内田樹のレビュー一覧
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この人の「考え方の構造」を考える。
考え方のテンプレートがある気がする。
対外考え方を量産できる人は、それなりの、自分なりのテンプレートを持っているもんだ、と考えるからだ。
気にかかることを、なぜ気にかかるか徹底的に考える。
ヒントになるフレーズがあったな。
「親密圏について」の件
私は骨の髄までビジネスマインデッドな人間なので、どのような社会制度についても、「この制度は、いかなる人類学的起源を有するものか、これまでどのような歴史的使命を果たしてきたのか、現状では、どのような点で制度疲労や機能不全を起こしているか、どのへんを補正すれば使いの延ばせるか、どのあたりのタイミン -
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村上春樹のことだけでなく、いろんなことについて感じて自分なりに考えて、意見を持って。でも、それが果たして正しい考えなのか、ほかの人はどう考えているのか意見を聞いてみたい。
そういうときに、この筆者の考えはすごく説得力があって、共感できるし、新しい発見も多い。
村上春樹の文学では、「雪かき仕事」の大切さがよく取り上げられているというのも慧眼だった。
「雪かき仕事」は特に賃金が払われるわけでもなく、社会的敬意も向けられないけれど、誰かがやらなければ必ず困る人がいる。
生活の中で突然ふりかかる「邪悪なるもの」に取り込まれてしまわないために、「僕」は「雪かき仕事」をきちんと続けている。
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Posted by ブクログ
違う角度から物を見ることが出来て刺激的。
たまにすごく、まっとうな指摘も。
小学校の英語教育についての不安、白川静先生追悼、親族の基本構造、ひとはなぜ葬礼を行うか、少子化問題は存在しない、日本辺境論、など。
少子化について、行政がそれを問題だと思うのは納税者が少なくなるから。日本は狭い国で社会的資源が不足しているから、人口が減るのは自然な現象。少なくなった方がむしろ住みよい??もう一つ、家族単位で消費していた人たちが個人の好みで生きるようになった。他人を我慢しなければ共同体は成り立たない。う~ん、なるほど…
「不快という紙幣」は、両親の不機嫌さを見て、子供達は自分も嫌なことをしている、それが仕 -
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僕は基本的に親子関係は希薄な方がいいという考え方。取り越し苦労はやめよう。なにが起こるのかわからないのだから、全方位的にリラックスして構えていないと対応できないよということ。取り越し苦労するひとは、その最悪の事態の到来を願うようになる。 育児というのは待つことなしにはあり得ない事業。子供相手にすぐ結論をだせっていったって無理なんだから。大切なことは時間に委ねるしかない。育児を経験すると、即断即決なんてできないことの方が世の中には多いことがよくわかる。 結婚生活のトラブルはその八割が双方の親族が原因でおこる。 宣言というのは幽王。人間て、自分がいったん口に出した言葉には本当に呪縛されちゃ
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「だからあれほど言ったのに」。失敗した人を前にすると、つい口をついて出る。忠告した側には正しさがあり、聞かなかった側には落ち度がある。話はそれで終わりそうに見える。だが、教育とは正解を先回りして教えることではないのだと思えてくる。人は間違い、遠回りし、ときには傷ついて、初めて自分の頭で考える。その時間まで奪ってはならない。成熟した共同体とは、失敗しない人々の集まりではない。失敗した人が、もう一度戻ってこられる場所である。「あれほど言ったのに」をのみ込み、「さて、これからどうしよう」と言える人。その人がいるところから、共同体は始まるのかもしれない。この方向はかなり面白いです。さらに「だからあれほ
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何のために学ぶのかなんて学ばないとわかんないよ
20年経って
学校は完全にサービス業
保護者「学校や先生はうちの子の為に何をしてくれるんですか」
生徒「学校とか勉強なんて意味あるんすか」
「勉強した方がいいかもやけど、それだけが全てじゃない」
「タイパ・コスパ悪い それやったらもっと楽に生きる方法ある」
何かを変えたり作り出したりする主体(市民)であるという自覚はない
サービスを受ける側(消費者)であるという自覚はある
だから、現時点の価値でしか評価しない
待てない、対価交換を求める
自戒を込めて…
「みんなやってないし もしくは ひとそれぞれやし」
で、止まっちゃうのが
学んでない証 -
Posted by ブクログ
この書は著者内田樹氏の「自叙伝」(履歴書)と言う。「自分らしく」とは「なんとなく」を選択、それは「直感に従い勇気を持って行動すること」と言う。多くの人と会い、話を聞き、その時相手の一番いいところ、面白いところ、ユニークなところだけを見て、「いいところを褒める」ことで良い人間関係が築ける、と言う。 内田樹氏の祖父が「戦争」についての言葉が気になった。『戦争」とはつまらん奴が国の舵取りをし、政策を立て、軍略を策し、それを国民に押し付け、従わない者に非道な振る舞いを「上位下達」の全てのレベルで行い、「上がバカな奴だった」と言う印象を残した』と言う。現実米国、イスラエル、ロシアのそれぞれ元首、たった一
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映画や漫画などで、本当の自分や生まれてきた意味を確信するシーンをよく見る。感動的だが、ウソくさいのである。
本書で寝ながら学んだ構造主義はそのウソくさい演出をウソだと断じながらも、同時にホントの演出も無いよ、と言ってくれる。これはある意味ホッとする。存在するかも分からないホントの自分を探すのは疲れるからだ。
他者との言葉を使ったやり取りの中でしか自分は定義され得ず、他者から独立した純粋な自分はいないのである。言い換えれば、他者との関係性をうまく設計できれば、より良い自分を作り上げることができるのである。
構造主義とは全ての常識を括弧に入れるような考え方であり、なんとも歯切れが悪い。しかし