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  • ぼくらの身体修行論
    3.8
    思想家にして武道家のウチダ先生と、元神戸製鋼ラグビー部選手・元日本代表の平尾剛氏が身体論をめぐって意気投合。スポーツ嫌いの子どもが増える理由や筋トレの有効性、勝敗や数値では測れないカラダの魅力と潜在力について語り尽くす。読みごたえ十分の文庫版オリジナル特別対談「進化する身体論」も収録!

ユーザーレビュー

  • ぼくらの身体修行論

    Posted by ブクログ

    付箋を貼りまくって何度も読みたくなるような本。
    こういうの、スポーツで子供をどにかしようと思っている親御さんに、
    今!読んでほしいと思う。

    合気道の内田さんと、ラグビー日本代表だった平尾さんとの体をめぐる話。
    2007年の対談と2014年の対談。
    19年間のラグビー生活の中で得た経験を言葉に落としていくことは、
    その人にしかできないし、誰のものでもない貴重なもの。
    第一線でスポーツをやっていた人が、教育に向きあって、
    自分の経験を言語化していく勉強をしていくことって
    客観的で誰にでもわかるような形で教えてくれるというのは
    とても意義のあることだと思う。
    感覚でしか分かっていない、感覚としても

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    2017年08月01日
  • ぼくらの身体修行論

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    誕生日のユルい決意として「人と争わない・競わない」とした数ヵ月後に、この本読むねんもんなぁ。意識することで出会うものってあるよなぁ。

    ここんとこ、山に行くと下りより登りが断然面白いのである。ついこないだまで「しんどい思いは出来るだけ少なくして、いい景色や美味しい空気を味わいたい」と思っていたのに、いや、今でも時として「俺なんでこんなしんどいことしとんねやろ?」と脳裏に思い浮かぶのだが、それでも登りが楽しい。

    登山口からちょいと歩いて、本格的な上り坂になってしばらく経つと、身体が熱を帯びてくる。衣服を調整して、水分を含み、靴とザックの紐を調整して再び登りだす。肩と腰にかかるザックの重み、無駄

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    2017年04月22日
  • ぼくらの身体修行論

    Posted by ブクログ

    フランス文学・思想の研究者であり現在は武道家として指導をおこなっている内田樹と、元ラグビー選手であり現在は教育者である平尾剛の対談です。

    『バガボンド』の井上雄彦と内田の対談でもおなじように感じたのですが、優れたスポーツ選手であるばかりでなく、内田の身体論の深い理解者でもある平尾を相手にしていることで、内田の語り口もいつも以上に生き生きとしているような印象を受けます。ただ、両者のあいだに対立点はなく、もっぱら平尾が内田を身体にかんする知の先達として立てて、彼から多くを学ぼうとするスタンスをとっているためなのでしょうか、読者の立場としては二人の議論にしばしば置いていかれてしまうように感じてしま

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    2019年08月09日
  • ぼくらの身体修行論

    Posted by ブクログ

    体つき体の動かし方に生活や考えが反映されている。
    考えずに動く体。考えていては遅くなる。数値化しにくいもの。

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    2015年09月15日

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