日本戦後史論

日本戦後史論

1,320円 (税込)

6pt

右傾化する日本と世界、親米保守という矛盾、領土問題の本質、反知性主義ともいえる現状……。この国が来た道、行く道を、『日本辺境論』『街場の戦争論』などの内田樹氏と『永続敗戦論』で大注目の論客、白井聡氏が縦横無尽に語りつくす。「敗戦の否認」という呪縛や日本人に眠る「自己破壊衝動」など、現代日本に根深く潜む戦後史の問題の本質をえぐりだす。戦後70年、集団的自衛権や憲法改正の問題を考える前に、ぜひ読んでほしい一冊。

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日本戦後史論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    強烈な本であった。知的に刺激を受ける。
    特にアメリカで、木材産業の自立に向けた話をした後では。
    補助金のことをたくさん言われたけれど、その歴史性などを明らかにする必要があるなぁ。
    林業が自立できない背景には、日本社会の構造的な課題があるように思えて仕方がない。

    0
    2020年04月03日

    Posted by ブクログ

    「なんで日本だけが悪く言われるんだ、英米なんかもっとひどいじゃないか」という叫びに一片の真実はある。しかしそれを言えないことが敗戦したという意味であり、そのことを理解して飲み込むしかない、というところからしか、始まらない。
    原発、「どっちかといえばやめた方がいい」、程度の意思でやめられるはずがない。

    0
    2017年11月26日

    Posted by ブクログ

    家族や旧友や親戚。
    といった距離感の人間関係では、政治と宗教や思想の議論は避けるべきですね。
    「政治と宗教の話題を避けろ」というつもりはありません。
    ただ「議論」は避けるべきですね。

    「あ、好みと言うか信条というか、違うな…」
    と思ったときに。
    迎合する必要も無いし、嘘をつくのも不要でしょうが。

    0
    2015年08月04日

    Posted by ブクログ

    わかりやすい言葉で今の日本の抱えている基本的な問題を提示している。なるほどと思い危機感もすごくあるのだけれど何もできないし、また良くないと思う方向へ少しずつ進んでいく気がしている。内田氏、白井氏、頑張ってください。

    0
    2015年06月05日

    Posted by ブクログ

    なかなか良かった。戦後史が学校であっという間に終わってしまったり、事実の羅列だけで深い解説がなかったりするのも、日本が「敗戦を否認」しているからなのかなと思った。ちゃんと勉強したい。日本人として。

    0
    2021年03月12日

    Posted by ブクログ

    この本が出てから2年ほど間が空いているので、今頃読んで話題が古くなっているのではと危惧したのですが、私のそんな心配は全く当らず大変面白く読みました。
    安倍政権も長期になっているため、安倍首相がニュースに登場するのは毎度のこと、野党という勢力も殆ど機能せず、自民党中心とした一党支配体制の下、最近は憲法

    0
    2017年05月20日

    Posted by ブクログ

    第1章 なぜ今、戦後史を見直すべきなのか
    第2章 鈍化していく永続敗戦レジーム
    第3章 否認の呪縛
    第4章 日本人の中にある自滅衝動
    「経済成長のためならどんな不幸になってもいいという倒錯した心情」「忖度システム」「敗戦の否認」「カタストロフ願望」などなど。
    「否認」が昂じている現状は明白に病的だが

    0
    2016年01月27日

    Posted by ブクログ

    日本人の多くがそうだよねと心の中では思いながら、普段あまり公に語られる事のない話を言葉を尽くして話していて共感した。全てに納得してる訳じゃないけれど。永続敗戦論も読んでみようかな。

    0
    2015年12月31日

    Posted by ブクログ

    内田先生の舌鋒鋭いのには慣れているが、白井さんも「はじめに」から鋭く、ワクワクしながら読み始めた。

    ”上は内閣総理大臣から下はヘイトスピーチの市民活動家に至るまで、郷土への愛着は何ら感じられない一方、幼稚な戦争趣味と他国民への攻撃性だけが突出した悪性のナショナリストたちが、愛国主義の旗印を独占して

    0
    2015年10月20日

    Posted by ブクログ

    エリートたちに眠る内的破壊衝動の章に気付きが多かったです。メディアの論調を含め「変化」を求めている。「落ち着け、冷静になれ」といわない。無意識のうちに共同体の内的な破壊行動とつながっている。「こんな国、一度壊れてしまえばいいんだ」という自棄的な気分が多くの日本人に共有されている、という指摘。それは病

    0
    2015年07月13日

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