内田樹のレビュー一覧

  • 街場のマンガ論

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    内田先生よりはやや若い年代ですが、ほぼ同世代ですから自分の少女時代はやはりここに登場するマンガを良く読んでいました。懐かしさはあるのですが、いつの頃からかマンガからはすっかり遠ざかっています。
    そのため、この本に書いてあることはへえ~そうなんだあという感想が主でした。しかし、ひとつすごいと思ったのは、内田少年の「短い少女時代」のお話です。内田先生の私的事情と相まって、私の本質は「少女」であると告白しています。だから内田先生の主張は、ちょっと先を行っている雰囲気ですんなりくるんですねと納得しました。娘のるんちゃんのお話が面白かったです。

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    2014年05月25日
  • 修業論

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    ネタバレ

    喩えて言えば、「鍛える」というのはハードディスクの容量を増やすことであり、「潜在的な能力を開花させる」というのはOSをヴァージョンアップすることである。p96

    「私たちが適切に生きようと望むなら、そのつど世界認識に最適な額縁を選択することができなければならない」p127

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    2014年04月25日
  • 邪悪なものの鎮め方

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    まえがきに「どうふるまっていいかわからないときに適切にふるまうためにはどうすればいいか」を書いたとあり、第一章、第二章まではワクワクしながら面白く読んだ。が、後半、テーマが微妙にずれてしまったような気がして、ちょっとガッカリ。

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    2014年04月20日
  • 街場の憂国論

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    毎度同じことを書いているような気がするが、内田本はまえがきをよく噛んで味わうのがよい。本書もまた、朝日新聞に二度と頼まれたくないと思って書いただとか、仕事を減らしたかったなどの説明がついているが、僕の気持ちを汲んだかのように、『では、また「あとがき」でお会いしましょう』とある。
    さて、あとがきには、堤防の蟻の一穴に小石を詰めて塞いでいこう、ということが述べられています。本文中に繰り返し出てくる企業の恫喝による人件費低下へのプレッシャーと、互恵社会の形成のこと。マーケットから転落するのではなく、自発的で静かな「市場からの撤収」のこと。
    世論じみたことは言わないほうがいい、それが「呪い」からの身の

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    2014年04月20日
  • 価値観再生道場 本当の大人の作法

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    不良は家を捨てるけど、やんきーはヤンキーは家族信仰。早婚は出身階層から抜け出させない一種の呪縛。なるほど…

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    2014年04月08日
  • 邪悪なものの鎮め方

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    久々の内田樹。
    相変わらず小難しいこと書いてます。わからないところはすっ飛ばし(笑
    武田鉄矢がラジオ番組で取り上げ、朝から訳わからんこと言うてたことがあったな・・・ぷっ

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    2014年03月29日
  • 街場のマンガ論

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    ネタバレ

    漫画という文化を至極真面目に論じる。
    作者の内田樹さんのことを知らなかったので、もっと「このマンガのこのくだりが好き!」みたいなミーハー論調なのかと思ったら全然違いました笑

    井上雄彦、手塚治虫、萩尾望都、羽海野チカ、鳥山明、赤塚不二夫、、、
    数多もの漫画界のビッグネーム作品を取り上げながら、なぜ漫画が日本文化にこれほどまでに強く根付いたのか、日本語の持つ漫画への適応性などを大学の講義でも聞いているかのように学ぶことができました。
    読めば読むほど日本人に生まれて良かったなー!と声を大にして叫びたくなります。日本語も日本のマンガも大好き!

    養老先生との対談の中で語られる、漫画家の進化の話が印象

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    2014年03月28日
  • 街場の憂国論

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    著者が日本の現状に思うところを、エッセイの形で論じていく。
    明快な語り口で、滑らかに問題点を論じていくので楽しく読めた。

    中身のない発言であったとしても、その発言をせざるを得ない背景から読み取れることはある、という考え方のアプローチは面白かった。
    一方で、各論を行うときに、極論ではなく中庸を目指す必要性を訴えておきながら、橋本市長の行動や原発論を行うときには極端な事例を引き出し、それがさも全体全てに当てはまるような論じ方はずるいと思う。

    TPPや脱グローバル論、「廃県置藩」といった具体論は納得できなかった。
    小さい単位で経済を営み、コンテンツではなく贈与の過程こそに価値があるというが、その

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    2014年03月01日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    仏文の先生と精神科医の先生の対談集

    とくに選んでよんだ本ではないが、それなりには面白かった。

    タイトルはなるほどねえって納得。

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    2014年01月25日
  • ためらいの倫理学 戦争・性・物語

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    大部分が本のためにではなくネットのために書かれたせいか、
    前半は読みやすいが文章が本当に軽く、
    正直、うーん、と言う感じ。
    基本的に内田樹の言う事は賛同することが多いんだが、
    何故か好きと思えないのは、
    彼の文章に自己顕示欲らしきみたいなものをどうしても感じてしまうから。
    でも、
    知性というものを「自分が誤り得ること」についての査定能力に基づいて判断する
    というのは100%同意。
    本当にそうよね。

    最後のカミュ論が結構面白かった。
    特に「首尾一貫した主張など存在しない」というところが。
    ああそうか。
    と思った。
    腑に落ちた。
    そうなんだよね.............。

    そんな感じ。

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    2014年01月22日
  • 身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる

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    早く結婚しろ、と言うのはいい男から順番に売れていくから、と内田氏。
    どんな女の子とでもそこそこハッピーになれる才能がある、こだわり、好き嫌いがない、硬直したイデオロギーがない、そんな人がいい夫、と。
    そういう人が好みかは別として、売れ残っていくのは確か。お互いに。

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    2013年12月15日
  • 聖地巡礼 ビギニング

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    内田先生と「巡礼部」のお弟子さん(?)たちが、釈先生の案内で「聖地」をめぐる企画。手始めは釈先生のホームグラウンドである大阪・京都・奈良。

    よく知っていたり、行ったことがある土地ばかりなのだけど、へぇ~そうなの!というお話が次々出てきて面白かった。大阪では土地の「聖性」というものをまったく無視して都市が造られていったのに対し、京都は洗練された形でそれを取り込んでおり、奈良(の特に南部)にはプリミティブにそれが残っている、というくだりにはかなり納得。

    少し前に「大阪の神さん仏さん」を読んで以来、「神さん」に対する見方が大きく変わったのだが、この本も「神さん」を考える上で示唆に富んでいると思っ

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    2013年12月11日
  • 修業論

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    内田樹という作家は最近粗悪品濫造のきらいがあったが、本書は4章を除けばかなりまっとうな書である。

    敵=万全の自分を阻害するもの、キマイラとしての同機、「いま・ここ・私」を離れるための瞑想など面白いと思わせる部分がある。

    一見意味がないと思われるルーティンの反復から何を得るかという視点は今さらながら再認識されていいだろう。

    ただ、相変わらず歴史を語り出すと、てんでダメ。論述の方法がなってない。

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    2013年12月07日
  • 大人のいない国

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    たしかに世の中”子ども”だらけですね。
    僕も含めてですけど。
    それでも機能する社会システムというのは確かに素晴らしい、
    しかし、単一の価値観で階層化された社会というのはつまらんですよね。

    と、どうせなら上の階層から言った方が説得力ありますかね。
    著者のお二人は上の階層の住人ですからね。

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    2013年12月06日
  • 聖地巡礼 ビギニング

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    山がご神体の三輪山に行ってみたくなりました。三輪山の神様大物主は蛇という話は、三浦しをんさんの神去なあなあシリーズでも登場していたような記憶があります。

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    2013年12月01日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    内田先生の話は例によって基本的に同じです。
    そして、それを求めて今日もまた読んでしまったのです。
    対談本はそのテイストが相手によって変わるところが良い点ですね。

    春日先生は精神科医なのに患者さんの悪口をばんばん言います。
    精神科疾患という診断名をつけて、分け隔てるのとは対極的な立場とも言えますかね。
    内田先生と対照的な点も多々あり面白かったですが、もうちょっとしゃべってもらいたかったです。

    タイトルの「健全な肉体に狂気は宿る」という一節はおもしろいですね。
    ユウェナレスが言いたかったのは「健全な精神は健全な肉体に宿れかし」だったかな。
    ほんとにそうなんですよね。

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    2013年11月29日
  • 呪いの時代

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    なんかすごい怒ってんなーってぼんやりしつつ読んだけど、結婚ってシステムとか大人になるって感覚とかの一考察は現実的で冷静な面白さがあった。

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    2013年11月17日
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    1つ1つのお話は短くさらっと読めます、後書きが心に残りました。現実は小説より奇なり…ほしよりこ氏のイラストがいい味です。

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    2013年11月09日
  • 修業論

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    内田樹さんが「修業」について書いた本。
    修行ではなく、修業としているところが、本気っぽい。
    本書にも共感する部分は多かったけど、自分も含めて、武道にまったく疎いひとにとっては、内田さんの他の作品に比べて少しわかりづらかったように思う。
    修業とは、将来こうなるため、にあるものではない。いつの間にか、知らない場所に出ていることである。
    弱さを敵とみなさない。弱さと共存する方法を追及するのが武道である。
    これらの部分に共感しました。合気道をやってみたくなる本。

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    2013年11月08日
  • 荒天の武学

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    内田先生のお話は、基本的にいつもといっしょです。
    そして話の相手によって切り口が変わるので、それが面白くて読んでるわけです。

    今回の相手はは、甲野先生をして
    「相撲のルールで白鵬が勝てるかどうか―」と言わしめた光岡先生。
    あまり詳しく韓氏意拳について知らなかったので、とても面白く読めました。

    真理を追究する道は数々あれど、身体的なものを置き去りにして、
    脳の新皮質ばかりで考えてると結局遠周りなんだな、と。

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    2013年11月02日