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Posted by ブクログ
脱大日本主義 鳩山友紀夫 平凡社
政権交代を果たして首相になった鳩山由紀夫こと友紀夫が
その短かった政権におけるアメリカに管理されながらの
腐敗しきった傀儡的官僚支配の実態を語るとともに
政治を離れた視点から今後の日本に対する思いを述べる
成熟時代にある日本が
日米合同委員会による米軍の支配とその地位協定を国民に知らせ
日米政府間の対等な関係へと変更していくことを目指すべきだと言うこと
米軍に押し付けられたままの3S無知政策を破棄して
明治依頼の教育システムを作り成し国民を中心とする
自主的判断による本来の社会を取り戻す必要がある
敗戦依頼隠されてきた日本の政治の裏と表を見直すに
モッテコイの入門書となるだろう
Posted by ブクログ
トランプ政権初期頃(2017年)に刊行された本書。資本主義に劣後していく民主主義、延いてはグローバリズムの終焉を基に骨子を固めている。そうした中で対米追従一辺倒の日本はアメリカの後押しにより政治大国を目指すべきか、或いは自立できるのかということを問うている(訴えている)。東アジア共同体に関する記述はコロナ禍で中国一強が進んだ現在だからこそ考えるべき問題。途中の自民党政権批判は後出しジャンケンだが中々に的確。
個人的に面白いと感じたのは筆者の自民党保守派の行動分析だ。例えば外交において中華脅威論や日米同盟の神格化によって軍拡チキンレースが加速している点。経済政策では成長神話を脱却できずに新自由主義路線から脱することが出来ていない点。その他の細かい論点も悉く鳩山の予想通りの展開になってきている。注目すべきは鳩山の先見の明というよりは自民党の変わらなさだ。例えば、戦後直後の外交でも日本の「自立論」を唱える鳩山一郎や河野一郎に対して、「対米追従論」の吉田茂、岸信介がいる。そしてそれらの政治家の子孫がそれぞれ鳩山由紀夫、河野太郎、麻生太郎、そして安倍晋三だ。世代を跨いでも、世界の情勢が変わってもアメリカを巡る外交方針が変わっていないことには驚きを隠せない。そうした日本の保守派の「家訓」とも言うべき対米追従の仕組みがよくわかる本。
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