内田樹のレビュー一覧

  • コロナと生きる

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    『コロナと生きる』 内田樹&岩田健太郎

    内田老師の新刊であり、ダイヤモンドプリンセス号の一件で有名となった岩田氏の対談である故、購入。
    本書は3回に渡って行われた内田老師と岩田氏の対談をまとめたもので、感染症における専門家である岩田氏の話は非常に面白い。そもそも、日本において感染症の専門家は極めて少ない。理由は二つあり、一つは根本的に日本で医師になる場合、産婦人科や整形外科等多くの専門分野に分かれることが原則であるからである。丸山眞男よろしく、タコツボ化している日本の医科では感染症医学の様なある種の分野横断的な専門家を輩出しにくい仕組みとなっている。もう一つが、シンプルに日本が今まで

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    2020年09月21日
  • 街場のメディア論

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    自分のやりたいことより、周囲からお願いされることを優先しよう


    医療崩壊のきっかけ
    市場原理主義を病院にも導入したから

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    2020年09月19日
  • 大人のいない国

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    違和感を感じる箇所もあったが、それぞれの切り口が興味深い。ほぼ対談の形なのでお気楽に読めるのも○。言葉遊びに興じる子どものような場面もあり、人の多様性を感じられる作品。単純に面白かった。

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    2020年09月06日
  • 常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット

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    89前思春期、別名チャム世代、自分にも当てはまってびっくり。

    あとがきより
    競争社会では、誰でも可能なことを周りよりも上手にできる人が評価されるのである。
    僕は嫌だけどね。

    247長期政権が必ず腐敗する理由を説明できますか?

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    2020年09月04日
  • 先生はえらい

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    先生はえらいというのは自分も成る程と思いました。こう思えるのは読み終わってからだと思います。読んでみてください。

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    2020年08月24日
  • 日本戦後史論

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    「二〇二〇年の東京オリンピックって、もし何とか開催できればその後一〇年国はもつ。もし開催できないというところまで追い込まれると、もう五年しかもたない。そういう嫌な感じがするんです。」
    なんていうヒリヒリするような発言が続出する。

    日本は戦後、「対米従属を通じた対米自立を目指す」という捻れた形で政策を作ってきた。しかし、アメリカはもちろん自国の国益を優先するので、いつまで経っても対米自立ができない。
    また、敗戦の否認をしており、どこか韓国・中国という近隣諸国を見下しているところがある。
    仮に中国が尖閣諸島に攻め込んだとしても、アメリカは日本の防衛をしないだろう。アメリカはそのような事態にならな

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    2020年08月19日
  • 身体の言い分

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    豊かに生きるということはどういうことかを考えた一冊。真剣に何かに取り組んでいれば、自ずからつながるべき人につながって、豊かな人生を築いていけるのではないかと思いました。

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    2020年05月24日
  • 僕たちの居場所論

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    才能はフォース。最大限に使えば簡単に成功出来るかもしれないけど、出来るだけ使わずにしのぐ。親の遺産みたいなもの。

    人間は聞きたい言葉を聞く、天籟。
    その意味は天から降ってくる音、それは倍音ではないか。

    長男は師匠がいない。社長が多い。

    女は今日で終わりでも良いと言う感じで来るから強い。

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    2020年05月15日
  • 現代思想のパフォーマンス

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    「寝ながら学べる構造主義」の原型かな。

    やっぱり内田さんの書いている部分がすばらしく、
    僕には面白かった。

    ただ、難波江さんのフーコーの部分も面白く、
    権力・監視とは何であるか、という勉強になりました。

    それからエドワード・サイードも入っており、
    僕にとっては、大江健三郎経由で知ったので、
    新鮮な感じを受けました。

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    2020年04月03日
  • 僕たちの居場所論

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    内田樹、平川克美、名越文康という気心の知れた三人が、「居場所」というテーマからはじめてさまざまな話題について自由に論じあっている本です。

    平川は荏原中延に喫茶店を開き、名越はそこの常連客となっています。一方内田は、自宅を兼ねた道場「凱風館」で武道の指導をおこなってきました。本書では、彼らのこうした「居場所」がそこにいる人びとにとってどのような意味をもっているのかということが語られています。さらに議論が進むにつれて話題はひろがり、グローバリズムの問題やネトウヨの心理、師をもつことの意義など、多岐にわたります。

    著者たちの議論にすべて同意することはできませんが、一見したところ極端な主張に見える

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    2020年03月26日
  • 日本人にとって聖地とは何か

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    聖地巡礼シリーズの鼎談集

    公開講座として、各講師を招いての話
    倭人は、海の民であること。
    大阪天満宮と将軍社の関係とか
    いろいろ面白いことはありました。
    でも、でそれが・・という感じも否めない気がしました。

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    2020年03月22日
  • 疲れすぎて眠れぬ夜のために

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    むかついて人を殺したり、売春やドラッグに走る者は、利己的なのではなく、自己がほとんどなくなっている。

    中年のオヤジとは、不愉快な人間関係の中にとどまっているうちに、耐えることが自己目的化し、自己の存在証明が凝縮されてしまった人間のこと。

    終戦直後に日本の政治や経済を牽引していたのは、明治20年代、30年代生まれの人々。これらの世代は、日清戦争から第二次世界大戦までを生き延びたリアリストだから、日本に根付かせようとしたのが民主主義だった。

    都会で生活すると、視覚的にも聴覚的にも刺激が多すぎるので、自己防衛のために知覚の回路をオフにしている。その結果として、外部で起きていることに対して鈍感に

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    2020年01月18日
  • そのうちなんとかなるだろう

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    内田樹さんの自叙伝。
    嫌と感じるものは一切妥協せずに拒否し、計画性がない人生を過ごされたが、なんとかなっている人生。
    クソ真面目に人生を過ごしてきた者からすると本当に羨ましい限りである。
    後悔は2つあり、何かをしてしまった後悔と、何かをしなかった後悔がある。その内取り返しがつかないのは何かをしなかった後悔であると。これは身に染みて感じる内容である。
    失敗してもいいからとにかくアクション。これが人生の幅を広げ、成功する方法であると改めて感じた。

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    2020年01月05日
  • 若者よ、マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱

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    マルクス入門編として読んでみた。
    感想としては、(かなり噛み砕いて書いて頂いていることは伝わったけれどもそれでも)難しいということ。
    ただ、この本の目的はマルクスに興味を持つことにあるので、目的は達成された。
    私が感じたマルクスの凄さは、論理的に正しいことだけを言わずに、倫理観も兼ね備えていたこと。裕福な家柄に育つも、貧困層の労働環境を想像し、フェアではないことに対して怒りの声を上げる情熱的な人物であることが非常に伝わった。
    また、様々なものの考え方を伝えてくれることで人の心を軽くしてくれる要素もある。例えば、人は中身の人間性ではなく、「なにを生産し、いかに生産するか」が大事であることなど(心

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    2020年01月02日
  • 属国民主主義論―この支配からいつ卒業できるのか

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    内田樹、白井聡による日本の政治社会についての対談。
    前半は2016年当時の政治について、後半は日本社会の状況について語る。
    日本は政治的には米国の属国であり、安部政権になって益々米国追従の立場が強くなった。そういう意味では、日本はまだ独立国とは言えない。また社会は幼稚化が進んで、物事を深く考えなくなっている。マネー信仰が強くなり、金軸で人を評価する風潮により階級意識が発生。マスコミやメディアのマネー情報に流されてしまう。金が全てなので、それが無いと精神的に参ってしまう。高齢者も若年層も考え方が幼稚化し、精神的な貧困化が進んでいる。今後の日本社会では、経済的な発展が期待できないのだから、経済発展

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    2020年01月02日
  • 困難な結婚

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    ネタバレ

    2019.12.15

    【感想】
    なるほど、そんな考え方があるのかあ、となる本
    結婚に対して「キラキラしたもの」「憧れ」という認識があったのだけれど、

    「今よりも不幸にならないように結婚する」
    「結婚は社会契約である」

    の言葉たちが少し冷静にさせてくれた

    そして自分がパートナーに多くを求めすぎていると反省
    「よくわからない人」と共に生活していることは感動的なのかそうかそうか…

    【印象に残った言葉】
    目の前にいる人よりもっとましな相手がいるんじゃないか(略)というのは「自分はこの程度の人間じゃない」という自負の裏返しです。(P24)
    →耳を塞ぎたくなる人多そうだなあ(笑)

    配偶者が変わ

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    2019年12月15日
  • 最終講義 生き延びるための七講

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    25歳の選択について60歳で語ってる

    それが
    痛いほど正直なとこが
    強いなあ!

    学ぶ意味
    教える立場
    わたしは新しい学びの後
    これ程強くあれるかどうか
    強くあれない理由を知るために
    また本を読もう!

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    2019年11月11日
  • 善く死ぬための身体論

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    読んでてよく分かる。
    実感することでしかわからないから
    ビビらずに
    やってみるしかない
    死ぬのも楽しみ

    なんて
    不謹慎かもしれないけど
    そう思う

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    2019年11月09日
  • そのうちなんとかなるだろう

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    ネタバレ

    筆者の半生を綴ったエッセイ。
    ウエブ マガジンのロング・インタビューを元に構成してあるそうだ。

    学生運動について、時々モノクロ写真で見たり
    フィクションのスパイスとして出てきたりして知っている程度だったので
    当時の肌感覚で書かれているのが興味深かった。

    師弟関係について、
    弟子を伸ばすために言うことと潰すために言うことは表面上似ていて
    識別が難しいという件もとても興味深い。

    武道家は勝敗や強弱を競う境位を離脱し、
    いるべき時に、いるべきところにいて、なすべきことをなす人間になることが修行の目標であり、
    道場は楽屋、一歩外に出たところが本番の舞台というのは
    共感するところだった。
    実践する

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    2019年11月05日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    さまざまな雑誌などに寄稿された著者の論考・エッセイを収録している本です。

    著者のブログ記事をまとめた本とはちがい、字数制限のためか尻切れトンボの感のあるエッセイも多少見受けられるように思いますが、身近な話題から思いもかけない理路を通って見晴らしのきく場所へと読者を連れ出す著者らしい議論の運び方が随所に見られます。

    個人的には、橋本治の思想、とくに身体論、他者論、歴史論にかんしては、内田樹の思想を通して読み解くことではるかに理解しやすいものになるのではないかという見通しをもっており、「速度と祝福 God speed you―書評『蝶のゆくえ』橋本治著」の橋本治論は興味をもって読みました。「速

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    2019年11月02日