世界「最終」戦争論 近代の終焉を超えて

世界「最終」戦争論 近代の終焉を超えて

748円 (税込)

3pt

4.6

アメリカの国力の低下と共に勃興する諸大国の新たな覇権主義。拡大する中東の戦乱、国境を越える大量の難民、欧州のテロ事件。行き過ぎたグローバル経済と格差社会。国内に目を転じれば大規模な災害が起こる中、平和主義の戦後レジームからの脱却を主張する動きが勢いを増している。いよいよ混迷を深める世界と社会の情勢。その背景にあるのは、世界史レベルのパラダイム(知的枠組)の地殻変動である。顕在化している近代の崩落過程についてリベラル派の言論人を代表するふたりが語り合い、難局を避けるために必要な世界の見取り図を提示する。【目次】はじめに――悲劇の氾濫の中で 姜尚中/序章 問題提起 世界は「最終戦争」に向かっているのか/第一章 液状化する国民国家とテロリズム/第二章 我々は今、擬似戦時体制を生きている/第三章 帝国再編とコミューン型共同体の活性化/第四章 グローバリズムという名の「棄民」思想/第五章 シンガポール化する日本/第六章 「不機嫌な時代」を暴走させないために/おわりに 内田 樹/主要参考文献

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

世界「最終」戦争論 近代の終焉を超えて のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書の時点で、”まさかないよね”的感覚で語られていることが、現実として起こっている今日。例えば安倍内閣の持続。例えばトランプ大統領就任。普通に考えたらあり得ん事態だけど、何がどうとち狂ったか、そんなまさかを目の当たりにしてしまっている。もっと最悪の事態として、もっとまさかの事件として、第三次世界大戦

    0
    2018年08月15日

    Posted by ブクログ

    内田樹氏と姜尚中氏どちらも好きな作家であり思想家です。
    その二人が初めての対談だそうで。。
    そうだったのかと意外に思えます。二人とも同じ思いを
    共有されているのに、そこに至る推論や論拠が異なる
    ところがあってとても面白く読めました。

    本日国際ブックフェアに言ってきたのですが、
    内田先生の講演は満席

    0
    2016年09月24日

    Posted by ブクログ

    何はともあれこのタイトル、センスなさ過ぎないか。
    中身とはほとんど関係のない煽りっぷり。
    せっかくの2人の刺激的な対談が台無しになっている感。
    こういうタイトルに惹かれる人にこそ読んでもらいたいというメッセージなのかもしれないけれど、それにしてもなあ。

    個人的には末尾の方で指摘されている「飽きてい

    0
    2016年07月29日

    Posted by ブクログ

    強烈な個性二人による対談でこれが初見と言うことが驚きです。後書きで内田さんがかいているように、全力でぶつかっていることがわかる面白い本でした。

    0
    2016年07月19日

    Posted by ブクログ

    日本はシンガポール化するのか? この章が一番面白かった。緊急事態条項を書き込むことによる憲法改正は、日本社会を独裁への道へと開くことになるかもしれないが、一方で、自民党は新自由主義的政策を決して手放そうとはしない。金儲けしながら独裁への道を開く。そのモデルとなっているのがシンガポールな訳だが、そのモ

    0
    2016年07月16日

    Posted by ブクログ

    自動車で走っているより
    自転車で走っているより
    走っているより
    歩いているときが
    一番 よく 見える

    そして 何よりも
    いつでも 立ち止まって
    気の赴くままに
    じっと 気のすむまで
    見続けることができる

    今、世の中に起きていること
    これまでの こと
    そして
    これからのこと
    今、どんな風に
    見えて

    0
    2016年09月13日

    Posted by ブクログ

    某グループの読書会の課題図書.内田さんの論はあちこちで読んでいるので,大まかな展開は予測できたが,姜さんもかなり波長があっていて,楽しく読めた.p121でイギリスが大帝国を持っていたが,短期間で島国へとシュリンクした点を評価していたが,大事な視点だと感じた.成長路線にこだわっている我が国の政府も大風

    0
    2016年08月14日

    Posted by ブクログ

    心に刺さったフレーズ

    ・~(内田)イタリア人は原理原則ではなく、人というものは~というような緩い倫理規範に従う。僕はそういう人間のほうが成熟していると思うんです。~
    ・廃県置藩
    ・定常社会への移行

    0
    2016年07月03日

世界「最終」戦争論 近代の終焉を超えて の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す