内田樹のレビュー一覧

  • 聖地巡礼 ビギニング

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    おもしろかった。
    大阪の上町台地、天満宮から四天王寺まで
    京都での連台野と鳥辺野、船岡山から大谷本廟まで
    奈良飛鳥、橘寺から三輪山まで
    内田氏の評論もいいが、釈徹宗氏の講和・法話も非常にいい
    京都の船岡山・鳥辺野あたり。三輪山はいちど行ってみたい
    と思います。

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    2013年09月18日
  • 嘘みたいな本当の話みどり 日本版ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    アメリカの本家のプロジェクトが会って、これはその本案版。とっても面白い企画だと思う。今でも原稿を募集中。

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    2013年09月09日
  • 街場の読書論

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    1文芸棚
    軽快な語りである。本読書が著者との対話であるというなら、慣れてきた、文体、構成、話の進め方など。取り扱いの本は、軽い内容ではないと思うのだが、分かりやすく、扱っている技がある。
    2人文棚
    じんぶん、ちんぷん、長い文でさっぱり分からず。
    3内田棚
    自画自賛でも、おもしろい、読んでいない著作が多かった。
    4教育棚
    歌わざる英雄は何故、教育なのだろう。教えるものなのか?誰かがいわなければ分からないのだろうが、学生向けで分かる教育なのか?
    運がいい、という表現がとても気に入った。
    学ぶ力中学2年生が対象なのか。まさに好対象な時期ともいえる。これが大学に入ると込み入ってしまうのは何故だろう。

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    2013年08月02日
  • ためらいの倫理学 戦争・性・物語

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    ネタバレ

    「知性」とはなにかを考えさせ、自らの思考力、判断力を鍛えるための良質なテキストが満載です。




    p.25

    私たちは知性を計算するとき、その人の「真剣さ」や「情報量」や「現場経験」などというものを勘定に入れない。そうではなくて、その人が自分の知っていることをどれくらい疑っているか、自分が見たものをどれくらい信じていないか、自分の善意に紛れ込んでいる欲望をどれくらい意識化できるか、を基準にして判断する。


    p.42

    私たちは知性を検証する場合に、ふつう「自己批判能力」を基準にする。自分の無知、偏見、イデオロギー性、邪悪さ、そういったものを勘定に入れてものを考えることができているかどうかを

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    2013年07月28日
  • 現代霊性論

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    いや~面白かった。

    今まで対談の類はたくさん読んできたけど、これほど対談の素晴らしさを伝えている本はないような気がする。

    内田氏に関してはすごいことは知っている。ただ、今回の発見は相手役の釈氏である。ここまで内田氏相手に話せる人はいないんじゃないか。

    だいたい内田氏がらみの対談を読むと、ほぼみんな相手の人は内田氏のフィールドに引き込まれていく。相手の専門について話をしていても内田氏のロジックとマジックにつられてしまうのである。

    しかしこの釈氏は違った。もちろんこの対談のテーマが釈氏にとってはど真ん中ストライクのテーマだということもあろうが、内田ワールドにひきづられながらも、釈ワールドを

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    2013年07月19日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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    自由な競争こそが正義で、これこそが人間にとって幸福な社会の実現とするネオリベラリズムに対抗する「ポストグローバル社会」のありかたを考えるシンポジウムのまとめ本。人材や産業の育成をかえりみず、低コストを求め、中国、インドネシアと畑をかえ短期成果に執着するグローバリズムは、資源が無限であることを前提とした焼畑農業と同質であり、国土に住む国民を包摂せざるを得ない国家という何10年という寿命のシステムと、マーケットにおいてイーブンなプレイヤーであるはずがない、というような指摘はまさにその通りと思う。

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    2013年07月15日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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    授業でもグレーバル社会の問題点について触れた文章を読んでいたせいもあり、「脱グローバルというタイトルにも惹かれて、この本を読んだ。非常にまっとうな意見だと思う。実現させるのに時間がかかるだろうが、日本の進むべき道はこの方向だろうと思わせられる。
    どうしてこういう考え方が主流にならないのかな?金が儲からないからか。何億と稼げた頃の甘い幻想を諦めきれずに追いかけているからではないのかな? この本のようなまっとうな意見を今の政治屋から聞きたいものだ。

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    2013年07月13日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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    ネタバレ

    日本の未来を考えるために、参院選を前に読んで良かったと思う。「でもどうせこの閉塞感は変わらないんだろうし…」なんて気分でいましたが、これを読んだら、まだまだ可能性のある未来は切りひらけるかな?と希望がもてました。その「可能性」は、アベノミクスに代表されるようなものとは全く別のものだけれど。まだ手遅れじゃない、はず!
    私と同世代、あるいはもっと下の世代の人たちの中に、内田先生や平川先生と同じような考えを持つ人がいるというのは、なんだかうれしい。

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    2013年07月09日
  • 現代霊性論

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    題名とはやや違ったニュアンスの内容となっており、宗教の本質とは何かということが対談によって議論がなされている。
    本書においては、特に内田氏の議論においては、論理的であることが非常に強調されている。私自身論理的であろうと心がけている積りではあるが、まだまだ甘いということを思い知らせる、大変参考になる内容であった。
    政治家の靖国神社参拝論については、大筋は私の考えてとほぼ同じであったが、論理構成の鋭さに感心した。

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    2013年06月03日
  • 現代霊性論

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    ところで名前を付けることは、ある意味呪いをかけるのと同じだそうです。人名も襲名も役職も地名も。
    名付けはその名の意味に縛られることでもあり、実際それに悩まされるケースは少なくない。そういえば名前を書かれた人間が死ぬというデスノートってマンガがあったな。あれはだんだんルールが追加されてきて、それはそれで面白かったが、複雑になりすぎて理解するのにとても苦労した記憶があります。えっとなんの話だっけ。


    内田樹もそうだけどこういう思想家の話や哲学の本でいつも思うのは、ものごとの初期設定を疑ってかかるところに快感を覚える。

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    2013年05月22日
  • 村上春樹にご用心

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    「死者の生者への関わり」
    「激しく欠けているもの」
    こういったテーマが通低していたとは…。もう一度、小説読みたくなった。
    特に羊を巡る3部作あたり。

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    2013年05月21日
  • こんな日本でよかったね 構造主義的日本論

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    内田樹の本は結構読んでいるけど、どれもクオリティのアベレージが高い。

    前々から思ってたことだけど、この人の本は読みやすい。結構難解なことを言ってたりすることもあるんだけど、それでも読みやすい。

    その答えがこの本に書いてあった。というのも、結局この内田樹という人が心地の良い文章を書いているからだ。

    もちろん自分が作文の名手であるというような自画自賛はしていないんだけど、そういったことが暗に示されている。

    この人は語彙力も豊富で、硬軟多彩な語を使い分けている。それでいて、その語彙の選択が間違いないのである。これはこの人の読書量の豊富さと共に、センスのよさを物語っている。

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    2013年05月05日
  • 現代霊性論

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    大学の授業の書籍化とあって、二人の熱いトークのドライブ感が気持ちよい。
    人の営みや政治・経済、歴史と深く関わる宗教の存在感が目の前に広がってくる。

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    2013年05月01日
  • 荒天の武学

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    自分が やってきたこと してきたことに執着が ある人は 新しい出会い
    武運には恵まれない!

    生き延びるための知恵と力を高めること
    それが武術修行の目的

    過ぎたことは もう過ぎたことだから考えても仕方ない。
    まだ起きてないことは まだ起きてないんだから考えても仕方ない。
    どちらも武道的には禁忌です。

    あんなこと、しなければ よかった
    こんなことが、起きたら どうしよう
    取り越し苦労する人は 想定内 の未来に縛りつけられて、いかなる想定外の事態が起きても、不意を突かれてしまって
    対応できない。

    想定内の対応なら凡人でも できます。
    想定外の ことばが ぱっと出てきたときに
    ふさわしい

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    2013年04月29日
  • 街場の読書論

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    とても示唆にとんだ本だと思う。
    ひっかかる言葉がいくつもあって、これからあと数カ月のちにどの言葉がひっかかっているかそれはまだわからない…
    というわけで、とりあえず目についた箇所を箇条書きに。

    ・「おのれの女性性とうまくなじむことができずにいる少女」の魅力
    ・言語は内側に割れることによって、無限の愉悦と力を生み出す
    ・『「悪」と戦う』と『晩年』の冒頭部の相似
    ・「自分の賢さ」をショウオフするよりも、「自分の愚かさ」の成り立ちを公開することの有益性
    ・映画は「観る」ものではなく、その中を「生きる」もの。映画、音楽は浴びるように。「read」と「scan」というふたつの読み。
    ・科学的知性は突き

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    2013年04月03日
  • 街場の大学論 ウチダ式教育再生

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    以前,「街場のメディア論」が面白かったので。
    恥ずかしながら教育論なるものを読んだことがなかったため,読み進めていくうちに様々なことを知りました。(地方の国立大学の存在意義など)
    なかでも印象に残ったのは,「制度内に組み込まれたなかで埋没してしまう個性など,個性ではない」ということや,「ブレイクスルーは突如起こるものだから予測できるはずもないし,来年度のシラバスなんてきっちりと決められるはずもない」「教員評価制度は,できる人の時間の浪費」「学ぶことは努力と成果の等価交換ではないし,大学に消費者的態度で来てはならない」など。
    こういう警告がされるほど,大学はビジネス化してきているんですね…。

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    2013年03月29日
  • 価値観再生道場 本当の大人の作法

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    敬意の贈与。

    内田樹さん、名越康文さん、橋口いくよさんの3人による対談形式です。価値観再生道場という名前の通り、現代の人々の「価値観」について見直そうとしています。

    個人的には名越康文さんは知性と個性が強すぎて、私の勉強不足ですが「何を言っているのか分からない」状態がありましたが、本書の筋で言うとそれが大切ということも書かれていました。


    絵に描いたようなやる気のない定食屋さんがなぜ安心出来るのか
    本当の豊かさとは何か
    分かりやすさの必要性
    バッシングはなぜ起きるのか
    安心のはずの「定型」による負の連鎖
    執着心
    愛と敬意の違い

    以上のような話が展開されていました。
    それぞれの話で共通し

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    2013年03月16日
  • 荒天の武学

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    今の私にとって、かけがえのない1冊になった。内田樹さんと光岡英稔さんの対談は、ふにおちる宝のような言葉ばかりで、一気に読んだ。透明な感覚で自分の内側をかんさつし、外側を感知していきたいと思う。

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    2013年03月03日
  • 街場の読書論

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    ここのところわたしの知的欲求のほとんどは内田先生の御本を拝読することによって満たされている。読みながら、満たされたそばからまた新たな知的欲求に駆られるので、もうずっと読みたい本が尽きない。
    手元に置いて再読したい本。
    あー、早くひとり暮らしして本棚を買ってこの本をそこに並べたい。

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    2013年06月09日
  • 荒天の武学

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    内田氏の著書は浴びるほど読んだが、今回はとりわけ武道にフォーカスした内容で、対談相手は韓氏意拳の光岡氏。光岡氏はストリートファイトで日本の合気道とは性格を異にする面も多いが、根本は相通じているようだ。時間概念の捉え方など、素人には少々ついて行けないような単元もあったが、海外での体験談や過去の武人にまつわるお話、さらには日本が現在直面している危機など幅広い話題を扱っている。終盤のエアガンの子どものエピソードには正直ビックリした。この事態からも、日本の危機的状況が浮き彫りになっている。平和を実現する手段としての、次元の高い「荒天の武道」が今求められているのかもしれない。

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    2013年01月15日