読みやすい。結構難解なことを言ってたりすることもあるんだけど、それでも読みやすい。
その答えがこの本に書いてあった。というのも、結局この内田樹という人が心地の良い文章を書いているからだ。
もちろん自分が作文の名手であるというような自画自賛はしていないんだけど、そういったことが暗に示されている。
この人は語彙力も豊富で、硬軟多彩な語を使い分けている。それでいて、その語彙の選択が間違いないのである。これはこの人の読書量の豊富さと共に、センスのよさを物語っている。 -
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自分が やってきたこと してきたことに執着が ある人は 新しい出会い
武運には恵まれない!
生き延びるための知恵と力を高めること
それが武術修行の目的
過ぎたことは もう過ぎたことだから考えても仕方ない。
まだ起きてないことは まだ起きてないんだから考えても仕方ない。
どちらも武道的には禁忌です。
あんなこと、しなければ よかった
こんなことが、起きたら どうしよう
取り越し苦労する人は 想定内 の未来に縛りつけられて、いかなる想定外の事態が起きても、不意を突かれてしまって
対応できない。
想定内の対応なら凡人でも できます。
想定外の ことばが ぱっと出てきたときに
ふさわしい -
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とても示唆にとんだ本だと思う。
ひっかかる言葉がいくつもあって、これからあと数カ月のちにどの言葉がひっかかっているかそれはまだわからない…
というわけで、とりあえず目についた箇所を箇条書きに。
・「おのれの女性性とうまくなじむことができずにいる少女」の魅力
・言語は内側に割れることによって、無限の愉悦と力を生み出す
・『「悪」と戦う』と『晩年』の冒頭部の相似
・「自分の賢さ」をショウオフするよりも、「自分の愚かさ」の成り立ちを公開することの有益性
・映画は「観る」ものではなく、その中を「生きる」もの。映画、音楽は浴びるように。「read」と「scan」というふたつの読み。
・科学的知性は突き -
Posted by ブクログ
以前,「街場のメディア論」が面白かったので。
恥ずかしながら教育論なるものを読んだことがなかったため,読み進めていくうちに様々なことを知りました。(地方の国立大学の存在意義など)
なかでも印象に残ったのは,「制度内に組み込まれたなかで埋没してしまう個性など,個性ではない」ということや,「ブレイクスルーは突如起こるものだから予測できるはずもないし,来年度のシラバスなんてきっちりと決められるはずもない」「教員評価制度は,できる人の時間の浪費」「学ぶことは努力と成果の等価交換ではないし,大学に消費者的態度で来てはならない」など。
こういう警告がされるほど,大学はビジネス化してきているんですね…。
ま -
Posted by ブクログ
敬意の贈与。
内田樹さん、名越康文さん、橋口いくよさんの3人による対談形式です。価値観再生道場という名前の通り、現代の人々の「価値観」について見直そうとしています。
個人的には名越康文さんは知性と個性が強すぎて、私の勉強不足ですが「何を言っているのか分からない」状態がありましたが、本書の筋で言うとそれが大切ということも書かれていました。
絵に描いたようなやる気のない定食屋さんがなぜ安心出来るのか
本当の豊かさとは何か
分かりやすさの必要性
バッシングはなぜ起きるのか
安心のはずの「定型」による負の連鎖
執着心
愛と敬意の違い
以上のような話が展開されていました。
それぞれの話で共通し -
Posted by ブクログ
内田氏の著書は浴びるほど読んだが、今回はとりわけ武道にフォーカスした内容で、対談相手は韓氏意拳の光岡氏。光岡氏はストリートファイトで日本の合気道とは性格を異にする面も多いが、根本は相通じているようだ。時間概念の捉え方など、素人には少々ついて行けないような単元もあったが、海外での体験談や過去の武人にまつわるお話、さらには日本が現在直面している危機など幅広い話題を扱っている。終盤のエアガンの子どものエピソードには正直ビックリした。この事態からも、日本の危機的状況が浮き彫りになっている。平和を実現する手段としての、次元の高い「荒天の武道」が今求められているのかもしれない。