内田樹のレビュー一覧

  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    中田さんと内田樹さんの対談で、内田さんがうまいこと中田さんの考えを引き出してると思う。中田さんの考えは他の著書でも書かれてるようなことなんだけど、例えばカリフ制に至る道としてEUのようにまずは人と資本と移動を自由にしましょうってこととか具体的な話があった。

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    2016年02月13日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    内田樹さんの本は、読みながら深くうなずいてしまう。
    まず、現場の人と評論の人のくだり。自分自身に照らすと典型的な現場の人。工場経験が長いからでしょう。
    次は、つぎは、次へ、つぎへ・・・。読み進んでしまう。

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    2016年02月14日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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     内田氏の本もだいぶ増え、本書で10冊目となった。今回のもブログ等からの記事の抜粋集とのこと。だいぶ氏の思想、思考がトレースできるようになってきた気がする(言い回しに慣れただけかもしれないが)。

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    2016年02月02日
  • 日本戦後史論

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    第1章 なぜ今、戦後史を見直すべきなのか
    第2章 鈍化していく永続敗戦レジーム
    第3章 否認の呪縛
    第4章 日本人の中にある自滅衝動
    「経済成長のためならどんな不幸になってもいいという倒錯した心情」「忖度システム」「敗戦の否認」「カタストロフ願望」などなど。
    「否認」が昂じている現状は明白に病的だが、まずはそれを認めることからしか話は始まらない。幼稚で最大のリスクファクターである「彼」の存在が、なんとも不穏なのだが‥。

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    2016年01月27日
  • 大人のいない国

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    ネタバレ

    終章『身体感覚と言葉』臨床哲学ってはじめてきいた〜。面白かった!

    鷲田さんはせんだいメディアテークの館長なのね。読み終わってプロフィールを見て知った!

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    2016年01月18日
  • 村上春樹にご用心

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    「100パーセントの女の子とウェーバー的直感について」という最後のめちゃくちゃなエッセイが好きですね。

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    2016年01月03日
  • 修業論

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    内田樹著「修行論」

    「修行」について書かれた内容ですが、武道のような身体的なことだけでなく、内田先生らしい思想的な面も多く書かれています。

    ●努力と成果の相関
    「努力と成果の相関」を信じて修行すると、人間の身体をシンプルなメカニズムとしてとらえてしまう。
    そして「強化」ということを優先的に考えると、どうしても努力と成果の相関を数値的に現認したいという欲望に取り憑かれてしまう。
    その例が「ダイエット」である。
    「私は私の身体を支配している」という全能感は、きわめて強烈である。

    ●他者の成長を阻害する理由
    相手の成長を阻害したくなる理由として、勝負において「私が強い」ということと「相手が弱い

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    2016年01月03日
  • 日本戦後史論

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    日本人の多くがそうだよねと心の中では思いながら、普段あまり公に語られる事のない話を言葉を尽くして話していて共感した。全てに納得してる訳じゃないけれど。永続敗戦論も読んでみようかな。

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    2015年12月31日
  • 街場の読書論

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    脳の機能は「出力」を基準にして、そのパフォーマンスが変化するのである。
    平たく言えば「いくら詰め込んでも無意味」であり、「使ったもの勝ち」ということである。(p78)
    これからの自分の読書の仕方ということについて考えさせられた。

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    2015年12月21日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    テロ関連でお勉強。面白かった。たしかに今のグローバリズム一本化体制は少々危険でもあり、こちらのサイドからみるとカリフ性もそんなに悪いものにも見えない。

    日本の知性が今はアニメや漫画産業に吸収されているというのはなんとなく同意。一部だけどね、一部。あと信頼やコミュニティの話も結構良かった。

    もっと詳しくは中田さんの別の書を参照。

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    2015年12月03日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    神戸女学院大学を退官した内田樹教授の講演録である。
    なかなか面白い評論をする人なので本屋で見かけた際に購入した。
    7つの講演録が載っておりどれも独特な視点で興味深い内容だった。
    教育の考え方についてはとくに考えさせられる。教える方はいつも与えているように思えるが、実は受け身で、教えを請いに来る人がいなければ教育は成り立たない。
    そして学ぶ側が求めなければ知識を得る以外の何も起こらず、本当の教育にはならないというわけで、教育とは決して知識の商品ではないと言うことがよくわかる。
    また、北方領土の問題でアメリカがロシアに干渉しないのは、北方領土をロシアが返せばロシアはアメリカが沖縄から撤退するように

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    2015年11月10日
  • 日本戦後史論

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    内田先生の舌鋒鋭いのには慣れているが、白井さんも「はじめに」から鋭く、ワクワクしながら読み始めた。

    ”上は内閣総理大臣から下はヘイトスピーチの市民活動家に至るまで、郷土への愛着は何ら感じられない一方、幼稚な戦争趣味と他国民への攻撃性だけが突出した悪性のナショナリストたちが、愛国主義の旗印を独占しています。”  7ページ


    ”シェイクスピアの『リヤ王』の中の台詞に「今は末世だ、キチガイが目くらの手を引く」(福田恒存訳)という言葉があります。”   9ページ

    『リヤ王』にこんなセリフあったんだ。

    『永続敗戦論』は衝撃的だった。白井さんの今後のお仕事、研究に注目していきたい。きっと、目を開か

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    2015年10月20日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    ウチダ先生、タイトル通り大学教授としての最終講義を収録。教育の現場が歪められていることを痛切に感じる。何のために勉強するのかという問いに対して明確な答えを出すことを学校に強い、その学びがすぐさま投資回収できるかどうかで学生が学校を選ぶという風潮が、この国に瀰漫している。それに気が付かない大人たちは、将来に責任を持たないという点において重罪であると思う。

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    2015年10月15日
  • 日本戦後史論

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    ネタバレ

    「敗戦経験を正面からクールかつリアルに総括するという事業が七〇年にわたってネグレクトされてきた」(P20)
    今読んでおくべき本だと思った。ひとつひとつなるほど!となるのだけど、自分の中でまだ消化しきれていないように思う。

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    2015年10月01日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    講演録。内田樹の著書は結構読んでるから耳たこな話も多かったんだけど、私がここ数年で最も衝撃を受けたアメリカのある都市の話に対しての見解が知れたことが一番大きな収穫だった。サンディ・スプリングス市は本当に狂気の産物だと思う。

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    2015年09月14日
  • 街場の憂国論

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    ネタバレ

    内田樹という人物を知らずに読んだ。
    ビジネス本ばかり読んでいたので、すごく新鮮。
    国という大きな視点で見たとき、ビジネスのロジックを
    あてはめるのはあまりに短期的、局所的になってしまう
    のだなと感じた。

    マーケットからの退場というのは、リンダクラットンの
    ワークシフトにも繋がる気がする。そこでは仕事に
    押しつぶされるのではなく積極的に社会と関わる選択肢
    が描かれていた

    今の自分の仕事をより広く、長期に見たときに
    どういった意味を持つか。考えてみたくなった

    ◆メモ
    ・普通は様子見するが、人々はその時間を蛇蝎のように忌み嫌う
    ・企業の長期はすごく短い。短期的な視点で判断してしまう
    ・国が滅び

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    2015年09月13日
  • 邪悪なものの鎮め方

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    なるほどと思うことが多いのは価値観を共有できることなのか,その価値観への憧れなのか。内田さんの本はネタの仕入れ先として自分なりの価値がある。別に覚えようとするわけではないけど,話のネタになることが多いから。
    努力と成果の関係→正の線形関係を描くのは学習の初期だけ

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    2015年09月03日
  • 竹と樹のマンガ文化論(小学館新書)

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    「少女マンガ読み」でも知られる内田樹さんが、巨匠竹宮恵子さんと対談。日本独自の文化と言える「少女マンガ」を掘り下げる。興味深く楽しい対談。

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    2015年08月31日
  • 呪いの時代

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    思考の厚さ、を感じた。
    得難いヒントが多くあったが、閉じれば忘れてしまうだろう自分。本も映画も、いいものは繰り返し味わうべし。

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    2015年08月21日
  • 沈む日本を愛せますか?

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    少し前の本だけど、内容は今の日本に通じるところが多いと思った。
    ・日本語はロジカルになれない
    ・日本の政党には理念がない
    ・自民党は頑迷な夫、国民は妻
    ・国民は本来内閣を作っているはずなのに、傍観者と化している
    ・日本の真の主権はアメリカ

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    2015年07月26日