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Posted by ブクログ
著者が、神戸市東灘区に約80坪の土地を得て、合気道の道場「凱風館」を建てるまでのてんまつをえがいたエッセイです。
著者は、若き建築家の光嶋裕介との縁に感じるものがあり、彼に道場の設計を依頼します。その後、光嶋とともに理想の道場を実現するために職人たちと交渉しつつ、理想の道場をめざします。彼らの「アンチ効率主義」と形容されるスタンスは、著者の思想に通じるものがあり、道場の建築から運営まで一貫しておなじ精神がつらぬかれていることが語られています。
また著者は、道場は「アジール」(避難所)としての役割を担うべきだと主張します。人びとがその場所につどい、彼らのあゆみを測定するための定点となることが、著者の考える公共性のあるべきかたちです。長年大学に勤務していた著者は、大学もまたそうであるべきだという考えをいだいていますが、「効率主義」が大学教育にも浸潤しつつある現在、著者の立ちあげた道場は、まさしく「アジール」なのだろうと思います。
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ビジネス・実用
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