内田樹のレビュー一覧
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全世界共通言語である英語話者と、そうでない我々のような日本人を比較して、彼らを羨ましく思うと同時に、未知の世界について学ぶチャンスがないという主張には納得させられた。また人の批判をしてもうまくならないというのは全くその通りだが、それは陰口や論破を目的とした場合のみではないかという違和感をもった。論争そのものを否定している(私自身そういう解釈をした)が、真に大切なのは、喧嘩になったとしても自分の意見を言い、相手の意見を知る。そうすることで初めて、場合によっては自分が間違っていたことを認める勇気を培うとともに、自分の考えに対して他人はどう思うのかを知るそれこそ未知の世界を切り開くチャンスなのではな
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教育=公と私の間で葛藤する作法を身につけること
チャンスはジョブとジョブの隙間に発生する
組織のトップ 親切で寛容で好奇心旺盛であれば組織マネジメントは充分
集団のパフォーマンス 多細胞集団としてのふるまい 化学変化 ≠個人の加算
道徳=行動知 学ぶ=自分を開く ノブは自分の側にしかついていない
corollary 論理的思考=あり得る可能性を捨てない すべての事実説明のストーリー
市民的自由 統治コストが高い時 経済的にも文化的には熱くなっている
コストを下げるには規制で自由を削減→成長も抑制 大学の授業料∝親の監視
民主主義の脆弱性 性善説に基づく長期の利益のために
権力者 公 -
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【2026年80冊目】
著者が長年に渡り取り組んできた「合気道」における、修業、鍛えることとは何か。瞑想をどう捉えるか。司馬遼太郎は竜馬を、修業をどう見ていたのか――内田樹が語る「修業のあれこれ」
内田樹さんの本はこれで四冊目ですが、なかなかどうして哲学的でした。貸してくれた人には師がいるんですけども、この本を読んでいて「ああ、なるほど」と師に対する態度なんかに少し納得できたりしました。
司馬遼太郎が、坂本竜馬についての長編を書いているのに、修業にまつわることはちっとも書いていないというのは面白い気づきでした。物語には作者の意向とかが反映される(無意識かもですが)例だなぁなんて思ったり。
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民主主義論や教育論(コロナ下における学校教育)については非常に示唆的で興味深く読んだが、著者自身が「実際に脳内で起きているのは結論が先なのである。いきなりアイディアが浮かぶ。どうしてその結論に自分は立ち至ったのか、何を見て、私はそう思ったのか、というふうに時間を遡るのである。」と言っているとおり、改憲論はじめ政治的な点では、反右翼・アンチ自民党とという結論ありきで、論理が飛躍している点が随所に見られるほか、法律に関する点については解釈誤認も見られる。
また、教育現場が大きな負荷の下にあることは事実であれども、文科省等の行政も輪をかけて大きな負荷の下にあり、そう単純な問題構造ではないと思った。 -
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"寝ながら学べる"といいつつ、寝ながら学べるほど簡単ではなかった(笑) というのが最初の感想。
2回目読むともうちょっとすんなり入ってきそうかも。でも、他の専門書や入門書よりは確かにわかりやすく表現されているのかもしれない。
今では当たり前となった「構造的に物事を理解する、説明する」概念としての構造主義を、さまざまな哲学者の歴史的なバトンを引き継ぎながら述べている。
最終章のラカンの精神分析の話は「カウンセリングとは何か」を読んでいたから理解しやすかった。
もう一回読んでみようかな。
以下、メモ
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善悪の観念は元々あったまのか?違う。みんなが自分の利 -
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大好きな内田樹先生と、白井さんという方の対談
政治的な話が多く、ちょっと肌感がない自分は、ピンとこない部分も多数あった。
一つ心に残ったのは、「加速主義」の話しで、
現在「もうやばいなら、いっその事、一度めちゃくちゃにしてやろう」という思想のことで、資本主義が色々な歪みを生みまくっている現代で蔓延っているという話があり、確かに自分もその念に駆られる時ある一面があってハッとした。
脇の話だが、
内田先生が書いた「先生はえらい」という本が大好きなのだが、その本の話も対談に出てきて、内田先生としてもターニングポイントになった本の一つなのだと思って嬉しくなった。 -
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映画で描かれていることの奥にある構造や思想的な背景を分析している。著者曰く「かなり分かりやすく」説明しているらしいが、フロイトの心理学を交えたあたりはそこそこ難解。
ハリウッド黄金期の名作から比較的最近の作品まで、それぞれ異なった切り口で分析している。フロイトの心理学を下敷きにしたものは性的なことを、ハリウッドのマッチョが主役の作品には「女性嫌悪」という表現を使っている。製作者がそこまで意識していたのか、あるいは無意識にそうなったのか。
ゴッドファーザーと北の国から(テレビドラマ)を「家族の絆を主人公が求めたために家族が崩壊していく」という共通点があると論じているところは興味深かった。 -
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ネタバレ先日山崎さんの裁判の支援を内田先生がされていたという記録のブックレットを読んで、その後お二人でされた日本社会の現状や世界情勢についての対談本が出ていたことを知り手に取りました。
出た頃に読みたかったと思いましたが、本書が出た一年前にはイスラエル側にいるアメリカがイラクを攻撃するなどということがまさか起きるとは誰も予測してなかったことを思うと、出版後すぐ読むのと今読むのでは捉え方や感じ方、意味合いなど変わるのではとも思いました。
(p196)(アメリカも中国もロシアも)他の国のリーダーシップの下で中東が安定するよりは、誰も停戦工作ができないまま中東がカオス化するほうが「まだまし」という計算が -
Posted by ブクログ
ネタバレ序盤はスイスイ読めるのだけれど、宗教と「機」の思想部分は難しくてよくわからない部分がかなり残る。
たしかに「辺境人」である心当たりは何個もある。それを脱却しようというのがよくある論じ方だけれども、この本ではそのままやっていこうやという提案をするのが面白い。
表音文字と表意文字の組み合わせで物事を理解する我々の特異性について語られる。ここはかなり面白く感じた。漢字は絵なんだよっていうロンの説得力がかなり強い。たしかに漢字はぱっと見で読める。すごい装置なんだなあと思った。漢字だけを用いる中国語では表意文字の純粋性が劣る、みたいなことが書いてあったけど本当かなあ。中国語に明るくはないけど、於とか做と