作品一覧

  • 甦る『資本論』
    -
    1巻1,980円 (税込)
    マルクスの著作に関して著者2人が書簡を交わすシリーズ『若者よ、マルクスを読もう』。13年間続いた名物シリーズの最終巻の対象はいよいよマルクスの大著『資本論』へ。『資本論』の概要や最近の研究動向、資本主義の歴史性、資本主義成立の仕組み、ポスト資本主義の可能性から必然性まで論じ尽くす、資本論を読み解くための入門書。斎藤幸平さん推薦『マルクスが人生を捧げた150年前の著作が、2人の「達人」の手引きによって、現代に生き生きと蘇る。『資本論』をいつ読むの?そりゃ、今でしょ!』
  • 若者よ、マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱
    3.8
    1巻627円 (税込)
    『共産党宣言』『ヘーゲル法哲学批判序説』をはじめとする、初期の代表作5作を徹底的に噛み砕いて紹介。その精神、思想と情熱に迫る。初心者にも分かりやすく読める、専門用語を使わないマルクス入門!

ユーザーレビュー

  • 若者よ、マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱

    Posted by ブクログ

    石川康宏先生の書簡部分は、正直内容が難しかったのですが、難しいなりに読み飛ばしながら(すみません)読み切りました。
    でも、難しいと諦めずに最後まで読めてよかったです。

    内田樹先生の部分は、読みやすかったです。

    マルクスってすごいなーと漠然と感じ、
    マルクスの言葉の力にカリスマ性を感じました。
    マルクスかっこいい。

    という、カジュアルな気持ちでマルクスに触れることができてよかったです。

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    2021年03月04日
  • 若者よ、マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱

    Posted by ブクログ

    小説ではない本が久しぶり。
    マルクスは読んだことない。
    今年65の親父の時代はケインズが主流で、マルクスはやらなかったって。
    そんなマルクス。
    全然基礎知識なし。
    共産主義の源流ってくらい。
    でも、この本はそうじゃない現状の問題点に向き合い、自分の頭で考えた人の話。
    流されて日々を送っている自分は背筋が伸びる思いがした。

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    2016年10月07日
  • 若者よ、マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱

    Posted by ブクログ

    マルクス思想の超入門書。
    往復書簡形式でマルクスの著書が噛み砕いて解説されており、知識の無い私もマルクス思想のエッセンスを理解出来た。

    マルクス思想は共産主義の一言で理解され、破綻した過去の理論と受け取られている事が多いと感じる。しかし、マルクスのテキストは政治的・経済的正しさの範疇のみで読み解かれるものではなく、読者の知性を鍛えるものとして今尚有効であるという内田先生の話に深く共感した。

    印象に残ったマルクス思想に「類的存在」が挙げられる。人間は、利己主義者としての市民と、法に従って公民として分裂した個人を統合し、自身と他者の幸福を共に気遣う存在であるべきとする人間観は大変魅力的である。

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    2025年11月13日
  • 若者よ、マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱

    Posted by ブクログ

    石川先生のところは引用が多くて難しいけど、時系列に沿ってマルクスの思想の変遷を辿っていくため手厚くガイドしてくれていて助かります。

    一方、内田さんはマルクスのここがいい、ここが聞かせどころというのをすごく楽しそうに語られていて、読んでるだけでマルクスが好きになってきます。

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    2021年03月13日
  • 若者よ、マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱

    Posted by ブクログ

    20代のマルクスが残した書物を、内田樹と石川康宏が往復書簡の形で読み解く本。
    石川氏による専門家ならではのしっかりとした解説と、内田氏による極限まで噛み砕いた説明のバランスが良く、知識がなくても読んでいて楽しめた。
    「AがBであるのではなく、BがAなのだ」(内田氏書簡、p.218)という修辞に代表されるように、既存の枠組みそのものを問い直すマルクスの姿勢はとても魅力的だと思ったし、読んでみたくなった。古典的なテキストを読むことの醍醐味を感じることができる本。

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    2017年08月29日

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