内田樹のレビュー一覧

  • 橋本治と内田樹

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     橋本治って知らなかったのだが、いつも上から目線の内田樹を軽くいなし、叩いていくところが痛快。
     橋本治著、「窯変 源氏物語」も面白い(第一巻で挫折中)

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    2018年11月04日
  • 村上春樹にご用心

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     村上春樹は好きではないが、その作品を手掛かりに披露される内田樹の知見には、相変わらず唸らされるところがある。

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    2018年11月04日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】

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    2018年10月28日
  • 呪いの時代

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    【要約】


    【ノート】
    ・ハッとさせられる知見や洞察、しかし、相変わらずところどころでなんか鼻につく内田節。自分にとってはちょうどいいテキストなのかも知れない。

    ・「呪い」についてのセンセーの洞察にやられちゃって買い求めた本書だが、呪い自体についての言及はそれほど多くはない。ただし、色々な形質での呪いについて言及してはいるけど。その意味では、第1章と第2章がタイトルに即応した本書のコアだと思った。

    ・最終章でポパー「開かれた社会とその敵」を題材にしていたとはすごいすごい。あまりよみこまずに、自分で読んでから照合させてもらおう。

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    2018年10月28日
  • 若者よ、マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱

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    久々に内田先生の本。
    まあ読みものとしてはいいのではないだろうか。マルクスくらい読んでおかないと....

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    2018年10月23日
  • 街場のメディア論

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    内容自体は面白いし、また同感できる部分も多数あるが、若干話が飛躍しすぎている・強引な所もちらほらと見かけられる。

    内田氏の他の本を読んだことがないので、ちょっと判断しようがないのだが、こういうテイストで書かれている方なのかも知れない。

    メディアというものについて、今まで語られてこなかった軸を知る材料うえでは有用な一冊だろう。ただし、それらの事柄については自分自身で考え、判断し、予想しなければならない。

    「価値」と「ありがとう」の関係性については深く考えてみる必要があるだろう。それはミドルメディアあるいはソーシャルのコミュニティーの中心的な軸になってくるはずである。

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    2018年10月09日
  • 困難な結婚

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    んーそうは思わないなぁってこともあったけど、そうも考えられるんだぁって言うこともいっぱあって読んでよかった。

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    2018年08月11日
  • アジア辺境論 これが日本の生きる道

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    姜尚中さんの「日本の隠ぺい体質」の指摘がズバリと刺さった。
    今の一連の忖度事件をはじめ、先の戦争が泥沼化していった過程などの日本の誤った歴史は大抵それが原因だと気付く。

    ※内田センセーの主張はいつも通りなので…

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    2018年05月15日
  • 竹と樹のマンガ文化論(小学館新書)

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    竹宮恵子と内田樹による、主に少女漫画を対象とした文化論。

    寡聞にして竹宮恵子の漫画を全然知らないので、内容を十分に理解できなかったが、彼女の漫画を含む少女漫画に造詣のある人なら楽しめるかと。

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    2018年04月11日
  • 街場の天皇論

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    20180210 今の政治の状況について自分なりに理解したいと思い、天皇論のタイトルで読む事にした。安倍政治が何故長期政権になり得たのか?結局はうまく争点をはぐらかされて経済優先、グローバル化という響きの良い言葉だけに流されているせいだと理解した。
    大衆が本筋を理解するためには曇りなく論じてくれる作者のような存在が必要だと思った。自分のことなので自分で判断するのは当然なのだが、、、

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    2018年02月10日
  • 内田樹による内田樹

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    著者自身による自作の解説紹介という珍しい体裁の本、収録されている中で、半分くらい読んでいない物があるので、この本を取っ掛かりにして読んでみるの面白いかも

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    2018年01月17日
  • 困難な結婚

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    結婚に幻想を抱いている人が読むべきだと思う。
    しかし、若いうちにセイフティーネットとしての結婚に納得する人はどれくらいいるのだろう。

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    2018年01月02日
  • 僕たちの居場所論

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    ネタバレ

    3人の対談として読むので軽くていい。
    会話の中で流れついていくいろいろな話題が面白い。
    以下印象に残ったことなど。
    ・グローバルという視点の元に、均一の基準で比べられる大学。
    個性や理念は問題にされず、
    数値化できるもので誰にでもわかるようにならされる。
    結果、ランクの低い大学を淘汰し、補助金を分配する対象を減らしていく。
    教えることがこんなに見下されているってなんだろうか。
    ・先生と言うのは誰にでもできるもの、という内田さんの言葉が印象的。
    能力のある人にしかできないものだったら、
    該当者がいないときに、子供は生きていくすべを学ぶことができず
    その集団は一代で滅んでしまう。
    ・自分の中の演算

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    2017年12月31日
  • 聖地巡礼 コンティニュード 【電子限定 写真カラー版】

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    今回は対馬。いつものようにGoogleEarthで見ながら
    読み進めましたが、対馬はなかなかGoogleでも補足
    されていな部分が多く・・・ちょっと残念。
    今回は、日本の古層と神話の始まり。日本と海外のインターフェースというのがキーワード。
    表紙の和多都美神社の海の鳥居がとても素敵な写真です。
    日本の原風景というか、古風景がそこにあるのだろうと
    思いました。
    なかなか行けないところではありますが

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    2017年10月10日
  • 武道的思考

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    ネタバレ

    まず驚いたのは、著者の内田樹氏は合気道6段だということ。
    ずっと社会学系の教授だと思っていたのでかなりびっくりしました。

    著者の考える武道の目的は、「生き延びること」だといいます。

    それは単に戦場でだけという話ではなく、生活全般の話としてとらえられております。

    例えば、江戸時代の武士は、余計なリスクを負わないために用事のないところへは出かけなかったそうです。

    また、歴戦の戦士であった東郷平八郎は、「わずかな兆候から次に起こりそうなことを予見する能力」に秀でていたそうで、目の前の道に荷馬がいるのを見て道の反対側によけて通ったといいます。

    それを見とがめた同僚が、「武人が馬を恐れて道を避

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    2017年10月08日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    もうこういった言説にほとんど共感を感じなくなってしまったなー。「現状は危機的だ」「政府はこんなにあくどい」みたいなのって、「ほんとにそうなの?それを示す証拠は?」とまず思ってしまう。

    まあ内田センセイの七色のロジックを楽しめるという点では面白い。

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    2017年09月08日
  • 街場のメディア論

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    大学での講義内容を本に起こしたもの。
    ものの見方や考えかたの新たな面を感じられた。
    「今遭遇している前代未聞の事態を「自分宛の贈り物」だと思いなして、にこやかに、かつあふれるほどの好奇心を以てそれを迎え入れることのできる人間だけが、危機をいきのびることができる。」今の私が求めていた考え方を、享受いただきました。

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    2020年02月26日
  • 大人のいない国

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    大人のいない国

    内田樹22冊目(鷲田清一との共著)
    ・教養についての考察が面白かった。なぜ自分はこのことを知らずにきたのか、知ることを拒んできたのかという、自分の無知の構造に目を向けられた瞬間に教養が起動するということや、教養とは自分のわかっていないことについてわかるということということがうなずけた。自分の経験から照らしてみても、さらに、この人ならこのことについて知っているかもしれないという風なセンサーが働いて、お願いできれば、たいていのことは何とかなるとも思う。
    ・人がそのかけがえのなさに気づかず、ないがしろにしているものに対して注意を促して、その隠された価値を再認識させる言葉の働きを「祝

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    2017年09月09日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    社会学、文学、心理学など多方面にわたる身近な問題を、筆者の見解を加えて綴られたエッセイ集。
    大学教授をされているという職業柄、実際に学生と触れ合われているようで、そうしたジェネレーションギャップに関するエピソードも面白い。
    なかでも『待つことの功徳』は、興味深い。携帯電話のせいで失われつつある「待つ」ことを美風とまで言い高めた筆者の視点は共感しないでもない。
    古(いにしえ)の人々が「待つ」という行為をどのようにとらえていたか、百人一首からの引用も味わい深い。

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    2017年08月27日
  • 日本戦後史論

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    戦後日本の政治的論考を、ウチダ先生と『永続敗戦論』の白井聡先生が対談形式で行った、非常に刺激的な本。近年表面化している様々な政治的な問題は、ここ何年かの文脈で読もうとすると誤読してしまい、きちんと1945年(あるいは、それよりももっと昔)から丁寧に経過を追って読んでいかないと読み解くことは難しいのでは、ということを本書を読むと痛感させられる。戦後史の「語られていない部分」をきちんと正視しないと、真の意味での対米自立は難しいのではないか、と思ってしまうのです。

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    2017年08月18日