内田樹のレビュー一覧

  • 大人のいない国

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    最近本当に「大人」が減ってしまったように思う。
    そんなことを考えていたら、本書に出会った。
    大人について考えるところから始まって、どんどん派生していく。
    本当に大人のいない国になってしまっては、困る。
    今の日本は、システムが優れているため大人でなくても上手く回ってしまうというような記述があったが、確かにハードがしっかりしている分、ソフトはいまいちでもやっていけるところがあるのかもしれない。
    社会環境に左右されないように、家庭や地域など小さなコミュニティで大人を育む必要があるのだろう。
    成熟するためには、どうしたらいいのだろうか。
    まず、自分が未成熟であることに気付くこと、そして成熟を目指して努

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    2016年06月30日
  • 僕たちの居場所論

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    内田樹氏と平川克己氏・名越康文氏3人の鼎談
    内田氏と平川氏の著作はよく読んでいますが
    その内容が会話として出てくるという感じ。
    内田氏と平川氏の関係や、大田区や荏原中延
    等々力、武蔵小山とか、私の今の生活圏内である
    場所の話がでてきて、いつもにも増して、
    内容のみならず面白く読めました。

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    2016年06月26日
  • 価値観再生道場 本当の大人の作法

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    テーマごとに読んだ。なるほど、世の中をそんな風にも見ることができるのかという発見がある。3人のテンポが心地よい。

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    2016年05月18日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    著者が1990年から21年間勤めた神戸女学院大学における伝説の「最終講義」はじめ、7つの講演を収めたのが本書。
    私は割と熱心な内田樹ファンで著書もかなり持っていますが、調べると「ウチダ本」を読むのは実に1年2か月ぶりでした。
    しばらく追い掛けていましたが、発刊ペースが速すぎてついていけなくなったのですね笑。
    それだけ多作な方です。
    私がウチダ本を読む理由はただ一つ。
    知的に負荷をかけたいからです。
    自説を補強するような読書には興味がありません。
    どこかで聞いたような話をわざわざ本で読みたいとも思いません。
    極端なことを云うと、そこに書かれていることが正しいか正しくないかにも然したる関心はないの

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    2016年04月17日
  • 生存教室 ディストピアを生き抜くために

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    教育とは何か、身体とは、生きるとは何か、といった根源的な問いについて考えさせてくれる一冊。
    時代が変われば習慣や物事の判断基準など色んなことが変わるけど、一方で変わらないもの、変わってはいけないものもある。そのひとつは恐らく「あらゆる取り組みは生きていくため、生きる力を育み伸ばすために行われるべきこと」ではないかと思った。

    暗殺教室が読みたくなった。

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    2016年03月13日
  • 修業論

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    けれども、兵法者の仕事を妨害するものがいる。それを「反−兵法者」と呼ぶことにする。「勝負を争い、強弱に拘る」ことをつねとする人間のことである。
    彼は、キマイラ的身体というようなもののあることを知らないし、その機能も有用性も知らない。反−兵法者は自我に固執する。自分ひとりの五感や価値判断に居着き、自分ひとりの生存を優先し、他者との協働身体の校正を拒む。
    そのような利己的個体は、どのような危機的状況においても必ず出現する。そして、あらゆるハリウッド・パニック映画が教えるところでは、そのような人間が真っ先に死ぬのである。
    説話原型的にはそういである。だが、説話原型が「そう」であるということは、「ほん

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    2020年07月15日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    中田さんと内田樹さんの対談で、内田さんがうまいこと中田さんの考えを引き出してると思う。中田さんの考えは他の著書でも書かれてるようなことなんだけど、例えばカリフ制に至る道としてEUのようにまずは人と資本と移動を自由にしましょうってこととか具体的な話があった。

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    2016年02月13日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    内田樹さんの本は、読みながら深くうなずいてしまう。
    まず、現場の人と評論の人のくだり。自分自身に照らすと典型的な現場の人。工場経験が長いからでしょう。
    次は、つぎは、次へ、つぎへ・・・。読み進んでしまう。

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    2016年02月14日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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     内田氏の本もだいぶ増え、本書で10冊目となった。今回のもブログ等からの記事の抜粋集とのこと。だいぶ氏の思想、思考がトレースできるようになってきた気がする(言い回しに慣れただけかもしれないが)。

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    2016年02月02日
  • 日本戦後史論

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    第1章 なぜ今、戦後史を見直すべきなのか
    第2章 鈍化していく永続敗戦レジーム
    第3章 否認の呪縛
    第4章 日本人の中にある自滅衝動
    「経済成長のためならどんな不幸になってもいいという倒錯した心情」「忖度システム」「敗戦の否認」「カタストロフ願望」などなど。
    「否認」が昂じている現状は明白に病的だが、まずはそれを認めることからしか話は始まらない。幼稚で最大のリスクファクターである「彼」の存在が、なんとも不穏なのだが‥。

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    2016年01月27日
  • 大人のいない国

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    ネタバレ

    終章『身体感覚と言葉』臨床哲学ってはじめてきいた〜。面白かった!

    鷲田さんはせんだいメディアテークの館長なのね。読み終わってプロフィールを見て知った!

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    2016年01月18日
  • 村上春樹にご用心

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    「100パーセントの女の子とウェーバー的直感について」という最後のめちゃくちゃなエッセイが好きですね。

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    2016年01月03日
  • 修業論

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    内田樹著「修行論」

    「修行」について書かれた内容ですが、武道のような身体的なことだけでなく、内田先生らしい思想的な面も多く書かれています。

    ●努力と成果の相関
    「努力と成果の相関」を信じて修行すると、人間の身体をシンプルなメカニズムとしてとらえてしまう。
    そして「強化」ということを優先的に考えると、どうしても努力と成果の相関を数値的に現認したいという欲望に取り憑かれてしまう。
    その例が「ダイエット」である。
    「私は私の身体を支配している」という全能感は、きわめて強烈である。

    ●他者の成長を阻害する理由
    相手の成長を阻害したくなる理由として、勝負において「私が強い」ということと「相手が弱い

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    2016年01月03日
  • 日本戦後史論

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    日本人の多くがそうだよねと心の中では思いながら、普段あまり公に語られる事のない話を言葉を尽くして話していて共感した。全てに納得してる訳じゃないけれど。永続敗戦論も読んでみようかな。

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    2015年12月31日
  • 街場の読書論

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    脳の機能は「出力」を基準にして、そのパフォーマンスが変化するのである。
    平たく言えば「いくら詰め込んでも無意味」であり、「使ったもの勝ち」ということである。(p78)
    これからの自分の読書の仕方ということについて考えさせられた。

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    2015年12月21日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    テロ関連でお勉強。面白かった。たしかに今のグローバリズム一本化体制は少々危険でもあり、こちらのサイドからみるとカリフ性もそんなに悪いものにも見えない。

    日本の知性が今はアニメや漫画産業に吸収されているというのはなんとなく同意。一部だけどね、一部。あと信頼やコミュニティの話も結構良かった。

    もっと詳しくは中田さんの別の書を参照。

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    2015年12月03日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    神戸女学院大学を退官した内田樹教授の講演録である。
    なかなか面白い評論をする人なので本屋で見かけた際に購入した。
    7つの講演録が載っておりどれも独特な視点で興味深い内容だった。
    教育の考え方についてはとくに考えさせられる。教える方はいつも与えているように思えるが、実は受け身で、教えを請いに来る人がいなければ教育は成り立たない。
    そして学ぶ側が求めなければ知識を得る以外の何も起こらず、本当の教育にはならないというわけで、教育とは決して知識の商品ではないと言うことがよくわかる。
    また、北方領土の問題でアメリカがロシアに干渉しないのは、北方領土をロシアが返せばロシアはアメリカが沖縄から撤退するように

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    2015年11月10日
  • 日本戦後史論

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    内田先生の舌鋒鋭いのには慣れているが、白井さんも「はじめに」から鋭く、ワクワクしながら読み始めた。

    ”上は内閣総理大臣から下はヘイトスピーチの市民活動家に至るまで、郷土への愛着は何ら感じられない一方、幼稚な戦争趣味と他国民への攻撃性だけが突出した悪性のナショナリストたちが、愛国主義の旗印を独占しています。”  7ページ


    ”シェイクスピアの『リヤ王』の中の台詞に「今は末世だ、キチガイが目くらの手を引く」(福田恒存訳)という言葉があります。”   9ページ

    『リヤ王』にこんなセリフあったんだ。

    『永続敗戦論』は衝撃的だった。白井さんの今後のお仕事、研究に注目していきたい。きっと、目を開か

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    2015年10月20日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    ウチダ先生、タイトル通り大学教授としての最終講義を収録。教育の現場が歪められていることを痛切に感じる。何のために勉強するのかという問いに対して明確な答えを出すことを学校に強い、その学びがすぐさま投資回収できるかどうかで学生が学校を選ぶという風潮が、この国に瀰漫している。それに気が付かない大人たちは、将来に責任を持たないという点において重罪であると思う。

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    2015年10月15日
  • 日本戦後史論

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    ネタバレ

    「敗戦経験を正面からクールかつリアルに総括するという事業が七〇年にわたってネグレクトされてきた」(P20)
    今読んでおくべき本だと思った。ひとつひとつなるほど!となるのだけど、自分の中でまだ消化しきれていないように思う。

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    2015年10月01日