内田樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大学人が運営や学生の質についてこんな風に発信するのは珍しいのではないか。とても興味深く、おもしろく読んだ。学術論文に関するあたりは、できれば学生の頃に読んでおきたかったと思う(当時はまだ書かれていなかったが)。でも、読んでもわからなかったかも。自分がどれほど漫然と大学に通っていたかを思い出して、ちょっと(かなり)がっかりしてしまう。
著者の持論である大学ダウンサイジング論には、全面的に賛成だ。定員を減らすだけでなく、たとえ定員内でも、一定のレベルに達しない受験生は足切りしちゃえばいいのに、とも思う。
が、これもムスメたちがまだまだ受験年齢ではないから抱ける感想なのかもしれない。長女が高3くらい -
Posted by ブクログ
名越康文さんは面白い先生だと思っていたけれど、それよりタイトルにぐっときました。14歳近い思春期まっさかりの娘たちのことを、もっとわかりたいと思って読み始めたけれど、彼女たちの理解というより自分自身を振り返ることになりました。
そのするどい洞察にはうなるばかり。
曰く、経済的な意味での二極化より深刻なのは知的な「利口組」「バカ組」の二極化。
曰く、オバサンの真実は情緒が小学校5、6年生か中学2年生で止まっている女性たちのこと。だから情緒の使い方が非常に粗雑で、「むかつく」と「かわいい」しかいえない。
親というのは役割である。ルーティンというのは植木鉢の土。
子育ては個(自分)育てと、改めて考え -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
本書の目的は、現代思想の概説ではなく、現代思想をツールとして使いこなす技法を実演(パフォーマンス)することである。
この一冊には、現代思想に貢献した六人の思想家について、案内編と解説編と実践編が含まれている。
[ 目次 ]
1 フェルディナン・ド・ソシュール
2 ロラン・バルト
3 ミッシェル・フーコー
4 クロード・レヴィ=ストロース
5 ジャック・ラカン
6 エドワード・サイード
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後 -
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ネタバレ内田樹は好きですが、たまに難しい言い回しで分からないところがありますw
自己実現っていう言葉を私語にしてほしいというのは同感。(よく使っちゃうけど☆)もう自己責任とか、自己実現とか、その言葉が一人歩きしてるような気がして。
キャリアは自分で形成するものではなく、向こうから扉が開かれないと、積んでいけないんだよっていうのはメモしとこ。資格をとってとか、こういうキャリアを積んでとか、そういうのは大事だけど、何より求められているのは、経験やその場で何ができるか、把握する力だから。
こういう対談って、その空間で観客として聞いてるような感覚が、とても好きで、やはり専門家同士の知識と考え方の交換とい -
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「こんな日本でよかったね」
このタイトルは小泉首相が構造改革を旗印に
日本を変えようとしている際
それに違和感を覚えてつけたという。
今となってみれば、
小泉構造改革がすべて悪だとは言わないが
ゆり戻しや破たんがあちこちで起きている。
それよりも何よりも日本の赤字問題は
またまた棚上げにされている。
でも、そういった不安感を持ちながらも
「こんな日本でよかったね」という言葉は
今の日本に安堵感をもたらす。
内田先生は構造主義を分かりやすく語る大学の先生。
さてさて、構造主義とは何かを簡単には語れないが
(理解できてないので)
本書からひたすら抜粋。
「私は知っている」ではなく、「私にはよくわ -
Posted by ブクログ
内田樹の武道についての本は、対談集を含めて多くの著書がありますが、この本は主にブログに記載したエッセイをまとめたものです。
正直、武道を嗜まない自分には、前半の記述があまり面白く読めなかった。武道の考え方や武道を巡る様々な出来事についてコメントしているが、ちょっと分かり難い雑文のような印象がある。
おそらくこの本が、最初から武道論として書かれたものではなく、彼の武道論を寄せ集めたものであるため、話の筋が通っていない印象になってしまっているように思う。例えば、高校における武道の必修化は、一般人の視点では日本の伝統を学ぶ良い機会でありスポーツのひとつとして認識しているが、武道家としては武道をそうい