内田樹のレビュー一覧

  • 現代霊性論

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     現代の「霊性」について語る対談集。
     既存の宗教から、新宗教、カルトまで、かなり幅広く網羅されていて、かなり面白かった。

     現代の「スピリチュアル」は自己変容や神秘主義を重んじ、なおかつ「メタ宗教・宗教の源泉」として宗教よりも上位に位置づけることが多い、等、興味深い指摘が多かった。

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    2018年12月22日
  • 疲れすぎて眠れぬ夜のために

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    哲学が得意とする批判的な見方は、様々なことに対して考えさせられるヒントが散りばめられていると思う。
    正しい、当たり前と思われているものが何の前提をもとにして成り立っているのか、それは今目の前にあることにも適応されるのかを批判的に、健全に考えることに哲学の営みは近い。
    この本は今の社会にあるリアルなテーマを基に話をしているので、結果として肩の力が抜けるような、どこかほっとさせられる本になっていた。

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    2018年12月16日
  • 常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット

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    いろいろな時事問題をについて、それぞれの問題をとらえる際にわたしたちが忘れてはならないことは何かということを気づかせてくれる貴重な書である。
    どれも900字の文章であるが、その内容は900字をはるかに超える重みを持っている。

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    2018年12月06日
  • 街場の読書論

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    久ぶりの内田先生の真骨頂というか。これぞ内田樹といった内容の本だと
    思いました。政治的や現代の社会的な問題や違和感を論じているのではなく
    人間の本質であるコミュニケーションについて。『言葉が伝わるということは、
    どういうことか』という主題についてのいろいろな論述です。
    とても有益なことが書いてあると思いますし、いつもの流れるような文体が
    読んでいて快感さえも覚えるところがやはり、とてもおもしろいと思いました。
    とくに『学ぶ力』『リーダビリティについて』『世界の最後に読む物語』
    『あとがき』は最高!!
    『学ぶ力』と『リーダビリティについて』は、隣にたまたまいた高3受験生の息子に
    読んでみろと読ま

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    2018年11月28日
  • 価値観再生道場 本当の大人の作法

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    思想家・内田樹、精神科医・名越康文、そして作家・橋口いくよの三人による『ダ・ヴィンチ』連載の鼎談を書籍化した一冊。(内田センセイの「思想家」という肩書きは初めて見たが、大学教授を退官されたからなんだな。)様々な話題に切り込んで、普段思っていても言葉にできないようなことを巧みな表現で表してくれるのは、気持ちいい。
    取り上げられているトピックであちこちに出てくるのは「上から目線」「揚げ足とり」が頻繁に起きるソーシャルメディア上での言葉の使い方。内田センセイをして「ネット上の言葉がもつ断定性・攻撃性をどう抑制するのか、という問いに適切な処方を見いだせない」と言わしめる状況に、鼎談のトーンも一段と上が

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    2018年11月24日
  • 街場のメディア論

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    それほどたいして期待はせずに読んだが、とてもとてもおもしろかった。著作権原理主義を嫌がる姿勢には同感。著作をビジネスではなく、贈り物として考える視点、そしてその視点の大本を語るのに「沈黙交易」を持ってきたのには驚いた。内田樹は、9条の話になるとえらく現実的になるのに、こういう話だととたんに理想論になる。魅力的ともずるいとも言える。""

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    2018年11月06日
  • 常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット

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    こんな連載もあったんだ!毎回数ページの読み切り型で、扱われているのも、そのときどきでタイムリーな話題が中心。こうして一冊に纏めて読むのも良かったけど、AERA誌上で毎回しっかり追いかけるのも良さそう。

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    2018年10月27日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    中高生に『ミライの授業』と併せ読んで欲しい。

    本書は、大人が読んでも考えさせらえるものである。
    「転換期を若い人が生き延びるための知恵と技術」について、親子で一緒に考えてみてはどうだろうか?

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    2018年10月12日
  • 街場の大学論 ウチダ式教育再生

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    世間一般で言われている大学論とち違う。考えさせられるところが多々ある。内田教授の授業を受けてみたかったなぁ〜。

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    2018年10月12日
  • 街場のメディア論

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    大学の講義を本にした書物。こんな授業を受ける機会があれば今でも受講したい。大学生の早い段階で出会えれば、その後の学び方を大きく変える可能性がありそな一冊。

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    2018年10月12日
  • 日本の覚醒のために

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    読みながら、「こんなことを立ち上げてみようか」と決意することがあったし、「これってあのこととおんなじだ」と、その関連に気づかされることもあった。
    そういうことに気づかせてもらえる著作はほとんどない。まことに得難い講演集である。

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    2018年09月02日
  • 変調「日本の古典」講義――身体で読む伝統・教養・知性

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    安田登を知らなかったので面白かった。内田も「安倍嫌い」イデオロギーを抑制してる限りにおいては面白い。

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    2018年08月24日
  • 世界「最終」戦争論 近代の終焉を超えて

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    本書の時点で、”まさかないよね”的感覚で語られていることが、現実として起こっている今日。例えば安倍内閣の持続。例えばトランプ大統領就任。普通に考えたらあり得ん事態だけど、何がどうとち狂ったか、そんなまさかを目の当たりにしてしまっている。もっと最悪の事態として、もっとまさかの事件として、第三次世界大戦にも触れられているんだけど、これ以上馬鹿げた世界にならないことを祈るばかり。自分に出来そうなことも積極的に探して、なるべく参加していくよう心掛けよう、と思いを新たにした次第。

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    2018年08月15日
  • 街場の読書論

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    この本を読んでいるとあたかも内田樹さんが目の前に座ってらっしゃって自分に語りかけているような、実際に講義を受けているかのような錯覚をしてしまう。著者との距離が近いように感じる。耳元で彼の声が聞こえてくるような、文字列には収まりきらない何かが伝わってくるような本だった。この本をよむにあたって、ある程度の(前のめりになって話を聞くような)知的好奇心やある程度の日本語の運用能力が要されていることは確かだが、それでもこの本は外に開かれた(この表現が適切なのかどうかわからないが)、どんな読者も見下すことのない親切な本だと感じた。今までにも気になった本を手にっとて実際に読んでみるものの、読み始めて直ぐ自分

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    2018年06月09日
  • 街場の天皇論

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    2018.5.3
    あまりというか、ほとんど考えてこなかった天皇という存在。これほど日本人そして世界の安寧を強く願い、行動してる人はいないですね。
    本当にそれしか考えていない。それだけを考えてる。ありがたい存在です。

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    2018年06月07日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    『日本の反知性主義』の続編。うんうんうん、と頷きながら読んでました。そしてしみじみ、今は時代の転換期なんだなぁと思いました。

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    2018年05月18日
  • 街場の天皇論

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    人間が生きるために要るのは「もの」ではない。知識でも技能でも情報でも道具でもない。風儀である。作法である。必要なものを必要なときに「はい」と取り出すことのできる力である。

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    2018年05月03日
  • 変調「日本の古典」講義――身体で読む伝統・教養・知性

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    能と論語が主に取り上げられていますが、どの章もすごく面白くて、一気に読んでしまいました。「能は物語の結末が必ずしも演劇的なカタルシスをもたらさなくて、見ている人には片付かない気持ちが残る。片付かないから繰り返し再演して遺恨を語らせることがエンドレスの供養になっている」という内田さんのお話に、最近「安達ヶ原」を見て片付かない気持ちになっていたので妙に納得しました!
    論語もいわゆる教科書的な道徳の話なんかでは全然ないと知りました。
    白川静さんの「孔子伝」にチャレンジしてみます!

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    2018年04月28日
  • 内田樹による内田樹

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    2018.3.2
    レヴィナス関連の本以外は読んだことのある本で、言ってることは同じなのだが、当然まだわからないこともあり、何度も何度も同じ話しを繰り返して読むことにする。

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    2018年03月02日
  • 内田樹による内田樹

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    内田樹による内田樹
    内田本27冊目

    単なる自著の解説かと思いきや、まあそんなわけもなく、本当に読んでいて面白い内田本だった。やはり、なんといってもレヴィナスの話が一番面白い。人は、自分が最も面白いと思っている事を話すことが、最も面白い文章を書く上での条件なのだろう。
    レヴィナスの文献を読むとき、それを批評しようとするのではなく、弟子になり、体感を同期するということが良いと話している。その文章を読んでいても意味が解らないが、しかし、その文章を読める主体にならなければならないと感じさせる本、これが内田樹にとってのレヴィナスであったのであろう。最後に話す、下流志向の解説で、現代日本の境域の在り方と

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    2018年02月11日