内田樹のレビュー一覧

  • 現代霊性論

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    宗教だとか霊性だとかっていうのはよくわからないけど、どっかでいろんな大切なこととつながっているんやろうなぁ、ということを思った。
    このお二人が本書のなかでしゃべっていることも、人間にとってとても大切な作法のはず、なんやと思う。

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    2014年12月24日
  • 竹と樹のマンガ文化論(小学館新書)

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    マンガ論で核心をついてると感じたのは初めてで、本当に面白い一冊でした。クリエイティヴィティはどういう環境に生まれるのかに関する議論には何度も膝を打ちました

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    2014年12月20日
  • 大人のいない国

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     内田氏との対談本。内田氏の著書を数冊読み、哲学、身体論、武道との関連が次第にイメージできてきていた。そして本書での国家論?(違うか)全てがつながる、という視点はまだ持てていないが、本書はかなりすんなりと入ってきた。少しは氏の主張が理解できつつあるのか、と思いながら読む。
     

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    2014年12月12日
  • 竹と樹のマンガ文化論(小学館新書)

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    マンガ発展の歴史と、今かかえている問題を、書き手の事情を誠意もって、読み手のことをよく考えながら、率直に語っているように思えて、とてもうれしくなっちゃう。
    少女漫画は、大泉サロンメンバーの1か月のヨーロッパ旅行で塗り替わったのだ!

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    2014年12月02日
  • 修業論

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    なぜ僕が内田先生の話に耳を傾けるかというと、
    それは先生の思想が「身体性」に裏付けられているから。
    その「身体性」の元になっているのが、「身体的な」哲学者レヴィナスの思想と合気道なわけで。

    修行について書かれた本書を読むことで、その思想のエッセンスに触れることができました。
    今回も思考の額縁が少しずれるという、心地よい世界観の変化を体験しました。

    「いくらやっても上達しないというのは、ある意味で得難い経験である」という先生の言葉は、
    いくらやってもゴルフが上達しない僕にはとても嬉しい言葉でした。

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    2014年12月01日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    日々、漠然と感じていたグローバリズムや資本主義に対する危機感への解決が、イスラム教にあったとは…。
    中東情勢なんかもあり、つい色眼鏡で見てしまいがちなイスラム教に対する見方が変わります。
    やはり、世界宗教になるだけあって深い。
    それだけに、いまの歪んだ状態がなんとかならないものかと思います。

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    2014年11月26日
  • ためらいの倫理学 戦争・性・物語

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    十年ちょっと前に発刊された、
    内田樹さん初の単著作がこの本でした。
    おもに、ご自身のサイトで発表されていた
    エッセイや論考などを集めたものだそうで、
    内容は単純化されていない難しいままのものではありますが、
    語り口が柔らかなので、念入りに読むと
    ちゃんと読解できるものが多いと思います。
    それでも、僕なんかは「前景化」なんてわからない言葉でしたし、
    「プラグマティック」や「パセティック」なんかは、
    意味を忘れてしまっていてWEB検索しました。
    そういう労をいとわないで、時間をかけて読むことができる人には、
    とても質の高いリターンがあるでしょう。

    戦争、性、審問の語法、物語、という四部構成ですが、
    なにかしら一貫しているようなものがあります。
    思想や事象を咀嚼する、その借り物ではない知性が語り手です。
    単純化もしません。
    たぶん師匠であるフランスの思想家・エマニュエル・レヴィナスの哲学を
    頻繁に引用はしますが、それは著者の血となり肉となったもので、
    彼なりの深い洞察と混然一体となっていて、
    彼とレヴィナスの間に段差のような、階層の差のようなものはほぼ感じられない。
    だからこそ、自身の知に対してフェアな人なんだろうなという印象を
    読み手は持つことになるのです。
    そして、そんな印象を持った著者の本ですから、
    それじゃ、その語るところを拝読しようじゃないかという気概にも
    繋がるんだと思うところです。

    著者によると、知というものは、自分のことをいかに疑えるかという
    ところにある、というようなことだそうです。
    わからないことや知らないことを隠さず、目をそらさずにいられることが
    知性が高いか低いかの条件になるということです。
    知識が多かろうが、知恵に富んでいようが、
    前掲の条件にそわなければ、知性が高いとはいえない。
    それほど、自分の弱いところや愚かなところや邪悪なところを見つめる
    ことは大事ですよ、ということなんですね。

    ところどころに冗談だとか、言い回しの面白さが出てきます。
    そういうところも魅力の一つですが、フロイトの弟子にあたる
    ラカンという構造主義の主要人物の人の書くものの
    わけのわからなさを、わからないでしょ、と書いてのける素直さと、
    その本当にわけのわからないような難しい引用文には苦笑してしまいました。

    また、本書のタイトルと同じ題名の「ためらいの倫理学」の章が最後にありますが、
    それこそ、この本のまとめ的な、カギとなる章なので、読む人は
    そこは飛ばさずにいてほしいですね。
    ここで言われる「ためらい」は、僕の考え方にも通じるものがあって、
    僕の場合は「ゆらぎ」という言葉で表すことが多いです。
    ある種の重要な判断には、ブレないことよりも、ブレブレなほうがいいんじゃないか
    っていう考えですが、本書の「ためらい」、これはアルベール・カミュ論から
    カミュのものとして飛び出した言葉を元にしていて、
    それとほぼ同じだなと思っています。
    個人的にカミュは昔『異邦人』を読んだことがありますが、
    そのときは、「太陽のまぶしさ」ばかりが印象に残るという、
    あまり深い読書ではなかったような気がします。
    今でも、そんなものかもしれないですけどね、読解力。

    まとめていえば、けっこう難しい本です。
    よくわからないなぁ、とフェミニストの章の部分はとくに感じました。
    それでも、本書のところどころから得られるものは、
    有用であったり、なぐさめであったり、「それでよかったんだ!」っていう
    気付きだったりもします。

    現代思想のセントバーナードという喩えで、
    著者を語る章がありますけれども、
    たしかに、本書は、現代思想に遭難した人に、元気になるブランデーを
    飲ませてくれるような本かもしれないです。
    そうやって、ブランデーだけ飲ませて、
    「あとはがんばりな」と去っていきます。

    まぁ、それでいいんじゃないでしょうか。

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    2025年06月27日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    【何故読みたいか?】
    世界の情勢を知りたいから
    内田樹さんの本だから
    視点を変えて世界を観たいから

    【ファーストインスピレーション】
    読みやすい。
    世界を騒がせている、イスラームのことを知りたくて読み始めたが、グローバル資本主義が目指す世界観、それに対抗するのが「食文化」という内田さんの視点に驚く。
    金貨は貴金属だから、ある程度もっていると邪魔になる。は(笑)だけど、納得。紙幣は記号だからじゃまにならない。だから、増殖する。

    「クロスボーダ」は国家に滅ぼされる。例)東インド会社。ならば、グローバル企業もいずれは国家に滅ぼされる運命か?

    イスラーム教だから、特殊な教義があるわけじゃない。ごく当たり前のことを示している。が、結局は人間が歪曲してしまう。

    時間を置いて再読してみようと思う。

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    2014年11月19日
  • 若者よ、マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱

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    対談形式ではなく往復書簡。すらすら読めるような本ではありません。
    とはいえ、「マルクスを読むと、頭がよくなる」という感覚は読んでいくと少し分かります。
    共産主義は失敗したものだから読んでも仕方ない、なんていう考えは本当に勿体ない。難しいことは分からなくても、元気が湧く本でした。

    まえがきと『共産党宣言』くらいまで読んでマルクスの情熱と知性に引き込まれたら、実際のテキストをパラパラ見ながら石川先生のパートを読んでみるのがいいかもしれません。内田先生のパートはいつも通りなので、さきに全部ざっと読んでしまうのも手。

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    2015年08月20日
  • 価値観再生道場 本当の仕事の作法

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    ネタバレ

    チェック項目6箇所。サービスを標準化したほうがいいと思っている経営者が多いし、客も判で押したようなサービスを求めるでしょ、でもさ、何だかよくわかんない状況になった時に「どうしましょう?」て訊いた時に、「わかりました、私が何とかします」って即答できるのが、本当のホスピタリティじゃないかな。彼らはミニマムを訊いてくるわけですよ、一番少ない学習努力で単位や卒業証書を手に入れた学生が一番スマートな学生だと思われている。集団をバインドするのは弱者なんだよ、なのに、うっかりさんとか、ドジであるとか、仕事の能率が悪いとか、不器用であるとか、なんだか抜けているとか、そういう人を切り捨てて、効率良くいこうって考えの人も今は多くいますよね、そうなってくると、仕事に対して丁寧すぎる人も能率が悪いとみなされて、切られることがある、悪いことじゃないのに。天職とか適職のことを英語で「コーリング」って言うんだけどもさ、コーリングって、「呼ばれること」なんだよ、「こっちに来てくださーい」って、向こうが呼んでる、才能って、その呼び声が小さな声であってもちゃんと聞き取れる能力のことじゃないかな。「即戦力」という考えを企業が持つのは危険なんです、だって即戦力が欲しいというのは「育成するコストを負担したくないから、もう完成した既製品持ってこい」ってことなんだから、自分のところでは人を育てる気がないし、自分のところでは人が育たないということがわかっているから「即戦力を求めて」いるんだよ、人間を消耗品だと思っている、なるべくスペックの高い資材を安い値段で買いたいと言っているだけ。働くことは国民の権利であり、義務であるというのは言葉を換えてみると、まともな大人になることは国民の権利であり義務であるということです、僕たちには「まともな大人」になる権利がある、「まともな大人」であるという社会的認知を受けていることは、あきらかに権利だからです。

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    2014年11月11日
  • 嘘みたいな本当の話みどり 日本版ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    一気読み
    ところどころはっとする話がある
    不倫しようとしたまさにそのとき
    奥さんから涙がでると電話がかかるはなし

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    2014年11月03日
  • 街場の読書論

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    論文とレポートの違い、
    聞き手の知性に対する敬意、
    何か新しい見解を、相手の聞きたい言葉で語る。
    リーダビリティについても、深く考えさせられる。

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    2014年11月02日
  • 街場の共同体論

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    内田樹氏はいつも、「現代」を鮮やかに切り取って僕たちに示してくれる。この本では、「家族」「学校」といった共同体を軸に、激減してしまった「おとな」がするべきことを説く。
    「父親の没落と母親の呪縛」の章では、“現代日本のシステム的に、家庭内に父親の居場所というものはない”といった内容が尋常ならざる説得力を持って語られ、胸をえぐられるようであった。
    そして、コミュニケーション能力とは「人と気持ちよく会話する能力」ではなく、「コミュニケーションが成立しなくなったときに対処しようとできる能力」である、という記述が印象に残った。

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    2014年10月14日
  • 街場の読書論

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    1か月以上かけて 読み終えました。
    トクヴィルの『アメリカのデモクラシー』買いました。
    私に読めるんだろうか。

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    2014年10月05日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    内田樹を活字で読んだのは初めてかもしれない。精神科医の春日武彦との対談(というか、春日のあとがきに書かれているように「話に花を咲かせた」、あるいは内田という独特の思想を持った患者を春日が医療面接している、というのが適切か)。話のテーマは色々と移り変わるが、普段から自分がぼんやりと抱いていた思いが言語化されていて「あーそういうことか」と納得する場面が多かった。特によかった節を挙げると、『中腰で待ってみよう』『自ら「変人」の不シールドを張る』『ことばの力は身体感覚を変える』『身体は賢い』、そしてタイトルにもなっている『健全な肉体に狂気は宿る』。
    今はどうやっても結論が出ない問題を、明日死ぬかもしれない自分が、今すぐになんとかする必要はなくて、出来る範囲のことをやりつつ変化に対応できる状態で待と、意外となんとかなる。そして、こうなってほしい、と思うことは、具体的にイメージすれば必ず実現の方向に近づく、というあたりは、そのとおりだなぁ、と思った。
    もっと読んでみたいお二方である。

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    2014年09月29日
  • 日本霊性論

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    ネタバレ

    子どもに教育を与えるのは、子ども個人の生活を向上させるためではなく、すべての世代を含めた集団維持のため、という理論に納得。

    ──学びというのは自分の手持ちの価値観では考量できぬもののうちに踏み入ることです。具体的な知識や技術を学ぶことではなくて「自分にはそれが何を意味するかわからないもの」に敬意と好奇心をもって接近する作法を学ぶことです。──

    内田と釈の講義録だが、第二部の釈は鈴木大拙に関する概説という感じで、内田ほど独特の考察がない。しかし、グループホームの運営など社会活動家としては評価できる、学者肌でない。釈は対談を見るに、内田にあまり強烈なつっこみをしないので相性がいいのだろうな、と思った。

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    2014年09月29日
  • 街場の共同体論

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    デトックスに読みました。

    「家庭における父親の居場所」というものに、とても納得してしまいました。


    システム的に、父親の居場所と言うものはない。

    でも、家庭で自ら機能することを放棄している父親を30年以上見続けていると、

    それでいいのかと、
    私はどうにかできないのかと、

    とても苦しくなります。


    父親は、嫌いです。
    でも、父親を、不憫に思っています。

    どうにかしたいと、

    だって、どうにかできる方法を見つけなきゃ、

    私が前に進めないからです。


    でもそのためには、

    父が変わろうとしてくれなければ、

    もう私には打つ手立てがありません。

    人に変わることを願うことほど、
    傲慢な考え方はありません。


    どうしたら、いいんですか?

    わたしはずっとこのまま、

    一人なんでしょうか。

    自分の一人を、父親のせいにしているかのようなこの
    悪しき循環を、断ち切りたくて、断ち切りたくて。


    ほんとうに、困ってしまっているのです。

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    2014年09月23日
  • 街場の共同体論

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    ネタバレ

    まぁ、期待したよりは為になる部分ってのは少なかったかな。けど、なるほどなぁと思える部分、おもろって思える部分があったので...最後の師弟関係の部分はちょっとくどかったかなぁ。

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    2014年09月13日
  • 呪いの時代

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    なかなか読んでいて難しい論述である。
    それでも、難しすぎるわけでもなく、興味深く読みました。身の周りで起きていることをもっと注意深く、感じ、分析し、考えていくことが大事だよなと改めて思いました。

    ・ネット社会での誹謗、中傷、言葉の暴力がいわば呪いと化して人を蝕んでいる社会構造
    ・お金を回すことで経済が潤う。回すためには贈与の精神を強化する
    ・お祭りや宗教儀式は、単なる習慣でなく、それゆえに「恐れ」を身近に感じ、忘れないためのシステムとしての役割を果たしている

    どっかの雑誌の連載エッセイがベースになっており、テーマは散漫な印象、言い換えればバラエティに富んだ話題で楽しいとも言えますが。

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    2014年09月13日
  • ためらいの倫理学 戦争・性・物語

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    内田樹のためらいの倫理学を読みました。

    内田樹の初期の評論集でした。
    最近読んでいる内田樹の評論では主張がわかりやすく書かれていますが、この本の内容は初期のホームページに書かれていた内容と言うことでレヴィナスやラカンの論文も引用された堅い内容となっています。

    なぜ私は戦争について語らないか、なぜ私は性について語らないか、なぜ私は審問の方法で語らないか、それではいかに物語るのか-ためらいの倫理学、という4つの章に分けて書かれています。

    自分は被害者であるから他の人を審問する権利がある、という主張に対してどのように対応すべきか、という議論が面白いと思いました。

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    2014年09月07日