内田樹のレビュー一覧

  • 生存教室 ディストピアを生き抜くために

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    内田樹さんの本、通算4冊目。視点が独特でおもしろいです。空気をゼリーに見立てて両肩で押すように歩くくだりの説明は、分かるような分からないような。とにかく独特。

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    2021年02月25日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    大学は勉強するところではない。大学とは、知識を商品のように学生に売るところではありません。知とはデジタルデータではなく、身体と感情を持った人間一人一人が身につけ、実践し、対話し、試行錯誤する中でしか役立たない。

    あらかじめ用意された正解をたくさん覚えることが優秀だというのは、いわば知識ベースの勉強です。しかし、非常事態に対処するには、そんな勉強だけでは限界があります。そこで力を発揮するのが、物事をいろいろな角度から観察し、今までに知った事実と組み合わせて、全体の構造を考えるという知性ベースの学びです。

    まだ答えがない問題への対処については、先生と生徒の立場は対等です。

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    2021年02月04日
  • 街場のメディア論

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    メディアの問題に関して、「ビジネス」としての商取引モデルをもとに考えるのではなく、価値の贈与返礼モデルをもとに考察した内容。
    メディアの問題点に関してはおおよそ同意できた。医療や教育の崩壊も、商取引モデルに当てはめると説明されるという著者の指摘は非常に興味深いものだった。
    優れた内容の本だが2010年に出版されたものであり、(マスメディアが変化したかどうかはともかく)新興メディアの出現や新たなデバイス・サービスの出現により、当時とは環境は大きく変化した。著者も指摘しているが、この点に関しては注意して読む必要がある。

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    2021年01月17日
  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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    ネタバレ

    対価を支払う価値があるのかを確認する作業から学ばなくなり、働いたら負け、との理論が成立する。

    リスクヘッジがキーワード

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    2020年12月25日
  • 期間限定の思想 「おじさん」的思考2

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    人間が精神的に追い詰められる状況というのは 、端的に言えば 「一人で生き 、一人で運命と対峙し 、一人で責任をとり 、一人で問題を解決する 」ことを強いられる状況である。

    「自立者 」というのは堅牢な基盤の上に立っているもののことではない 。そうではなく 、 「自分が 」つかまっているもの 、 「自分に 」つかまっているもの 、そういった 、すべての関係するファクタ ーの織りなすネットワ ークのうちに 、自分の「いるべき場所 」を見つけだすことのできる人間のこと。

    やっぱりパートナーは作るべきなのか?

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    2020年12月12日
  • コロナと生きる

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    これまた、コロナウイルスから、話を広げている。
    岩田健太郎と内田樹というコンビが良いね。
    同調圧力がいけない、人と違うことをやることが大切、という言葉は考えさせられる。

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    2020年12月05日
  • 疲れすぎて眠れぬ夜のために

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    とある章では

    先駆者的な意識を持ってない人にとって
    「女性の社会進出」を声高に言われると
    しんどくない?無理しなくていいんだよ?

    ということが書かれてました。

    そう言われると、なんだかとてもホッとしました...。頑張るも自由、頑張らないも自由。

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    2020年12月03日
  • 街場の親子論 父と娘の困難なものがたり

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    自分の親に対して100%の好意を抱けない。むしろ嫌いかもしれない。大切に育ててもらったはずなのに何故?

    そんなモヤモヤが少し晴れるかも。どうやら同じように思っている子どもは結構いるらしい、ということが分かる。

    親の立場では、どうか。2,30年後にもう一度読みたい。

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    2020年12月01日
  • 疲れすぎて眠れぬ夜のために

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    眠れないほど疲れることはあまりないのですが、古本屋さんでふと目に入って読んでみました。
    内田先生の本はちょっとよくわからない部分もあるのですが、もやもやしているときに読むと、どこか心に響く箇所を見つけることができる気がします。

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    2020年11月13日
  • 街場の親子論 父と娘の困難なものがたり

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    親子の関係性について書かれた本なのかなとイメージして読んだら、親子にとどまらず他社との関わりみたいなことについて書かれていた。他者のことを完全に理解することは不可能だから、無理に共感しようとしなくてもよいのではないか、それは家族であっても同じである というのが筆者(父)の考え。たしかにそうだと思った。こどもの価値観を尊重しむやみにこどもの世界に立ち入らない親でいたいと思った。

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    2020年11月11日
  • 直感はわりと正しい 内田樹の大市民講座

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    2008年から2013年にかけて、雑誌『AERA』(朝日新聞出版)に連載された著者のコラムをまとめた本です。

    この連載について著者は「あとがき」で、900字という分量は書くのにいささか工夫がいると述べており、そのコツとして「冒頭であるテーマを提示して「今日はこんな話をします」といったときに読者が「じゃあ、こんなあたりに話が落ち着くのかな」と予想した通りには絶対に書かないということです」と述べています。たしかに他の論者には見られない議論の進めかただと感じる一方で、いかにも内田樹らしいと思えるようなところに着地しているようにも感じます。

    時事ネタが中心ですが、そのなかでもやはり政治について発言

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    2020年10月20日
  • 街場の親子論 父と娘の困難なものがたり

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    父と娘の間に微妙な記憶の「ズレ」が生じていることが明らかになっていくのも、とても興味深い

    微妙に共感できないっていうくらいの関係が1番調度良い

    最近の世の中は、過剰な共感を求められるが、そんなのは人間である限りありえない。

    親子関係って難しいなって思った。 
    誰とでも尊重しあって、助けあって生きていきたいなって思った。

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    2020年10月17日
  • 困難な結婚

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    期待した内容ではなかったので飛ばし読みしてしまった。結婚歴が長い私目には結婚指南は無用ですので、もっと根元的な結婚論を期待しておりましたので(笑)
    にしても今から踏み出そうとしている方々にも物足りないのでは?
    昭和男子目線の古い結婚観が満載のタィプの本でしたね。

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    2020年10月04日
  • 大人のいない国

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    対談をまとめたものだから
    話は色々と飛ぶが
    言論の自由とSNSで好き勝手言うことを混同するなという話には深く頷きました...

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    2020年10月01日
  • コロナと生きる

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    『コロナと生きる』 内田樹&岩田健太郎

    内田老師の新刊であり、ダイヤモンドプリンセス号の一件で有名となった岩田氏の対談である故、購入。
    本書は3回に渡って行われた内田老師と岩田氏の対談をまとめたもので、感染症における専門家である岩田氏の話は非常に面白い。そもそも、日本において感染症の専門家は極めて少ない。理由は二つあり、一つは根本的に日本で医師になる場合、産婦人科や整形外科等多くの専門分野に分かれることが原則であるからである。丸山眞男よろしく、タコツボ化している日本の医科では感染症医学の様なある種の分野横断的な専門家を輩出しにくい仕組みとなっている。もう一つが、シンプルに日本が今まで

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    2020年09月21日
  • 街場のメディア論

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    自分のやりたいことより、周囲からお願いされることを優先しよう


    医療崩壊のきっかけ
    市場原理主義を病院にも導入したから

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    2020年09月19日
  • 大人のいない国

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    違和感を感じる箇所もあったが、それぞれの切り口が興味深い。ほぼ対談の形なのでお気楽に読めるのも○。言葉遊びに興じる子どものような場面もあり、人の多様性を感じられる作品。単純に面白かった。

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    2020年09月06日
  • 常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット

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    89前思春期、別名チャム世代、自分にも当てはまってびっくり。

    あとがきより
    競争社会では、誰でも可能なことを周りよりも上手にできる人が評価されるのである。
    僕は嫌だけどね。

    247長期政権が必ず腐敗する理由を説明できますか?

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    2020年09月04日
  • 先生はえらい

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    先生はえらいというのは自分も成る程と思いました。こう思えるのは読み終わってからだと思います。読んでみてください。

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    2020年08月24日
  • 日本戦後史論

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    「二〇二〇年の東京オリンピックって、もし何とか開催できればその後一〇年国はもつ。もし開催できないというところまで追い込まれると、もう五年しかもたない。そういう嫌な感じがするんです。」
    なんていうヒリヒリするような発言が続出する。

    日本は戦後、「対米従属を通じた対米自立を目指す」という捻れた形で政策を作ってきた。しかし、アメリカはもちろん自国の国益を優先するので、いつまで経っても対米自立ができない。
    また、敗戦の否認をしており、どこか韓国・中国という近隣諸国を見下しているところがある。
    仮に中国が尖閣諸島に攻め込んだとしても、アメリカは日本の防衛をしないだろう。アメリカはそのような事態にならな

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    2020年08月19日