内田樹のレビュー一覧

  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    僕は基本的に親子関係は希薄な方がいいという考え方。取り越し苦労はやめよう。なにが起こるのかわからないのだから、全方位的にリラックスして構えていないと対応できないよということ。取り越し苦労するひとは、その最悪の事態の到来を願うようになる。  育児というのは待つことなしにはあり得ない事業。子供相手にすぐ結論をだせっていったって無理なんだから。大切なことは時間に委ねるしかない。育児を経験すると、即断即決なんてできないことの方が世の中には多いことがよくわかる。  結婚生活のトラブルはその八割が双方の親族が原因でおこる。   宣言というのは幽王。人間て、自分がいったん口に出した言葉には本当に呪縛されちゃ

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    2009年10月07日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    内田樹と春日武彦(精神科医)との対談本。対談していた内容は幸福論や人生に対するスタンス、社会システム、身体論や医療の話、精神病患者を基にした話など。会話の中で両者が得意としている(テッパンの)話をぶつけ合っているので、理解しやすいかたちで伝わってくる。おもしろかった。

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    2009年10月04日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    ちょいと難しいエッセイ集である。前半が特におもしろかった。文体が高圧的ではなかったので、いらいらせずに読めた。

    そのなかでも「待つこと」についてかかれた文章について記す。
    筆者は携帯電話の普及によって待ち合わせの美風が消えつつあると指摘する。全く同感。
    「決められた時間に決められた場所にピンポイントでたどりつく」能力、これはかなり高度な能力の一種である。(本文より)確かに今では「待つ」ということをしなくなっている。いや、上述の能力をもった人がほとんどいないと感じる。

    他にも興味深い話があるからぜひ手にとって欲しい。

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    2009年10月04日
  • 狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論

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    読みやすい、共感できるウチダ論だ。私としては第9章はいらないかと思った。

    「先生はえらい」も良かった。

    私学の運営も大変だ。もし、身内に娘がいたら神戸女学院を薦めたいのだが……。


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    2009年10月04日
  • 現代思想のパフォーマンス

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    哲学にダイレクトに関する本というのを初めて読んだかも。思想家の解説とその思想の例題として小説や映画が紹介されている。なにか踏み込んだゆるがないものに触れたような、自分が賢くなったような気がする。もちろん気がするだけである。しかしまぁ、久しぶりに読むのがつらいのにやめられないという不思議な体験をした。賢くなった幻想の喜びよりも、知ってしまったという恐怖に引きずられた気がする。

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    2009年10月04日
  • 現代思想のパフォーマンス

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    これも、喧騒を離れた生協で、
    以前から、内田樹はきになっていたので、拝読。
    内容もは「これはマニュアル本ではない」というだけあって、思想を一歩でた思想の実演(パフォーマンス)がテーマで直感でビビビ!ってきた。
    ただ、この種の文庫の中では肉厚で、その分、価格に転嫁させられているのにも、ビビビ!ってきた。

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    2009年10月04日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    まだコロナ騒動が始まって6年弱しか経ってないけど、もう今AIの普及も含めて新たな日常があり、かなり昔のことのように感じられた。

    AIとか物価高とか終身雇用の終わりが進んでいることとかけっこう変化を感じることがある一方で、既得権とか同調圧力とかあんまり当時と変わってないなと思った。

    社会のことについてもそうだけど、自分の人生においてもあっという間に6年弱が過ぎている実感。一日一日を大事に生きないとな、と思った。

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    2026年01月09日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    正直全然寝ながら学べませんでした!笑
    各論?は理解できるけれど、その上でつまり?が分からなかった。常に今のこの話はどう繋がっているのだろう?という疑問のもとにあり。。
    わたしの理解力のせいな気もします。読みやすいのですが、構造主義とは、を理解できたとは言えない気がします…。ただ、読みやすいのと入門書であることは間違いないです。うーん、あと2,3周すれば掴めるのだろうか。

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    2025年12月27日
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    投稿者からのエピソードを集めたもので、これはこれで面白いが内田樹の対談後書きによる考察がとても興味深い。
    物語に求める日本人の国民性は納得。

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    2025年12月23日
  • 先生はえらい

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    現場の教師について説明していたのは最初のほうだけであった。それ以外はほとんど教育と関係なくコミュニケーションが話題である。最後に張良と黄石公が靴を最初に片方、次に両方を落とすことで、張良は兵法の極意を取得する、という例を出している。

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    2025年12月15日
  • 老いのレッスン

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    それぞれの章には、含蓄ありまくりのいつものウチダ節が書かれていて、たくさんアンダーラインも引いたのだが、せっかくの往復書簡なのにその良さが台無し。編集者からの人生の質問に答える、という形なのだが、普通なありきたりな質問で途中からこの質問の部分を飛ばし読みするようになった。
    往復書簡の良さとはお互いに自分の批評的な考えを述べ合って本としての論考があらぬ方向に進んでいく、というものだが、この本だと往復書簡の体をなす意味がない。ただただ内田樹が人生についてのエッセイを書いている、という感じ。そしてそれは彼の多くの他の本にある。あまり読んだことがなかったのは友情論とか結婚論かな?

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    2025年12月14日
  • そのうちなんとかなるだろう(マガジンハウス新書)

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    自叙伝でした。僕も齢50を迎えて、混沌とした社会の中で老後に向けて一抹の不安を抱えて生きています。

    そのうちなんとかなるだろう、というタイトルに惹かれて本を手にしました。

    直感とその時の快・不快の気持ちに従って生きてもいい、という作者の考えが叙述されてます。どう思うかは読み手次第。

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    2025年12月09日
  • 知性について

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    韓国で質問に答えたのをまとめた本
    内田樹の本はいつも分かりやすいのだが、納得するかどうかは
    また別。
    ・知性の働きは集団的であり、共有財産である

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    2025年11月13日
  • 謎ルール : 10代から考える 「こんな社会」を生き抜く解放論

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    思想家が子供に対して学校や家庭の言う通りになる必要はなく自分で考えることが重要

    内田樹のメッセージとして 戦え というのがわかりやすい。

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    2025年11月08日
  • 君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ

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    一万円選書で送られてきた一冊。
    内田樹とサコさんの対談形式で進んでいく。
    大学の教育現場にいる2人によるトークはとても面白かったし、そもそもマリ共和国出身のサコさんがどのようにして日本にたどり着いたのか経歴が面白かった。
    もっと日本人はダラダラしても良い、という言葉が良かった。周りの評価が重要な日本ではもっと自由にしていこというメッセージを感じた。
    また日本国民がちゃんと政治について興味を持って声を上げていかないと行けないということや
    民主主義なのに監視し合うような日本社会はどちらかというと共産主義寄りということが頷けた。
    内田樹は大学受験の塾で小論文のためによく読んでいたので懐かしい気持ちに

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    2025年11月01日
  • 人口減少社会の未来学

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    内田樹は一貫して縮小主義だが,それに反するブレディみかこの小論が興味深い。平川克美の有配偶者の女性はむしろ昔より子どもを産んでいるという指摘と,晩婚化がどう整合するのかがよく分からなかった。晩婚化してても結婚すれば産むのであれば,晩婚化は少子化とは関係しないように思えるのだが?隈研吾の建設業=武士というのは面白いと思った。そして平田オリザはなかなか良いことを言う。

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    2025年10月29日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    ・山形浩生の「翻訳者の全技術」を読んで、そういえば構造主義ってたまに聞くけどなんだろう…と思って買ってみた。人生初の内田樹。(たつるって読むんですね…人文系学生だったのにずっと勘違いしてた)
    市民講座の講義ノートが元。

    ・文章がわかりやすく無駄がなく、若干ユーモラスな箇所もあって読みやすい。

    ・ある程度の知識は必要。マルクスやニーチェは高校で名前だけ、ソシュールは大学で少しだけやったから何となく分かってるけど、何も知らない状態で読んだら挫折するかも。

    ・ある考え方を伝え、そのあと歴史その他のエピソードを例にして説明するというスタイルだが、それはあくまで作者の理解であって、例の正当性は担保

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    2025年10月25日
  • 新版 映画の構造分析

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    「映画は全て構造で出来ている」から始まります。
    いや違う!という人はぜひ読んでみてください。
    構造とはたぶんパターンだと解釈しました。
    かと言って映画を批判や虚偽しているわけではないようです。
    やはり癖にもなりまた観たくなる。
    単純にそれでいい。
    しかしそれが慣れると、その構造から違う構造の映画も観たくなる。
    例えで宮崎駿監督のお話しや、倉本聰の北の国からの解説が分かりやすかったと思います。

    映画の批評家はたくさんいる中で、内田樹さんはオルタナティブ批評として楽しく読めました。
    もう少し最近の映画やA24の映画も解説されていれば、なおよかったかなと思います。

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    2025年10月23日
  • 期間限定の思想 「おじさん」的思考2

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    「精神科を訪れる若い女性患者が激増している。30代の、先端的な仕事をしている、高学歴の独身女性にその傾向が強い。」
    「それは彼女たち自身があれほど望んで手に入れた『自分の生き方のすべてを自分で決定できる』権利には、『自分の生き方のすべてを自分で決定しなくてはならない』重苦しい責務が伴ってもいたからである。」
    「そのストレスは、その人がまっとうに生き、まっすぐに問題と対峙し、おのれの責任を全うし、問題をみごとに解決しても、それでも変わらない。100パーセントのサクセスを収めても、それでもなお、それらの責務をすべて『一人で』果たさなければならなかったことの重圧感が、疲労の『澱』となって心身の深層に

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    2025年10月14日
  • 寝ながら学べる構造主義

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    各章ごとに具体例が書いてあって
    素人の私でも感覚的に掴める感じ。

    三宅香帆さんが評論の時の参考書籍として
    紹介していた本。

    個人的に気になったのは
    エディプスコンプレックスと言われる
    父性との葛藤ってやつは、
    人が社会に出てからもあるのかもと思った。
    仕事はできるようになっても、
    人の育成とか人間関係の悩みとかで
    鼻をくじかれてこんな感じになる。

    引用するとラカンについて述べた文章で
    「おのれの無力と無能を「父」による威嚇的介入の結果として説明することです」

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    2025年10月07日