内田樹のレビュー一覧

  • 動乱期を生きる

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    勉強になりました。日本が今後戦争をせずに平和を、保っていけるのかが不安です。こらまでの失敗から学ぶことができるのか。またジャーナリズムは今も生きているのか。世界の紛争はなぜ続いているのか、という問いに対して端的に答えてくれている著書です。

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    2025年04月01日
  • 沈む祖国を救うには(マガジンハウス新書)

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    内田氏の書籍はよく読みます。今回は我が国を憂う、そしてもうどうしようもない所まで差し掛かっていることをかんじました。特に物質的なことよりも、倫理的、精神的に蝕まれてしまっているという警鐘。最近のあらゆる書物では、お金はいずれなくなる、資本主義は形を変える、責任あるポストには立つべきではない、ゆるく生きていくべき、などの論調が跋扈しておりますが、本当にそうなのでありましょうか。

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    2025年04月01日
  • 疲れすぎて眠れぬ夜のために

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    時々ふんふんなるほどと思うこともあったがなんでか覚えられない思い出せない、借りた本ゆえにいつもページを折りまくってるのを折れてないからなのか(コレも身体論につながるのか?)、印象に残ったようで残ってない、果たしてこれは読めたと言えるのか?いや、言えないと思いながら2回め読んだけどやっぱりどこにふんふんなるほどって思ったのかパッと思い出せない、3回め読もうかな、、(はよ本返せ)。あ、古武術というものをこの本で知った、そして影響を受けて体験に行ったものの自分にはまだ早いと思った。出直します。

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    2025年03月01日
  • 竹と樹のマンガ文化論(小学館新書)

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    レジェンド少女漫画家と、それを読んで育った武道家・哲学者の対談。
    僕自身が少女漫画読者でなく、かつ時代が違うので、なかなかグッと話に入っていけなかったけど、その時代を想像して楽しめるだけの話の濃さとリアリティとユーモアでした。

    内田「音楽についてトリビアルな知識を持っている人間が『これはこれとこれのパクリだ』と言うと、その知識自体が何か批評性を持っているかのように見なされる。でも、マンガの場合は、そういう話はしませんよね。この人のこの絵柄とかコマ割りは誰それのパクリだと言っても、誰も反応しないでしょ(笑)。」
    竹宮「誰が何をやっても構わない。ただただ、マンガはオープンソースなだけです。」

    やはりここがハイライトですね。
    オープンソースが1番生産性が高いと。
    内田「クリエーターがみんなそれぞれの技術やアイディアをパブリックドメインで使い回しすることによってジャンルが栄えるんですから。『オレの真似をするな』とか、そういう「せこい」ことを言うなよ(笑)。前衛性だとか、オリジナリティーだとか、そんなことばかり言ってるとジャンルそのものが衰退してくる。」

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    2025年02月19日
  • 勇気論

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    内容が散らばっているので読みにくい。
    けど、何だったのだろうという気持ちで読み返すと言いたいことが見えてきて、全て繋がっていた。
    対話を楽しむ読書が出来る本だと思う。
    是非、付箋を付けながら読んで欲しい。

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    2025年02月15日
  • 撤退論

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    衰退する日本をいかに撤退させるかについて、多様な論者たちが論じる一冊。
    サンクコスト、責任追及、同調圧力・・・撤退判断を妨げる要因はいくらでもあるが、どこで撤退の決断に踏み切るのか。
    最後の論者である平川氏の「撤退とは、行くか戻るかの二者択一ではなく、パラダイムシフトなのだ」というメッセージが一番ささった。

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    2025年02月10日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    コロナ下で思う事はそれぞれの人に沢山あったなと思い出させる本。
    エッセンシャルワーカーありがとうとメディアで流しつつ、近づくなと差別する。大事といいながら低収入を改善しようとしない。ありがとうと言っておけばこき使っていいと思ってるよね。これからは少子化でエッセンシャルワーカーがますます減ってくる。その際にどうするのかな。

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    2025年01月11日
  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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    学びとは時間的なもの。学び始める時にはそれがなんなのかわからない。学ぶにつれてその価値や意味がわかる。時間的流れの中にいて自分自身の変化を受け止めていく。
    生徒が消費者として教育を受けているのはひしと実感できた。

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    2024年12月13日
  • 人口減少社会の未来学

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    編者の内田樹をはじめ11人の執筆者が、現代の日本社会において喫緊の課題である人口減少・少子化の問題について論じている本です。

    それぞれの執筆者たちの展開する議論の中身に踏み込むことは避けますが、編者である内田の議論については、それが果たしている役割を明確に理解しておくことが必要ではないかと考えます。

    内田は、少子化が深刻化することはとうにわかっていたにもかかわらず、われわれが手をこまねいてきたことに注目して、「日本人は「最悪の事態」に備えてリスクヘッジする習慣がなく、そういう予測をすること自体を「敗北主義」として忌避する」という伝統があると指摘します。そのうえで、「日本人というリスクファクターを勘定に入れておかないと適切なリスク管理はできない」と主張しています。

    これだけ見ると自己論駁的な主張に感じられるかもしれませんが、丸山眞男の超国家主義についての議論を参照していることからも明らかなように、そうしたわれわれの思考のクセを眼前に引き据え、自覚することでそこから脱却することをめざさなければならないというのが本意だと思われます。「少子化」に対する提言ではなく、少子化「問題」に対する人びとの注意を喚起することを意図した文章なのですが、ひろく議論が交わされるステージを設置するという、編者のなすべき役割を果たしていると評するべきでしょう。

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    2024年11月08日
  • 凱風館日乗

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    ロシアは常に被害者の劣等感と大国の優越感の葛藤のうちにある。中国は中華皇帝による独裁と群雄割拠の内戦状況のどちらかしか知らない。米国は建国以来市民的自由と公権力による社会的統制いずれを優先させるを巡って分裂し続けてきた。三国とも固有の葛藤を抱えてきた国である。そして、その葛藤をまっすぐに受け止め、折り合いのつかないものをなんとか折り合わせて複雑な統治システムを創り出した時期には国力が向上し、どちらかに針が振り切れてシステムが暴走し始めた時期に衰運局面に入る。

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    2024年09月08日
  • 困難な結婚

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    結婚が社会保障という独自の論理は面白い。ただ結構感覚的に書いてるような箇所が多いような気もして、あまり響かなかった。

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    2024年08月24日
  • 凱風館日乗

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    著者の本は、いつも難しいが面白い。特に【教育の本務】教員の大切な仕事は、笑顔で迎え入れここが君のいる場所だと保証し、ここにいることを願っていると伝えること、本当に大切なことだと思う。学力とは学ぶ力触れる全てのものから知的滋養を吸収できる能力、いい言葉だ

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    2024年08月21日
  • 疲れすぎて眠れぬ夜のために

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    #疲れすぎて眠れぬ夜のために #内田樹 #読書記録

    内田樹先生の2003年の作品。古い。そのため、むむむ、と思うところもある。
    が、やはり内田樹。
    強い。自分の足を地につけて、ただ一人で立つことができる人。内田樹。
    いやー、私はそこまで強くない、けど、そうありたいよなー、と思う。だから、ほんと、その通りですよね、と思う言葉でいっぱい。(一部を除く)

    我慢しすぎるな、『ワンランク下の自分に』(第一章)とかいう言葉は書かれているけども、その実は、自分で考え自分で責任持って行動しなさいよ。人に合わせて、嫌なことするような、そんな生き方やめなよ、ということを言っているので、結構厳しい。
    そうありたいっす。先生!。。。

    『Ⅲ 体の感覚を蘇らせる』は、武道を本気でやってる内田樹先生の真骨頂。
    ほんとそうだな、人間で確かに、気配を感じられるよな。それに対する評価低すぎよね、とも思った。
    気配を感じる、からこそ、オフラインじゃなきゃわからんことがあり、感覚がある人こそ、いろんなことに気づくんだな。
    でも現代は、いらん情報が多すぎて、シャットダウンする能力が上がりすぎてる人もいるんやな。

    がんばらなくていいんだよ、と言って欲しくて持ってきた本は、自律して生きよ、バカになんな、と、はっきりと突きつけてくる本でした。(まさに、内田樹らしく、本当に『そういう奴は頭が悪い』とか、はっきり書いてもあるのです。。)

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    ビジネスとレイバーの差は、ですから、常雇いか臨時雇いの違いでも、時給やポストの格差でも、資本金の規模でもありません。その人が「リスクを取る」と言う決断できるかどうか、その1点にかかっています。
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    秘書や身内が収賄をしたのが発覚した時に、政治家が「私は預かり知らぬことだ」と言って、身の潔白を言い立てる様を見て、僕たちは「卑しい」と言う印象を受けます。これは僕たちの印象が正しいのです。
    その政治家はリスクを取ることを拒否することで、自分は秘書も家族もコントロールできないほど、無能な人間である、と言うことを満天下に告知したわけです。僕たちの社会では、当事者能力のない人間については、その責任を求めないと言う取り決めがあります。

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    若干の性的サービスの代償に毎月数十万円もらっている、と言うようなことをしていると、人間の根本が歪んできます。「お得だった」なんて言う人もいるかもしれませんが、本当はすごくそんな取引なのです。価値観が狂うと言うのは、一生癒えない傷ですから。
    売春と言うのは、厳密には「身体」を売るのではなく、「体を売るような人間である」という社会的評価を受ける代償に金を受け取るということです。
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    「はしたない」と言うのは、審美的な問題ではありません。節度なく振る舞う人の「生存戦略」の危うさに、はたがドキドキさせられる不快さのことなのです。

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    2024年08月12日
  • 現代霊性論

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     おもに、宗教現象を社会学的観点から、分かりやすく論じている。科学の進歩に合わせて、宗教をあらためて問い直す行為が求められているのでは。膨大な論及の歴史の見直し。

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    2024年07月14日
  • 困難な結婚

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    少し古い結婚観かなと思うところもありつつ、得心したり旨にせねばと思うところも多々あり。

    以下覚書

    ●結婚は貧困ベース、病気ベースで考える

    ●ピンチはうまくいかないことが束になって手が回らなくなる状態。
    ひとつひとつのうまくいかないことは大したことじゃない。その数がある閾値を超えると人はパニックになる。だからうまくいかないことの数を一つ一つ減らしていく以外に手立てはない。
    そうすることで、些細な事でコップの水が溢れてブチンと切れることがなくなる。

    ●配偶者との関係を健全に保とうと思ったらまず自分はどうすれば機嫌が良くなるかを考える

    ●自分の人生が充実していると倦怠期が来ても問題にならない。倦怠期の人たちは自己倦怠も孕んでいるから。

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    2024年07月13日
  • 困難な結婚

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    健やかなる時、喜びの時は1人でも生きていける。
    病める時、悲しい時、貧しい時にこそ支え合って結婚の意味があると。
    なるほどなぁ〜、多くを求めずに
    逆にないときに半分にすると、深いですね。

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    2024年06月28日
  • 一神教と帝国

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    どの国にも「恥ずべき過去」はある。それを認めるか認めないかで、それから後の国民たちの倫理的緊張感は変わる。「疾しさ」を抱えて生きることは辛い。けれども、それが民族差別や拝外主義の暴発を抑制している。歴史修正主義者は、国民の「疾しさ」から解き放つことで、民族差別や拝外主義といった暴力を解き放つ。

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    2024年06月03日
  • コモンの再生

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     コモン”共有”とは何か。
     いつのまにか日本人が失っている感覚を再生するには。

     2016年から2020年にかけての批評集。
     数年後のことを予想するのは難しい。

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    2024年05月26日
  • 生きづらさについて考える【毎日文庫】

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     内田さんの書かれたものを読むと、どこかで同じようなことを言われていたなあと思うことが多いのだが、でも読んでいて面白い。

     本書では時事ネタが多く取り上げられているが、それらについて書かれた文章は、ともすると後になって読むと古いと感じることも多いのだが、そんなことはない。ある出来事や事象の奥にある真の問題点にまで内田さんの考えが届いている上に、それを納得させる文章術の妙があるからこそ、今でも興味深く読ませるのだと思う。
     また、これは不幸なことではあるのだが、本書のタイトルの「生きづらさ」が、今も大きくは変わっていないことにも拠るのだろう。例えば、本書では安倍政治への批判的文章がある。その安倍さんは亡くなった。しかし、いわゆる安倍政治的な政治は、今の自民党政権下変わらず続いている。それが問題だ、変えようという動きも、政界からも国民からも大きくは出てきていない、例えばそんな状況。
     あるいは、公共的なものがどんどん減って、至るところどれだけ儲かるで考えるようになってしまっている状況(都市の再開発はもとより、教育、医療の分野まで)。
     
     
    グチばかり言っていても仕方がない。自分のできることを、少しずつでもやっていくしかない。.

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    2024年05月23日
  • コモンの再生

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    雑誌連載を書籍化したものだから、よく言えば気軽に読める、悪く言えば予定調和で想定の範囲内。タイトルは大袈裟過ぎるかな、「内田樹の人生相談室」でもいいと思うがそれじゃ売れないか。

    それにしても著者は大分リベラル色が強くなった様に感じる。「東京ファイティングキッズ」の頃はもっとバランスを取っていた気もするが。世の中が右(右が革新、左が保守という考えもあるが)に偏り過ぎたからそう錯覚しているだけかも知れない。

    江崎書店袋井店にて購入。

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    2024年05月12日