内田樹のレビュー一覧

  • 日本辺境論

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    ネタバレ

    指南力のあるメッセージを発信する人は未来に保証人を求める、しかし辺境人である日本人は外部に保証人を求めてしまうために世界標準を制定する力がないという主張が面白かった。(p.99)今の政治を見ていると確かに他国の動向を受けて日本はどうするかという立場にある事が多く、唯一日本が先頭に立てそうな核に関する事柄でもあまり存在感がないのは問題というか、勿体ないと思った。

    「人間が過剰に断定的になるのは、たいていの場合、他人の意見を受け売りしているときだからです。(p.119)」という意見も興味深い。でも、ごもごもして対話にならないのを防ぐために一人で考えをまとめてみる努力も必要だなと思った。

    本を

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    2026年02月06日
  • 日本人が立ち返る場所

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    内容の割合が養老先生が3、内田先生が7くらい。

    個人的にはもう少し養老先生のお話を聞きたかった。

    内田先生の育児に関してなど知らない部分を知る事ができた。

    子供が野生と現実の中間的な存在であるとは知らなかった。

    劇場が額縁である事、感情は主観と主観から生まれる事も勉強になった。

    お二方とも知識豊富なので、対談から勉強になる事が多かった。

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    2026年02月02日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    入門書としてすばらしく、非常に分かりやすい。
    ただし、詳しいところまでは扱われていない。
    まあ、入門書だし。

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    2026年01月28日
  • 日本人が立ち返る場所

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    「話」というものに対しては、その場の跳躍を最も大切にしてきたつもりでしたが、自分で思っていたよりも、一貫性とか論理性、着地点を求めていたことに気づかされました。

    つまり、「さっき言ってたことと違う」「こういう話はこういう風に帰結する」といった具合に頭の中である種のレールを意識してしまっていたわけです。

    でも今回は養老先生がどちらかと言うと聞き手ということもあり、内田先生が、養老先生の胸を借りる、もっというと、養老先生ならむちゃくちゃやっても大丈夫でしょ!という感じで脳内のドライブをバシバシに言語化していて、それに振り回されてるうちに、「やっぱり跳躍ってカッコええな」と思えてくる。

    このカ

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    2026年01月25日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    十数年ぶりに再読。
    自分、自分の思索の独立性や独自性を根本から問い直す契機となる本です。

    「自分こそが正しい」という感覚が少しでもある方、健全なバランスを己のうちに取り戻す処方箋は、この本かもしれません。

    いろんな思想家の考え方が紹介されていますが、自分が今回最も引き寄せて理解しやすかったのは、ラカンに関する説明にあった下記の記述でした。人間の赤ちゃんが自己を認識する過程についての分析で、自分の子どもを見ていても首肯できる部分が大いにありました。

    ―人間は「私ではないもの」を「私」と「見立てる」ことによって「私」を形成したという「つけ」を抱え込むところから人生を始めることになります。「私

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    2026年01月24日
  • 困難な結婚

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    めちゃくちゃ助けられた。
    もっと早く出会いたかった。
    結婚生活を公共のものにするために日々努力できるように、手元に置いて何度も何度も読みたい本。

    でも頭では分かってても、無理なものは無理だよなあ

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    2026年01月19日
  • 知性について

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    最初にタイトルを見た時、「何て強気なタイトルなんだ」と正直感じた。

    読んでみた感想としては、知らない事、理解できないことを積極的に受け入れ、自分の考えがあったとしても間違っていれば受け入れられるという、一貫して謙虚な姿勢が本書の節々に見られた。

    ある事柄について、それが正しいかどうかでは無く、それが本当に正しいかどうかという活発な議論を生み出す事が大切であると理解した。それが知性であると。

    知性について分からない、理解できない部分があるから知性を語る事ができるという、謙虚な姿勢があるからこそ、このタイトルを付ける事ができたのだろう。





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    2026年01月15日
  • 知性について

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    バイブルすぎる!!好きすぎて買った。
    騙されたと思ってこの本みんなに読んで欲しい。
    今ちょうど異動して「あー自分はなんでこんなことも理解できないんだ…」とかで落ち込む毎日だったから救われた言葉が多かった。
    あとこれだけ色んな角度から質問されてるのに答えが一貫しててすごいと思った。根底には「無知の知」があって。
    一見難しいような感じなんだけど噛み砕いて説明してくれてるので読みやすい


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    「理解できる」のはいいことです。もちろん。すごくいいことです。でも、「理解できない」というのも同じくらいにいいことなんです。
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    知性の開発のためには、何かが「わかった」と思って安

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    2026年01月12日
  • 沈む祖国を救うには(マガジンハウス新書)

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    最終学歴のアウトソーシング化。総理大臣候補者の最終学歴がほとんど海外の教育機関。しかし、その様な留学ができるのは資産のあるものだけ。いや、その格差を維持するためには国内の教育期間に資金をつぎ込み、彼らの立場を脅かす者が出てこない方が良い。日本の教育予算が貧困なのも頷ける。
    この組織は何のためにできたのか。この事が忘れられて、組織の運営・維持のみが優先される。そうすると「組織マネジメント原理主義」に陥るが、この場合、最も組織を効率よく動かせるのはトップダウン方式。しかし、このトップダウンが上手く行きのはトップに「賢い人」が立つのが必要条件だが、「組織マネジメント原理主義」ではそうはならない。権力

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    2026年01月06日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    まえがきに、専門書のしくみを簡単に書いてくれていて、構造主義云々の前に、新書ビギナーにも易しい
    このような新書を、体感を持って読めるようになっているのは、社会との交わりや普段の思考において、「考えたことのある」事柄が非常に増えているから
    言説→本の中に出てくる例示(→自らの体験)まで思考ながら読めている
    村上龍のインタビュー、読んだ本が繋がっていく感覚
    なんらかの、誰かの、症候の寛解をめざした現実の再現でも想起でも真実の開示でもない、「創造行為」
    ラカンは、鏡像のところは難しかったが、精神分析のところはすっと理解できた気がする
    鏡像の部分を乗り越えると、自分の在り方やコミュニケーションに不調を

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    2026年01月01日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    繰り返し読みたい本だった!
    難しいなとハードル高く感じてしまいがちな哲学(構造主義)について、例も多用しながら分かりやすく書かれていた。
    エクリチュールの話で、語り口の変更によって無意識的に外見、生活習慣までも変化していくという話がとても興味深かった。

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    2025年12月28日
  • 謎ルール : 10代から考える 「こんな社会」を生き抜く解放論

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     ものすごく良い本。
     中学生と高校生の息子にどうかと思い、渡す前に自分で読んでみたのだが色々考えさせられる良書だった。確認のつもりだったので急いで読んでしまったが、いつか時間のある時に参考に挙げられている本なども含めてゆっくり再読してみたい。
     …が!うちの子には難しすぎるだろうなあ、とも思った。言葉使いが、とかではなく、この本の立てている問いが根源的すぎるというか。
     ピアノのバイエルを勉強している人に、「そもそもどうして鍵盤を弾かなきゃいけないんですか?プリペアドピアノってのもありますよ」って言ってるような感じ。いや、でも、そういうとこから真に革命的なピアニストが生まれるのかな…。
     あ

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    2025年12月23日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    おそらく高校生の倫理の授業で、初めて出会った構造主義。それ以来、なんだかずいぶんと小難しく捉えて、道具として仕舞い込んでいた。
    大人になったからなのか、この本が簡潔に使い方を説明してくれているからなのか。
    やっと使える自分の思考ツールのひとつになった感はある。

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    2025年12月22日
  • 勇気論

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    2025/12/21 16:43
    いや、これは借りるんではなくて買うべき本だった。
    最初から最後まで、後書までこれはっていうことがつまってる。
    座右の一冊にした方がいい本。

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    2025年12月21日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    「現代思想入門」からこちらへ。寝ながら読めるほど自分には優しくないが(むしろ頭が冴える?)、「現代思想入門」にもあったトピックをもう少し掘り下げてくれる。教科書的にというより面白いところを紹介してくれる感じで。

    構造主義とは、人間は自分で判断や行動の「自律的な主体」であると信じているけれども、実は自律性はかなり限定的で人や世界の構造的な事実(時代、地域、社会集団の歴史や常識等の無意識なところ)に基づいて成り立っていると。その切り口として権力論のフーコーや言葉遣いのバルトや文化人類学のレヴィ=ストロースや精神分析のラカンを取り上げて説明している。特に後の二人の話はへーと刺激的。

    歴史は文化に

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    2025年12月13日
  • 知性について

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    自分の中になかった価値観だった。でも、そうだよなぁってスッと入ってきた。日本の衰退を憂いてないで、集合知を高めていくことを意識したいと思った。「知性的な人」になりたい。なれるよう振る舞うところから始めたい。
    闇雲に本を読んで、共感できるところだけをピックアップしていた自分、これ全然知を高められていないんだとわからせられた。わからないことを記憶のストレージに溜めて、いつか喉から小骨がスルッと抜ける感覚を味わいたい。

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    2025年12月02日
  • 老いのレッスン

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    死に始めている、と言われてそこまでぎょっとしないのは、案外老いのレッスンができてた?

    死に始めていることは自覚できるようになっているので、
    そのことをしょっちゅう思い出すようにすれば、感謝したり、しみじみしたりする回数やその深さがかわるのでは。

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    2025年11月29日
  • そのうちなんとかなるだろう

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    ネットのどこかで気になって読みました。
    最後の方にとても共感できる箇所があり、やはり同じ世代なのかな…と。
    ゆるい生き方は悪くない…同感です。

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    2025年11月25日
  • 沈む祖国を救うには(マガジンハウス新書)

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    思想家であり武道家である内田樹さんの考えには賛同できるものが多い。
    今の日本社会は何かおかしい。
    この新書は、内田さんがこれまで書いてきたコラムを集めたもので、
    ★「観光立国」という安全保障
    ★「最終学歴がアメリカ」を誇る、残念な人々
    ★ 加速する「新聞」の落日
    ★「食糧自給率」が低い――その思想的な要因
    ★ 第二期トランプ政権誕生の「最悪のシナリオ」
    ★ 民主政の「未熟なかたち」と「成熟したかたち」
    ★「自民党一強」の終焉
    ★ 100年後に残る都市は「東京」と福岡のみ
    などなどが取り上げられている。
    まえがきで内田さん自身が書いているが、「救うには」とは書いてあるが、
    その処方箋は書いていな

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    2025年11月24日
  • 老いのレッスン

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    これもまた読んでよかった。
    30代の刑部さんという編集者の質問に答えるという形で書かれた「老い」ということにまつわる12のエッセイ。
    内田さんの話は、内田流の「こじつけ」(褒めてる)が特徴だと思うのだけど、その「こじつけ」がオリジナルで、そして、とてもいい。
    もっとこじつけてください!と、説得される心地よさに身を委ねる読書(褒めてる)。

    寝る前に少しずつ読んだせいで、納得できる〜という感慨だけ残って、あまり記憶に残ってないのだけど笑、11章の少子化については、記憶に新しいだけでなく、内田さんがよく書かれていることなので、ここに書き残しておこうかな。

    「2022年のデータ(WBGによる)によ

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    2025年11月23日