内田樹のレビュー一覧
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あえて言いますが「また同じことが書いてあります」。
基本的に内田さんも岩田さんも以前どこかでおっしゃっていたことを繰り返し語られています。
違うのは取り上げられている事象の方。
でもそれは当たり前のことではないでしょうか。
ある人の考えは様々にバージョンアップされたり、改変されたり、脇道へそれたりとするでしょうが、その本質的な部分で大きく変わることは(あまり)ないと思います(むしろ本質的な部分がころころ変わる人は信用できないでしょう、きっと)。
一方で現実は目まぐるしく変化する。今回主要なテーマである「コロナ禍」は、現実がいとも容易く一変するということを残酷なほど分かりやすく僕らに突きつける -
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内田樹の社会観というか政治的立場が明示されている。基本的にはコミュニタリアンなんだな。
懇親会で隣にいた保険医の方から,「医療と市場原理はどうしてもなじまないのですけれども,どうしたらいいでしょうか」と訊かれた。その質問には「苦しんでください」と答えました。にベのない答えだったとは思いますけれど,仕方がないのです。医療と市場原理は並立しないからです。並立しないものを並立させようとしているのだから,苦しむ以外にない。
これは医療を司法とか法曹とかに置き換えてもそのまま当てはまるのではないか。
「市場原理に委ねるとある種の領域で制度は限りなく劣化するという平明な事実を直視すべきなんです。」
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ネタバレ内田樹が最高だと話したら同僚が貸してくれた、私にとって2冊目の内田樹。
樹さんだけじゃなくてるんちゃんも最高だなんてね!
・変わらない友情とは変わり続ける友情(るんちゃん)
・自分について語るというということは、自分という美術館で個展を開くためにキュレーションするのと似てる(内田樹)
・相手のことを共感できないようなことって自然だし、それでも一緒にいて楽しいと思えたりするのってすごく良くない?(樹)
・お金は動くという性質しかないから動かしてやらないと。お金を動かしてたら、自分の元に「いえーい!動かせえもらえる!」ってわかってるお金がやってるからまたお金を動かす→お金が入ってくるのループ。(樹 -
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内田樹というフランス思想の研究者が武道についてあちこちに投稿した小論をまとめた本。この方の名前は聞いたことはあったがあまり著作とか目にした記憶はないので他の分野のことはわからないが、少なくとも武道を論じる本としてはとても面白いしためになる本。有事に向いた人間でありたいな。ジョブズや嘉納治五郎のように今学んでいることが将来どう役立つかは将来の自分しかわからないので、茶でも弓でも気の向くまま一生懸命やればいいわな。天下無敵とか同期誘発力とかは武道の審査の論述とかに書いたことをもっと丁寧に言語化してくれてる。
道場を開いたことと社会的共通資本について、場に対する敬意がないとコモンは立ち上げられない、 -
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知識人同士の対談って、本当に面白い。
尊敬する、内田樹さん、名越康文さん。
ここに加わる橋口いくよさんが、とても良い。
震災直後の日本人の変化が
キーワードなんだけど、
10年以上たっても
示唆する部分の本質は
変容しておらず、
確信をつく会話だなあ、と
あらためて感じる。
3人の自然な阿吽の呼吸で
展開していくトークは
仮面ライダー、ショッカー、ゴジラの話から、死生観まで幅広く、
楽しく一緒に会話しているような錯覚に陥る。
怒りの感情からは
何も生まれない、って言葉が印象に残っている。
昔は綺麗だったとか
大恋愛したとか
そんなことは
ただの持ちネタ、つまんない、
ってのも、小気味い -
Posted by ブクログ
(2019/7/2)
読み応えあり。
識者と呼ばれるひとたちが、内田樹氏の声かけのもと、
人口減少社会について文章をよせたもの。
それぞれの観点、得意技から、人口減少を斬る。
いろんな視点が斬新。
同じテーマで11人の文章を読んだから、誰が何を語ったか、
以下の目次を見ても思い出せないところはあるけど、
特に印象的だったのは、
最悪の事態に備え対策を立てること自体を忌避する文化が日本にはある、
という話し。
いけいけどんどん。
マイナスのことを言うと、士気が下がる、といっていやがる。
そうして突っ走って失敗する事例は多い。
成功する経営者はしっかり対策を立てる。
立てずに行き当たりばった