内田樹のレビュー一覧
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もうすぐ子供も14歳になるので読んでみました。内田先生の話は深いので、じっくり読まないと味わえません。その分、自分の中に時折イノベーションが起きたりします。
義務教育は13歳までが良い。
中2の夏休みが節目。
「やればできる」は死語。
記憶は絶えず作り変えられる。
均質性の高い集団は怖い。
父子家庭では父親が母親化する。
叱るのは親の敗北。
等々...
自分の少年時代を思い出してみると、私は教育制度に合わないタイプだったためか、頷く事ばかりです。親として怖いのは、知っていれば何て事ないのに、知らないが故に、何を知らないかにも気づかず、悩み苦しむ事ですね。そんな意味でも、一般的な教育論に加え -
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ソシュール、バルト、フーコー、レヴィ=ストロース、ラカン、サイードの6人の思想についての簡単な解説と、その思想をじっさいに用いて小説や映画を読み解いた本です。ソシュールの章では『不思議の国のアリス』、バルトの章では『エイリアン』、フーコーの章では『カッコーの巣の上で』、レヴィ=ストロースの章では『お早よう』、ラカンの章では『異邦人』、そしてサイードの章では『エム・バタフライ』が、それぞれ取り上げられています。
バルト、レヴィ=ストロース、ラカンの章を内田樹が担当しているのですが、その解説のこなれ具合はさすがです。もう一人の執筆者である難波江和英の文章も、けっして読みにくいということはなく、む -
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著者のブログで発表された文章を中心に、大学教育をめぐるエッセイを収録しています。また、著者の勤務校である神戸女学院大学での取り組みについても触れられています。
「文庫版あとがき」で著者は、本書に収録されている文章が書かれていく中でみずからの立場は変化していったと言います。当初は大学教員にあまりにもビジネス・マインドが欠如していることに批判的な立場に立っていた著者は、しだいにビジネスの枠組みで大学教員を評価することの問題点に気づいていったとのことです。
しかし、大学を取り巻く環境の厳しさをはっきりと見据えながら、時代に安易に迎合するのではなく、大学の役割を根本から考えなおそうとする著者の態度 -
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前回の関西(大阪・京都・奈良)に続いて今回は
紀伊半島熊野。
少し前に中上健二氏の小説を読んでなんとなく紀伊・
新宮のイメージができていたので(すみません
行ったことはないのです)親近感がわきました。
というくらい。熊野には一度もいったことが
ありません。読んでみて一度熊野・那智・古道
に行ってみたい。歩いてみたいと思うようになりました。読みながらGoogleMAPのStreetViewとかでみて
いるとさらに行ってみたい気がします。
特に熊野本宮の大斎原と神倉神社。花の窟神社
補陀落山神社はなんとなくひかれました。
2作目も面白かったのですが。著者たちが少し
はしゃぎすぎの感があって。ちょっ -
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やっぱり面白い。内容もそうだが、内田さんも
白井聡さんの文書(文書ではなく発言だと思いますが)
がとてもひかれる言葉の組み合わせというか綴り方です。
内容的には、以前からの主張や書いてあった内容と
ほぼ一緒ですが。
自己破滅を望んでいるのではないかと思われる風潮。
もしかしたら本当に破滅を望む民意があるような気も
します。『敗戦の否認』の考え方に至るロジック。
フランスでの状況など。これらは内容的にも面白い
と思います。
ひとつだけ追加しておくと。現政権安部首相のこき
下ろし方がどんどんひどくなっていること。
内容や著者たちが主張していることについては
同意することが多いのですが。
そういう政 -
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現在の日本が事実上アメリカの属国であることは客観的な事実としてある。沖縄をはじめとする米軍基地や、領空内の空域支配、内政干渉とも言える年次改革要望書の存在など、他の同盟諸国と比べても圧倒的に服属させられている。本来、それこそが戦後レジームであり、安倍政権が真にそこからの脱却を望むのであれば、まず対米関係を見直す事が先決のはずである。しかし実際には中韓との敵愾心を煽ることで、ますます対米従属の必要性を強めている。こうした政治によって国民はなにか虚無感にとらわれて政治的無関心に陥るわけだ。
平和で豊かな時代が続くと、やはり政治は堕落するのだろうか。そうでない世界を切り拓いていきたいものだ。 -
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ネタバレいつもながら教育論に通ずる気づきが非常に多い。
龍馬の修行について、そこにフォーカスしない司馬遼太郎の考え方ではなく、そこ自体に興味がわいたので深堀って欲しかった。
〈問い〉
①合気道って?
②鍛えるとは何か?
〈敵とはパフォーマンスを低下させるもの全て。無敵は、それが敵だと思う自分を消すこと〉
①
合気道の世界には「これでもうよい」という終着点はなく、常に上がある。だから、常住坐臥、日々の生き方そのものを稽古にしていく。
②
・師匠が弟子を殴って何かをさせると、「殴られたくないからやる」という弟子側の合理性基準に合わせていることになる。そうすると、弟子は自分の合理性判断の客観性を過大 -
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著者はかなり風変わりだとは思うが大学の教授ではあるので、書いてることの半分ぐらいは良く分からないし、4分の一ぐらいはまったく分からない。のこり4分の一はまあ、納得できる話である。
結論として「自分の正しさを雄弁に主張することのできる知性よりも、自分の愚かさを吟味できる知性のほうが、私は好きだ」ということを手を換え品を買え、執拗に繰り返し主張しているとのことなので、よく分からないところにも、まあ解ったところに書いてあることが書いてあるのでありましょう。
正しい日本のおじさんの生き方をいかに綱領化するか、それが現在の思想的急務であるそうである。正しい日本のおじさんの生き方とはいかなるものか。