内田樹のレビュー一覧

  • そのうちなんとかなるだろう

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    「そのうちなんとかなるだろう」というタイトルから好き。
    「なんだよ、ちゃらちゃら生きて楽しやがって。」って思われるような生き方がしたい。なんか最近もう無理って感じがしてきた。「入ってはいけないほうの分かれ道」に入ってしまったのだろうか。


    "でも、僕は本を買ったり、芝居を見に行ったり、映画を見たり、ジャズ喫茶に行ったりするのを我慢したくなかった。そういうことを自由にやるために家を出たのだから、文化的なアクティビティにお金を惜しんではいけない。" 37ページ
    本当にそう思う。

    "はたから見るとつらそうでしょうけれど、本人はいたって愉快に過ごしておりました。

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    2019年10月12日
  • そのうちなんとかなるだろう

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    いつもの調子で読み始めたら…

    まさか、内田先生が自伝!?!!

    吃驚(*_*)
    でも、今まで部分的にしか知らなかった「内田樹はこうしてできた!」をご自身の解説付きで拝読できたのは、めちゃ嬉しい✨

    内田先生の著書としては稀にみる速さで読めたし…( ̄▽ ̄;)

    21日に大阪で行われるご講演が楽しみぃ〰️ッ‼️

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    2019年08月09日
  • ぼくの住まい論

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    やっぱり内田樹はすごい人だなあと思った。

    論理だけでは語り尽くせず抜けて落ちてしまう大切なことを、絶妙な視点、語り口、比喩によってうまく拾い上げ、僕らが理解できるように届けてくれる。

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    2019年08月04日
  • 大人のいない国

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    ネタバレ

    教養について、正しさを規定するもの、身体感覚の一致、言論の自由、二項対立を超えた合(アウフヘーベン)、定型句に込める万感の思い。
    結論は、大人になれる気はしないが、めざしてみたい。

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    2019年07月20日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    目からウロコでした…ってわたしはキリスト教徒じゃないですけど。

    イスラムに対する考え方がすごく変わった。そしてグローバリゼーションはアメリカの推し進めるビジネス的な戦略であるということも。

    今英語で授業する学校に勤めてる。日本人なのに英語で授業してる。すごく違和感なんだけどね。まぁそういう学校があってもいいと思うの。

    たださ、思うのはなぜ彼らが英語を身につけるためにこの学校にいるかってことなんだよね。

    痛いこと書いてあったな。同年齢集団からアドバンテージを取るためであって、インターナショナルな人間を育てるためではないと。目的はひたすらに内向きであると。


    少数の子はきっと目的を持って

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    2019年07月17日
  • 街場の共同体論

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    内田樹 「 街場の共同体論 」

    相互扶助をベースとした 家族論、教育論、コミュニケーション論の本。現代社会に対して、「政治、メディア、教育が ここまで不調になってしまった以上、やれることは自分でやるしかない」というスタンスで 問題提起している

    今年の上半期一の面白さ

    相互扶助システム
    *こどもは〜みんなの仕事だから 自分の仕事じゃないと思う。おとなは〜みんなの仕事だから 自分の仕事だと思う
    *人間は 迷惑をかけたり、迷惑かけられたりするもの
    *強者には支援する義務があり、弱者には支援される権利がある

    コミュニケーション能力とは
    *コミュニケーションを円滑に進める能力ではなく
    *コミュニ

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    2019年06月27日
  • 身体の言い分

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    おもしろかった。三軸自在、というのは残念ながら分からなかったが。一番いいタイミングでくるんだから向こうからやってくるまで待っとけ、というのはなるほどと思った。

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    2019年06月16日
  • 街場の平成論

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    いろいろな観点から「平成」を振り返る論集。30年間の変化の大きさに愕然とする。もっとも改元が時代の変化を表さないことは言うまでもないが。

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    2019年04月14日
  • 価値観再生道場 本当の仕事の作法

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    思想家・内田樹さん、精神科医・名越康文さん、作家・橋口いくよさんの3人が「仕事」をテーマに語り合った鼎談本。

    職場環境や通勤環境の話から「好きなことを仕事にする」やブラック企業の話まで、仕事に関することを3人の識者が語り合っています。

    読みやすいだけでなく、仕事の本質をついた言葉がちりばめられており、多くの社会人(特に若い世代)に読んでもらいたいと思う一冊です。

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    2019年03月23日
  • 大人のいない国

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    身につけるべき教養
    愛国心の形
    言論の自由とは誰でも言いたいことを言う権利があるということではない。発言の正否真偽を判定するのは発言者本人ではなく、自由な言論の行き交う場そのものであり、場の威信に対する信用供与のことである。場の審判力に対する信認のことである。そのような場は、あるかないかではなく、あらしめること、私たちがそこで創り出さなくてはならないもの。

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    2019年02月27日
  • 疲れすぎて眠れぬ夜のために

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    昔からへんなタイトルの本だなあ、と思っていたけれど、今ならよくわかる。そういうことがありうることを。

    ただ、初期の内田さんの本だからか、ちょっと文章が硬い感じがする。

    でも、外部の声を聴こうとするときが、最もリラックスするというメッセージは金言であるように思う。

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    2018年12月29日
  • 街場のメディア論

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    メディアについて、内田先生の鋭い見方を学ぶことができる本。
    消費者的なモデルを何にでも適用しようとしたのが日本の崩れる原因なのね・・・。
    メディアの特性についても、勉強になった。

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    2018年12月24日
  • 現代霊性論

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     現代の「霊性」について語る対談集。
     既存の宗教から、新宗教、カルトまで、かなり幅広く網羅されていて、かなり面白かった。

     現代の「スピリチュアル」は自己変容や神秘主義を重んじ、なおかつ「メタ宗教・宗教の源泉」として宗教よりも上位に位置づけることが多い、等、興味深い指摘が多かった。

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    2018年12月22日
  • 疲れすぎて眠れぬ夜のために

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    哲学が得意とする批判的な見方は、様々なことに対して考えさせられるヒントが散りばめられていると思う。
    正しい、当たり前と思われているものが何の前提をもとにして成り立っているのか、それは今目の前にあることにも適応されるのかを批判的に、健全に考えることに哲学の営みは近い。
    この本は今の社会にあるリアルなテーマを基に話をしているので、結果として肩の力が抜けるような、どこかほっとさせられる本になっていた。

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    2018年12月16日
  • 常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット

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    いろいろな時事問題をについて、それぞれの問題をとらえる際にわたしたちが忘れてはならないことは何かということを気づかせてくれる貴重な書である。
    どれも900字の文章であるが、その内容は900字をはるかに超える重みを持っている。

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    2018年12月06日
  • 街場の読書論

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    久ぶりの内田先生の真骨頂というか。これぞ内田樹といった内容の本だと
    思いました。政治的や現代の社会的な問題や違和感を論じているのではなく
    人間の本質であるコミュニケーションについて。『言葉が伝わるということは、
    どういうことか』という主題についてのいろいろな論述です。
    とても有益なことが書いてあると思いますし、いつもの流れるような文体が
    読んでいて快感さえも覚えるところがやはり、とてもおもしろいと思いました。
    とくに『学ぶ力』『リーダビリティについて』『世界の最後に読む物語』
    『あとがき』は最高!!
    『学ぶ力』と『リーダビリティについて』は、隣にたまたまいた高3受験生の息子に
    読んでみろと読ま

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    2018年11月28日
  • 価値観再生道場 本当の大人の作法

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    思想家・内田樹、精神科医・名越康文、そして作家・橋口いくよの三人による『ダ・ヴィンチ』連載の鼎談を書籍化した一冊。(内田センセイの「思想家」という肩書きは初めて見たが、大学教授を退官されたからなんだな。)様々な話題に切り込んで、普段思っていても言葉にできないようなことを巧みな表現で表してくれるのは、気持ちいい。
    取り上げられているトピックであちこちに出てくるのは「上から目線」「揚げ足とり」が頻繁に起きるソーシャルメディア上での言葉の使い方。内田センセイをして「ネット上の言葉がもつ断定性・攻撃性をどう抑制するのか、という問いに適切な処方を見いだせない」と言わしめる状況に、鼎談のトーンも一段と上が

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    2018年11月24日
  • 街場のメディア論

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    それほどたいして期待はせずに読んだが、とてもとてもおもしろかった。著作権原理主義を嫌がる姿勢には同感。著作をビジネスではなく、贈り物として考える視点、そしてその視点の大本を語るのに「沈黙交易」を持ってきたのには驚いた。内田樹は、9条の話になるとえらく現実的になるのに、こういう話だととたんに理想論になる。魅力的ともずるいとも言える。""

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    2018年11月06日
  • 常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット

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    こんな連載もあったんだ!毎回数ページの読み切り型で、扱われているのも、そのときどきでタイムリーな話題が中心。こうして一冊に纏めて読むのも良かったけど、AERA誌上で毎回しっかり追いかけるのも良さそう。

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    2018年10月27日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    中高生に『ミライの授業』と併せ読んで欲しい。

    本書は、大人が読んでも考えさせらえるものである。
    「転換期を若い人が生き延びるための知恵と技術」について、親子で一緒に考えてみてはどうだろうか?

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    2018年10月12日