内田樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
目からウロコでした…ってわたしはキリスト教徒じゃないですけど。
イスラムに対する考え方がすごく変わった。そしてグローバリゼーションはアメリカの推し進めるビジネス的な戦略であるということも。
今英語で授業する学校に勤めてる。日本人なのに英語で授業してる。すごく違和感なんだけどね。まぁそういう学校があってもいいと思うの。
たださ、思うのはなぜ彼らが英語を身につけるためにこの学校にいるかってことなんだよね。
痛いこと書いてあったな。同年齢集団からアドバンテージを取るためであって、インターナショナルな人間を育てるためではないと。目的はひたすらに内向きであると。
少数の子はきっと目的を持っていたり、最初は目的なんかなくても外向きな考え方に変わっていくことのできる子たちだと思う。でもきっと違うんだよね大部分は。私たちはそれをどう引き上げていくのかっていうのが課題になるんだと思う。
私の目指すところっていうのが不明瞭で。そのためのヒントをもらえたって気がする。「真の国際人を育てるということ。」っていうか。互いの違いをしっかり認め合うことができる。自分のできることを人のために貢献できるような人間に育てる。
そのことが主軸になっていくのかなと、ちょっと思った。 -
Posted by ブクログ
久ぶりの内田先生の真骨頂というか。これぞ内田樹といった内容の本だと
思いました。政治的や現代の社会的な問題や違和感を論じているのではなく
人間の本質であるコミュニケーションについて。『言葉が伝わるということは、
どういうことか』という主題についてのいろいろな論述です。
とても有益なことが書いてあると思いますし、いつもの流れるような文体が
読んでいて快感さえも覚えるところがやはり、とてもおもしろいと思いました。
とくに『学ぶ力』『リーダビリティについて』『世界の最後に読む物語』
『あとがき』は最高!!
『学ぶ力』と『リーダビリティについて』は、隣にたまたまいた高3受験生の息子に
読んでみろと読ませました。
本当にこれから大学生、社会人になる若者にとって、有用な内容だと思います。 -
Posted by ブクログ
思想家・内田樹、精神科医・名越康文、そして作家・橋口いくよの三人による『ダ・ヴィンチ』連載の鼎談を書籍化した一冊。(内田センセイの「思想家」という肩書きは初めて見たが、大学教授を退官されたからなんだな。)様々な話題に切り込んで、普段思っていても言葉にできないようなことを巧みな表現で表してくれるのは、気持ちいい。
取り上げられているトピックであちこちに出てくるのは「上から目線」「揚げ足とり」が頻繁に起きるソーシャルメディア上での言葉の使い方。内田センセイをして「ネット上の言葉がもつ断定性・攻撃性をどう抑制するのか、という問いに適切な処方を見いだせない」と言わしめる状況に、鼎談のトーンも一段と上がる。言われるまで気づかなかったが、内田センセイはブログとツイッターでは、一人称や語尾を使い分けている。これは確かにひとつの有効な対処方法なのだが、三人の鼎談ではそれを大きく飛び越えた「ツイートは五・七・五で」という意見まで飛び出す。しかも、それは冗談どころか説得力十分とくる。
そんな達人たちが繰り出す金言は、留まるところを知らない。おそらく科学的な根拠などないのだろうが、「言葉を飲み下す」「知性は贅肉のようについてくる」「愛の反対語は敬意」などなど、読めばいちいち頷いてしまう。その中でも、ワタシにもっとも響いたのは「男は老いてガランドウになるといい風合いが出てくる」という言葉。これには大いに納得。(大ブーイングが起きるのを承知のうえで敢えて言うと)ワタシ自身、脂っぽさが抜けてきてラクになってきたのは、きっとこのガランドウ化が順調に進んできている証左なんだろう。