内田樹のレビュー一覧

  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    イスラム国について興味を持ち読んでみた調度読んでうちに対談者の中田元教授もニュースで取り上げられるようになりタイムリーになった。内容はイスラームに関してユダヤ教やキリスト教に絡めての対談式の説明と中田元教授の独自論など

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    2014年11月06日
  • 修業論

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    いま認識しているところの延長ではなく、別の次元にうつる感覚。
    不射の射。

    やっているときはわからないけれど、振り返ってみて気付くことに近いのかな?

    C0230

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    2014年08月29日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    前半は読みやすく納得というか、そういうことあるなあという感じ。後半、特に書評は難解と言える。
    合理的な人は結婚に向かない、喫煙の起源について、は興味深い内容。

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    2014年08月19日
  • 街場のアメリカ論

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    ネタバレ

    楽しかったではあるけど、推論推論の組み合わせで話が構成されているから、たまに読んでいて大丈夫かなと不安になる。 でもアメリカでは、何故あんなにも太っている人が多いのか。何故ハリウッド映画は、子供嫌いを演出をしているのか、面白い答えを示していると思う。 しかし、アメリカは独特な国だな。てか、変な訴訟が多すぎる。。

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    2014年08月18日
  • 橋本治と内田樹

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    あとがき(by橋本治)より
    「今をときめく内田樹が橋本治と対談をしているのである。なにも知らない人がこれを聞いたら、「きっと、すごく重要なことを縦横無尽に語っているのだ」と勘違いしてしまうかもしれないが、この本には「重要なこと」なんかろくにない。なにしろ、この対談集の主たるテーマは、「橋本治」だからである。」

    まさにそう、そう勘違いしてしまっていました。
    基本的には、橋本治の盛大な自分語りの本。橋本治を大好きな内田樹に促されるままに、語る語る。そのための本だから良いんだけど、これを享受できるだけの橋本治愛は、いまの私にはまだなかった。読んだことのあるいくつかの本は全てとても面白かったのだけれ

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    2014年08月17日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    中田先生は東大在学中にムスリムに改宗し、現在はカリフ制再興を唱える変わった先生です。
    ので、先生の語る宗教観や中東情勢にはそれなりのバイアスがかかってますが、ニュースで見聞きするポイントのつかみづらい話よりはずっと深く理解しやすいです。

    そういう私も、西欧化された現代社会で無意識に生活するなかで今の社会システムやものの考え方を当たり前に感じてしまってるわけです。
    (議会なんてのが神のアナロジーだとか考えませんわね、ふつう)

    そして日本も、アメリカ主導のグローバリズムが提案する人間と社会のありように飲み込まれつつありますが、
    その点イスラーム圏の価値観は良い意味で全く異質です。
    自分が当たり

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    2016年05月05日
  • 街場の大学論 ウチダ式教育再生

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    内田樹の大学教育論。いつものようにブログ等に記載された記事を集約した本。雑記帖のようなエッセイで、読み終わってみるとあまり記憶に残らない内容も多い。それでも共感できた部分があった。それは、著者が現代の大学教育がビジネスとして捉えられ、就職予備校化していることに危機感を感じていることだ。それは自分も時々感じることがある。大学の最終年は今と同じように就職のことばかり気にしていた。内定をもらうと、目標を達成した気分になり、卒業に必要な単位の取得と形だけの卒業論文を書いただけで、その後の人生に身になるような知識の習得がおろそかになった。大学時代の不勉強は、社会に出て永年勤めてみて身にしみることだ。大学

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    2014年08月12日
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    やはり彼の国との違いは歴然。失望感が強い。セレンビリティや、オカルティックな偶然などは単に人口の差から推される確率論のためともいえるが、表現の多様と情熱にけっして届かない差がある。個人主義云々が原因とあとがきにはあるが、文化水準の瞭然とした優劣という単純な結論なのではないか。

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    2014年07月22日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    ネタバレ

    定有堂で、
    「読むならこの一冊」
    と紹介されていた本。
    相変わらずの樹さん。
    『ご飯はえらい』
    は、これまで自分が主張してきたことを、
    たつるさん的に解説してくれています。
    結婚するなら美味しく一緒にご飯食べられる人。
    これ、間違いないです。

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    2014年07月17日
  • 現代霊性論

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    全体的に興味深く読めました。
    従来の宗教と新興宗教の考え方の違いやら、スピリチュアル系列の思想団体とか、わかりやすく話されていますね。
    思想家の方がちょっと自分の意見を押しつけ気味なところがありますが、ま、それが思想家ってことでしょうか。
    住職さんの方の話とバランスをとりながら読んで、何とか中立って感じ。
    新興宗教とかにはしるぐらいなら、こっちを読んだ方がずっと宗教的に考えられるようになるんじゃないかな。

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    2014年07月13日
  • 価値観再生道場 本当の大人の作法

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    耳が痛みつつも苦笑しながらサクッと読めた。『声に出して読みたい日本語』的な感じで、繰り返しサクサク音読してみると、自然と知性という贅肉となってくれるのではないだろうか。そんな本。

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    2014年06月22日
  • 街場のマンガ論

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    【マンガリテラシー】

    子どもは葛藤の中においてのみ成長があるのだ、ということを、井上雄彦の作品を通じて主張する。そうだ、白黒はっきりさせてはいけないのだ。ハチクロやもやしもんのように、大学というのはわけのわからない人が跋扈し、そこでまた少年少女はおかしな成長を遂げていくのだ。内田本の御多分にもれず、概ねブログの抜き取りなので、自分語りも多いのだけど、それは織り込み済み、でいいだろう。

    インプットよりアウトプットが多く、オタクにもマニアにもなれないという著者。インプットが圧倒的に多く、オタクとマニアの間を揺れ動く僕。少年漫画と少女漫画はそれぞれ真名と仮名であり、両方を読んでバランスをとる、少

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    2022年06月01日
  • 街場のマンガ論

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    内田先生よりはやや若い年代ですが、ほぼ同世代ですから自分の少女時代はやはりここに登場するマンガを良く読んでいました。懐かしさはあるのですが、いつの頃からかマンガからはすっかり遠ざかっています。
    そのため、この本に書いてあることはへえ~そうなんだあという感想が主でした。しかし、ひとつすごいと思ったのは、内田少年の「短い少女時代」のお話です。内田先生の私的事情と相まって、私の本質は「少女」であると告白しています。だから内田先生の主張は、ちょっと先を行っている雰囲気ですんなりくるんですねと納得しました。娘のるんちゃんのお話が面白かったです。

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    2014年05月25日
  • 修業論

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    ネタバレ

    喩えて言えば、「鍛える」というのはハードディスクの容量を増やすことであり、「潜在的な能力を開花させる」というのはOSをヴァージョンアップすることである。p96

    「私たちが適切に生きようと望むなら、そのつど世界認識に最適な額縁を選択することができなければならない」p127

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    2014年04月25日
  • 邪悪なものの鎮め方

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    まえがきに「どうふるまっていいかわからないときに適切にふるまうためにはどうすればいいか」を書いたとあり、第一章、第二章まではワクワクしながら面白く読んだ。が、後半、テーマが微妙にずれてしまったような気がして、ちょっとガッカリ。

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    2014年04月20日
  • 街場の憂国論

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    毎度同じことを書いているような気がするが、内田本はまえがきをよく噛んで味わうのがよい。本書もまた、朝日新聞に二度と頼まれたくないと思って書いただとか、仕事を減らしたかったなどの説明がついているが、僕の気持ちを汲んだかのように、『では、また「あとがき」でお会いしましょう』とある。
    さて、あとがきには、堤防の蟻の一穴に小石を詰めて塞いでいこう、ということが述べられています。本文中に繰り返し出てくる企業の恫喝による人件費低下へのプレッシャーと、互恵社会の形成のこと。マーケットから転落するのではなく、自発的で静かな「市場からの撤収」のこと。
    世論じみたことは言わないほうがいい、それが「呪い」からの身の

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    2014年04月20日
  • 価値観再生道場 本当の大人の作法

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    不良は家を捨てるけど、やんきーはヤンキーは家族信仰。早婚は出身階層から抜け出させない一種の呪縛。なるほど…

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    2014年04月08日
  • 邪悪なものの鎮め方

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    久々の内田樹。
    相変わらず小難しいこと書いてます。わからないところはすっ飛ばし(笑
    武田鉄矢がラジオ番組で取り上げ、朝から訳わからんこと言うてたことがあったな・・・ぷっ

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    2014年03月29日
  • 街場のマンガ論

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    ネタバレ

    漫画という文化を至極真面目に論じる。
    作者の内田樹さんのことを知らなかったので、もっと「このマンガのこのくだりが好き!」みたいなミーハー論調なのかと思ったら全然違いました笑

    井上雄彦、手塚治虫、萩尾望都、羽海野チカ、鳥山明、赤塚不二夫、、、
    数多もの漫画界のビッグネーム作品を取り上げながら、なぜ漫画が日本文化にこれほどまでに強く根付いたのか、日本語の持つ漫画への適応性などを大学の講義でも聞いているかのように学ぶことができました。
    読めば読むほど日本人に生まれて良かったなー!と声を大にして叫びたくなります。日本語も日本のマンガも大好き!

    養老先生との対談の中で語られる、漫画家の進化の話が印象

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    2014年03月28日
  • 街場の憂国論

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    著者が日本の現状に思うところを、エッセイの形で論じていく。
    明快な語り口で、滑らかに問題点を論じていくので楽しく読めた。

    中身のない発言であったとしても、その発言をせざるを得ない背景から読み取れることはある、という考え方のアプローチは面白かった。
    一方で、各論を行うときに、極論ではなく中庸を目指す必要性を訴えておきながら、橋本市長の行動や原発論を行うときには極端な事例を引き出し、それがさも全体全てに当てはまるような論じ方はずるいと思う。

    TPPや脱グローバル論、「廃県置藩」といった具体論は納得できなかった。
    小さい単位で経済を営み、コンテンツではなく贈与の過程こそに価値があるというが、その

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    2014年03月01日