内田樹のレビュー一覧

  • 14歳の子を持つ親たちへ

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    14歳という節目の時期の親子関係を軸に社会問題を語り合った内容。坊主が14歳のうちに読んでおこうと思っていましたが、遅くなっても早いうちにも、親である人には読んでもらいたい本です。

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    2015年02月16日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    自分のフレームでの理解では、異文化を理解することはできない。イスラムを理解するには、フレームの根本を問い直すことになる。
    イスラム国を「国家」という概念では、とらえきれないのは、ここにある。

    そして、解決への道筋もこの二人の対話のような方向にあると思う。

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    2015年02月09日
  • 街場の共同体論

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    内田先生のお書きになったものを読みすぎていて、「これ前にも読んだ」というところが多い。でも、大事なことは何回も言って欲しいので、いい。

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    2015年01月26日
  • ためらいの倫理学 戦争・性・物語

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    著者はかなり風変わりだとは思うが大学の教授ではあるので、書いてることの半分ぐらいは良く分からないし、4分の一ぐらいはまったく分からない。のこり4分の一はまあ、納得できる話である。
    結論として「自分の正しさを雄弁に主張することのできる知性よりも、自分の愚かさを吟味できる知性のほうが、私は好きだ」ということを手を換え品を買え、執拗に繰り返し主張しているとのことなので、よく分からないところにも、まあ解ったところに書いてあることが書いてあるのでありましょう。

    正しい日本のおじさんの生き方をいかに綱領化するか、それが現在の思想的急務であるそうである。正しい日本のおじさんの生き方とはいかなるものか。

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    2015年01月25日
  • 街場の大学論 ウチダ式教育再生

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    アンダーアチーバーを働かせようといて,オーバーアチーバーの邪魔をする改革。ミッションの明確化は区別化のリスクを引き受けること。
    論文を書くこと→学生と一緒に読もう

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    2015年01月25日
  • 日本霊性論

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    集団を存続させることが最大かつ唯一の使命である歩哨という役割。どうやらまだしばらくは低迷の時代らしい現代、無理やり成長しようとするのではなく、生き続けること。
    勝つことではなく負けないことを続けること、それだけでもとても難しいのかもしれないけど
    仏教の勉強もしてみたいな

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    2015年01月25日
  • ぼくの住まい論

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    内田氏の道場兼自宅、素晴らしい、憧れるぅ!こういうかんじで人の出入りがある空間が欲しいなぁ。いつか自分もそんな建物を建てて、いろんな人達と遊んで暮らしたいなぁ。(笑)

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    2017年08月30日
  • いきなりはじめる仏教入門

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    内田先生の研究室(ホームページ)にあるインターネット持仏堂に訪れ法話をしてくれるお坊さまが、この本で登場する釈先生。内田先生の宗教学のメンターでもある釈先生との往復書簡形式で宗教の基礎を学ぶやりとりが載っています。噛み砕いて書いてありますが、それでも簡単ではありません。しかし、どこか楽しい感じの本です。

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    2015年01月17日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    ネタバレ

    世界3大宗教でありながら、実はよく
    分かっていないイスラム教。

    ・苛烈なイメージがあるが、何故10億
     を超える信者がいるのか?
    ・何故、欧米と衝突するのか? 
    ・同じ中東の砂漠を起源とする一神教、
     ユダヤ教とキリスト教とは何が違うのか?

    こうした疑問にわかり易く答えてくれる一冊。

    特に、欧米の「領域国民国家」やアメリカの
    「グローバリズム」と根本的に相容れない
    イスラムの考え方が興味深い。

    日本人イスラム学者とユダヤ教に造詣が深い
    思想家との対話形式で読み易く、私にとって
    イスラム教の基礎知識を知ることができた
    基本書でした。

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    2015年01月17日
  • 若者よ、マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱

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    最近(2014年の暮れ)本屋で「マルクス」や「資本論」という言葉がタイトルにつく本が増えている。
    世界中の人が資本主義に対してうっすらと違和感を持ち始めているからだろうか。トマ・ピケティの「21世紀の資本論」が世界的に売れているらしいが、これも経済格差について論じている。

    社会主義とか共産主義というのは歴史上、成功している例がないためにネガティブな印象を持ちがちだが、対義語である資本主義が必ずしも正義かというとそれは盲目的すぎる。


    内田樹さんと石川康宏さんの往復書簡という形で交互に書かれている。
    正直言って石川さんのほうはちょっと固くて難しい。(正確な説明なのだろうと思うが)
    一方内田さ

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    2015年01月16日
  • 竹と樹のマンガ文化論(小学館新書)

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    竹宮惠子さんのお話に世界が広がっていくような爽快感。
    新年にぴったり。
    『若草物語』とケストナーは、自分にとっても背骨のような物語なので、内田樹さんの考え方に共感を覚える理由の一つなのかも、と思った。

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    2015年01月16日
  • 街場の大学論 ウチダ式教育再生

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    自分のためだけに勉強するのではなく、公共の利益のために勉強する。
    オーバーアチーブの人は確かに一定割合でいます。つぶしてはいけません。

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    2015年01月10日
  • 日本霊性論

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    内田さんと釈徹宗さんの、霊性についての合本。
    内田さんの担当した前半部分はいつもの内田さん、というかんじやけど、釈さんの後半部分はがちがちの宗教、霊性論。
    前半はめちゃくちゃおもしろかったけど、後半、むずかしかったなぁ。
    新書の割に三〇〇ページ超、文字も明らかに小さめで、かなり気合の入った作品なのかな、と思った。

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    2014年12月29日
  • 街場の共同体論

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    1.内田樹さんが言いたいこと。
    相手を理解するには、相手の体温を感じるところまで近づくこと
    賢い男は「家庭内序列2位」を選ぶ
    格差社会とは、子供が持ち物で大人を値踏みすることが存在する社会。
    社会的に要請された「身の程知らず」
    お金の管理がルーズすぎる。収入に生活レベルを上げる工夫が出来ない。
    身の程知らずの消費行動は、広告代理店が作り出した幻想。ちょっと無理をする生活はマーケットが要請しているから。
    家族の解体 (消費を促進するため)
    現代の親子関係は商取引に準拠する。
    子供を成熟させるために、教育を受けさせるのではなく、出来の良い「製品」を出荷し、家族=「ファクトリー」としての格付けをあげ

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    2014年12月29日
  • 現代霊性論

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    宗教だとか霊性だとかっていうのはよくわからないけど、どっかでいろんな大切なこととつながっているんやろうなぁ、ということを思った。
    このお二人が本書のなかでしゃべっていることも、人間にとってとても大切な作法のはず、なんやと思う。

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    2014年12月24日
  • 竹と樹のマンガ文化論(小学館新書)

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    マンガ論で核心をついてると感じたのは初めてで、本当に面白い一冊でした。クリエイティヴィティはどういう環境に生まれるのかに関する議論には何度も膝を打ちました

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    2014年12月20日
  • 大人のいない国

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     内田氏との対談本。内田氏の著書を数冊読み、哲学、身体論、武道との関連が次第にイメージできてきていた。そして本書での国家論?(違うか)全てがつながる、という視点はまだ持てていないが、本書はかなりすんなりと入ってきた。少しは氏の主張が理解できつつあるのか、と思いながら読む。
     

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    2014年12月12日
  • 竹と樹のマンガ文化論(小学館新書)

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    マンガ発展の歴史と、今かかえている問題を、書き手の事情を誠意もって、読み手のことをよく考えながら、率直に語っているように思えて、とてもうれしくなっちゃう。
    少女漫画は、大泉サロンメンバーの1か月のヨーロッパ旅行で塗り替わったのだ!

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    2014年12月02日
  • 修業論

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    なぜ僕が内田先生の話に耳を傾けるかというと、
    それは先生の思想が「身体性」に裏付けられているから。
    その「身体性」の元になっているのが、「身体的な」哲学者レヴィナスの思想と合気道なわけで。

    修行について書かれた本書を読むことで、その思想のエッセンスに触れることができました。
    今回も思考の額縁が少しずれるという、心地よい世界観の変化を体験しました。

    「いくらやっても上達しないというのは、ある意味で得難い経験である」という先生の言葉は、
    いくらやってもゴルフが上達しない僕にはとても嬉しい言葉でした。

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    2014年12月01日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    日々、漠然と感じていたグローバリズムや資本主義に対する危機感への解決が、イスラム教にあったとは…。
    中東情勢なんかもあり、つい色眼鏡で見てしまいがちなイスラム教に対する見方が変わります。
    やはり、世界宗教になるだけあって深い。
    それだけに、いまの歪んだ状態がなんとかならないものかと思います。

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    2014年11月26日