作品一覧

  • 脱大日本主義
    4.3
    従来の親米保守路線と成長戦略が行き詰まる中で、日本はいかに生きるべきか。対米従属からの脱却、低成長を前提とした新たな分配政策・成熟戦略を提唱する。内田樹氏推薦。
  • 次の日本へ
    -
    1巻1,100円 (税込)
    正義・美徳・卓越・友愛 共和党結成へ! 劣化した日本の民主主義を超える 新たな政治システムで「富国有徳」の日本を導く。 日本の社会・政治システムは、 戦時翼賛体制とアメリカ占領期につくられたものばかりだ。 冷戦構造が崩壊し、グローバル資本主義が広がるいま、 日本のこれまでの成長戦略は立ちいかなくなってきた。 北朝鮮の核問題や、中国の台頭、 アメリカの衰退といった激変する世界情勢のなか、 機能不全に陥っている日本の民主主義のその先の政治システムを、 「共和主義的政治」に求め、 共和党結党を宣言する書。 (目次) 第1章 共和主義宣言 第2章 いま、なぜ「共和」なのか 第3章 この30年で一気に進んだ日本の存立基盤の崩壊 第4章 劣化した民主主義を救う新たなシステム 第5章 2040年の日本の幸福、次の社会モデル 第6章 日本を改革する「共通善」からの新たな政策
  • 株式会社化する日本
    3.7
    1巻1,100円 (税込)
    私たちはいつから、 株式会社・日本の従業員になったのか!? 人々に蔓延する従業員マインドと急速に劣化する政治、 グローバル資本主義の末路、 対米自立の幻想と蹉跌…… すべてが株式会社化する「平成」という特異な時代の実像から 日本の深層部を明かす。 (目次) 第1章 平成時代と対米自立の蹉跌 ・カネの力、国際社会の信望によって対米自立を果たすという幻想 ・敗戦時のまま日本に残存する「北方領土」と「南方領土」 ・天皇制と立憲デモクラシー、異なる原理が共生している本当の理由 ・日本の改憲にアメリカはどう出るか ・・・ 第2章 あらゆるものが株式会社化する特異な時代 ・株式会社化した社会で、人々に広がる従業員マインド ・貧乏くさい日本人にジャストフィットする貧乏くさい政権 ・官邸の情報統制ではなく、ほとんどは自己検閲、自主規制である ・政治家の能力とは無関係に吹く「風」の異様さ ・・・ 第3章 グローバル資本主義の末路 ・結局、グローバル資本主義は戦争に行き着くほかない ・全世界が模索している新しい資本主義のあり方 ・トランプ登場で失われたアメリカの「真の国力」 ・アメリカ衰退後、未来を示す力こそ大きな国力だ ・・・ 第4章 沖縄問題からみた新しい世界地図 ・日本が主権国家であるかのように偽装してきたツケ ・対米従属の記念碑的事業である辺野古基地建設 ・中国、アメリカなどの大国に与しない日韓の共同体構想 ・日中の連携を軸にして構築される東アジア共同体構想 ・・・
  • 誰がこの国を動かしているのか
    3.3
    1巻809円 (税込)
    総理でさえままならない、「対米従属」という、この国の根深い構造を明かす! 元内閣総理大臣・鳩山友紀夫氏と、『永続敗戦論』がベストセラーの白井聡氏、鹿児島大学教授の木村朗氏が、新安保法制、普天間基地移設の問題から、原発再稼働、従軍慰安婦問題、拉致問題まで、そこに通底する戦後日本の深層を暴き、「戦後レジーム」からの真の脱却、真の独立を説く。また、政治主導、対米自立を掲げた鳩山政権がいかに崩壊していったのか、その真相も明らかに。普天間基地移設問題において、「最低でも県外」を模索していた鳩山総理(当時)に、腹案である徳之島への移設案を断念させたのは、官僚がねつ造した「極秘」文書だった疑惑が浮上。国家の方針を左右し、政権をも崩壊させるきっかけとなった「極秘」文書を第4章にて掲載!(以下、鳩山氏「まえがき」より)・・・この本は、対米従属の既得権構造にメスを入れることに失敗した者と、その失敗の事例から、国を動かしている本質を鋭く追究して明らかにした二人の新進の学者との間の鼎談をまとめたものです。この本をお読みいただき、「誰がこの国を動かしているのか」、おわかりになれると思います。そして、その根の深さを認識していただくことによって、私たち一人ひとりがどのような行動をとるべきかの指針が得られることを期待しています。

ユーザーレビュー

  • 脱大日本主義

    Posted by ブクログ

    先日、デモクラbooks「この本を読め」で紹介されてて興味を持ちました。首相を辞任された頃、自分も御多分に洩れず、ネットやマスコミのバッシングを何の疑問もなく信じていました。今回、氏の穏やかで謙虚な語り口に本物の“知性”を感じ、あぁこんなにも魅力的な方だったのかと…今さらながら思わされました。願わくば、再び鳩山さんに首相になってもらって、広がる格差に疲弊し、傷ついたいく日本の人々の暮らしを救って、周辺国との関係も修復して欲しい…と思った(見果てぬ夢かもしれないけど)。若い政治家さんにもぜひぜひ読んでもらいたい。

    0
    2019年07月29日
  • 脱大日本主義

    Posted by ブクログ

    これほどに広く世界情勢、未来を見、深く思索できる政治家はそうはいないだろう。「友愛」はちょっと鼻じらむところはあるけれど、大枠、著者の主張に賛成する。民主党内閣は、この人が失脚したのち、首相が代わるごとにダメになっていった。

    0
    2023年02月18日
  • 誰がこの国を動かしているのか

    Posted by ブクログ

    自律する市民にとって、一番求められる資質、それはメディアリテラシーである。それは、多様なメディアを意識的・批判的にとらえ、自律的に関わり、能動的に表現することを意識しながら、情報の受け取り方に注意し、報道を鵜呑みにしないという視点なのだ。
    そういうことを大前提にこの本を読んでみる。
    誰がこの国を動かしているのか。
    まえがき
     戦後日本の根深い癒着構造 鳩山友紀夫
    第1章 安倍政治、対米隷属レジームの正体
    第2章 この国を動かしているのは誰なのか
    第3章 日本人にとっての原爆、原発、核開発
    第4章 沖縄から見えてくる日米関係の核心
    第5章 いま求められている日本外交とは
    第6章 拉致、慰安婦問題

    0
    2017年08月15日
  • 株式会社化する日本

    Posted by ブクログ

    20年間、地元の区民プールで泳いでいます。
    定点観測すると、ずいぶん変わったなと思います。

    施設は、割ときれいに保っています。
    管理会社が、区から契約を
    切られないために、
    サービスレベルをよくし
    、低賃金で、従業員を雇い、
    膨大な数のチェックリストを作り、業務を行っているからです。

    以前は、よくプール内で、知らぬ人と、世間話をしていましたが、
    今はなくなりました。
    一心不乱に、そう何かにとりつかれたように、
    ぐるぐると泳いでいる人が増えました。

    きっと「決められたメニュー」があるんだと思います。
    そうすると、「カラダに良い」のだと思います。
    ただ、以前は、「そのように、考える人」は、あ

    0
    2019年12月02日
  • 株式会社化する日本

    Posted by ブクログ

     鳩山由紀夫を批判する連中が湧くと思うが実際本人と直に話してみればそう間違ったことはやってないんだろうと感じるようになってきた。

     それは現政権においても同じことであり右・左がともに共闘する時代が来なければ、グローバル社会というだけで日本にとっての成果はないに等しい物だろう。

     ここがおそらく理解できないのかもしれない。今の世界は自己中心派が増えすぎてしまいどうやるにも国家のためひいては国民のためというレベルにまでj引き上げられないでいる。

     それを打破するための力はおそらく未来永劫出てこないだろう。

    0
    2019年09月24日

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