内田樹のレビュー一覧

  • 女は何を欲望するか?

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    理解しきれないが、自分の男女の性差に対する強固な思い込みに気づけたのは大きい。
    分かつ部分があることを知ってるだけじゃないか。

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    2011年05月22日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    途中の文化批評の話など分からない部分も多かったものの、全体的には面白かった。
    普段の著書はブログや講義内容をエディットしたものが多いが、この本は全て「依頼されて書いた」エッセイである。
    そのため、いつもとは異なる印象を受ける部分も少なくない。

    それでも前半は似たような主張が多かったけど、中盤は他にない雰囲気の文章が多かった。

    タツラーにはオススメですね。

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    2011年05月19日
  • 狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論

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    大学人が運営や学生の質についてこんな風に発信するのは珍しいのではないか。とても興味深く、おもしろく読んだ。学術論文に関するあたりは、できれば学生の頃に読んでおきたかったと思う(当時はまだ書かれていなかったが)。でも、読んでもわからなかったかも。自分がどれほど漫然と大学に通っていたかを思い出して、ちょっと(かなり)がっかりしてしまう。
    著者の持論である大学ダウンサイジング論には、全面的に賛成だ。定員を減らすだけでなく、たとえ定員内でも、一定のレベルに達しない受験生は足切りしちゃえばいいのに、とも思う。
    が、これもムスメたちがまだまだ受験年齢ではないから抱ける感想なのかもしれない。長女が高3くらい

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    2011年05月19日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    私の好きなお二人が、肩に力を入れずに語り合っている雰囲気が伝わってきていい感じ。
    話題もどんどん変化していってライブ感たっぷり。
    しかし内田先生はよくしゃべるな。春日先生が微笑み(あるいは苦笑?)を浮かべながら、聞き役となっている場面が多かったのではないか?
    人と話していると、自分の意見を見直したり、新しいアイデアを思いついたりすることがある。この対談でも内田先生にそのような現象が見られた。

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    2011年05月03日
  • 14歳の子を持つ親たちへ

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    名越康文さんは面白い先生だと思っていたけれど、それよりタイトルにぐっときました。14歳近い思春期まっさかりの娘たちのことを、もっとわかりたいと思って読み始めたけれど、彼女たちの理解というより自分自身を振り返ることになりました。
    そのするどい洞察にはうなるばかり。
    曰く、経済的な意味での二極化より深刻なのは知的な「利口組」「バカ組」の二極化。
    曰く、オバサンの真実は情緒が小学校5、6年生か中学2年生で止まっている女性たちのこと。だから情緒の使い方が非常に粗雑で、「むかつく」と「かわいい」しかいえない。
    親というのは役割である。ルーティンというのは植木鉢の土。
    子育ては個(自分)育てと、改めて考え

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    2011年05月03日
  • 現代思想のパフォーマンス

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    [ 内容 ]
    本書の目的は、現代思想の概説ではなく、現代思想をツールとして使いこなす技法を実演(パフォーマンス)することである。
    この一冊には、現代思想に貢献した六人の思想家について、案内編と解説編と実践編が含まれている。

    [ 目次 ]
    1 フェルディナン・ド・ソシュール
    2 ロラン・バルト
    3 ミッシェル・フーコー
    4 クロード・レヴィ=ストロース
    5 ジャック・ラカン
    6 エドワード・サイード

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後

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    2011年04月08日
  • 日本辺境論

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    ネタバレ

    「日本人とは?」の大好きな日本人。人の目が気になる。常に自分より優れたものを外から探し出して、それに自分を合わせていく。思考停止も得意。そんな日本人だから良いことも、それがマイナスに働くこともある。色々、自分の考えと重なるところがありました。

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    2021年05月05日
  • 現代思想のパフォーマンス

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    現代思想をツールとして使い、
    「不思議の国のアリス」「エイリアン」「カッコーの巣の上で」「異邦人」
    などを読み込んでみる、という指南書的な本。

    哲学や思想は、
    役に立つものとは思っていなかっただけに、
    目から鱗。

    でも、
    考えてみれば当然か。
    物事を突き詰めれば哲学的な問題に当たるわけだから。

    本質を見抜く力は、
    どれだけその構造を捉えているかに依拠しているわけで、
    現代思想が"金棒"になりうるのも自明なのね。

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    2012年02月22日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    ネタバレ

    内田樹は好きですが、たまに難しい言い回しで分からないところがありますw 
    自己実現っていう言葉を私語にしてほしいというのは同感。(よく使っちゃうけど☆)もう自己責任とか、自己実現とか、その言葉が一人歩きしてるような気がして。

    キャリアは自分で形成するものではなく、向こうから扉が開かれないと、積んでいけないんだよっていうのはメモしとこ。資格をとってとか、こういうキャリアを積んでとか、そういうのは大事だけど、何より求められているのは、経験やその場で何ができるか、把握する力だから。

    こういう対談って、その空間で観客として聞いてるような感覚が、とても好きで、やはり専門家同士の知識と考え方の交換とい

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    2011年03月26日
  • こんな日本でよかったね 構造主義的日本論

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    「こんな日本でよかったね」
    このタイトルは小泉首相が構造改革を旗印に
    日本を変えようとしている際
    それに違和感を覚えてつけたという。
    今となってみれば、
    小泉構造改革がすべて悪だとは言わないが
    ゆり戻しや破たんがあちこちで起きている。
    それよりも何よりも日本の赤字問題は
    またまた棚上げにされている。
    でも、そういった不安感を持ちながらも
    「こんな日本でよかったね」という言葉は
    今の日本に安堵感をもたらす。
    内田先生は構造主義を分かりやすく語る大学の先生。
    さてさて、構造主義とは何かを簡単には語れないが
    (理解できてないので)
    本書からひたすら抜粋。

    「私は知っている」ではなく、「私にはよくわ

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    2011年03月25日
  • 女は何を欲望するか?

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    何故フェミニズムが衰退したのかについて、内田樹が冷静に論じた本。映画「エイリアン」からアメリカにおけるフェミニズム意識の変化を考察するなど、視点が面白い。

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    2011年03月09日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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     最初から最後まで、面白すぎる。
     慎重な聞き役の春日Dr.と、ひたすらおしゃべりおじさん内田樹との対談形式。

     「世の当たり前」の異常さがよくわかる。
     例えば、ココロの、治らない病について。
     治らないのではなく、治りたくないのかもしれない。
     ココロの病はどこか、ひきこもりの世界観と似かよる。じぶんで責任のとれる範囲内に、世界を小さくする。
    病も同様、治ると、責任をとらねばならぬ世界がひろがることになるので、なかなか治りたくないってこと、あるだろう。
     しかし、それほどいまの世の中、手に負えないこと多すぎるのか。

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    2011年03月09日
  • 武道的思考

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    内田樹の武道についての本は、対談集を含めて多くの著書がありますが、この本は主にブログに記載したエッセイをまとめたものです。
    正直、武道を嗜まない自分には、前半の記述があまり面白く読めなかった。武道の考え方や武道を巡る様々な出来事についてコメントしているが、ちょっと分かり難い雑文のような印象がある。
    おそらくこの本が、最初から武道論として書かれたものではなく、彼の武道論を寄せ集めたものであるため、話の筋が通っていない印象になってしまっているように思う。例えば、高校における武道の必修化は、一般人の視点では日本の伝統を学ぶ良い機会でありスポーツのひとつとして認識しているが、武道家としては武道をそうい

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    2011年03月07日
  • 武道的思考

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    内容については、ブログで読んだものもあり新鮮ではなかったものの、生き残る術としての武道、という考え方は魅力的だった。想像力と宿命のお話も良かったと思う。福田恆在先生の「私の幸福論」を思い出した。

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    2011年03月06日
  • 武道的思考

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    武道的思考とは何か。端的にいうと敵をつくらないこと。自己のパフォーマンスを最大化するためにはどうすべきかを常に追求し考えていくことである。
    したがって、学校教育にみられるような、あるいはスポーツ主義的な数値化できる競技としての武道とは一線を画している。

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    2011年02月27日
  • 武道的思考

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    ネタバレ

    武道とは何か。生きる知恵を教えてくれる本。
    ブログの纏め直しなので殆ど既読の気もするが、この本のテーマ別の編み直しはすっと頭に入ってくるのでよかった。

    武道家は入れ歯が一発で合うと言う。それは、「ありもので間に合わせる」から。これは、結婚にも通じる。配偶者は、入れ歯と同じ。自分にとっての異物であい「本来合わない」ものである。だから「合う配偶者を求める」のではなく、「配偶者に合わせる」リソースを優先的に備給できるのが武人。

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    2011年02月25日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    内容的には、「第一章 コミュニケーションの作法」が一番面白かった。哲学的なことも語りつつ、この人漫画も読むんだなぁ。

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    2011年02月05日
  • こんな日本でよかったね 構造主義的日本論

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    人生はミスマッチ(p151)より
    学校の先生がすること:「心身がアクティブであることは、気持ちがいい」とういことを自分自身を素材にして子どもたちに伝えること。
    ⇒先生ではないけど、職場、家庭でも部下や子供や周囲の人に対して心がけるといい思う。

    ⇒朝会や日常業務、部内会議でメッセージを発信しよう。

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    2013年09月15日
  • 村上春樹にご用心

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    村上春樹解説というよりは内田樹の解釈雑文。けどおもしろいし村上春樹のインタビューやらなんやらも網羅しており過去の村上作品に新たな解釈のヒントをくれる。とりあえず村上作品読み返したくなったのだから成功してる本と思う

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    2011年01月17日
  • 街場のアメリカ論

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    内田樹の著書を読むと、気付かされたり深く同意することは数多くあるが、一方ではたと立ち止まって考えさせるということはあまりない。
    しかしそれではあんまりなので、思いつく自分なりのキーワードを書き記しておこうと思う。

    ○アレクシス・ド・トクヴィル
    ○西漸志向
    ○訴訟社会-「内戦」ソリューション
    ○子供嫌い
    ○理想国家

    特に最後の「理想国家」と関連深いが、アメリカと他の国とが決定的に違うのはその成り立ちであることを説いた第4章が一番面白いと感じた。

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    2011年01月14日