内田樹のレビュー一覧

  • ぼくたち日本の味方です

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    『沈む日本を愛せますか?』(文春文庫)の続編で、東日本大震災を挟む2010年9月から2012年3月までの日本の政治状況について、内田樹と高橋源一郎が論じあっています。

    内田の身体性に根ざした他者論にもとづいて、民主党政権を担った政治家たちのことばの軽さとそれを許しつづけてきた日本の政治的風土が小気味よく批判されています。一方、橋下徹については、その背景に彼の身体性と骨がらみになっているルサンチマンが存在することを指摘し、とくに高橋は興味をそそられているようですが、橋下の推し進めようとしている政治のありかたに対しては厳しい批判をおこなっています。こちらは、内田の著作である『呪いの時代』(新潮文

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    2019年06月18日
  • 株式会社化する日本

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    日本がアメリカの属国である、というのは内田樹氏だけじゃなく、映画『シン・ゴジラ』でも描かれるくらい言われるようになったなぁと思ったものだけど。日本を支配するというくらい大きな権力を握っているのはアメリカというより米軍。それを可能にしていいるのはその権力をかさに自分たちに利益を誘導する人たちがいるから。一方、アメリカはアメリカで軍事産業が国の指針に大きく影響を与えているという話も出ていた。支配の構造とは、簡単には解けない。そういう中で、一般庶民たる自分は、どう生きていったらいいのかねぇ。鳩山氏は評判悪かったけど、読んでみるとけっこう興味深い話を聞けたと思う。

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    2019年05月30日
  • 街場の平成論

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    限られたページ
    限られた枠組み
    の中で語られる「平成論」で
    あるがゆえに

    もうちょっと 読み進めてみたいな感
    もうちょっと 論考を進めて欲しいな感
    が 出てきてしまう

    それでも
    鷲田清一さんの
    「小さな肯定」論は
    かなり面白く読ませてもらいました

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    2019年05月24日
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    子猫を台風から守ってやろうと砂を掘って入れたのに、翌日埋められて死んでいた、という話が一番心に残った。
    というのも私も子供ながらに優しさの気持ちから、金魚に餌をたくさんあげて一気に殺してしまったという似たようなことがあるから。
    作者は、実は殺そうと思ってやったんじゃなくて優しさのつもりだったの!と誰かに伝えたい気持ちもあるんだろうなぁ、と思った。

    ぶっとんで不思議な話はなかったけど、楽しく読めた。
    アメリカのオリジナルの方にも興味が沸いた。

    日本人の書く文章に格差(個も)がないっていうのには、面白い考察だなぁと思いました。いいことなんでしょうね。

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    2019年05月15日
  • 村上春樹にご用心

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    人間には根源的に共通した部分がある。
    「世界」に読まれるっていうのは
    きっとそういう事でしょうね。
    外国語に翻訳された文章を再度日本語に翻訳しても原文と同じ文章が出てくる。

    根源的に、みんな井戸を抜けるし孤独だしパスタ作るし走るし泳ぐのだ。

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    2019年04月21日
  • 現代思想のパフォーマンス

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    ー わたしたちが文章を書くとき、しばしば「言いたいこと」は言葉にならず、逆にそんな考えを自分が持っていると思いもしなかった言葉が頁を埋めていくことがある。「言いたいこと」と「書かれたこと」が過不足なくきちんと対応するということは原理的に起こらない。わたしたちはつねに「言い足りない」か「言いすぎる」かどちらかなのである。

    こういうことが起きるのは、おそらく「書く」という行為が、あらかじめ頭のなかにできあがっている抽象的な「言いたいこと」を「言葉に変換する」という単純な行程なのではなく、「言いたいこと」がせき止められ、「言う気のなかったこと」が紛れこんでくる不随意なシステムだからである。 ー

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    2019年04月16日
  • 街場の平成論

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    9人の識者により、各テーマについて「平成」をまとめたもの。
    編者が冒頭に指摘したように、統一的理論があるわけではなく、読後感はもやもやとしたものであるが、個々の論考は短く読みやすい。

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    2019年04月12日
  • 修業論

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    ネタバレ

    好きな著者・内田氏の修行についての考え方。

    【修行の意味は、事後的・回顧的にしかわからない】
    ここでいう修行は、「与えられた努力を要するもの」という意味合いに捉えている。例えば、「古典を読みましょう」とか「滝行しましょうとか」。

    その先には、「先人の知恵を得られるぜ!」「次の国語のテストでいい点取れるぜ!」というインセンティブを事前に与えてやらせることはできるけれど、それは修行の価値ではないよ、ということ。

    本質的な価値は、古典を読んだ後に残る、「古典の思考を得られた」「点数の取り方がわかった」「好きな作家ができた」かわからないけれど、「個の意味付け」によって決まるから、事後的なんだよ、

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    2019年01月25日
  • 橋本治と内田樹

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     橋本治って知らなかったのだが、いつも上から目線の内田樹を軽くいなし、叩いていくところが痛快。
     橋本治著、「窯変 源氏物語」も面白い(第一巻で挫折中)

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    2018年11月04日
  • 村上春樹にご用心

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     村上春樹は好きではないが、その作品を手掛かりに披露される内田樹の知見には、相変わらず唸らされるところがある。

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    2018年11月04日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】

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    2018年10月28日
  • 呪いの時代

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    mmsn01-

    【要約】


    【ノート】
    ・ハッとさせられる知見や洞察、しかし、相変わらずところどころでなんか鼻につく内田節。自分にとってはちょうどいいテキストなのかも知れない。

    ・「呪い」についてのセンセーの洞察にやられちゃって買い求めた本書だが、呪い自体についての言及はそれほど多くはない。ただし、色々な形質での呪いについて言及してはいるけど。その意味では、第1章と第2章がタイトルに即応した本書のコアだと思った。

    ・最終章でポパー「開かれた社会とその敵」を題材にしていたとはすごいすごい。あまりよみこまずに、自分で読んでから照合させてもらおう。

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    2018年10月28日
  • 若者よ、マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱

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    久々に内田先生の本。
    まあ読みものとしてはいいのではないだろうか。マルクスくらい読んでおかないと....

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    2018年10月23日
  • 街場のメディア論

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    内容自体は面白いし、また同感できる部分も多数あるが、若干話が飛躍しすぎている・強引な所もちらほらと見かけられる。

    内田氏の他の本を読んだことがないので、ちょっと判断しようがないのだが、こういうテイストで書かれている方なのかも知れない。

    メディアというものについて、今まで語られてこなかった軸を知る材料うえでは有用な一冊だろう。ただし、それらの事柄については自分自身で考え、判断し、予想しなければならない。

    「価値」と「ありがとう」の関係性については深く考えてみる必要があるだろう。それはミドルメディアあるいはソーシャルのコミュニティーの中心的な軸になってくるはずである。

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    2018年10月09日
  • 困難な結婚

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    んーそうは思わないなぁってこともあったけど、そうも考えられるんだぁって言うこともいっぱあって読んでよかった。

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    2018年08月11日
  • アジア辺境論 これが日本の生きる道

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    姜尚中さんの「日本の隠ぺい体質」の指摘がズバリと刺さった。
    今の一連の忖度事件をはじめ、先の戦争が泥沼化していった過程などの日本の誤った歴史は大抵それが原因だと気付く。

    ※内田センセーの主張はいつも通りなので…

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    2018年05月15日
  • 竹と樹のマンガ文化論(小学館新書)

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    竹宮恵子と内田樹による、主に少女漫画を対象とした文化論。

    寡聞にして竹宮恵子の漫画を全然知らないので、内容を十分に理解できなかったが、彼女の漫画を含む少女漫画に造詣のある人なら楽しめるかと。

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    2018年04月11日
  • 街場の天皇論

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    20180210 今の政治の状況について自分なりに理解したいと思い、天皇論のタイトルで読む事にした。安倍政治が何故長期政権になり得たのか?結局はうまく争点をはぐらかされて経済優先、グローバル化という響きの良い言葉だけに流されているせいだと理解した。
    大衆が本筋を理解するためには曇りなく論じてくれる作者のような存在が必要だと思った。自分のことなので自分で判断するのは当然なのだが、、、

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    2018年02月10日
  • 内田樹による内田樹

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    著者自身による自作の解説紹介という珍しい体裁の本、収録されている中で、半分くらい読んでいない物があるので、この本を取っ掛かりにして読んでみるの面白いかも

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    2018年01月17日
  • 困難な結婚

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    結婚に幻想を抱いている人が読むべきだと思う。
    しかし、若いうちにセイフティーネットとしての結婚に納得する人はどれくらいいるのだろう。

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    2018年01月02日