内田樹のレビュー一覧
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これでもかというくらい、今の日本の危うさを語る二人。
対談のはずなのだが、一人の話、として読んでいる自分がいた。
全く違和感がない。
第二次安倍政権で底が抜けた日本社会、、、
倫理のタガがはずれたのだ
以前別のコラムでも書いたが、
官僚主義を打破しようとしてた青年政治家安倍晋三には私は期待していた。
その志で首相の座を勝ち得たが、お友達内閣はわずか一年で崩壊。
民主党政権が自滅した後奇跡の再登板。
アベノミクスで縮む日本経済を打破する救世主になったかに見えたが、
選挙で勝つことがすべてと統一教会に魂を売り渡し、
国会では醜いヤジを飛ばし、
さらにはモリカケサクラを筆頭に仲間と思しき人に公金 -
Posted by ブクログ
2025/04/12
p.5
私が「お部屋をきちんとしておく方がいい」と申し上げているのは、要するに、いつでも「お客さん」を迎え入れることができるようにしておくことがたいせつだと思っているからです。<中略>本書は「お客さん」を家に迎え入れるために「お掃除」するということを目的とした本です。
お掃除ですから、それほど組織的に行わるわけではありません。というか、お掃除というのはもともと組織的にやるものではないんです。組織的かつ徹底的にやろうと思うと、思っただけでうんざりして、いつ先延ばしにしてしまいますから。お掃除の要諦は「徹底的にやってはいけない」ということです。「足元のゴミを拾う」ことで満 -
Posted by ブクログ
安倍政治から、最近の東京都知事選、兵庫県知事選にかけての政治の凋落と、メディアでの議論のあり方、ネットの荒れ方、そして職場での無謀な上位下達について、モヤモヤとした違和感や閉塞感を感じていたことの正体が、この書を読んでクリアになった。
こういう世の中の流れに乗りたく無いが、中々、抗えず、どうやって良識ある大人になれるかと考えていたがよくわからなかった。しかし、自身が受け入れられない人々の言動が損なっているものが、この書を読んでわかったことで、それら蔑ろにされているものを大切にしていけば、目指す良識が得られるのでは無いかと思った。
思考停止の受け身でなく自律を
データなどの客観性のみに絞らずに身 -
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形にとらわれないということ。
居着かないということ。
現代の人は目標に向かって努力するが、
修行において目的は見えない。
見えないけれど、その先にある何かを信じ極める。そしてはじめの自分では想像もしない境地までたどり着く。
見えるもの把握できるものだけに、縛られないということ。
天下無敵とは、どんな相手と対峙しても勝てる、ということでは無い。
むしろ全ての敵を自分の一部にするということである。包含し、融合する。境界線は曖昧である。
自分という枠組みに、とらわれないということ。
イエスが海を歩く伝説を信じるか。
信仰とは、自分では理解できない現象が存在しうることを認めることである。起こりう -
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構造主義というものをネット検索しても
「私たちの思考や行動は、所属している社会や文化によって決められている」という文言に肌感覚的にピンとくるものがなく、初心者でもわかりやすい書籍は無いかなと探してたら、これを見つけたので購読。
読み進めていくうちになんとなーく構造主義というものが見えてくるし、
現代思想に疎い私でもわかりやすく書かれていると思う。
私の理解では、人間が生きているうちに獲得した概念や言語、習慣により身に着けた文化や想いにはカテゴライズされた名前(記号)が付けられていて、人間はその「構造」に左右されて考えさせられているため、その「構造」から外れて物事を考えることができないという -
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あえて言いますが「また同じことが書いてあります」。
基本的に内田さんも岩田さんも以前どこかでおっしゃっていたことを繰り返し語られています。
違うのは取り上げられている事象の方。
でもそれは当たり前のことではないでしょうか。
ある人の考えは様々にバージョンアップされたり、改変されたり、脇道へそれたりとするでしょうが、その本質的な部分で大きく変わることは(あまり)ないと思います(むしろ本質的な部分がころころ変わる人は信用できないでしょう、きっと)。
一方で現実は目まぐるしく変化する。今回主要なテーマである「コロナ禍」は、現実がいとも容易く一変するということを残酷なほど分かりやすく僕らに突きつける -
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内田樹の社会観というか政治的立場が明示されている。基本的にはコミュニタリアンなんだな。
懇親会で隣にいた保険医の方から,「医療と市場原理はどうしてもなじまないのですけれども,どうしたらいいでしょうか」と訊かれた。その質問には「苦しんでください」と答えました。にベのない答えだったとは思いますけれど,仕方がないのです。医療と市場原理は並立しないからです。並立しないものを並立させようとしているのだから,苦しむ以外にない。
これは医療を司法とか法曹とかに置き換えてもそのまま当てはまるのではないか。
「市場原理に委ねるとある種の領域で制度は限りなく劣化するという平明な事実を直視すべきなんです。」
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ネタバレ内田樹が最高だと話したら同僚が貸してくれた、私にとって2冊目の内田樹。
樹さんだけじゃなくてるんちゃんも最高だなんてね!
・変わらない友情とは変わり続ける友情(るんちゃん)
・自分について語るというということは、自分という美術館で個展を開くためにキュレーションするのと似てる(内田樹)
・相手のことを共感できないようなことって自然だし、それでも一緒にいて楽しいと思えたりするのってすごく良くない?(樹)
・お金は動くという性質しかないから動かしてやらないと。お金を動かしてたら、自分の元に「いえーい!動かせえもらえる!」ってわかってるお金がやってるからまたお金を動かす→お金が入ってくるのループ。(樹 -
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内田樹というフランス思想の研究者が武道についてあちこちに投稿した小論をまとめた本。この方の名前は聞いたことはあったがあまり著作とか目にした記憶はないので他の分野のことはわからないが、少なくとも武道を論じる本としてはとても面白いしためになる本。有事に向いた人間でありたいな。ジョブズや嘉納治五郎のように今学んでいることが将来どう役立つかは将来の自分しかわからないので、茶でも弓でも気の向くまま一生懸命やればいいわな。天下無敵とか同期誘発力とかは武道の審査の論述とかに書いたことをもっと丁寧に言語化してくれてる。
道場を開いたことと社会的共通資本について、場に対する敬意がないとコモンは立ち上げられない、