日本辺境論

日本辺境論

924円 (税込)

4pt

日本人とは辺境人である――「日本人とは何ものか」という大きな問いに、著者は正面から答える。常にどこかに「世界の中心」を必要とする辺境の民、それが日本人なのだ、と。日露戦争から太平洋戦争までは、辺境人が自らの特性を忘れた特異な時期だった。丸山眞男、澤庵、武士道から水戸黄門、養老孟司、マンガまで、多様なテーマを自在に扱いつつ日本を論じる。読み出したら止らない、日本論の金字塔、ここに誕生。

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日本辺境論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    内田樹さんの著作の多くは、私たちが感じる「生きづらさの正体」を探ることをテーマにしていると思っています。この本もそうです。
    『辺境人(日本人)』とはどんな気質を備えた人間か、著者の分析から私たちはきっと人生を良く生きるためのヒントを導き出すことが出来ます。
    15年近く前に出た本ですが今でも読む価値の

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

    地政学的辺境性が日本人の思考と行動を規定している、という論旨。中華と辺境の対比から始まり、辺境ならではの学び方、時間的遅行を超越する考え方、日本語の特殊性まで、興味深く読める。日本論、日本人論においてマクロ的視点を提供する一冊であり、是非お薦めしたい。

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    2025/04/12
    p.5
     私が「お部屋をきちんとしておく方がいい」と申し上げているのは、要するに、いつでも「お客さん」を迎え入れることができるようにしておくことがたいせつだと思っているからです。<中略>本書は「お客さん」を家に迎え入れるために「お掃除」するということを目的とした本です。
     お掃

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    日本人とはどのような民族かを語った一冊。2010年の本だが、15年近く経った今読んでも納得できることばかり。日本人は元々中華思想の辺境にいた民族であり、自らの国はこういう国であるという、アメリカをはじめとする他国が基本的に持っている独立宣言的なものがない。故に、他国との比較においてしかその存在を主張

    0
    2024年09月29日

    Posted by ブクログ

    日本人 =辺境人
    分かりづらい分かったような感じ もするが難しい
    新たな視点が得られた
    内田先生の理論の詰め方が巧妙である
    本を読み進めていくと納得せざるを得ない
    今回はまさに目が洗われた
    自分の立ち位置に関心がある方は是非読んでおくべき 一冊である

    0
    2024年05月30日

    Posted by ブクログ

    村上春樹と並んで、うちの本棚の占有面積1位、内田樹先生。
    その出会いとなった1冊。

    日本論や日本人論は、国内にとても多くある。
    自国の文化や国民性についてこれほど多くの知的資源を割く国は、他にない。
    そもそもなぜ、僕たち日本人は、こんなに日本論が好きなのか。

    日本人は、他国を参照し、比較して、常

    0
    2024年02月10日

    Posted by ブクログ

    辺境の認識がガラリとかわった。
    日本独特の、曖昧な感じ、ふわふわして実体ない感じ、戦争責任とか歴史認識とか、モリカケサクラでもなんもアクションも責任追求もない、このおかしさの根源なよくわかりました。

    真名と、仮名。

    0
    2022年06月26日

    Posted by ブクログ

    冒頭の「はじめに」にある説明の分かりやすさだけですっかりファンになってしまった。
    もちろん本編も、そしてあとがきまでも、掛け値なしに面白い。
    「まったく、どうしてニホンジンってこうなんだろう」なーんて、他の国のことを大して知りもしないくせについ、口にしてしまう前に、この本のことを思い出そう、これから

    0
    2021年08月28日

    Posted by ブクログ

    日本は他国との比較でしか自国のことを語り得ない、という、「中華思想」との対義としての「辺境思想」を持つという命題。それによって何を体得したのかをめぐる考察が書かれている。前半の「なぜ日本はオリジナルな国家ビジョンを提示できないのか」「場の空気の支配とは何か」などはいちいち得心することが多く面白い。「

    0
    2021年04月25日

    Posted by ブクログ

    初版2009年。著者内田樹はこの本の要約を梅棹忠夫の「文明の生態史観」の次のような文章を引用して述べています。

    「日本人にも自尊心はあるけれども、その反面、ある種の文化的劣等感がつねにつきまとっている。それは、現に保有している文化水準の客観的な評価とは無関係に、なんとなく国民全体の心理を支配してい

    0
    2021年02月28日

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