内田樹のレビュー一覧

  • 街場のメディア論

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    大学の講義を本にした書物。こんな授業を受ける機会があれば今でも受講したい。大学生の早い段階で出会えれば、その後の学び方を大きく変える可能性がありそな一冊。

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    2018年10月12日
  • 街場の大学論 ウチダ式教育再生

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    世間一般で言われている大学論とち違う。考えさせられるところが多々ある。内田教授の授業を受けてみたかったなぁ〜。

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    2018年10月12日
  • 日本の覚醒のために

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    読みながら、「こんなことを立ち上げてみようか」と決意することがあったし、「これってあのこととおんなじだ」と、その関連に気づかされることもあった。
    そういうことに気づかせてもらえる著作はほとんどない。まことに得難い講演集である。

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    2018年09月02日
  • 変調「日本の古典」講義――身体で読む伝統・教養・知性

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    安田登を知らなかったので面白かった。内田も「安倍嫌い」イデオロギーを抑制してる限りにおいては面白い。

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    2018年08月24日
  • 世界「最終」戦争論 近代の終焉を超えて

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    本書の時点で、”まさかないよね”的感覚で語られていることが、現実として起こっている今日。例えば安倍内閣の持続。例えばトランプ大統領就任。普通に考えたらあり得ん事態だけど、何がどうとち狂ったか、そんなまさかを目の当たりにしてしまっている。もっと最悪の事態として、もっとまさかの事件として、第三次世界大戦にも触れられているんだけど、これ以上馬鹿げた世界にならないことを祈るばかり。自分に出来そうなことも積極的に探して、なるべく参加していくよう心掛けよう、と思いを新たにした次第。

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    2018年08月15日
  • 街場の読書論

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    この本を読んでいるとあたかも内田樹さんが目の前に座ってらっしゃって自分に語りかけているような、実際に講義を受けているかのような錯覚をしてしまう。著者との距離が近いように感じる。耳元で彼の声が聞こえてくるような、文字列には収まりきらない何かが伝わってくるような本だった。この本をよむにあたって、ある程度の(前のめりになって話を聞くような)知的好奇心やある程度の日本語の運用能力が要されていることは確かだが、それでもこの本は外に開かれた(この表現が適切なのかどうかわからないが)、どんな読者も見下すことのない親切な本だと感じた。今までにも気になった本を手にっとて実際に読んでみるものの、読み始めて直ぐ自分

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    2018年06月09日
  • 街場の天皇論

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    2018.5.3
    あまりというか、ほとんど考えてこなかった天皇という存在。これほど日本人そして世界の安寧を強く願い、行動してる人はいないですね。
    本当にそれしか考えていない。それだけを考えてる。ありがたい存在です。

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    2018年06月07日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    『日本の反知性主義』の続編。うんうんうん、と頷きながら読んでました。そしてしみじみ、今は時代の転換期なんだなぁと思いました。

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    2018年05月18日
  • 街場の天皇論

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    人間が生きるために要るのは「もの」ではない。知識でも技能でも情報でも道具でもない。風儀である。作法である。必要なものを必要なときに「はい」と取り出すことのできる力である。

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    2018年05月03日
  • 変調「日本の古典」講義――身体で読む伝統・教養・知性

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    能と論語が主に取り上げられていますが、どの章もすごく面白くて、一気に読んでしまいました。「能は物語の結末が必ずしも演劇的なカタルシスをもたらさなくて、見ている人には片付かない気持ちが残る。片付かないから繰り返し再演して遺恨を語らせることがエンドレスの供養になっている」という内田さんのお話に、最近「安達ヶ原」を見て片付かない気持ちになっていたので妙に納得しました!
    論語もいわゆる教科書的な道徳の話なんかでは全然ないと知りました。
    白川静さんの「孔子伝」にチャレンジしてみます!

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    2018年04月28日
  • 内田樹による内田樹

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    2018.3.2
    レヴィナス関連の本以外は読んだことのある本で、言ってることは同じなのだが、当然まだわからないこともあり、何度も何度も同じ話しを繰り返して読むことにする。

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    2018年03月02日
  • 内田樹による内田樹

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    内田樹による内田樹
    内田本27冊目

    単なる自著の解説かと思いきや、まあそんなわけもなく、本当に読んでいて面白い内田本だった。やはり、なんといってもレヴィナスの話が一番面白い。人は、自分が最も面白いと思っている事を話すことが、最も面白い文章を書く上での条件なのだろう。
    レヴィナスの文献を読むとき、それを批評しようとするのではなく、弟子になり、体感を同期するということが良いと話している。その文章を読んでいても意味が解らないが、しかし、その文章を読める主体にならなければならないと感じさせる本、これが内田樹にとってのレヴィナスであったのであろう。最後に話す、下流志向の解説で、現代日本の境域の在り方と

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    2018年02月11日
  • 日本の覚醒のために

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    講演集。内田樹が渾身こめて語ってるという感じがする。表題どおり、日本の覚醒のために。
    あるものより、ないものの方がずっと価値がある、存在感がある、とか、書かれていることより、書かれていないことに注目する、とか。広く言われていることがまったく嘘であること、その裏側にあるもの、失われてしまったけれど取り戻したいものなどのことについて、心から伝えたいことを話している感じがして、目が醒める思いがします。
    日本のシステムは崩壊しているけれど、崩壊すれば新しいシステムができていく、最後は明るい締めでした。
    みんなに読んでみてほしい本です。

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    2018年01月30日
  • 内田樹による内田樹

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    そりゃ、ただのブックレビューにはならないですよね。ここでチョイスされている作品達は、レヴィナス関連を除き、殆ど読んだものばかり。なので、各作品に通底する部分が揺るがないのは実感済み。で、毎回いちいち納得させられている訳だけど、本作は、そのひとつひとつを今の言葉で語りなおすというもの。”そういえばそんなこと書いてあったな”っていう、自分的再確認にもなるし、その上新たな知見にも触れられるという、かなりおいしい内容。それぞれの著作に立ち返るのが確実だけど、本作でサラッとおさらいってのもアリだと思う。そんな一冊でした。

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    2018年01月26日
  • 街場の共同体論

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    「そうでない人」を排除して、社会的に良いことなど、あるのだろうか

    最近、日本も日本人もおかしくなってきている。
    この、「おかしさ」を言語化することにおいて、内田氏は相当長けていると思う。
    毎ページ「そうだよな」という箇所が、たくさんある。

    最近の少なくない日本人が、なんでもかんでも、
    他人をバッシングするようなメンタリティーになっている。

    日本社会の通念上で支配的な倫理観や道徳感に照らし合わせて、

    個人や集団、組織の「間違い」を見つけて、徹底的に批判するようになっている。
    まるで、それが、自分の義務みたいに思っている人も多くなっているんじゃないだろうか。

    個人的には、非常に気味が悪い

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    2018年01月09日
  • 困難な結婚

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    ネタバレ

    久々に面白い本読んだー。くすっと笑えるポイントがたくさんあるし、読んでいて納得できる部分も多い。とにかく語り口が楽しい♪ 結婚20年を経たから楽しめる本?(笑)
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    P61
    若年労働者を追い込むことで短期的に企業の収益は上がりますけど、若い人が結婚できないから子供が生まれず、人口が減少すれば、一世代先には賃労働者も消費者も激減して、市場そのものが消滅する。短期的に市場の要請に従っているうちに、長期的には人間も市場も消えてしまう。そのことをグローバル資本主義者たちは別に気にしていない。一世代先のことなんかどうでもいいからです。当期の利益が最大化して当期の配当が最大

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    2018年01月08日
  • 内田樹による内田樹

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    本のジャンルをブックレビューとかではなく、エッセイにした理由はあとがきを読んでもらえればわかると思います。

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    2017年12月25日
  • 日本の覚醒のために

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    2017.12.8
    伊丹十三のところが初めて聞く話しが多く興味深い。ヨーロッパ退屈日記は昔読んだけど、また読んでみたい。
    あと憲法のところいかに自民党の草案がひどいものかがよくわかったので、今後の憲法改正の動きに注意しましょう。

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    2018年03月02日
  • 日本戦後史論

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    「なんで日本だけが悪く言われるんだ、英米なんかもっとひどいじゃないか」という叫びに一片の真実はある。しかしそれを言えないことが敗戦したという意味であり、そのことを理解して飲み込むしかない、というところからしか、始まらない。
    原発、「どっちかといえばやめた方がいい」、程度の意思でやめられるはずがない。それがわかってないのが日本国民のダメなところです。

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    2017年11月26日
  • 嘘みたいな本当の話みどり 日本版ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    ウェブマガジン「マドグロッソ」に掲載された話をまとめたもの。一般の人たちが書いた、不思議で可笑しな話ばかりが所収されている。選者は、内田樹と高橋源一郎の二人。巻末には、有名人の「嘘みたいな本当の話」が載っている。どれも面白くて「サイコーサイコー」です。
    特に私が笑ったのは、「大事なのはそこじゃないんだ」と、「なんでいるの」です。

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    2017年11月22日