内田樹のレビュー一覧
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歴史的大敗となった自民党→民主党の政権交代について。渋谷陽一さんの雑誌SIGHTでの内田樹と高橋源一郎の対談。自民党について語ってくださいから始まり小沢一郎はナロードニキだとか「金で買えないものはない」とかいう絶頂期に出てきた言葉は田吾作だとか。政治について自分はどちらよりだからどちらが正しいと思うとかいうありきたりな対談ではなく(そんなもの苦痛で300ページも読めない)日本の政治、システムについてを「言葉」の側面から口語的に語られた対談。
いや、かなり笑いました。笑い事じゃないんだろうけど。最初は笑い事でいいのかな。
これ、ちょうど2011年の3月11日の直前までの対談。あの大地震で、それま -
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5/10うてなの先生が貸してくださった。
内田せんせいが光岡先生の話を聞いて「分かりません」と言うところが2カ所くらいある。
分かりませんと言えるせんせいを見習いたい。
さて、前半はあまり印象に残らなかったのだが、後半、引き込まれる。
日本は「知識基盤社会」を提唱しているが、数値化されパッケージされた知識や情報を社会活動のベースにするのは危険だと。知識や情報が重んじられ過ぎると、潜在的な感覚で「これはまずい」と感じたことがだんだんぼやかされてしまう。と内田せんせい。
この流れで、光岡先生が知識や情報は過去知だから、未来の確定にはつながらない、感覚のみが一寸先を読むものだ、という話をされる -
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内田先生の主張は今や数多く活字化されており、ものごとの見方や生きる術についてなど読む度に納得。もやもやしていたものがすっきりと霧散します。もちろん、構造主義などの思想に裏打ちされた文章は一読して分かるというものではないのですが、それでも何故かそうだそうだ!あっなるほどあのことだ!なんて思うこともしばしばです。
今回もせんせいは、せんせい自身が見つけた答えを私たちに教えて下さっています。「礼儀正しさ」「身体感度の高さ」「オープンマインド」この3つが邪悪なものとの対峙する術のようです。呪術とか呪い・・の類も散見するので思想家というせんせいの肩書とどう繋がるのかと思う方もいらしゃるかもしれないのです -
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「とりあえず、みなさんと一緒に、手に小さな石を一つずつもって、手近の「蟻の穴」を塞ぐところから初めてゆこうと思います。
ご健闘を祈ります。」
あとがきの最後、私の手にも「蟻の穴」を塞ぐことの出来る小さな石が一つくらいならあるだろうか?と自問した。
この本に書かれている文章は恐怖心を煽るようなものではく、時にくすりと笑ってしまうほどに冷静で丁寧で、そして優しい。
心配事はたくさんある。
内田さんが指摘する歪みが私の中にもあると感じるし、自分のことも周りのことも全く見えてない。
というよりも見ようとしていないんだな。
「あきらめ」に浸ってしまっている気がする。
危機的状況になった時に私に生き残 -
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2014.3月現在。わーい。祝1000作品目!
たくさん楽しみました。
まぁ、細かいこと言えばシリーズものを1作品にまとめてたりするんで形のうえでは、っていうだけでそこまで感動はないけど、桁が変わるのはちょっと嬉しい。
さて。この本は、常々ブログを拝見させていただいておりますゆえ、あぁ読んだことあるある、という内容のものが多かったり。
日本人の感じやマンガを読む際の脳みその構造については大変興味深いなぁと思いました。
あとね、少女志向の話はちょっと笑ったw
あぁ、そうだ、ひとつ疑問だったんだ。
少女マンガのリテラシー。
少年漫画は、「実際に口に出した言葉」「心の中で思ったけれど口 -
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「霊性」などという単語に拒絶反応がある人には勧めない。
内田樹と釈徹宗が、今の傷ついた日本人には日本的霊性を賦活させることが必要で、そのための手段として聖地巡礼を実際にやってみた、体験的ルポ。第一陣として3階に渡り、大阪、京都、奈良を巡ったもの。
内田曰く「大阪は世俗の力によって本来の霊的エネルギーが枯渇している。だから、さらに世俗的な都市計画を立てて、箱物つくったり、カジノを建てようとしたら、霊的な力はますます衰えていく。それに比べて京都は、霊的なポテンシャルを近代化した都市の中でも高めに維持することに成功しています。奈良は、さらに霊的なエネルギーが生き残っている。」都市化によって人間が本来