内田樹のレビュー一覧

  • 現代思想のパフォーマンス

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    [ 内容 ]
    本書の目的は、現代思想の概説ではなく、現代思想をツールとして使いこなす技法を実演(パフォーマンス)することである。
    この一冊には、現代思想に貢献した六人の思想家について、案内編と解説編と実践編が含まれている。

    [ 目次 ]
    1 フェルディナン・ド・ソシュール
    2 ロラン・バルト
    3 ミッシェル・フーコー
    4 クロード・レヴィ=ストロース
    5 ジャック・ラカン
    6 エドワード・サイード

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後

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    2011年04月08日
  • 日本辺境論

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    ネタバレ

    「日本人とは?」の大好きな日本人。人の目が気になる。常に自分より優れたものを外から探し出して、それに自分を合わせていく。思考停止も得意。そんな日本人だから良いことも、それがマイナスに働くこともある。色々、自分の考えと重なるところがありました。

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    2021年05月05日
  • 現代思想のパフォーマンス

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    現代思想をツールとして使い、
    「不思議の国のアリス」「エイリアン」「カッコーの巣の上で」「異邦人」
    などを読み込んでみる、という指南書的な本。

    哲学や思想は、
    役に立つものとは思っていなかっただけに、
    目から鱗。

    でも、
    考えてみれば当然か。
    物事を突き詰めれば哲学的な問題に当たるわけだから。

    本質を見抜く力は、
    どれだけその構造を捉えているかに依拠しているわけで、
    現代思想が"金棒"になりうるのも自明なのね。

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    2012年02月22日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    ネタバレ

    内田樹は好きですが、たまに難しい言い回しで分からないところがありますw 
    自己実現っていう言葉を私語にしてほしいというのは同感。(よく使っちゃうけど☆)もう自己責任とか、自己実現とか、その言葉が一人歩きしてるような気がして。

    キャリアは自分で形成するものではなく、向こうから扉が開かれないと、積んでいけないんだよっていうのはメモしとこ。資格をとってとか、こういうキャリアを積んでとか、そういうのは大事だけど、何より求められているのは、経験やその場で何ができるか、把握する力だから。

    こういう対談って、その空間で観客として聞いてるような感覚が、とても好きで、やはり専門家同士の知識と考え方の交換とい

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    2011年03月26日
  • こんな日本でよかったね 構造主義的日本論

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    「こんな日本でよかったね」
    このタイトルは小泉首相が構造改革を旗印に
    日本を変えようとしている際
    それに違和感を覚えてつけたという。
    今となってみれば、
    小泉構造改革がすべて悪だとは言わないが
    ゆり戻しや破たんがあちこちで起きている。
    それよりも何よりも日本の赤字問題は
    またまた棚上げにされている。
    でも、そういった不安感を持ちながらも
    「こんな日本でよかったね」という言葉は
    今の日本に安堵感をもたらす。
    内田先生は構造主義を分かりやすく語る大学の先生。
    さてさて、構造主義とは何かを簡単には語れないが
    (理解できてないので)
    本書からひたすら抜粋。

    「私は知っている」ではなく、「私にはよくわ

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    2011年03月25日
  • 女は何を欲望するか?

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    何故フェミニズムが衰退したのかについて、内田樹が冷静に論じた本。映画「エイリアン」からアメリカにおけるフェミニズム意識の変化を考察するなど、視点が面白い。

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    2011年03月09日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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     最初から最後まで、面白すぎる。
     慎重な聞き役の春日Dr.と、ひたすらおしゃべりおじさん内田樹との対談形式。

     「世の当たり前」の異常さがよくわかる。
     例えば、ココロの、治らない病について。
     治らないのではなく、治りたくないのかもしれない。
     ココロの病はどこか、ひきこもりの世界観と似かよる。じぶんで責任のとれる範囲内に、世界を小さくする。
    病も同様、治ると、責任をとらねばならぬ世界がひろがることになるので、なかなか治りたくないってこと、あるだろう。
     しかし、それほどいまの世の中、手に負えないこと多すぎるのか。

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    2011年03月09日
  • 武道的思考

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    内田樹の武道についての本は、対談集を含めて多くの著書がありますが、この本は主にブログに記載したエッセイをまとめたものです。
    正直、武道を嗜まない自分には、前半の記述があまり面白く読めなかった。武道の考え方や武道を巡る様々な出来事についてコメントしているが、ちょっと分かり難い雑文のような印象がある。
    おそらくこの本が、最初から武道論として書かれたものではなく、彼の武道論を寄せ集めたものであるため、話の筋が通っていない印象になってしまっているように思う。例えば、高校における武道の必修化は、一般人の視点では日本の伝統を学ぶ良い機会でありスポーツのひとつとして認識しているが、武道家としては武道をそうい

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    2011年03月07日
  • 武道的思考

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    内容については、ブログで読んだものもあり新鮮ではなかったものの、生き残る術としての武道、という考え方は魅力的だった。想像力と宿命のお話も良かったと思う。福田恆在先生の「私の幸福論」を思い出した。

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    2011年03月06日
  • 武道的思考

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    武道的思考とは何か。端的にいうと敵をつくらないこと。自己のパフォーマンスを最大化するためにはどうすべきかを常に追求し考えていくことである。
    したがって、学校教育にみられるような、あるいはスポーツ主義的な数値化できる競技としての武道とは一線を画している。

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    2011年02月27日
  • 武道的思考

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    ネタバレ

    武道とは何か。生きる知恵を教えてくれる本。
    ブログの纏め直しなので殆ど既読の気もするが、この本のテーマ別の編み直しはすっと頭に入ってくるのでよかった。

    武道家は入れ歯が一発で合うと言う。それは、「ありもので間に合わせる」から。これは、結婚にも通じる。配偶者は、入れ歯と同じ。自分にとっての異物であい「本来合わない」ものである。だから「合う配偶者を求める」のではなく、「配偶者に合わせる」リソースを優先的に備給できるのが武人。

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    2011年02月25日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    内容的には、「第一章 コミュニケーションの作法」が一番面白かった。哲学的なことも語りつつ、この人漫画も読むんだなぁ。

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    2011年02月05日
  • こんな日本でよかったね 構造主義的日本論

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    人生はミスマッチ(p151)より
    学校の先生がすること:「心身がアクティブであることは、気持ちがいい」とういことを自分自身を素材にして子どもたちに伝えること。
    ⇒先生ではないけど、職場、家庭でも部下や子供や周囲の人に対して心がけるといい思う。

    ⇒朝会や日常業務、部内会議でメッセージを発信しよう。

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    2013年09月15日
  • 村上春樹にご用心

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    村上春樹解説というよりは内田樹の解釈雑文。けどおもしろいし村上春樹のインタビューやらなんやらも網羅しており過去の村上作品に新たな解釈のヒントをくれる。とりあえず村上作品読み返したくなったのだから成功してる本と思う

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    2011年01月17日
  • 街場のアメリカ論

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    内田樹の著書を読むと、気付かされたり深く同意することは数多くあるが、一方ではたと立ち止まって考えさせるということはあまりない。
    しかしそれではあんまりなので、思いつく自分なりのキーワードを書き記しておこうと思う。

    ○アレクシス・ド・トクヴィル
    ○西漸志向
    ○訴訟社会-「内戦」ソリューション
    ○子供嫌い
    ○理想国家

    特に最後の「理想国家」と関連深いが、アメリカと他の国とが決定的に違うのはその成り立ちであることを説いた第4章が一番面白いと感じた。

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    2011年01月14日
  • 村上春樹にご用心

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    解釈というより、この人はフィーリングを大切にしているんだということが分かる。
    ところどころあれ?と思うところはあれど、新しい発見もいっぱい。
    今は日本の批評家も親村上になってきてるけど…それは2006年くらいからなんだよなあ。

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    2010年12月31日
  • 身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる

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    体育会系なオジサンと、女性の生活や出産などに詳しいオバサンが対談しているんだけど、ウンウンと頷ける所もあれば、ウ〜ンと思う所もあるけど、全体的に勉強になるところが多い著書。黙って結婚しろ!と言う三沙氏。早く結婚して子供を生んで、40くらいでキャリア積めばいいらしい。そして、結婚に向いた男は早く片付いてしまうので、早めに結婚した方が良い男に恵まれるとも。まぁワタシはサッサと結婚したが、子供には最近まで恵まれず、やっと40代で妊娠出産育児に突入した。いろいろ考えて今で良かったと思う。仕事に結婚にとうじうじ悩むくらいなら、とっとと結婚して子供を産んだ方が良いかもしれないね。やはり、40代の育児はかな

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    2011年06月24日
  • 街場のメディア論

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    内田樹氏の著作、初体験。

    非常に読み易く、刺激的な内容。自分にとっては、『メディア』に対するあらたな視点、考え方を与えてくれた。

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    ・与えられた条件のもとで最高のパフォーマンスを発揮するように、自分自身の潜在能力を選択的に開花させること。それがキャリア教育のめざす目標だと僕は考えています。

    ・人間が大きく変化して、その才能を発揮するのは、いつだって「他者の懇願」によってなのです。

    ・あまりにも多くの要素が関与していると

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    2019年01月16日
  • 身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる

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    個人的にとても納得できることが書いてあった。

    特に、《コミュニケーション能力が高いというのは、理路整然とした明確なメッセージを送受信することじゃなくて、「理解できない言葉」に対して耳を塞ぐとかノイズとして切り捨てるということはしないで受け止める、他者が発する「ノイズ」を「声」に変換して聴き取る強引な力業》だということに、涙が出るほど納得した。

    閉じない家の在り方とか、昔ながらのお産についてとか、異質なものに直面したときの対応とか、親になるまえに考えておくべきことだろうと思う。
    東京に住んでるけど、わたしは沖縄の人みたいな出産観を持ってる。
    多分それは歓ぶべきことなんだろうな。

    将来職業と

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    2010年12月02日
  • 村上春樹にご用心

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    初内田樹。よく「武田鉄矢の今朝の三枚おろし」に名が出ていたが、読んだのは初めて。なんか、良かった。難しいから、理解にはほど遠いけど。もっと、頭よくなりたいな…

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    2011年07月31日