内田樹のレビュー一覧

  • 先生はえらい

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    初内田樹だけど面白かった

    大学生もっと早くに読めば良かったなあ

    学びは学びたいと思うものにしか現れない。
    よくわかる気がする

    よく分からん難しい教科書に、あれこれ考えて無理やり解釈つけてわかった気になって、先生にボコボコにされてあーそういうことかってなることよくある。

    謎があって、誤解の余地があるから人は想像するようになってるって、あーいいなって思う
    突っ込み所のないパッケージトークつまんないしね。
    逆に誤解するようにできてるから、人には想像力があるんだろう。

    突っ込み所が適度にあるよう会話って、考える前に自然にそこに突っ込んでて、突っ込まれた方もあーそれはこうだからって自然に展開し

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    2020年08月01日
  • 村上春樹にご用心

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    久しぶりに、スッキリできる書籍に出会った。
    もやが急に晴れたとは、まさにこのこと。

    いつものことだけれど、村上作品の解説本の類に手を伸ばしてしまう。
    私にとって、作品そのものは意味がわからないのに面白いはじめての作家であり、ずっと好きだという気持ちがやまない。

    ハルキストとしての初めの一歩を娘が村上春樹に興味を持ったことで、反芻している。好きだと自覚してからは、本当にずっと好きだと思っていたけど、自覚してからだって、好きの内容は意外と様変わりしてきたと思い至る。
    で、読みなくなった。他人が語る村上春樹を。

    内田樹は共感材料が多い、語り口が楽しいし、多分、この人のことを人として好きだ。内容

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    2020年07月30日
  • 日本辺境論

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    思想家、武闘家、映画評論家で立憲民主党サポーター兼山本太郎氏支持内田樹名誉教授著。新書大賞2010第1位
    中華思想では辺境だし、欧米から見れば極東なので世界の端っこ。構造言語論的からすると日本人は日本語で思考することが辺境な心を育んでいるのかも。秋に総選挙もありそうですが、先生が大嫌いな維新に勝ち、本が出た2009年夏再来になりますようお祈りしてます。(笑)

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    2020年07月29日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    2008年、2010年、2011年に行われた講演を収録したもの。
    神戸女学院大学を退官するときの講義で、ヴォーリズ建築の特徴、自らの手でドアノブを回したものに贈り物は届けられる。世界内部的に存在しないものと関わることを主務としているのは文学部だけ。
    対米従属を通じての対米自立というねじれた戦略。アメリカから見て日本は属国、衛星国、国際社会に対して発信すべき政治的メッセージを何ももっていない国。

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    2020年07月26日
  • 14歳の子を持つ親たちへ

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    内田さんと名越さんの対談ってだけで、読みたくなる。
    14歳くらいの子は、大人から「へーっ、こんなことできるの!?」みたいな驚かれる体験が必要、とか、母性はもともとあるものではなく、役割を演じているうちに身につくもの、とか、子育てする中で教えてもらっていると助かるということが書いてあって、読んでよかった。

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    2020年07月23日
  • 属国民主主義論―この支配からいつ卒業できるのか

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    白井聡「武器としての資本論」が面白かったのでこちらも。永続敗戦論で書かれていた対米追従”永続敗戦レジーム”の話を縦軸に、日本の様々な問題に触れていく構成。

    先日見た「三島由紀夫vs東大全共闘」で、両者は右翼と左翼で水と油かと思いきや実は共通の敵(嘘だらけの日本)がいたという展開があったが、ここでも、本来的に今の”愛国”は本当にそうなのか?という話が見られた。

    あと、老害を生み出さないための昔の知恵として、昔はある程度の社会的地位に達した人は50歳くらいになると何か旦那芸を習ったものという話が面白かった。謡をやったり浄瑠璃をやったり俳句をひねったり参禅したり、元気の良い人は武芸をやったり。こ

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    2020年07月20日
  • 街場の親子論 父と娘の困難なものがたり

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    本当は仲の良さを感じました。
    3割噛み合えばよいというのに共感します。
    完璧を求めすぎてもダメで、時期によってはこの割合がわかるものと思って、子どもに接します。

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    2020年07月08日
  • 街場の親子論 父と娘の困難なものがたり

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    ネタバレ

     内田樹の等身大の姿が垣間見える貴重な本だと思う。それもまた、みんながとりあえず信用することができるだけの情報を出しているだけだと内田樹は釘を刺してはいるけれど。それでも今までの内田樹が発する言葉から窺い知れる姿とはずいぶん違う像を見ることができた。
     るんちゃんの洞察力もさすが。この人の言葉選びと視点は希有のものだと思うので、そのうち本を書くだろうな。
     それにしても、内田樹が30代後半の娘をまるで10代の子どものように娘に語りかけるのは最後まで違和感ありました。どうなんでしょう、これ。
     とはいえ、愉快に自由に過ごして欲しいという親心は共感できたし、カッコつけずに話そうという姿勢はやはり内

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    2020年07月04日
  • 常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット

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    発刊から数年経ち、時事としてはちょっと古い話題ではあるものの内容に関しては全く遜色ないばかりか、今の政治や世事の状況を鑑みつつ読めば発見や自分では思いもつかない見識が満載です。
    私には目からウロコの見識がたくさんありました。

    先生の、「未来に対する仮説を立てて検分する」という世の中に対するあり方は私たちに、もっと広く物事を見よ、考えよ、本当のありかを見極め嘘や誤魔化しを見抜けよ、と訴えているかのようと感じました。
    たとえ仮説が外れたとしてもそれは問題ではなくて、そういう風に物事を関心を持ってみる姿勢がなくてはならないという啓発だと。
    流されてばかりではあかんですね。何が出来る出来ないの前にき

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    2020年05月16日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    中高生にとって必読の書であるのはもちろん、私たち大人も読んでおくべき1冊。
    以下、印象に残ったフレーズを。

    「この世に『最低の学校』というのがあるとすれば、それは教員全員が同じ教育理念を信じ、同じ教育方法で、同じ教育目標のために授業をしている学校だと思います(独裁者が支配している国の学校はたぶんそういうものになるでしょう)。でも、そういう学校からは『よきもの』は何も生まれません。これは断言できます。」(p10:内田樹)

    「疑うというのは『排除する』とか『無視する』ということとは違います。『頭から信じる』でもなく、『頭から信じない』でもなく、信憑性をとりあえず『かっこに入れて』、ひとつひとつ

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    2020年05月14日
  • 疲れすぎて眠れぬ夜のために

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    内田樹の安定感には、毎回安心させられる。
    おかしいな、変だな、という気持ちを上手に分解してもらえるきがする。

    どんな作家のほんを読んでいるのか、名前が出てきたのは珍しい気がした

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    2020年05月10日
  • 日本辺境論

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    日本人のアイデンティティは、辺境民としての『きょろきょろ』するところに見出せるという主張はすとんと腑に落ちた。

    常に辺境民として追いつき追い越すべき相手がおり、ある種の解決すべき課題が豊富にある状態というのは恵まれた環境にあったのではないだろうか。

    矛盾を包含し、そのまま飲み込むというのはとても強かな国民性であり、生き延びる知恵だと感じる。

    佯狂戦略をとる日本の特殊性という観点からとても面白い本であった。

    とはいえ全てを理解できてはいないのでまた時間をおいて読み返したいと思う。

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    2020年05月07日
  • 「おじさん」的思考

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    私が読んだのは単行本です。内田樹(たつる)著「おじさん的思考」、2002.4発行。軽い読み物と思いきや、何とも理屈っぽい作品、哲学の書でしたw。こういう見方もあるのかなという感想です。①大義名分を立てて戦争するより、大義名分のない平和にしがみつく方がずっとむずかしい。憲法九条と自衛隊、歴史上、もっとも巧妙な歴史的妥協。②フリーターの社会的機能は失業者の隠蔽。主体的なフリーター、勉強をしない大学生、家事をしない専業主婦(日本だけに存在する社会集団)が失業率の緩衝材。③教育では学ぶためのマナーを学ぶことから。

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    2020年05月02日
  • そのうちなんとかなるだろう

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    本の帯には、著者の破天荒な半生のトピックが
    キャッチコピーよろしく書かれている。

    いじめが原因で小学校を登校拒否
    受験勉強が嫌で日比谷高校中退
    親の小言が聞きたくなくて家出
    大検取って東大に入るも大学院3浪
    8年間に32大学の教員試験に不合格
    男として全否定された離婚、
    仕事より家事を優先して父子家庭12年

    本書はまもなく古稀を迎える内田 樹 版「私の履歴書」。 大学の教員職を得るまで、かなりの苦労をしたとは耳にしていたが、採用になった神戸女学院が33校目だったとは…。それに輪をかけて驚いたのは高校中退し、大検経由の東大合格⁈

    数奇な半生記でありながら、本書には運命的な出会いとかついてな

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    2020年05月02日
  • 街場のメディア論

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    ・情報を評価するときに最優先の基準は「その情報を得ることによって、世界の成り立ちについての理解が深まるかどうか」ということです。

     この本の主題には直接関係ありませんが、私は、第一講「キャリアは他人のためのもの」が好きです。

    《人間がその才能を開花させるのは、「他人のため」に働くときだからです。人の役に立ちたいと願うときにこそ、人間の能力は伸びる。とにかく「これ、やってください」と懇願されて、他にやってくれそうな人がいないという状態で、「しかたないなあ、私がやるしかないのか」という立場に立ち至ったときに、人間の能力は向上する。ピンポイントで、他ならぬ私が、余人を以ては代え難いものとして、召

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    2020年04月30日
  • 街場の天皇論

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    死者とか敗者、忘れされれようとしている者、なかったことにされている者への想いを持つことが、今、自分が生きるために必要なのだ、と言われた気がした。

     読んでいて、気持ちが軽くなった。気持ちが軽くなったことで、俺は自分を死者、敗者の側に置いていたのだと気づいた。

     誰かから、負けや死を宣告されていたわけでもない。自分で自分をそういうふうに勘定していたのだな、と。

     今の社会情勢がそういう気持ちを喚起していたのかもしれないし、ひょっとしたら誰でもそういう気持ちをもつものなのかもしれない。だからこそ、死者をおもうことは、自分をおもうこと、救うことになるのかもしれないな。

     多くの友、同志を失う

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    2020年04月30日
  • 困難な結婚

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    結婚は困難だ。
    特に今の時代、することも難しければ、婚姻関係を維持することも難しい。
    タイトル通りの主張を、著者は変えません。
    そんなネガティブイメージ満載で書かれた結婚論ですが、不思議なことに
    この本を読むと、結婚も悪くないかも?
    既婚者目線では、もう少し頑張ろうか?
    等、新たな視点が得られます。
    ためになりました。

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    2020年04月26日
  • 日本辺境論

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    日本人は、主体的にビジョンを生み出すことができない。そのため、リーダーにもなれない。キョロキョロし、周囲が何をやっているかを観察、日本人がやるべきことを探るタイプ。文明が遅れて発達し、辺境人としての位置付けのためか。常に歴史上、中国が、中心であった。

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    2020年04月26日
  • しょぼい生活革命

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    僕は内田樹という知性を信頼している。

    膨大な知識・鋭い感性・身体性に裏打ちされた独自の視点を持ちつつ、さらに自分より若い世代や異なる分野の専門家に対してオープンマインドな姿勢を保ち続けている人だからだ。

    自分はもうすぐ40歳を迎える人間(内田樹氏から見ればまだまだ若造)だが、既に自分より遥かに若い人たちの感性やスピードについていけず、徐々の頭が徐々に柔軟性を失いつつように感じ始めている。

    そういう自分の老化のようなものを自覚し始めた今だからこそ、内田樹氏の開放性というか、しなやかさに尊敬の念を禁じ得ない。


    本書「しょぼい生活革命」は、そんな敬愛する内田樹氏が、自身の娘よりも若い30歳

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    2020年04月26日
  • 街場のメディア論

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    2010年出版で、終わり頃に10年後どうなっているだろうという感じのことが書いてあった。今が10年後……内田先生の危惧がそのままという印象を私は受けています。

    市場化してはいけないもの、教育や医療もかなり変化を求められているように感じる。
    そしてこの本を読むとマスメディアの変化への貪欲さがすごく目につくように……。
    贈与経済のあたりが少し難しく感じたのでまた何度か読み返すことになりそう。

    良い刺激を受けました、ありがとうございます。

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    2020年04月01日